kanoneimaのブログ -3ページ目

kanoneimaのブログ

私的備忘録

書名:それが神サマ!? 一の巻「あらわる」
作者:橘もも
出版:講談社 青い鳥文庫
内容:風鳴町(かぜなりちょう)で暮らす小学五年生の上埜颯月(うえのさつき)は上埜神社の一人娘。ある五月の夜明け、自分だけに聞こえる鈴の音の正体を確かめたくて、颯月はご神体が祀ってある本殿(ほんでん)に入った。そして、音が聴こえる木箱を取ろうとして棚から落として粉々にしてしまった。片づけようとした颯月は、黄金色の古びた神楽鈴(かぐらすず)見つけて手に取る。すると、知らない男が現れて颯月に声をかける。二十代後半の平安貴族のような格好をした不審者は、薄く透き通った光を全身から発していた。「俺はこの神社の神様だ」と名乗る男に驚いた颯月は祖母の所に逃げ込むが、ご神体を壊したことを言えなくて誤魔化してしまう。しかも「ハルツグ」という名前の男の姿が見えるのは颯月だけのようだった。とんでもないことになったと考えながら登校する颯月は、途中でクラスメートの男の子・瀬川廉(せがわれん)に会う。廉は従妹で転入生だという女の子・柏木優菜(かしわぎゆな)と一緒だった。素っ気ない様子のユナだが、顔色の悪い颯月にハンカチを差し出してくれる。そのユナの肩に、やはり颯月にしか見えない『いがぐり』がくっついている。とっさにユナの肩を右手で払った颯月は倒れてしまい……。

龍笛(りゅうてき)は、長さ四十センチの、竹でつくられた横笛だ。
神楽歌(かぐらうた)、と呼ばれる神社でなにか行事があるときに流れる、音楽を奏でるためにつかわれる楽器のひとつ
 

書名:名馬風の王 動物感動読み物シリーズ
原題:King of The Wind
作者:マーゲライト=ヘンリー(アメリカ作家)
出版:講談社 青い鳥文庫
内容:十八世紀。口の不自由な少年アグバは、モロッコのサルタン(国王)の馬屋で働いていた。アグバが世話を担当していた雌馬が産んだ一頭の子馬シャム。シャムの胸毛は災難を暗示する「小むぎっ子」だが、くるぶしには「早く走るしるしの白い毛」があった。数年後、ムライ=イスマエル王がフランス国王に六頭の馬を献上すると決めた。一頭に一人ずつ少年馬丁(ばてい)を付き添わせ、馬が死ぬまで世話みさせると命令した。シャムとアグバも選ばれ、馬番頭(うまばんがしら)に率いられてタンジールの港から船出した。辛い船旅を経てフランスにたどり着いた時、馬も人間も痩せ細っていた。一行がベルサイユ宮殿に到着すると、少年王ルイ十五世は貧相な姿に驚き処遇に困った。結局、周囲の意見を入れて五頭と馬丁五人は軍隊に送られ、シャムは荷車を引く馬として宮殿に残された。シャムはアグバの言う事しか聞かなかったので料理長が市場に買い出しに行く時は、アグバが御者を務めていた。ある時、料理長が一人で出かけ、馬車を横転させてしまった。腹を立てた料理長はシャムをパリの馬市場で売り飛ばす。アグバはシャムを捜しにパリへ行き、シャムを買った馬方を見つけると其処で働くようになる。だが、ある時、親方が荷車を引くシャムを虐待し、それを目撃したイギリス紳士ジェスロ=コークに買い取られる。アグバは親方の小屋で仲良くなった猫グリマルキンと共にシャムについてイギリスに渡るが……。サラブレッドの先祖となったアラビア馬ゴドルフィン(シャム)と少年の流転と苦難に満ちた一生を描く児童文学。
※原書初版1948年
※サラブレッドの先祖になったアラビア馬ゴドルフィンは正確な記録が残されておらず、諸説あり。

水飼い場:家畜に水をやる場所

あし毛:白い毛と黒い毛がまじった馬
鹿毛(かげ):たてがみと尾、四本の足の下の部分が黒、残りの部分が、かっ色の毛の馬
月毛(つきげ):白い毛の馬

拍車:馬に乗るときに、くつのかかとにつける金具

ラス:やせた人という意味

「ゴドルフィンという名は、神の夜明けという意味である。」
 

書名:見知らぬ顔
原題:The Face of a Stranger
作者:アン・ペリー(イギリス作家)
出版:創元推理文庫
内容:1856年7月下旬、病院の寝台で目覚めた彼は全ての記憶を失っていた。辻馬車の横転事故で負傷したという彼は、看護人から「ウィリアム・モンク」という名前を、見舞いに来た上司ランコーンから職業は警部と知った。だが、退院して下宿の自室に帰っても、鏡に映した己の顔を見ても何も思い出せない。机から出てきた妹の手紙を頼りに、ノーサンバーランド(北海に面するイングランド北部の州)の漁村で療養したものの、モンクの記憶は戻らないままだった。職を失って救貧院送りになる運命を避けるため、モンクは首都警察に復帰する。だが、解雇を危惧して記憶喪失を隠した彼に割り振られた事件は、クリミア戦争帰りの退役少佐ジョサリン・グレイが惨殺されたという内容で、前任が解決しないまま迷宮入りしかけているものだった。被害者の生家はシェリバーン侯爵家だという。醜聞を嫌う貴族が関わる難事件で捜査の失敗は許されないという状況だ。どうやら野心あふれる人物だったらしいモンクを敵視する上司が、彼を蹴落とすために担当させたようが……。十九世紀ヴィクトリア朝ロンドン。自分探しと犯人捜しの歴史ミステリ。シリーズ第一弾。
※原書初版1990年
 

書名:幽霊が多すぎる
原題:Too Many Ghosts
作者:ポール・ギャリコ(アメリカ作家)
出版:創元推理文庫
内容:1523年にノーフォークのイースト・ウォルシャムに建てられたパラダイン館は、代々男爵家が居住してきた。いまは重すぎる相続税に対処するため、カントリークラブとして開放されている。だが、奇怪な現象が館で続発する。六月末に起きた部屋をひっかきまわすポルターガイストが最初の騒ぎ。続いて外から鍵をかけた部屋で、夜な夜なひとりでに曲を奏でるハープ。そして、パラダイン館に伝えられてきた不吉な前触れだと言われる尼僧の亡霊まで現れる。さらに、客である若いアメリカ人女性スーザンの身に危害が及ぶ。危機感を覚えたパラダイン男爵家の友人である准男爵リチャード・ロッケリーが、大学で知り合った心霊探偵アレグザンダー・ヒーローに解決を依頼する。幽霊騒動を鎮めるために駆けつけたヒーロー氏の推理とは?ギャリコ唯一の長篇ミステリ。
※原書初版1959年

オナラブル・イザベル・パラダイン
※「オナラブル」はWikipediaによると、イギリスでは、子爵および男爵(一代貴族を含む)の息子および娘の敬称として使われる(例:The Honourable John Smith)。
また、伯爵の次男以下の息子にも使われる。"オナラブル"をつけられる男性の妻もまた"オナラブル"をつけられる(例:The Honourable Mrs. John Smith)。 "オナラブル"をつけられる貴族の娘が、自分より高くない階級の男性と結婚した場合は「The Honourable Mrs. Smith」などと呼ばれる。
公爵、侯爵、伯爵の娘は"レディ"をつけられ、公爵と侯爵の次男以下の息子は"ロード"をつけられる。また公爵、侯爵、伯爵の長男は付随爵位をもつためにやはり"ロード"をつけられる。

