夕焼けの向かい側 | 花音美燈オフィシャルブログ「風のささやき星のまたたき」

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《心に花を、明日に星を。》
物語を届けるアーティスト、花音美燈(かのんみと)の日常や出演情報などなど。歌ったり演じたりする人。創作ユニット「Little LIGHTs BOUQUET」コーディネーター。オリジナル作品を作ります。
✿毎週火曜日&金曜日に更新予定✿


これは先日のこと。


ふと外に出たら、とても綺麗な夕焼けだった。

真っ赤な真っ赤な夕焼け。

ああ、雨上がったのか。

そういえば、今はこれを「夕焼け」と認知しているけれど、初めて夕焼けを見た昔の人は、どんなふうに思っていたんだろう?
空が赤いって、不吉な予感に思ったりしていたのかな?月食とかもそうだし。

…なーんてふと思って、検索ボックスに「夕焼け 昔」と入れてみる。

期待した検索結果は出てこなかったが、パッと目に留まったのが、
「夕焼けはいつでも見られる現象ですが、仕事などに気をとられて見逃すのは惜しい気がします。」
という記事の一節。

ああ、確かに。

夕焼けって、ほんの束の間の時間しか見られないし、ただぼんやりと眺めるこの時間って、とても大切なのかもしれない…

そう思ってスマホをバッグに押し込み、赤く輝く空を大きく仰ぎ見た。
その流れで、反対側の空を振り返る。
そのときだった。

「えっ!?!?」

一人なのに、思わず声が漏れた。

「すごい!!!」

なんと、大きな虹がハッキリと、すぐそこにかかっていたのである。
しかも薄っすらと二重になっている。
こんなに大きな虹は久しぶりに見た……いや、生まれて初めてかもしれない。
虹の直ぐ側に行けそうな気がするほど、そこにあるのだ。

ものすごく感動したので、色んな人に共有できないものかと、押し込んだスマホを再び取り出し、パシャパシャと写真を撮る。
せっかくだからこの大きさが上手く伝わらないものかと、画角を変え、位置を変え、歩いていくと……なんと、虹は途中で切れておらず、大きなゲートのように、目の前で両足をしっかりつけていたのである。
さらに感動。

誰か、何か、奇跡のようなことでも起きたのだろうか。

「雨は上がれば虹がかかる」なんていうのは台詞や歌詞にありがちだけど、本当にそうだなあと。
そんなチープな言葉ではなくて、本当に。
雨が上がったら、こんな虹と夕焼けが見られるのであれば、雨の日々も悪くないなって本気で思った。これはどう言葉で表現したら伝わるんだろうか。

つい忘れがちだけど、やはり日々こうして空や木々や鳥たちを眺めたり、空気を感じることは、とても重要なことなんだな。







唐突なエッセイでした。
今エッセイ集読んでいるんですが、結構面白い。
いつかエッセイ出そうかな。


ちなみに、Little LIGHTs BOUQUETのビジュアルを諸々変えました!
チェックしてみてくださいー!
(実はこのブログのビジュアルも少し前に変えた🤭)

6月下旬も頑張るぞ。



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