書名:チューダー王朝弁護士シャードレイク
原題:Dissolution
作者:C・J・サンソム(イギリス作家)
出版:集英社文庫
内容:チューダー王朝イングランド。1537年11月、イギリス国教会を設立した国王ヘンリー八世は、腐敗が進む各地の修道院の解散を命じていた。国王に仕える宗務長官トマス・クロムウェルがその指揮をとり、各修道院へ監督官を派遣していた。ところが、スカーンシアの聖ドナトゥス修道院に送りこんだロビン・シングルトンが頭部を斬り落とされた死体となって発見された。さらに聖堂が穢され、『改悛した盗人の手』という聖遺物も盗まれたという。改革派の弁護士マシュー・シャードレイクは、クロムウェルから真相究明を命令されて後任の監督官になる。二十歳の青年マーク・ポアを助手として伴ったシャードレイクは、雪の中を苦労して修道院にたどり着く。三十五歳のシャードレイクは幼くして患った脊柱後湾症のために痛む体を抱えて調査に着手するが、到着早々に亡き王妃ジェーン・シーモアの親類だというカルトゥジオ会修道士ジェローム・ウェントワースに「剣をとる者は剣によって滅びる」と言われる。褐色の肌を持つムーア人の施療係ガイ修道士の案内で死体を検分したシャードレイクは、密通の罪で処刑された王妃アン・ブーリンを思い出す。シャードレイクが夕食を修道士たちと一緒に食堂でとっていると、副院長モーティマスの課した懲罰で食事を抜かれた見習い修道士サイモン・ウェルプレイが倒れる。夜、施療所の客室で眠っていたシャードレイクは、施療係の助手を務める若い娘アリス・フューテラーに起こされる。施療所に運ばれたウェルプレイが呼んでいるという。シャードレイクが高熱に苦しむウェルプレイの枕元に足を運ぶと、「殺されたのはシングルトン監督官が初めてではない」と告げて昏睡状態に陥る。翌日、ウェルプレイは錯乱状態で死亡するが、ガイ修道士は毒殺されたのだと言い……。曲者ぞろいの修道士たちを相手に修道院の暗い秘密を解き明かすことになったシャードレイクは、やがて自らの信念を揺るがす衝撃の事実を知ることになる。歴史推理小説。
※原書初版2003年
※原題は、分解や解体という意味の言葉。
熊いじめの見世物
グラマー・スクール:古典文法学校
カテドラル・スクール:大聖堂学校
漆喰に燧石(すいせき)を埋めこんだ塀
主人用の高いベッドの真下のせまい空間に、車輪がついた引き出し式の寝棚があって、そちらで使用人が休む型だ。下の寝棚を引き出して、薄い藁の覆いが載った硬い板を一瞥してから、そこに腰かけた。
「『オーファン(孤児)』です。捨て子にはそう名づけることが多いんですよ。親がだれかわからなかったんで、苗字はストーンガーデンとつけました。見つかったのが庭だったものですから」
豁然(かつぜん)とした虚空
ABEMA視聴
初めて見る韓国時代劇ドラマ
鬼宮(ききゅう)
強い霊力を持つヨリは幼い頃より悪神カンチョリに付きまとわれていた。ある日、故郷を離れて久しい初恋の人ユン・ガプが検書官(コムソグァン)となってヨリの前に現れる。ヨリはガプと漢陽へ旅立つが、山中でガプが何者かに殺されてカンチョリがその体に乗り移ってしまう。恋しい人の体からカンチョリを追い出すためにガプの魂を捜すヨリは、王宮に悪鬼が潜むことを知る。ヨリは悪鬼と戦う中、憎んでいたはずのカンチョリにだんだん心ひかれていく。