サー・リチャード(リチャード・ロッケリー准男爵)
※「サー」はWikipediaによると、イギリスの叙勲制度における栄誉称号であり、ナイト(騎士に由来する勲位で「勲爵士」などと訳される)に与えられる称号である。より一般的に、イギリスでは男性に対する敬称としても使用されており、正式な書簡においてもしばしば用いられる(例:「Dear Sir」「Right Reverend Sir」)。
サーに相当する女性に用いる表現は、ほとんどの場合「マーム (ma'am)」やそのもともとの形である「マダム (madam)」となるが、若い女性や少女、あるいは未婚女性の場合には、「ミス (miss)」などと呼びかける方が好まれることもある。ナイトの称号を授与された女性に用いるサーに相当する表現は、「デイム (Dame)」であるが、(当人ではなく)夫がナイトの称号をもつ女性には「レディ (Lady)」を敬称に用いる。
正式な儀礼において、Sir はナイトないし準男爵(バロネット)の勲位をもつ男性(イギリスの貴族制度において、爵位をもつ貴族のすぐ下に位置づけられる階級)の人物の名(あるいは名の一部)、ないしは氏名全体に付けられるが、姓だけに付けられることはない。また、ナイトに叙されたものを呼ぶ際に「ミスター(Mr.)」は用いない。
女性の場合には、Sir に相当する表現としてデイム(Dame)があり、自身がナイトの栄を受けている女性は、男性の場合の Sir と同様に用い、やはり姓のみの前には付けない。
ナイトや準男爵の妻は、姓の前に「レディ」Lady を付けて尊称とする。
姓名のフルネームに Lady を付けるのは、公爵、侯爵、伯爵など貴族の令嬢や、近年においてガーター勲章やシッスル勲章を受けた女性が、それ以上の爵位などをもっていない場合に限られている。

「ヒーロー?途方もなくばかげた名前ですな!」
「系図学の本をひもといてみればわかることだ。フランスのユグノーの家系で、もともとはHeureuxと綴ったのだよ。十一世紀までさかのぼれる旧家だ」

フレディ:フレデリックの愛称
ディック:リチャードの愛称
サンドロ:アレグザンダーの愛称
アレックス:アレグザンダーの愛称
メグ:マーガレットの愛称
ヴィヴ:ヴィヴィアンの愛称

サイコメトリー:精神印象感識

ポルターガイスト:騒霊

書名:さらわれたふたりと少年使節団
作者:中川なをみ
出版:すずき出版
内容:十二歳の少年シロウは戦で父を亡くし、病に倒れた母を養うために大友義鎮(おおともよししげ、のちの宗麟)の館の台所で働いていた。豊後府内(ぶんごふない:現在の大分市)にはイエズス会の宣教師でもあるポルトガル人医師アルメイダが開設した無料の病院があり、おかげでシロウの母親も治療を受けて回復してきていた。1579年(天正七年)の冬、母親と茶屋を営むことになったシロウは館で働く最後の日に、館の客であるヴァリニャーノ神父に呼ばれて料理を褒められる。ヴァリニャーノは以前から親切に声をかけてくれていた。ある朝、シロウは一歳下の幼馴染みの女の子ハナに起こされる。しぶしぶ起きて水汲みに出かけたシロウは、井戸で武士の子らしき男の子と出会う。男の子に付き添う男も粗末な着物だが百姓や商人には見えない。二人はシロウたちの茶屋の客となった。茶屋の常連客となった男の子の名は「伊東祐益(いとうすけます)」、昨年(1578年)の耳川の戦いで敗れた日向の殿様の孫だという。付き添いの男は田中国広という名で、伊東家に仕えていた。大友家を頼って府内に来たが、祐益は近いうちに肥前に創設されるセミナリオ(神父を養成するための神学校)に入る。祐益と仲良くなっていたシロウとハナは別れを惜しんで見送った。それから二年後の1582年(天正十年)1月、十五歳になったシロウと十四歳のハナは、キノコ採りに山の奥に入って人さらいに遭ってしまう。二人は離れ離れになり、シロウは運ばれた港で南蛮人の船長に売られてしまう。奴隷として鎖に繋がれ鞭打たれて働くシロウは、南蛮船でヴァリニャーノ神父と再会する。シロウの境遇を知ったヴァリニャーノが船長のイグナシオに話した結果、「神父の友を奴隷のままに出来ない」と解放される。だが、シロウは攫われたハナを捜したいと訴え、船員として南蛮船に乗船することを許される。船の厨房で働くことになったシロウだが、後から手伝いとして入ってきた男トシは自分を売った人さらいだった。仕事をしただけの俺を恨むのはお門違いだと言うトシは、いくら尋ねてもハナの行方を教えずシロウと喧嘩になる。とは言え船の仕事をおろそかに出来ず、シロウは我慢してトシと働く。2月20日、肥前の長崎港から船は出港した。航海中、シロウは祐益と再会した。今は「伊東マンショ」と改名した彼は、ローマに派遣される「天正遣欧使節団(てんしょうけんおうしせつだん)」の正使を務めている。出航してから17日間の航海の末、3月9日に船はマカオに到着した。マカオは明(中国)の領土だが、交易の拠点としてポルトガルの居留地になっており、イエズス会の東アジア宣教の拠点にもなっている。シロウは信心深い船長の厚意で、滞在中は司教館でヴァリニャーノ神父の手伝いをして過ごすことになる。トシを問い詰めたシロウは「ハナはマカオの奴隷市で売られる」と知り、暇を見つけては市場や街を尋ね歩く。だが、ハナを見つけることは出来なかった。そして使節の船出の時が迫って来た12月中ごろ、宿屋街の最後の一軒の庭でシロウは中国人の服を着た娘に声をかけた。洗濯桶を取り落とした娘は、ハナだった。ハナは攫われた時に嵌められた足枷で怪我をして、しばらく歩けなかったという。安い値段で売られたハナは、ずっと宿の中の雑用をして過ごしていた。再会を喜ぶ二人だが、シロウは使節団のことを説明し、自分はローマに同行しなければならないと話す。ハナは迎えに来るのを待っていると約束し、髪から抜いた螺鈿がはめこまれた銀の簪をシロウに渡した。1582年(天正十年)12月31日、少年使節団を乗せたイグナシオ・デ・リマの船は旅立った。シロウもハナとの約束を胸に乗船し、辛い船旅の中で料理人として成長していく……。大航海時代の船旅と世界の海に散らばった日本人奴隷の姿を描く歴史小説。
 

書名:伝説とカフェラテ 傭兵、本屋をたてなおす
原題:Bookshops & Bonedust
作者:トラヴィス・バルドリー(アメリカ作家)
出版:創元推理文庫
内容:女オークのヴィヴは、ラッカム大鴉(おおがらす)団の新米傭兵。ネクロマンサー「白のヴァリン」の配下であるワイト兵部隊との戦闘で、功を焦って一人突出したヴィヴは足に重傷を負う。団長のラッカムの手配で近くの港町マークに運ばれたヴィヴは、傷から発熱して意識不明に陥り、目覚めた時には宿屋で一人だった。旅籠(はたご)鱸(すずき)亭の亭主ブランドから療養のために置いていかれたと知ったヴィヴは、体を動かしたくて松葉杖をつきながら西海岸の港を見に出かける。宿屋は町の塁壁(るいへき)の外に建っており、海にのびる桟橋に続く遊歩道を歩いたヴィヴは繁盛しているベーカリー店とさびれた本屋『薊(あざみ)の棘(とげ)書店』を見つける。ヴァリンを追って北に向かった傭兵団と一日でも早く合流したいヴィヴは、浜辺の砂丘で鍛錬をするが、痛む足のせいでひっくり返ってしまう。よろよろとヴィヴが来た道を引き返していると、町の門衛頭イリディアに警告される。「平和な町で騒ぎを起こせば牢屋にぶち込んでやる」イリディアに「見張っている」と絡まれたヴィヴは腹を立て、気分転換に訪れた『薊の棘書店』の入口の床を壊してしまった。店内はあぶなっかしく書物が積み上げられており、ヴィヴは店を出ようとして本の山を突き崩し散乱させた。そのとき店の奥から動物が飛び出してくる。梟(ふくろう)と犬を足したような生き物『グリフェット』は、番犬よろしくヴィヴにホーホーと攻撃的に鳴いた。続いてマントを羽織ったラットキン(小鼠人)の店主が「ポットロースト、だめ!」とペットを制止しながら駆けつけてきた。店主ファーンと一緒に散らばった本を片づけたあと、本を勧められたヴィヴは財布を忘れたからと断ろうとする。ファーンは明日払ってくれればいいからと、ヴィヴにお勧めだと言う本を押し付けた。本に縁のなかったヴィヴはその晩、鱸亭の自室で夢中になって読んだ。後日、ヴィヴは行列が出来るほど繁盛している『海の歌ベーカリー』で買ったパンを土産に本代を払いに行った。お勧めの本が面白かったことをヴィヴが告げると、ファーンは「もう一冊買って」と言った。店の様子からも分かる通り商売が上手くいっていないのだ。ファーンは「気に入ったらお代を払って」とヴィヴにお勧めの本を渡す。帰り道、荷車を引くオークの大工ピッツを呼び止めたヴィヴは、本屋の壊した床を修理するために板を頼む。ヴィヴは鱸亭の食堂でお気に入りの椅子に若いノームの女性が座っているのを見つけた。仕方なく別の椅子に座って本を読むヴィヴに、ノームが声をかける。「ガリーナ」と名乗った女ノームは、ヴィヴがラッカム大鴉団に所属していると知ると紹介してほしいと頼む。入団希望だと言うのだ。翌日、ヴィヴはピッツに道具を借りて本屋の入口の床を修理した。店から出てきたファーンはお礼を述べ、ピッツに詩集を贈った。ピッツが立ち去ると、ファーンは店の経営が行き詰っていることに涙を流す。ヴィヴはとりあえず店に溜まっている埃を落とすように助言する。本を読むうちに物語の虜となったヴィヴは、ファーンを励まして書店経営の立て直しを手伝う。ヴィヴが町で知り合った人々の協力も得て、順調に本屋の客足は回復していく。そんななかヴィヴはベーカリー店主メイリーと惹かれ合う。だが、ヴァリンの関係者が『薊の棘書店』に現れ……。
※前作『伝説とカフェラテ 傭兵、珈琲店を開く』の前日譚

