このブログでも野良性が強く、さわることすらできませんと何度もお伝えしてきたチャオくん。
保護された時期は生後4か月。
まだまだちっちゃな仔猫だったのですが、野良ちゃんの子で生育が良くないということもあって、見た目はもっと小さな仔猫だと思っていました。母猫の死を経て保護したのですが、フロントラインをしようと抱っこした瞬間に強烈に噛まれてしまってケガをしました。破壊力は仔猫とは思えないほどでビックリしましたが、その後病院でも手が付けられないほど大暴れして、鎮静剤を打ってから諸々の検査を受けたりしました。
食欲も旺盛でスクスク成長していき、大人になっていったチャオくん。
でも、人に対する警戒心はなかなか解けずに家庭内野良として育っていきました。
兄妹のイヴちゃんも同じなんですが、やはり女の子なので、チャオくんよりはましです。
嫌がるけど病院にも連れていけますし、鎮静剤を打たなくても検査やお注射や治療はできます。
しかし、チャオくんは無理。
まず病院に連れて行くのが難しい。
ネットを食い破るし、キャリーは破壊するし、肉食獣ばりにかみつくし、先生もさわれません。
万一逃げ出してしまったら捕まえることは不可能です。
猫部屋にいる子の中でも最強のチャオくん。
病気とか障がいのある子が同部屋でいたので、徹底的にいじめます。
弱肉強食を地でいくチャオくん。
一度、脱走事件を起こしましたが、幸い24時間後に自分で帰ってきてくれたので事なきを得ましたが、本当に怖い事件でした。
でも猫部屋最強と書きましたが、お外の子とは格が違います。
脱走した時にお外の子に叩かれたみたい。
やはり今更お外で生きていくことはできないのです。
チャオくんは現在4歳になりました。
本当に少しづつ少しづつ、じっくりじっくりチャオくんとの距離を近づけられるように一緒に頑張りました。
少しづつ、少しづつ、距離を近づけて、信頼関係を作ってきました。
本当に時間をかけて、やっとさわれるようになりました。
安心させられるようになってから、足をさわったり、ちょっとづつ距離を近づけてお顔をさわれるようになりました。
大きな進歩です。
ご存知のように毎日うさぎ部屋のお世話をしているので時間はなかなか取れない中ですが、それでも毎日少しづつコミュニケーションをとることを続けてきました。
そして、やっと。
長年かけてやっと。
ひざのうえに乗ってくれました（号泣）
こんなにうれしいことはありません。
泣ける。
今までの歩みが走馬灯のように。
さらに号泣！！
チャオ～～～～～～～！！！！！
本当にうれしい。
これに満足せず、一歩一歩信頼関係を深めていきたいと思います。
いつか、おうちの子として巣立って行くことができるように。
おうちの子になれることを願って。
ここからは今現在この時間の写真です。
そんなチャオくんを引き続き応援よろしくお願いします。
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