オープニングはアニメーション
キャスト
ユク・ソンジェ
キム・ジヨン
キム・ジフン
第1話 悪神カンチョリ
龍潭(ヨンダム)谷で巫堂(ムーダン)である祖母のノプトクと暮らす少女ヨリは、人間を憎悪する大蛇(イムギ)カンチョリに付きまとわれるようになる。13年後、王宮では王子に異変が起き、鬼神の仕業だと考えた検書官のユン・ガプは故郷へ向かうことにする。
※オープニングはアニメ
※もともとカンチョリは龍を目指していた、運が悪い
※昇天する龍が人間の目に触れて汚れると再び大蛇(イムギ)に戻ってしまう
※千年の修行もむなしく幼子の目に触れて地に落ちてしまった
※カンチョリは秋を春に変えられる
※万神(マンシン):巫堂の敬称
※度胸があり魂の澄んだ祈子(キジャ)が狙われる
※祈子:巫堂の別称
※カンチョリに出会ったら逃げるようにと祖母と約束→外を見ると男(大蛇の変化?)が立っていた
※王子に異変→巫堂を呼び淫祀(ウムサ)を行えと申すのか
※淫祀:邪神を祭ること
※検書官(コムソグァン)ユン・ガプ
※イ・ジョン王
※御医(オイ)ですら治療法を探せずにいます
※鬼神は陰陽の消長に起因する造化にすぎぬ
※元左議政(チャイジョン)チェ・ウォヌ
※屋敷に呼ばれて眼鏡の検査をするヨリ
※屋敷で異変を察知したヨリ→病のご子女が?
※病に臥せる娘インソン
※ヨリは巫堂ではないと言う
※京畿(キョンギ)道の観察使(クァンチャルサ)に秘かに渡しチェ・ウォヌに力添えを請え
※名目上外祖父の故郷へ墓参に行くということに
※ヨリの目には屋敷にいる怨霊の姿が見えている
※先祖の報い→生は死では終わらず子孫の代まで引き継がれ因果を繰り返す
※看病の者が居なくなったとき、ヨリは怨霊を制止する
※娘の父親が俺の脚を断ち命を奪った、道連れにしてあの世へ
※粟をそのまま食らうとは物乞いの鬼神
※悪業(あくごう)を積めば悪鬼になる、三途の川も渡れずさまよい続ける
※怨霊は娘に憑依し共に地獄へ行くと外へ走り出る
※ヨリは娘を追って町へ→憑依された娘に襲われもみ合う
※守り袋?の力で娘が怨霊を吐き出す
※怨霊に襲われるヨリを眺め助けを請わせようとするカンチョリ
※何とか怨霊を退散させたヨリ
※倒れたインソンを町に居合わせたユン・ガプが屋敷に届ける
※帰宅するヨリに話しかけるカンチョリ
※武器も使わず東桃枝(トンドジ)ひとつで怨霊に立ち向かう
※お前でも警鬼石(ギョングィソク)が怖いようね
※ヨリに乗り移るためにカンチョリが鬼神に力を貸した
※天と地と人の道理を軽んじる外道な悪神カンチョリが嫌い
※カンチョリに出会ったのは齢(よわい)十三の時(それから十三年が経過)
※祭礼の旗の文字:東方甲乙青帝神將三八常木鳥
※黒い大蛇
※人間による汚れは霊力のある人間が清めねばならぬ
※祈子が大蛇(イムギ)をその体に宿し一心に天に祈りを捧げれば再び龍となって昇天するそうだ
※警鬼石は龍王様の石
※警鬼石は鬼神を遠ざけてくれる、常に持ち歩け
※龍王の祭礼の供物が燃え、衣に火が移り海に落ちた祖母は亡くなる→人々は「人橋(インダリ)」だと噂した
※人橋とは亡骸で作った橋だ、神が自身を拒む巫堂に罰を下したのだ
※祖母の葬礼で村人にカンチョリを連れてきたヨリのせいだと責められる
※自分の手を取れと言うカンチョリを拒んだヨリはこれが自分の復讐だと宣言