ワイト:骸骨
ネクロマンサー:死霊魔術師
シーフェイ:海妖精
ターペンティ:蛇人

オートケーキ

ジー:ゼリアの愛称

バルディッシュ:三日月斧
 

YouTube視聴

《24時間限定公開》『モノノ怪』座敷童子【『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』公開前夜祭!】
『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』公開直前!前夜祭として、TVシリーズ24時間限定公開!

雨の降る日、若い薬売りの男が歴史ある大きな旅籠「万屋」に宿を取る。夜、老女将の久代(ひさよ)を相手に薬売りが漢方薬を並べて商談をしていると、金髪碧眼そばかすの若い娘が宿に入って来る。志乃(しの)という名の娘は身重で、いま開いている宿は此処だけだったと言い、一晩泊めて欲しいと頼む。黒い縮れ髪に暗褐色の肌の番頭・徳次(とくじ)は満室だと断るが、志乃は追われていて泊めて貰えなければ朝には宿の前で死んでいると訴える。騒ぎを聞きつけた久代は、訳あって使っていないという最上階の部屋に志乃を通す。宿のあちらこちらに赤子の達磨の装飾が置かれており、志乃は階段を上る途中で子供が騒ぐ足音や声を聞く。志乃は奉公していた店の若旦那との間に子供ができてしまい追い出されたと身の上を明かし、事情を聞いた久代は苦しい状況で子供を産むことが幸せかと批判的である。そして広い部屋で一人休む志乃は、いつのまにか部屋に居た謎の幼児を見つける。それを発端に様々な怪奇現象が起こり、志乃殺害を依頼されて部屋に侵入した殺し屋の直助(なおすけ)は天井に浮き上がって怪死する。直助の死体を見た女将は徳次を番所へ走らせようとするが、そこにモノノ怪を斬るためにやってきたという薬売りの男が現れ、妖かしの正体が座敷童子であると指摘する。退魔の剣を抜くには条件があり、「『形』と『真』と『理』が必要だ」と告げるが……。
 

《24時間限定公開》『怪~ayakashi~』化猫【『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』公開前夜祭!】
『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』公開直前!前夜祭として、TVシリーズ24時間限定公開!

大身の武家だが借金で没落寸前の坂井家。家のために当主・坂井伊顕(さかい よしあき)の娘・真央(まお)が嫁ぐ日、薬売りを名乗る謎の若い男が訪れる。厨房で若い女中の加世(かよ)に商品を見せていた薬売りは、鼠が多いらしいのに猫を飼わないのかと尋ねる。すると加世は猫を嫌っている者が家中にいることを匂わせる。加世が用事を言いつけられたので、奥女中・さよと商談していた薬売りは異変に気付く。輿入れのために駕籠に乗ろうと花嫁が玄関で草履を履こうとして倒れる。花嫁の怪死に見送りの人々は驚き、家中は半狂乱となる。居合わせた薬売りは結界の札を貼るが、身元の怪しい部外者として疑われる。後ろ手に縛られた薬売りは、皆の前で若党・小田島(おだじま)の尋問を受けるが、彼は「モノノ怪の仕業である」という。薬売りと坂井家の家族と家臣が大部屋に集るなか、臥せった当主の妻・水江(みずえ)のために屋敷の外へ医者を呼びに行ったはずの中間・弥平(やへい)が惨殺死体となって天井から落ちてきた。これにより半信半疑ながらも坂井家の者たちは薬売りの話を聞き始めるが、彼曰く「モノノ怪を倒すためにはその『形(かたち)』と『真(まこと)』と『理(ことわり)』を明らかにする必要がある。猫の毛を見つけた薬売りは「形」を得たが、「真」と「理」がまだだと述べる。薬売りは猫らしき謎の怪異に心当たりがあるかと尋ねる。加世は厨房に入り込んだ猫に水をかけて追い払ったと答え、さとは笹岡に命じられて猫を買い取っただけだと主張する。猫は当主の兄・坂井伊國(さかい よしくに)が刀の試し切りで殺していた。家臣・勝山(かつやま)は「何故諫めなかったのか」と家臣・笹岡を責めるが……。
 

韓国ドラマ「朝鮮弁護士カン・ハンス~誓いの法典~」(吹替版:字幕あり)

