春分の祝日に念願のなかひがし
さんへ、摘草料理を食べに行って来ました
カウンター貸切の特別メニューランチです
しかも摘草料理のランチで8000円 摘み草なのに…(笑)
ミシュランで1つ☆をとった店でもあるので、期待値高めに張り切って着物で行きましたよぉ~
色々と悩んだ結果、少し春っぽく…白色の紬にトンボ玉の帯留を
肌寒かったので、首にはファーを巻いて
入口には お釜はんの御飯に 炭火の肴 山野草を添えて
と書かれた札があり、更に期待値UP
この品種って、マスカットジュースとしか思えないけど…空腹の胃には癒される甘味でした
一品目の八寸は、春を感じられる一皿
大好きなイイダコがぁ~ 早速!冷酒を注文
(笑)
苦味が美味しいフキノトウの白和えの上にはツクシ(土筆)、菜の花を焼きもんに、海苔巻き鹿肉
椿に見立てた赤蕪には干柿・柚子・炒り卵を昆布で巻いて・・・そして驚いたのが
蛤ご飯 蛤の殻もこんな風に使うと洒落とるね…モッチモチのご飯が美味!!
お椀物は、白味噌仕立てのしじみ椀
3月はひな祭りということで白蕪と赤蕪が入っており、鰹出汁は入ってなくて野菜の旨みだけで美味しかった
焼きもんは酢葉(スイバ)とカツラ剥きの大根に包まれた味噌漬け鱒
上には梅の種の仁、横には干した牛蒡と、鯉の鱗を山椒と一緒に飴炊きしたもん
鯉の鱗!と恐る恐る口にすると、これがまた旨い!!お酒に合いすぎて 冷酒おかわり!(笑)
酢葉も初めて食べたけど、噛むと程よく酸っぱくて鱒の脂分をサッパリ感じさせてくれる
そして釜戸からご飯を取り出す大将
もぅご飯?!と驚いていると、お米のアルデンテです・・・と
生米からご飯になる途中?のお米を一口
少~し芯を感じる程度で、噛めば噛むほどお米の旨みが お米ってこんなに美味しかったっけ…?
鱗を食べた鯉の薄造り
なずなの花と鯉の煮こごりが添えてありました
お次は炊き合わせ
炊き合わせの蓋にのっているのは山椒の花 塩だけで味付けした筍、蓮根餅にワカメの煮物
そしてこの日のメインは笹ガレイか、フランス産の鴨を選択
私は魚が大好きなので、笹カレイを
金時人参の蒸かして練ったもんが添えてあり、辛み大根やと思って食べた私はビックリ
とりあえず笹カレイを選択したけど、鴨も食べたい
って事で・・・横の人のお皿にカレイを置いて、鴨と物々交換
ジューシィーな鴨と粘性高めのサヴィニエールとのマリアージュも面白い
笹カレイの骨煎餅も出てきて、またまた日本酒に切り替える 忙しいな・・・
そして、目の前でずっと土鍋で炊いてたお米が完成
目刺しに香の物、おから和えに、ご飯がススム君の蕗味噌
この蕗味噌、お持ち帰りしたいぐらい美味しいかった
そして、大将がパリに行きたいか?
と聞くので
はぃ!!
と言うと・・・
ちょいちょいオヤジギャク的な事を言う大将は、本気なのか冗談なのかが分かり難い
デザートは大きな苺と、生麩&生姜が入った甘酒
スイーツ苦手な私は、最後にフルーツが出てくるとホッ!とする
〆はちょっとコーヒー&黒砂糖の金平糖&日本最古のチーズ「蘇」
摘み草料理のフルコースをいただいて、身体の中から浄化された気が 毒素よサヨナラ
なかひがしさんは、自然の恵み・自然の食材を生かした料理で
味付けはどれもシンプルで素材そのものの味わいを楽しめました
なかひがしさんの料理で身体が綺麗になった後は、何故か飲み足りないと…アテを買い
気が付けば冷蔵庫にあった食材を全て焼いて ワインが4本も空いており
酔った勢いで木屋町へ行き
雛鳥のように、店の人から食べ物を与えてもらい
撃沈しました
翌日は、一緒に飲んでた子が床に転がってるわ、私は着物のまま寝てるわ
着物には、どこで食べたか不明なソースがべったり
せっかくの摘み草料理で浄化された身体は、その日の内にドロッドロになりました
次回のランチ会では、絶対に!絶対に~~~!!! 夜中まで飲み続けません