第2話 つかの間の再会
王子の異変を隠す王イ・ジョンに対し、大妃は探りを入れようとするが、漂う悪臭に過去がよみがえり、その場を後にする。一方、幼い頃から思いを寄せていたガプと再会したヨリ。ヨリは、ガプから思いがけない提案を受ける。
※大妃(テビ)様
※孫に会いに来た大妃を止める王妃
※王子の部屋の扉の前、国王が現れる
※部屋の中で破壊音、続いて声が響き扉の障子に血が飛び散る
※病が重く痛みに耐えられぬようです
※部屋からの悪臭に過去を思い出す大妃、息子が支える
※吐き気をこらえながら戻る大妃
※国王と王妃が部屋に入ると気絶した王子を抱える侍衛は手に怪我をしており、部屋の中は割れた壺などが転がって荒れていた
※検書官(コムソグァン):書籍の校正者
※チェ・ウォヌの屋敷でユン・ガプは話し合う
※両班(ヤンバン)を敵に回す、王様の側に与するとは決められない
※建物を出たユン・ガプに探し物を渡すインソン
※眼鏡職人のものを断りもなく持って行けば揉め事になる
※ヨリは同じ村で生まれ育った妹のような娘
※屋敷から出たユン・ガプを呼び止める男性
※龍潭(ヨンダム)谷のユン・ガプと呼んで再会を喜ぶが、人違いだと言って去る
※側女(そばめ)の子に過ぎぬユン・ガプがチェの屋敷から出てきたことを不審がる
※牛角が一両、ポクセおじさんが三銭で買ったと
※巫堂(ムーダン)が来るとは縁起が悪いと屋台のおばさんは唾を吐き捨てる
※縁起が悪いというのは悪鬼や怨霊を呼ばれて地縛霊として家の梁に縛り付けられ、家の者が苦しみながら死んで家が絶えることと言うヨリ
※あっちで誰かがおばさんを睨んでる、何年か前に溺れ死んだ姑では?
※姑が水鬼になって厠に居座ることのほうが縁起が悪いのでは?
※おばさんが三銭で売ると磨き砂をおまけとして貰って行くヨリ
※塩まいて、とおばさん
※その様子を眺めて笑い出しヨリに声をかけるユン・ガプ
※子供時代の回想、子供たちが柿とりで騒ぐ中、一人で座っているヨリ、枯れ枝を背負ったユン・ガプが声をかける
※ヨリのために柿を取ろうとするユン・ガプ、木の根元にカンチョリ、慌てて止めるが木から落ちて怪我をする
※ヨリの占い通り出世したというユン・ガプは王様の眼鏡を作ってほしいと言い出す
※漢陽(ハニャン)
※二人の後ろから話を聞いているカンチョリが漢陽行きを反対する
※ユン・ガプが屋敷から持ってきた道具を引き取ったヨリは注文を言い訳に去る
※カンチョリはヨリがユン・ガプに騙されていると言う→ヨリが問いただす
※王宮は陰の気に満ちていて悪鬼がいる
※カンチョリが怖がっているなら行く意味があるとヨリ
※ファギョン:巫堂(ムーダン)が未来視すること
※ユン・ガプと家庭を築いている姿を幻視するヨリ
※剣術の訓練をする兵曹判書(ビョンジョバンソ)
※兵曹判書の甥ギュンが騎馬でやってくる
※自分の予知は当たる筈だから若様は大丈夫と付いて行くことに決めたヨリ
※山道を歩いていた二人、ユン・ガプが足を踏み外して斜面を転げ落ち足を怪我する
※龍潭(ヨンダム)谷から都まで三日の距離だが、二日間同じ場所をさまよっている
※薬草を採りに行くとユン・ガプから離れるヨリ
※カンチョリの仕業だと悟ったヨリは罵倒しながら捜し歩く
※ユン・ガプは大義のためにヨリを騙していることに罪悪感を抱く
※一人残っていたユン・ガプの元へ従者を連れた兵曹判書が現れ剣を突き付ける