第18話
ソウォンの手を借りず、左参賛を打ち負かすことに成功したハンス。院相の情報源と噂の店へ向かうと、ジソンと鉢合わせ、ハンスはジソンに誰の味方なのかと問う。一方、ジソンから、院相がハンスの父親を殺した敵であると聞かされたハンスの妹ウンス。院相を信じて従順に尽くしてきたこれまでの日々を思って怒りを爆発させる。
※稲の実る開墾地にユ・ジソン判尹を案内するカン・ハンス
※開墾地の杭を移動させて元々貯水池だった場所を左参賛(チャチャムチャン)に見せた
※土地の場所を間違えるか?→左参賛は土地を耕す気がないから正確な位置を知らないとカン・ハンス
※訴訟の顛末を国王に報告するヨンジュ王女
※サルパプの一歳の祝い→ハンスに改名する
※チョ大房が密かに祝いを置いて去る→カン・ハンスは祝いの箱を開けて靴を見る
※チョ大房は王女に報告→去る
※外に出たカン・ハンスは王女に靴を返す
※船に帰ったカン・ハンスは祝いの箱の中にあった手紙を思い出す
※王様によると新任提調(チェジョ)の話の発信源は南村(ナムチョン)の酒店→院相の情報収集の場かも
※カン・ハンスは船の霊前で線香を供え妹ウンスを見守っているかと語り掛ける
※ユ・ジソンは父に訴訟の件で派閥内に内紛が起きているのではと問いかける→院相は笑い飛ばす
※夜、酔ったユ・ジソンはウンスの酒店に現れる→布団で眠るユ・ジソンを見守るウンス
※翌日、酒店にカン・ハンスが訪ねる→兄の姿を見たウンスは盆を取り落とす
※音を聞きつけてユ・ジソンが出てきてカン・ハンスと鉢合わせ
※動揺したウンスはユ・ジソンを止める
※店の室内で話すカン・ハンスとユ・ジソン→女将と不適切な関係ではない
※膳を運んできた女性は女将の装いをした別人→カン・ハンスは指摘するが女性もユ・ジソンも「本人」という
※ユ・ジソンに婚姻の狙いを尋ねてカン・ハンスは退出する
※ユ・ジソンはウンスに隠れた理由を尋ねる→院相の命令でカン・ハンスを窮地に陥れた
※ウンスが父の間者だったことに驚いたユ・ジソンは「父はカンの父親を殺した敵(かたき)だ、先王様の死にも深く関与している」
※自室に戻ったウンスは動揺し、過去の院相の発言を思い出す
※ソウォン閣に大王大妃(テワンテビ)が現れる
※旅閣(ヨガク)から王女の心を断ち切ると大妃→外知部との醜聞に腹を立てる
※旅閣に居合わせたカン・ハンスが隠れて話を聞く
※カン・ハンスの命を助けると王女と約束したが二度目はないと大妃
※対応するホン尚宮は引き継ぎのために自分は居るが王女は来ていないと言い訳する
※隠れているカン・ハンスの後ろに王女が現れたため、慌てて王女を連れて去るカン・ハンス
※王女の手を引き人気のない場所まで走ったカン・ハンス
※大妃に脅迫されて婚姻を決めたのか尋ねるカン・ハンス
※王女として王室や国のための婚姻を決めた→婚姻を止めろというカン・ハンス
※ソウォンとして口付ける→カン・ハンスも口付ける
※自室に戻った王女は待ちかまえていた祖母に何処にいたか問われる
※市中にいた→誰と居た→ユ・ジソンと居たと嘘をつく王女
※ユ・ジソンが訪ねてくる→大妃は確認しようとしてユ・ジソンが持っていた女物の衣に気付く
※ユ・ジソンは忘れ物だと言って王女に手渡す→仲を深めるように言い置いて大妃は退出
※ユ・ジソンはカン・ハンスと走り去る王女が落とした衣を市中で拾っていた
※裏庭で王女と話すユ・ジソンは酒店の女主人との関係をカン・ハンスに誤解されたという
※妹のような女性→女性はユ・ジソンを慕っている
※ユ・ジソンはウンスはカン・ハンスと縁があると気付く
※カン・ハンスと縁のある女性と聞いた王女はカン・ハンスの妹に思い至る
※漢城府に戻ったユ・ジソンはカン・ハンスの妹を調べるよう部下に指示
※持ち船でカン・ハンスは箱を見つける→ドンチはハンスが投獄された時にある女人がくれたと説明
※酒店で酔い潰れた官吏を介抱するウンス
※王宮、王女は国王に勲旧(フング)派に内紛を起こせと勧める
※左議政(チャイジョン)チェ・スヨン
※院相は国王が度々左議政を呼び出している事に気付く
※集賢殿(チピョンジョン)の役割を弘文館(ホンムングァン)に移し左議政に弘文館の領事(ヨンサ)を兼任させる
※弘文館(ホンムングァン:学術と広報を担当する機関)
※副提学(プジェハク)、校理(キョリ)、修撰(スチャン)、副修撰(プスチャン)、全部士林(サリム)派
※左議政が士林(サリム)派に与するのではないかと懸念している
※司憲府(サホンブ)監察チョ・チャンウに今日付けで吏曹(イジョ)の佐郎(チャラン)との兼任を命ず
※佐郎(チャラン:正六品の官職)
※司憲府の官吏が人事を監督するのは吏曹の固有権限を侵犯しますと院相
※司憲府の官吏には大臣の監察と弾劾の役割があるのみ
※王様の口と耳の役割をする内官(ネグァン)
※王命を伝える都承旨(トスンジ)ではありません
※近頃の奔競(プンギョン)事件を忘れたのですか
※奔競(プンギョン:人事への口利き)
※左議政が王様の肩を持つとは、我々も院相大監だけを頼って大丈夫なのだろうか
※土地の訴訟でも損をしたのは我々だ、残念でならぬ→院相も黄昏時だ
※左議政に王様の味方をするのか問う院相→私は王の臣下
※ウンスは院相の屋敷に「工房に忘れ物をした」と訪ねる
※官吏を介抱した時香を嗅がせて秘密を聞き出していた→帳簿がある
※院相の部屋を家捜しするウンス→鉢植に隠された鍵を見つけ箱を開ける
※チュ・ヨンウ、パク・ジェス、清山(チョンサン)カン・オンジク上奏の書類を見つける

第19話
院相の家に忍び込んで父親の死のきっかけとなった書状を見つけたウンスは院相を殺そうとするが、それに気づいたジソンに連れ出される。ウンスがハンスの妹だと知ったジソンは、院相とこれ以上関わらないよう都を離れてくれと言う。朝廷での地位が揺らぎ始める院相は、痴情による殺人事件をでっちあげ、罪人としてウンスの名を挙げさせる。
※書状を持ち出したウンスは帰宅した院相を見て銀粧刀(ウンジャンド)を手にする
※ユ・ジソンが後ろから「カン・ウンス」と呼びかける
※ユ・ジソンはウンスの手にある銀粧刀(ウンジャンド)と院相に気付いてウンスの手を引いて離れる→ウンスは銀粧刀(ウンジャンド)を取り落とす
※院相はウンスの落として行った銀粧刀(ウンジャンド)に気付いて拾う
※カン・ハンスの所へ連れて行くというユ・ジソンの手を放して拒むウンス
※兄は何も知らぬし斯様な姿を見られたくないとウンス
※ユ・ジソンは跪いて謝罪し、都を去るように頼む
※ウンスはユ・ジソンを抱擁し「若様が悪いのではなく私が愚かだったのです」
※院相の使者がチョ大房に金を渡し「死んでもいい人間を明日までに」と命じる
※酒店でユ・ジソンと向かい合うウンス
※十数年ぶりに自分の名を呼ばれたとウンス
※恩情を返せないとユ・ジソン→ウンスが普通の暮らしを送れるように計らうとユ・ジソン
※別れの挨拶に兄の持ち船を訪ねるウンス→留守だが元妓女たちに中へ案内される
※市中でソウォンと買物するカン・ハンスは妹と母と買物した少年時代を思い出す
※元妓女・チョンヒャン
※元妓女たちが内緒話をしている間に、ウンスは前に渡した箱の中に書状を入れる
※元妓女たちが話に夢中になっている間に船を出て行くウンス
※雪の舞う中市中で悲鳴→カン・ハンスとソウォンが見に行く
※死体を囲む人々の間にチョ大房を見つけるカン・ハンス
※王宮、国王に殺人事件が報告される
※被害者はホン・ボグン、弘文館の副修撰(プスチャン)に任命された若手
※昨夜裏路地で遺体で発見→犯人によると痴情のもつれによる殺人
※被害者は同じ女人と関係を持っていた
※弘文館副提学チャン・ミョンウ、修撰チャン・ユン、司憲府持平(チピョン)キム・ヨンジェとも関係を持っていた
※姦通した女人は南村(ナムチョン)の酒店を営む女人
※国王は院相の思惑を怪しむ
※院相に抗議した官吏に「カン律官(ユルグァン)の娘」と告げる
※院相が仕組んだことだと気付く官吏
※国王が調べたら仲間も巻き込まれると抗議する官吏→それが狙いと院相
※酒店に捕吏が踏み込む→ウンスが捕縛
※酒店の女使用人・アリ
※義禁府(ウィグムブ)に連行されるウンス
※内官が国王の呼び出しを伝える
※国王と院相の企みについて話すカン・ハンス
※獄中のウンスと会う国王
※荒らされた酒店を訪れるカン・ハンス→アリと再会
※アリは跪いて助けを請う
※アリが落とした荷物からこぼれた飾りを見て気付くカン・ハンス
※投獄された女主人がカン・ウンスだと知るカン・ハンス
※両班に嫁入りしたウンスを回想するカン・ハンス
※女三界に家なし
※面会に現れたカン・ハンスに他人のふりをしようとするウンス
※牢ごしに泣き崩れる兄妹→謝るウンス
※ユ・ジソンはウンスにどんな嘘をついて利用したのかと父を責める
※カン律官(ユルグァン)を始末したのは大王大妃(テワンテビ)の決断
※先王の代わりに現王を即位させたのも大王大妃→王室が敵(かたき)
※私は父上を許したかった
※救うというカン・ハンスに濡れ衣ではないから罪を償うとウンス
※生きろと言って牢を出たカン・ハンスは院相の屋敷へ殴りこむ
※門番ともみ合い罵るカン・ハンス→ユ・ジソンは殴り倒されたカン・ハンスを庇う
※院相が去る
※駆けつけたドンチに縋って泣くカン・ハンス
※国王は王女から面会した女囚がカン・ハンスの妹だと知る
※官吏が女人に弄ばれてはならぬ→見せしめにする
※王が下す刑罰や決定は全て天に従い一点の私情も挟んではならぬと王女
※院相を牽制するために罰することは私情か?
※友の妹だからと恩情を施すことは?
※カン・ウンスはカン律官の娘で始興(シフン)の県令(ヒョルリョン)ナム・ギョンムンの嫁でした
※チャン・ミョンギ、キム・ヨンジェ、ソ・ビョンホ、イ・グヌらの尋問
※男たちの体に恩の入れ墨
※獄中のウンスに面会して自分の名をいつ吐くか尋ねる右議政
※自分の出自を教えて院相を倒す方法を尋ねたウンスに帳簿を教えた右議政
※帳簿は無かった→右議政はウソを教えたのでは?とウンス
※右議政は腕に彫った恩の字を松明を当てて消す
※恩の字はウンスとの信義の証
※刺青を焼きつぶした右議政は自ら命を縮めたとウンス
※カン・ハンスが持ち船に帰るとユ・ジソンが待ちかまえており、自重するように言う
※カン律官のことが持ち出されてウンスが不道徳なのは家風だと責められているとユ・ジソン
※今カン・ハンスが兄だと名乗り出たら却ってウンスが苦境に陥るとユ・ジソン
※朝廷ではいま外知部の活動を制限しようと議論されているとユ・ジソン
※自分でやらず私を使えとユ・ジソン

