こないだ久しぶりに SAVE THE RABBITS にお邪魔した時に感じたことを記しておきたいと思います。
今もなお、SAVE THE RABBITS で過ごしているたくさんのうさぎ達の中にモアナくんという子がいます。
保護生活をしている子たち、みんなが早く優しい家族と出会ってほしいのはどの子に対しても同じなのですが、SAVE THE RABBITS は頭数が多いのでどうしても目立たない子は出てきます。
先週、SAVE THE RABBITS の譲渡会にお邪魔した時もけっこう端っこのほうにケージがあったので、どれだけの参加者の目に留まっただろうかと気になってしまいます。
平野にいた頃のモアナくん。
ましまろくん、シンバルくんやホルンちゃん、わたあめちゃん、ホイミちゃん、クリフトくん、あおいくん、ケアルくん・・・他にもたくさんの子たちが長い間の保護生活を送っています。
特に河川敷の子ども達はこれまでの半生すべてが保護生活なのです。
モアナくんもそのひとりです。
ポルちゃん、はーちゃん、こむぎちゃん、天使になった子たちの中にも、今でも心の中に大きな存在になっている子もいますが、モアナくんは生きてくれたことに大きな感動をくれた子だったのです。
河川敷で保護された当時。一気に数が増えたところに次々と赤ちゃんが産まれて、Ayaさんも毎日の子育てに大わらわでした。
モアナくんはスカラちゃんの赤ちゃんでした。でもスカラちゃんはママの自覚があったのかどうなのか、子育てしてる気配がなく、生まれた赤ちゃんたちもみんな未熟児のような感じで次々と亡くなってしまい、モアナくんも時間の問題と思われる状況でした。
Ayaさんが専門家の方と連絡を取りながらお世話をしていましたが、この子は育つのは難しいとはっきりと言われていました。
ともかく人間心ではありますが「がんばれがんばれ」と日々祈りながら見守っていました。スカラちゃんから離れ、代理ママのルーラちゃんに育ててもらったモアナくん。一番小さな子ですからおっぱいも他の子たちに独占されて飲むことができず。
ルーラちゃんにはちょっと負担を増やしてしまいましたが、他の赤ちゃんたちが寝ている時にルーラちゃんのおなかの下にモアナくんを連れて行って飲ませるようにしていきました。
ほんとにずっと「育ちません」と言われていたので毎日生きていてくれることがうれしくて。みんなのお世話をしながらも、日々祈り続けていましたよ。
おかげさまでスクスクと育ってくれて、ちょっと不思議なカラーのかわいい子に育ってくれました。
ひいき目に見てるからかもしれませんが、全員が本当にかわいい子たちなんです。今年は卒業していく子が比較的多かったように思いますが、それでも次々新しい子たちが保護されてきていて保護生活が長い子たちはあまり目立たないという状況が続いています。
こないだの譲渡会の様子を見させてもらいましたが、うさぎを愛する人たちは確実に増えている。NOAの猫たちもそうだけど、生涯大切に育てていくための基本的なお世話の仕方は必須なので、それができない方には譲渡できないわけですけど、基本的なことしか言ってないと思いますので互いに協力しながら幸せへとつないでほしいなって思うわけです。
SAVE THE RABBITS も新たな法人として独立したので何かできる立場ではないけど日々みんなの幸せを祈っています。
モアナくんをはじめ SAVE THE RABBITS で暮らす子たちに優しい家族ができますように。応援よろしくお願いします。