※ヨリは麦門冬(ばくもんどう)という薬草を見つける
※ユン・ガプは暴行を受け、兵曹判書にチェ・ウォヌと何を話したか尋問される
※ユン・ガプはヨリを巻き添えにしないよう「殺せ」という→私の死が王様の大望の足掛かりになる
※兵曹判書はユン・ガプを刺殺し、チェ・ウォヌの仕業に見せかけるように指示
※一部始終をカンチョリは目撃していた
※荷車で運ばれる途中のユン・ガプの遺体に憑依したカンチョリ
※荷車を曳いていた男二人を倒したカンチョリ
※異変を感じてユン・ガプの所へ戻ろうとしたヨリの前にユン・ガプの幽霊が現れる
※幽霊の後ろからユン・ガプの遺体に憑依したカンチョリが現れる
※ヨリが守り袋をカンチョリに突き付けると剣で袋を木の上に弾き飛ばされる
※ユン・ガプを殺して体を奪ったとヨリに責められると、カンチョリは否定してユン・ガプの霊に話しかける
※私がもう一人いると驚くユン・ガプの幽霊
※ユン・ガプの幽霊は体を返せとカンチョリに飛び掛かるが突き抜けてしまう
※カンチョリはヨリを捕まえて乗り移ろうとするが今の体から抜け出せない
※うろたえるカンチョリを突き飛ばして守り袋を取りに走るヨリ
※だがカンチョリが突風を飛ばしたことで守り袋は木の上から崖下の川に落ちてしまう
※カンチョリに飛び掛かったヨリはバランスを崩し崖に落ちそうになり助けようとしたカンチョリともども落下
※二人が落ちるところを目撃する幽霊
第3話 消えた魂の行方
王宮で目を覚ましたヨリは、眠っているガプからカンチョリの気配を感じ取る。さらに、王の話からガプを殺したのがカンチョリではないことを知り、ヨリは考え込む。一方、王宮では大妃が易者プンサンを呼び寄せていた。
※目を覚ますと王宮にいたヨリ、侍女から一緒に居た者は意識不明で治療中だと言われる
※意識のないユン・ガプにはカンチョリが憑いていると気付き、ヨリは自分のせいだと責める
※ユン・ガプの元に国王が現れる→医師が刺し傷について説明→カンチョリの仕業ではないかもしれないと知る
※国王に事情を聞かれてヨリは眼鏡を作るために参内する途中だった職人だと述べる→国王は不思議に思う
※配下の報告で兵曹判書(ビョンジョバンソ)はユン・ガプが生き返ったと知って驚く
※剣すら握れぬ青書生
※大妃は凡人に見えぬものを見る盲人と話し十三年前の「あやつ」だったと確信する
※王子が鬼神の餌食となりヨンイン大君が即位することが望みか、鬼神を消すことか
※大妃は返答に詰まる
※内禁衛(エングミ)ソ・ジェイルがユン・ガプを内医院(ネイウォン)へ
※意識が無いうちに命を奪おうと刺客が襲うがユン・ガプは返り討ちにする
※音に驚いた医師たちが駆けつけてくる
※目覚めたカンチョリは傷を痛がったり、粥に驚いて大食いしたりする
※奇行に驚いた医師は「記憶喪失」と診断する
※人間の五感を堪能したカンチョリ
※千年もの間食べ物の精気のみを咀嚼していた間人間どもは美味いものを食ってたのか
※「ヤツ」の気配を察して病室を飛び出すカンチョリ→気付かれる前にヨリを連れ出さねば
※侍女に案内されて部屋へ行くヨリは悪臭に気づく、王宮なのに陰の気に満ちている
※助けを呼ぶユン・ガプの声を聞いたヨリは王宮内を駆け出し、井戸にたどり着く
※水鬼に騙されて井戸に落ちたヨリは溺死させられそうになる