第20話
ウンスを救うために自分を使えとハンスに言ったジソンは、院相側の大臣らが極刑を求める中、法に従うよう声を上げる。判決に悩む王の元に、右議政イム・サンホが法によっては死刑が可能だと助言しに現れる。王が入れ知恵されたようだと聞いたハンスは院相の元へ向かい、王は院相からハンスが妹のために王ではなく院相を頼ったことを聞かされる。
※牢番に変装したドンチが涙を流しながらウンスに粥を差し入れる→王女と判尹(パンユン)の計らい
※ドンチはウンスの嫁入りの時に告白して連れて逃げればよかったと謝罪
※ドンチさんは私を笑顔にしてくれる人
※王宮、大典によると姦通罪の刑罰は合意があった場合は杖(じょう)刑八十回、女に夫がいる場合は九十回、相手を誘い姦淫した場合は杖刑百回
※国王と高官の審議の場にいるユ・ジソンはどうすればウンスを救えるか頭を悩ませる
※ハンスの助言を思い出す→国王と院相の闘い→国王側は極刑を主張する
※ウンスが極刑ならば相手の男も同じ罰にとユ・ジソン→律で定められている
※ハンスの助言は「律に従え」と強調すること
※ユ・ジソンから「死刑に執着している」と結果を聞くカン・ハンス→観点を変えれば死刑も可能と項垂れるカン・ハンス
※大典の頒布後は姦淫の罪で死刑になった者はいないと国王と内官は話し合う
※右議政(ウイジョン)イム・サンホが王の所へ来る
※王の元を退出する右議政を見たヨンジュ王女は何か企んでいると疑う→右議政がカン律官の書状を奪った
※企みを探るとホン尚宮
※輿に乗って王宮を退出する右議政は気絶→ユンが介抱に駆けつけ運ばれた部屋にホン尚宮が様子を見に来る
※右議政は毒に当たった→腕の火傷に問題→熱を加えると毒が全身に広がると医者
※回復の見込みはないと医者はいい、退出
※右議政の様子を見に来たカン・ハンスにホン尚宮は経緯を告げる
※右議政は国王に刑律(ヒョンユル)ではなく戸律(ホユル)を使えと入れ知恵
※刑律(ヒョンユル:刑法)
※戸律(ホユル:民法)
※刑律に従えば姦淫罪は杖刑百回か流刑二千里
※戸律の婚姻の条には夫を捨て再嫁(さいか)した罪に問えば絞首刑
※事件の処罰をめぐり国王と王女は論議する
※カン・ハンスはウンスを連れて遠くへ発つので命は助けてほしいと跪いて院相に請う
※ウンスを助けることで自分に得があるかと院相
※カン・ハンスはチョ大房に帳簿の件で迫る
※あの日裏路地でチョ大房を目撃したことを告げ帳簿を手に入れたカン・ハンス
※カン・ハンスが帳簿を渡すと院相は義禁府へ向かう
※獄中のウンスと面会した院相は国王がウンスの死を願っていると告げる→だからカン・ハンスは王ではなく院相を訪ねた
※ウンスの身代わりをたてると院相
※露見すれば脱獄囚とそれを見過ごした人間も処刑されるとウンス
※義禁府都事(トサ)や牢番長、死刑の執行人など私の所為で少なくとも十人が命を落とす
※牢獄から出てきた院相を待ちかまえていた王女
※国王と内官もやってきて院相に会う→カン・ハンスがウンスを助けてくれと訪ねてきたと告げる
※カン・ハンスが持ち船に帰ると国王と内官が待ちかまえていた
※院相ではなく自分に懇願と説得をすべきだったと国王
※内官が箱を開ける→黒衣
※明日見届けよといって去る国王
※友と呼んだ王様を信じず手を誤ったとカン・ハンスは崩れ落ちる
※王宮、ウンスと罪人たちが王宮の広場に連れ出される
※黒衣を着て内官とともに立ち会うカン・ハンス、牢番に化けて立ち会うドンチ
※三綱が説くとおり妻と夫の関係は臣下が王を子が親を尊ぶのと同様であるがカン氏は人倫を無視した極刑に処す
※三綱(さんこう:君臣父子夫婦における道徳)
※犬死すると内官に止められるカン・ハンス→兄に対して小さく首を横に振るウンス
※国王はカン・ハンスに判決文を読み上げさせる
※チョ大房に金品を並べウンスを助けてほしいと頼むカン・ハンス
※牢獄からウンスを呼び出したヨンジュ王女
※国王の判決に抗議しようとするユ・ジソン判尹の前に立ちふさがる院相
※院相はウンスは王女が助けると告げる→発覚を覚悟して死体をすり替えると牢獄前で告げた王女
※責任を負うと告げる王女→廃庶人(ペソイン)になるやも
※廃庶人(ペソイン:身分と地位を失うこと)
※こんな形で院相のカン家への罪が帳消しになることは許せない
※ユ・ジソンはカン・ハンスの船を訪ねるが無人
※着替えの包みを置きドンチと逃げるようにウンスに告げる王女
※ウンスは自分が助かるために兄を巻き添えにできないと答える
※罪を償うと国王と約束したとウンス→奸臣を退けて民を助ける
※カン・ハンスのために生きてほしいと王女
※ウンスは兄に渡したい物があるので家から取って来てほしいと王女に頼む→王女が退出
※チョ大房とウンスを救出する計画を立てるカン・ハンスをユ・ジソンが訪ねる
※首を切ったウンスを抱えて泣くドンチ、駆けつけたカン・ハンスとユ・ジソン
※医者を呼べと叫ぶカン・ハンスにウンスが話しかける
※再会できた喜びと兄が誇らしいと告げ、ユ・ジソンに礼を述べて息を引き取る
※残された部屋で遺書を書いていたウンス
※ドンチと遺体を運ぶカン・ハンスに
※家でウンスに頼まれた品を見ていた王女は遺体を運ぶハンスたちを目撃
※故郷の家に遺体を運ぶカン・ハンス

