チワワのプリンくんのお見合い。 | LOVE&PEACE ‐ NOA いぬ・ねこの里親募集

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大阪、関西で 捨てられた子たちの里親探しをはじめどうぶつ達が幸せに暮らせる社会にするための活動を行っています。

ご報告が少し遅れましたが、先日お見合いをしたプリンくんの報告です。

夏に右後脚を骨折した状態で保護されたチワワの男の子、プリンくん。

ほんとにちっちゃくてかわいくて、保護された当初はまだパピーじゃないかと思うくらいの子でした。

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ブログでもご報告していたように、骨折したまま知らないところに連れて行かれて孤独な環境で2週間も過ごして、やっと預かりママの元で安心して過ごせると思ったのもつかの間、手術をして入院。

怖くて、淋しくて、不安で、素人が見ていても情緒不安定になっているのがわかるくらいでした。

どうぶつ達って人間が思っている以上に繊細なんですよね。

やっと退院できて預かりママとの暮らしの中でも「またどこかに置いて行かれるんじゃないか」と預かりママへの依存度がかなり激しく、この状況でおうちを変えてしまうのはあまりにも酷だと感じていました。

預かりママもできることならこのままプリンくんを迎えてあげたいという気持ちはお持ちでしたが、どうしてもそれができない環境で悩む日々でした。

保護されて今月で4ヶ月になります。

預かりママとの暮らしはプリンくんにとってとても心地よいものでした。

預かりママに極度に依存するプリンくん。そしてプリンくんがワガママを言ってもすべて受け止めて愛してくれる預かりママ。

24時間ずっとそばにいてくれる預かりママから離れなきゃいけなくなったら大丈夫か?と別の意味での心配をしてしまいます。

実はそんなプリンくんのことを気にかけてお迎えを希望してくださる方がいらっしゃいました。

ただ、お声をかけて下さった時期はまだプリンくんが極度の精神不安定な頃。

少し精神的に落ち着いてからお話をすすめましょう、ということになって一旦棚上げ。

その間、別の子を預かっていただいたりしていました。

預かっていただいていた子も無事に里親さんの元へと巣立っていきました。

里親希望者さんからも「プリンくん、預かりママの子になるのが一番いいのに」と、そんなお気持ちをお聞きしていて、預かりママともお話をしましたが、お気持ちはプリンくんを迎えたい、でもどうしても事情が...。

そういった経緯があり、里親希望者さんにも預かりママからプリンくんのことを色々話していただくことになり、里親希望者さんのおうちでのお見合いとなりました。


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預かりママと一緒のプリンくんは安心しておうちの中を探検してまわっていました。

他のわんちゃんのことはあまり気にならない子で、先住ちゃんのほうがプリンくんを意識しているけど全然平気でした。

預かりママはアレルギーのあるプリンくんのごはんについて、毎日の生活のことについて、病院のこと、いろんなお話をされ、里親希望者さんもしっかり聞いて、質問をされたり、とても良い雰囲気でお見合いの時間を過ごしました。


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里親希望者さんに抱っこしてもらっているプリンくん。

気になる骨折後の右足ですが、関節部の骨折のため留め金が当たって痛みが出ることがあるようですが、三本足で元気に歩き回り、時々右足もつけることもできるようになりました。


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甘えん坊のプリンくん。

この日は預かりママも一緒にいてくれているので不安もなく楽しそうな時間を過ごしていました。

心配なのは預かりママから離れた時。

きっと新しい家族にも早くに馴染んでくれるようになるとは思っていますが、心配なところです。

そして軽いてんかんがあることがわかったプリンくん。

精神的に不安定になったり、テンションがあがった後にけいれんをおこしてしまうことがあります。

そんなにしょっちゅうおこすわけではなく、先生からも現時点ではお薬の必要もないということでした。

お見合いではしゃいでしまったからか、疲れてしまったからか、この日預かりママとおうちに帰ったら少しけいれんをしてしまったそうです。

予定では年明けの落ち着いた頃からトライアルに入ります。

心配はつきませんが、本当の家族と一緒に暮らして幸せな時間をたくさん作れるようになってほしいと願っています。


頑張ろう、プリンくん!