※水没したヨリをカンチョリが助け出す
※目覚めたヨリはカンチョリを突き飛ばす→ユン・ガプは三途の川を渡った諦めろ
※水鬼がユン・ガプの声を騙ったということは若様の魂は王宮にある
※異変を感じたヨリを連れて逃げようとしたが、刺し傷が痛んでカンチョリは倒れる
※国王の視力検査をして眼鏡造りを請け負うヨリ
※チュンノ眼鏡:凹レンズの眼鏡
※湯若望(とうじゃくぼう)の「遠鏡説」を読んだ
※国王が取り出した眼鏡は雌の警鬼石(ギョングィソク)で作られていた
※新しい眼鏡は必要ないと言われ困るヨリ、水鬼に聞きたいことがある
※ユン・ガプは昨夜意識を取り戻したので王族を看る内医院(ネイウォン)ではなく恵民署(ヘミンソ)へ移した
※恵民署(ヘミンソ):貧しい民を無料で治療する官庁
※王宮に出入りする口実を設けるために色眼鏡を献上したいと申し出るヨリ
※尚膳(サンソン)に作業場へ案内されるヨリ
※ユン・ガプに嘘を吐かれたこと、祖母の警鬼石が国王の眼鏡になっていることを不審に思うヨリ
第4話 王宮に潜む闇
ガプを襲った者の正体を探る王は、ガプがヨリを連れてきた理由にも疑念を抱く。一方、ガプの様子がおかしいという噂を聞いたヨリは、ガプを追って妓房へ。酔いつぶれたガプを連れ帰ったヨリは、ガプの母の言葉に胸を痛める。
※国王は痕跡を残さずユン・ガプを襲っている事から山賊ではないと判断
※王宮で水鬼を訪ねようとしたヨリは高貴な女性に見咎められる→王妃から悪鬼の悪臭がする
※眼鏡を作りに来て王宮で迷子になったと言い訳するヨリ→ユン検書官(コムソグァン)の推挙した職人と知って放免する
※あそこが中宮殿(チュングンジョン)の後苑ね→水鬼は宮女?
※王宮の下女が噂するユン・ガプの不品行を聞いたヨリ
※ユン・ガプ姿のカンチョリは恵民署(ヘミンソ)で屋根に登って騒ぎになっていた
※ヨリが恵民署(ヘミンソ)を訪ねると、妓房に酒と食事を求めて行ったとユン・ガプの母に説明する看護婦を目撃
※ユン・ガプの壊した瓦十五枚の弁償を肩代わりするヨリ
※蕩平菜(タンピョンチェ)、イシモチ、アワビ、カニ、ネギ焼き、神仙炉(シンソルロ)、カルビ、菊酒、松葉酒、肉チヂミ
※蓮酒、梨花酒(イファジュ)、杜鵑酒(トゥギョンジュ)
※大食鯨飲するカンチョリ
※ヨリとともに現れたユン・ガプの母に耳をつねられて連れ出されたカンチョリ
※痛い思いをして腹を立てたカンチョリは力を行使しようとしたが、ユン・ガプが生きていたことを泣いて喜び抱きしめる母に戸惑う
※ユン・ガプの実家でいびきをかいて眠るカンチョリ
※同郷の人に会えて喜ぶユン・ガプの母の好意で寄宿することになったヨリ
※ガプが一歳になった頃、ヨリの祖母に三十歳まで生きられないだろうと言われたことを思い出した
※願を掛けるように勧められ、万神(マンシン)=祖母に祈ってもらった
※あなたが居たおかげで助かったとお礼を言うユン・ガプの母に、内心で謝るヨリ
※夜、看護して眠り込んだ母親、目覚めたカンチョリは部屋を出る
※家の外ではヨリがユン・ガプの霊のために祈りを捧げていた
※子供時代、村の女性達に折檻を受けていたヨリを助け周囲を諫めるユン・ガプ
※足が治ったら漢陽(ハニャン)に行くというユン・ガプに一緒に行こうと誘われるがヨリは断る
※現れたカンチョリに王宮の近くにユン・ガプの霊は居ないと言われる