第21話
ウンスを失い失意のどん底に落ちたハンス。ジソンは、ウンスとの関係が問題になった者たちの処遇に異を唱えるも相手にされず職を辞す。やけ酒を飲むハンスは、心配するドンチに八つ当たりしてしまう。その頃、ソウォンはジソンにある思惑があると婚礼を持ちかける。大王大妃や民は院相の息子と王女との婚姻を喜ぶが、院相の表情は曇ったまま。
※カン・ハンスは故郷の焼失した実家の庭に墓穴を掘り妹ウンスの亡骸を埋葬する
※仏寺で供養する院相(ウンスの位牌?)
※院相は屋敷で拾ったウンスの銀粧刀(ウンジャンド)を牢獄で面会した時に投げ入れていた
※極楽往生できるよう仏僧に頼む院相
※王宮、供述だけで証拠が見つからなかった
※キム・ヨンジェを司憲府持平(チピョン)、チェ・フンソンを戸曹正郎(ホジョチョンナン)、イ・グヌを工曹参議(コンジョチャミ)として復職
※ユ・ジソンは「小さな過ち」で女人が命を失い、三人は再登用されるのでは理不尽と国王に抗議
※ユ・ジソンは列から歩み出て国王の前に跪き官帽を脱いで置く→平伏して退出
※心痛で病に臥せるヨンジュ王女を看病するホン尚宮も自責する
※夜、父の遺言「母とウンスを守れ」を思い出し酒を飲んで涙を流すカン・ハンス
※城壁から身を投げようとするカン・ハンスに縋って止めるドンチ
※ドンチを責めて泣くカン・ハンス→自分が死ぬべきだとドンチ
※成長したウンスを語るドンチの話を聞いて倒れる(酔い潰れる)カン・ハンス
※回復した王女はユ・ジソンを訪ね求婚
※ユ・ジソンは院相の権勢を削ぐためなら無意味と伝え、自分の辞職を告げる
※王女は婚礼の席で院相の罪を裁くという
※ユ・ジソンを利用するという王女に自分が復讐のために王女を利用すると告げるユ・ジソン
※王宮、大王大妃が居並ぶ臣下に婚礼を告げる
※大勢の民に見てもらうため婚礼は麻浦(マポ)の旅閣(ヨガク)で行う
※院相の屋敷の門前で王女との婚礼を祝って民に食べ物を配る使用人
※帰宅した院相は使用人に拉致を指示
※桟橋とは違う場所に停泊する船で酒浸りになるカン・ハンス
※カン・ハンスが酒店に出かけた留守に酒瓶を隠そうとしてウンスが隠した書状を見つけるドンチ
※帰ってきたカン・ハンスと口論になったドンチは船から出ていたところを殴り倒される
※翌朝目覚めたカン・ハンスはドンチの不在に気付く
※船に残された竹筒に「ソウォン閣で会おう」と記されていた
※カン・ハンスは騎馬でソウォン閣に駆けつけると婚礼の準備中だった
※ドンチも支度を手伝っていた→胸倉を掴んで泣き出すカン・ハンス
※ヨンジュ王女が現れる→王女はカン・ハンスに抱きつく
※ホン尚宮は使用人たちに裏庭の荷物を運ぶように指示→皆が居なくなる
※ユ・ジソンが現れる→カン・ハンスはユ・ジソンを数発殴る
※ユ・ジソンは殴れと言い、「すまなかった」と謝る
※自分にとってもウンスはかけがえのない人だったと語って泣くユ・ジソンから手を離すカン・ハンス
※婚礼に使うクリとナツメを市場で買うとホン尚宮→引き留め荷物持ちをアピールするドンチ
※ホン尚宮に同行して市場を回るドンチ
※王女とユ・ジソンを伴い、カン・ハンスはウンスの墓で供養を行う
※涙を流して立ち上がれないユ・ジソン→ウンスに守ると言ったことを回想
※持ち船の霊前にウンスの位牌を加えるカン・ハンス
※ウンスは王女がカン・ハンスを好きだったことを知って安心して逝ったと語る王女
※桟橋に戻った船
※松の実を浮かべた水正果(スジョングァ)
※カン・ハンス、ドンチ、王女、ホン尚宮、ユ・ジソンが宿の一室で集る
※ドンチとホン尚宮が退出→カン・ハンスは二人の策を尋ねる
※王女とユ・ジソンは右参賛(ウチャムチャン)殺害事件を調べたとチョ大房に告げた
※婚礼の席で院相が犯人だと証言してほしいと頼む→カン・ハンスの依頼なら応じるとチョ大房
※カン・ハンスはチョ大房は当てにならないと告げる→チュサルがチョ大房を監視中
※親不孝と王室の名誉を指摘するカン・ハンス→院相の権勢を削げるなら王室は気にしない、ユ・ジソンも覚悟のうえ
※王女が王室を思って選択したように家門のために父の過ちを止めるとユ・ジソン
※院相に気付かれぬようにカン・ハンスとドンチがチョ大房のところへ
※別れ際自分の襟巻を外してカン・ハンスの首にまく王女
※趙家商団の建物の中は荒らされていた→チュサルが襲い掛かる
※チョ大房が複数の男に拉致されたと報告
※山中を捜索するカン・ハンス、ドンチ、チュサル
※チョ大房は氷の踏み台の上(下に焚火)で首吊り状態にされていた
※助けを叫ぶ声を聞きつけた三人→チュサルが煙を見つける
※待ち伏せされた三人が矢を射かけられる→チュサルがチョ大房を助ける
※婚礼の衣装合わせをする王女のもとへ院相が訪問
※院相は襟巻を卓に置き「あの者を助けたいですか」と言いながら小瓶を置く
※夜道を駆けつける王女、カン・ハンスは怪我人を介抱していた→抱きつく王女

第22話
チョ大房に婚礼の場での証言を求めていることを知った院相に、チョを使って山中に呼び寄せられ刺客に襲われたハンスたち。解毒剤を渡されハンスが襲われたものと思い込んだソウォンは心配してハンスの元へかけつけるが、負傷したのはジソンであった。そして、院相に計画がばれていたことを知ったソウォンは、とある決意をする。
※カン・ハンスが介抱していた怪我人はユ・ジソンだったことに驚くヨンジュ王女
※山中で矢を射かけられたハンス一行を助けに現れたユ・ジソンは左肩を射られる
※毒矢だったため傷口を吸い出すカン・ハンス→自分を利用しろとユ・ジソン
※院相から貰った解毒薬を差し出すヨンジュ王女
※ドンチがウンスが残してくれたカン律官の書状を持ってきて王女に見せる
※法が通用しない相手がいる→勲旧(フング)派や大臣
※政を一新するように先王(聖上)に請願する内容
※夜、官僚に投げ文が届く→カン律官(ユルグァン)の一件を王女に知られた
※婚礼当日、ソウォン閣、式の開始が遅れている
※花嫁ヨンジュ王女が現れるが吐血して倒れる
※布団に運ばれ御医(オイ)が呼ばれる→ホン尚宮が「毒を盛られた」と国王と大王大妃に報告
※ホン尚宮が招待客の官僚を指さす→跪いて無実を訴える
※皆が院相を見る→カン・ハンスが現れ「犯人は院相大監だ」と名指しする
※院相からの書信を受け取ったが応じていないと官僚たち
※書信を読んだ国王は院相が官僚たちに送った理由を尋ねる
※十数年前にカン律官を排除する陰謀に加担したと白状→法典を編纂する際に大臣に不利な条項を削除するため
※時同じくして先王が崩御され逆心であるとして私どもに責任転嫁→それ以降院相に従っていた
※戯言だと言う院相にカン・ハンスは父が先王に宛てた書状を証拠として提出する
※書状には父の処分を院相が書き込んでいる→以絶禍根(以て禍根を絶する)
※カン律官は人事への口利きを禁じ功臣の特恵を制限するなどの法案を作ろうとした
※院相は自分に逆らう者を始末してきたとカン・ハンス
※院相は謀略だと訴えこれが本当ならもう一人加担した人物がいる→最後の署名「慈景?(チャギョン)」は大王大妃の幼名
※証も無しにカン・ハンスの言い分を認めて追及するのかと院相
※「すべて事実(まこと)だ」と大王大妃が認める→院相はカン律官の書状を見せながら排除したいと言い自分も同意した
※当時は王室の存続と朝廷の平和のためだと信じていた→しかし今度は王女を害そうとしたと怒る
※院相はカン・ハンスの罠を主張、手紙の筆跡は誰かが真似た
※院相でなければユ・ジソンが書いたのでは?とカン・ハンス
※ユ・ジソンの判決文を数百見てきた(露峰(ろほう)という筆法)→父子で筆跡が同じ
※息子を利用して罠に嵌めたと怒る院相→あなたの常套手段
※罪を認めて自白するか息子に罪を着せるかと迫るカン・ハンス
※院相の弱点は息子→ユ・ジソンは立派な人物だ
※息子を立派な人物に育てた父親の愛情は本物だとカン・ハンス→ドンチは懐疑的、投獄された息子を権力で助ければ良いだけ
※院相は書状に処分を書き込んだことを認める
※カン律官の書状を見て大臣と意見交換したまで→違法行為は指示してない
※王女のことは濡れ衣、芝居だと主張→ホン尚宮が反論、王女への侮辱
※院相は御医(オイ)と王女の容体を確認したいと国王に訴える→無礼だが責任を負うならと国王が許可
※御医は国王と大王大妃に謝罪「王女は危篤、意識不明」
※院相の捕縛命令→連行される院相をドンチに支えられながら見守るユ・ジソン
※ホン尚宮は院相に渡された襟巻を見て王女は覚悟したとカン・ハンスに伝える
※院相は芝居で騙せる人ではない、もしもの時は誰も恨まないで→カン・ハンスは「俺が全て悪い」と王女の手を握って泣く
※持ち船に戻ったカン・ハンスは三つの位牌の前に形見の巾着を置く
※国王と面談したカン・ハンスは「王女様は自ら毒を飲んだ」と告げる
※院相を倒すためだと伝える→王女の犠牲を無駄にしないための罰を与える
※カン・ハンスは院相の処罰は自分が決めたいと申し出る
※後日、国王はカン・オンジクに律学博士を追贈、遺族に補償する→息子ハンスに科挙の受験資格を復活させ及第した際希望の官職に就けるよう恩恵を施す
※追贈:官僚の死後階級を上げること
※国王は内官に渡さず手ずからカン・ハンスに詔勅を手渡す→妹(ウンス)のことは胸に刻んで忘れない
※牢獄のユ・ジェセと面会するユ・ジソン
※なぜ父に逆らったのか→父を慕っているから
※貧しい家門から功臣にまで上り詰めた父を尊敬していた→受け継ぐのではなく成し遂げたい
※息子には権力争いのない穏やかな生活を与えたかった→獄舎を出たユ・ジソンは獄中の父に向け地面に跪き叩頭する
※ユ・ジェセはカン律官を無実の罪で死なせた誣告(ぶこく)罪
※パク提調(チェジョ)を自殺に装い殺させた殺人教唆、すなわち謀殺罪
※チュ右参賛(ウチャムチャン)を殺した故殺罪
※吏曹判書(イジョパンソ)と礼曹参判(イェジョチャムパン)、大王大妃の証言があるゆえ自白なしでも罪は成立します
※右参賛を殺すところを見た趙(チョ)家商団チョ大房(テバン)の陳述
※それらの罪状だけでも斬刑に値する→カン・ハンスに意見を尋ねる国王
※院相は一等功臣であり院相であることを勘案するべき
※ユ・ジェセは先々代・世祖大王(セジョテワン)の擁立という手柄を立て「功臣帖(ちょう)」にその名が四度も載るほどの元勲(げんくん)大臣
※元勲(げんくん)大臣:功績を残した臣下
※世祖大王いわく「元勲大臣は国と共に悲喜を分かち合った者ゆえ国そのものであると民に認められる存在である」
※功臣とその子孫は罪を犯しても減刑される場合が多い→中でも一等功臣は辞職のみで大抵刑罰は免れます
※斬刑より一級下の杖(じょう)刑百回と流刑三千里に処すべき意見するカン・ハンス
※国王と面談した時のカン・ハンスの意見→院相が死ねば勲旧(フング)派も没落し士林(サリム)派が朝廷を掌握
※士林派は国王の手足となるが、それでは派閥が変わっただけで今と同じ
※院相が生きていれば国王への戒めになる
※院相への真の刑罰は死ではない→国王自らが国と民を救い偉大な君主に成長する姿を見せつけること
※朝鮮が太平の世を迎えたときカン・ハンスの復讐は成し遂げられる
※ユ・ジェセは官職をとき、流刑三千里→獄車で護送されるユ・ジェセ
※屋敷の工房に一人佇むユ・ジソン→カン・ハンスが現れる
※ユ・ジソンは自分に申し訳なく思う必要はないとカン・ハンスに言う
※カン・ハンスは同意するが、自分を恨むのは構わない、自分もそうだったとユ・ジソンに告げる

第23話
毒に倒れたソウォンのために薬を持って王宮へ向かおうとするハンスだったが、王女は死んだと聞かされる。そして3年が経ち、故郷である清山の県監となったハンス。王から頼まれジソンとともに「大典」の改訂作業にも携わる中、ジソンから隣の県にいるという優秀な外知部の話を聞いたハンスは、その外知部に会いに行くことにする。
※夜、これ以上の投薬は王女の体に負担がかかると大王大妃に説明する御医
※強い薬なので後遺症が残る→不妊や視力・聴力の低下、最悪の場合は手足が麻痺して寝たきり
※ホン尚宮は「私が目となり耳となって仕えるので王女様のお命を助けて下さい」と請う
※御医が退出するとヨンジュ王女は意識を取り戻す→祖母に謝罪
※王女の身分を廃して廃庶人(ペソイン)にさせ家系図から消そうと思ったが足りぬ→そなたを殺す
※廃庶人(ペソイン:庶民にすること)
※大王大妃は国王に決断を迫る→王女が死んだら大妃も王宮を離れて寺に入る
※王室と朝廷の将来のために国王は大妃の考えに同意する
※趙家商団、チョ大房は王女のために沢山の薬材を揃える
※もっと早く証言していれば王女が毒を飲まなくて済んだとチョ大房
※謝るチョ大房に恩に着るとカン・ハンス→薬を持ってソウォン旅閣を訪ねるカン・ハンス、ドンチ、チュサル
※旅閣は閑散としており、部屋に王女は居なかった
※ロバで王宮に向かおうとするカン・ハンスに縋って止めるドンチ
※三人が揉み合っていると、ホン尚宮とユンが現れる→二人とも白衣
※薬を差し出すカン・ハンスに王女様は亡くなったと告げるホン尚宮(化粧もしていない)
※カン・ハンスは駆けだす
※王女の屋敷の門の扉には「喪」と書いた紙が二枚貼られている
※「公主全州李氏之柩(王女全州(チョンジュ)李氏の柩)」と書かれた赤い旗の葬列
※柩に従って歩く大王大妃
※葬列に駆け寄って役人たちに取り押さえられるカン・ハンス→葬列を見送りながら王女との過去を思い出す
※流刑先で国王の書信を読むユ・ジェセ→そなたを生かした理由は余がどのような王になるか見せるためだ
※台諫(テガン)は王の目と耳の役割を務める耳目の官
※独裁者にはならぬと心に刻む国王
※質素な食事を用意するユ・ジソン→父子で食べる
※穏やかな表情でジソンを眺める→ジソンの涙を袖で拭って名前を尋ねるジェセ
※志のジ、善のソン→幼少期に父から字を習ったことを思い出すジソン
※ユ・ジソンは「善い志を持て」と父が付けてくれたと名乗る→ユ・ジェセは「良い名だ」と褒める
※ジソンに「早く妻を持て」と言い、「王が善政を敷いてこそ民も安心して婚姻でき子供も産まれる」
※世情を尋ねるジェセに「暮らしやすくなって地方の民も王を称えている」と答えるジソン→ジェセは喜び「そんな世の中を夢見ていた」
※王宮、大典などの書物を読む国王→新任の清山県監(チョンサンヒョンガム)が訪ねてくる
※現れた県監はカン・ハンス→再会を喜ぶ国王
※国王は清山を選んだ理由を尋ねる
※羅州(ナジュ)、公州(コンジュ)など住みやすい場所がある
※狐死首丘(こししゅきゅう)という言葉があるように己が生まれ育った土地は忘れない、故郷を盛り立てたい
※独身のカン・ハンスに国王は婚姻を取りもつと言う→コ内官(ネグァン)を呼ぶ
※王妃の親族の娘を紹介し、自宅へ送るように命じる
※王命を断れず、娘と距離を取って歩くカン・ハンス(王女の襟巻を首に巻いている)
※都の道に詳しいという娘と街角で別れるカン・ハンス
※趙家商団ではチョ大房が部下に似顔絵を描かせる→三年も経ったという大房
※俺はいつ客主(ケクチュ)になれますかと尋ねるチュサル→山で命を救ったこと忘れてませんよね?→それは別問題だ
※今回は慶尚(キョンサン)道まで足を伸ばす→カン・ハンスとの約束は守らなければ
※ソウォンの似顔絵を貼る→「報奨金三百両、消息は趙家商団へ」
※夜、似顔絵を貼るチョン・チュスに声をかけるカン・ハンス
※趙家商団、全力で捜しているが消息は掴めていない→死人だからとドンチ
※遺体を確認していないから生きているとカン・ハンス→困り顔のチョ大房とチュサル
※昼、露店で二人分の酒を注ぎ、ソウォンを思い出しながら一人酒を飲むカン・ハンス
※男装のソウォンは露店で食事しながら子供を食べさせる女性を眺める
※御医に妊娠するのは難しいと言われたことを思い出す
※大王大妃は命が助かっても子供が産めぬのでは破談、王女にとって不名誉で生き地獄
※ホン尚宮は王女の命乞いをする→王女を死んだものとして王宮から追放すると大妃
※今後王室はヨンジュを守ってやれぬと大妃→平凡な女人となり世の荒波にもまれ苦労しながら生きるしかない
※ヨンジュは祖母に抱きつき「昔からそんな生き方を夢見ておりました。おばあ様の御恩は死んでも忘れません」
※「祖母が犯した罪をこの程度でしか償えぬことを許しておくれ」
※薬を飲む男装のソウォンの後ろで男二人がチラシを手に報奨金三百両の女人について話す
※ソウォンは男たちからチラシを買い取る
※ソウォン閣の門前に立つカン・ハンスを隠れて見守るソウォン
※復讐は終ったので先生は先生の人生を歩んでくださいと心で呟くソウォン→誰かと結ばれ子をもうけて普通の暮らしをしてください
※縁談の女性がくたびれた襟巻の代わりにと自分が縫った襟巻を差し出すがカン・ハンスは断る
※襟巻を変える気はない、思い人を変える気もないと言って去るカン・ハンス→一部始終を目撃したソウォン
※役人としてドンチと清山に帰るカン・ハンス
※小役人の歓迎を受け、歓待の膳を食べようとする度にカン・ハンスは何かを見たふりをしてお経を唱える
※御膳に村人たちの恨みの魂が籠っていると言うカン・ハンス、ドンチが悲鳴をあげる
※強奪した食材で食膳を作ったと小役人を叱る→小役人たちが謝る
※小役人たちが食材の代金を村人たちに払う
※王宮でカン・ハンスとユ・ジソンは「大典」の改訂のために意見を闘わせる
※「経国大典」の監修を頼んだ国王が口論する二人を止める
※清山の隣りの利山(イサン)に有能な外知部(ウェジブ)がいるとユ・ジソンから聞いたカン・ハンスは一人騎馬で会いに行く
※馬を繋いで通りを歩いていると、通行人が紙切れを落とす
※宣伝文の最後の署名は「外知部イ・ソウォン」
※男装のソウォンが昔のカン・ハンスと同じように通行人に紙を配っていた。
※ソウォンの頭に投げたものが当たる
※ムッとして振り返ったソウォンの前にカン・ハンスが立っていた
※背を向けたソウォン→生きていたのに……と言いながら歩み寄って抱きしめるカン・ハンス「会いたかった」
※向き直って互いに抱擁する→二人の後方で見守るお忍びの国王、ユ・ジソン、コ内官
※「縁とはこうして取り持つものです」というユ・ジソンに「勉強になった」と笑顔で答える国王
※女性の姿に戻ったソウォンの両肩を掴んで質問責めのカン・ハンス
※どうして何年も雲隠れを?
※ソウォンはカン・ハンスに口付けする→帽子を脱いでソウォンに口付けするカン・ハンス
※旅閣でドンチとホン女将が対面で酒を酌み交わす→いつか一緒にいられると女将
※料理女が現れて酔い潰れた人々を眺めて呆れる「下戸のくせに酒量をわきまえないから」
※旅閣で整列する使用人の前に立つホン女将、使用人に訓示を垂れてから開店する
※扉を開けると客の先頭にドンチ、笑顔で迎える女将
※陵墓で「経国大典」を捧げる王女、カン・ハンス、国王、ユ・ジソン
※先王に報告する四人
※1485(成宗(ソンジョン)16)年、最終版となる「経国大典」が頒布された
 

書名:トマシーナ
原題:Thomasina
作者:ポール・ギャリコ(アメリカ作家)
出版:創元推理文庫
内容:四十代の獣医アンドリュー・マクデューイは、父親に家業を継ぐよう強制されて医者の夢を断念した過去を持ち、自分の仕事も動物も好きではない。マクデューイは四年前に入院していたオウムの病に感染した妻を亡くしてからは、娘のメアリ・ルーだけを愛している。マクデューイが幼馴染みの友人であるアンガス・ペディ牧師に誘われて、スコットランド高地のアーガイルシャーに位置する田舎町インヴァレノックに診療所を開業して一年半。七歳になるメアリ・ルーは母を亡くして以来、どこへ行くにも愛猫トマシーナを抱えていた。1957年7月、病気のトマシーナを抱いてメアリ・ルーが診療所に来た時、マクデューイ氏は回復の見込み無しと診断して安楽死を選ぶ。メアリ・ルーは反対して泣き叫ぶが、マクデューイは取り合わずに助手に指示してクロロホルムで処置させた。動かなくなった猫は後で焼却処分にするため助手が裏庭に出しておいた。メアリ・ルーは塀を越えて診療所の裏庭に侵入し、愛猫を取り戻すと林で泣いていた。すると、隣家の少年ヒューイ・スターリングがやって来る。九歳のヒューイはメアリ・ルーの遊び友達で、猫の死を知ると彼女を慰め、葬式を提案する。大地主の息子であるヒューイが葬式の用意を整え、子供たちに呼びかけたので、午後になると葬列が出発した。軍曹の息子である十一歳のジェイミー・ブレイドが先頭に立ってバグパイプで哀悼歌を奏で、礼装を着たヒューイにエスコートされた喪服のメアリ・ルーが続き、おもちゃの荷馬車を霊柩車として子供たちが引いて歩く。霊柩車には棺代わりのお菓子の空箱に納められた猫が載せられていた。カブ・スカウトの団員である八歳の少年ジョーディ・マクナブの提案で、トマシーナの埋葬地はアードラス峡谷の空き地を予定していた。葬列を見た町の人々は子供のごっこ遊びと考えて誰も騒がなかった。森の中の空き地で墓穴が掘られると、ヒューイが牧師の役を務めて祈りを唱えて告別の辞を述べ、猫は埋葬された。そして子供たちはお茶の時間に間に合うように帰っていった。葬儀の一部始終を隠れて目撃した大人がいる事は誰も気づかなかった。町から離れた峡谷の中に建つ小さな家で機織りをして暮らす女性ローリ・マグレガーは、町の人々から『赤毛の魔女』とも『聖女』とも考えられていた。ローリは動物たちと暮らし、家の前のオークの大木に吊るされた『慈悲の鐘』を鳴らす手負いの野生動物の治療をしていたからである。この日、ローリが拾ってきた猫タリタは、自分の前世はエジプトの猫神バスト・ラーだと名乗り、ローリを自分の巫女だと考えていた。一方、帰宅したメアリ・ルーは父親と口をきかなくなっていた。やがて町では娘の飼い猫を治療せずに安楽死させたマクデューイ氏の評判が悪くなる。人々は患畜を診療所ではなく、峡谷の魔女に診せるようになっていく。その事実を知ったマクデューイは腹を立て、峡谷の魔女の家を訪ねる。応対に出た二十六、七歳の若い女性に驚いたマクデューイは助力を頼まれる。その時ローリのもとには彼女の手に負えないほど傷付いたアナグマがやって来ていたのだ。マクデューイはその場の成り行きで罠にかかって傷付いたアナグマを治療し、それからローリとの交流が始まる。だが、マクデューイとメアリ・ルーの父娘関係は修復されないままに過ぎ、心痛からだんだんと身体が衰弱していくメアリ・ルーは……。猫ファンタジーの名作。
※原書初版1957年
※作中でトマシーナは『グラスゴーのジェニィ・ボールドウィンは大叔母』と言っている。このジェニィはポール・ギャリコの別作品『ジェニィ』に登場する猫。

カルデライ:鋳掛け屋