※ヨリはカンチョリがユン・ガプの体から抜け出せなくなっていることを見抜く
※ヨリはユン・ガプの魂を取り戻して体に返そうと考えている
※カンチョリに若様の品行を落とすような真似はやめろと言って去るヨリ
※カンチョリはヨリを見つけた時のことを思い出す→天と地と共に調和の取れた人間
※人間の汚れを清めるのに十分な才を持った子→故に俺は諦めない
※ユン・ガプの家に王命により参内せよと役人が来る
※ヨリが起こしに行くとカンチョリはオンドルの暖かさを堪能して拒否する
※若様の真意を問うが教えないと言われ、自分で探ると言い返すヨリ
※ヨリが鬼神に汚されないように参内することにしたカンチョリは官服の腰帯が邪魔だと騒ぐ
※尚衣院(サンイウォン):王室の衣服を管理する官庁
※ユン・ガプを迎えに来た役人に尚衣院に行くよう指示されるヨリ
※ヨリに付いて行こうとするカンチョリは衛兵に担がれて連行される
※ユン・ガプを呼んだ国王が他所へ行ってしまったためカンチョリはヨリのもとへ
※ヨリは作業中に隙を見て抜け出し、井戸で儀式の準備を行い、布紐を体に縛り付ける
※丙辰(ひのえたつ)年、丁酉(ひのととり)月、辛未(かのとひつじ)日、どうか霊魂を救わせたまえ
※太上台星の神よお聞き入れください、邪神や悪鬼から心身をお守りください
※投げ入れた供え物が引っ張られる→捕まえた→引っ張り合い
※太上台星 応変無停 駆邪縛魅 保命護身
※唱えていると投げ込んだものが戻ってくる→開けてみると髪の毛が入っている
※井戸から水鬼が現れる
※大妃のもとで易者プンサンが唱える→極楽大王 ヨンプン大王 セサン大王よ 命ある者を正しい道にお導きください
※若様の居所をいえばお前も救ってやるというヨリの所へ易者プンサンの声が届き、一方ヨリを探すカンチョリにも易者プンサンの声が届く
※水鬼は居場所を知っても会えない、会えばお前も死ぬと答える
※国王は王子の所へいた→眠る王子を看病する王妃→王子は易者プンサンの声に反応する
※水鬼はユン・ガプの魂は八尺鬼に食われたと答える
※発作を起こす王子グァン
第5話 知りたくなかった真実
ガプの魂を呼び寄せようとするヨリ。その結果、ガプは王子の体を離れるが、ヨリの前で八尺鬼に捕まってしまう。ヨリは八尺鬼の存在を知っていたカンチョリを責めるが、ガプもその事実を知っていたと聞かされ、ひどく動揺する。
※夜、ユン・ガプの霊に祈りを捧げるヨリ→王子グァンが発作を起こす→取り縋る王妃と国王
※王子が黒っぽい液体を吐く→ユン・ガプの霊が現れる
※易者プンサンの祈禱、九日霊堂 召之則吉 身中三精 何不呼之 一日台光 二日爽霊 三日幽精 呼之則慶
※王子を元を離れるユン・ガプの霊→逃げる霊を見つけたヨリは後を追う→怨恨の気の臭いに気づくヨリ
※八尺鬼に捕まり引きずられて行くユン・ガプの霊を追おうとしたヨリを止めるカンチョリ
※ユン・ガプの霊は八尺鬼から抜け出したが既に魂を食われている
※祈祷を終えた易者プンサンは「鬼神は王子の体に根をおろした、王子を殺さなければ祓えない」
※鬼神のせいで王子が死ぬことが大妃(テビ)の望みという易者プンサン
※大妃に叱責され報酬をもらって去る易者プンサン
※御医の診察後、眠る王子→国王が建物を出る
※カンチョリは王子の悪鬼払いをさせるためにユン・ガプが偽の口実でヨリを呼んだという
※夜、ユン・ガプの実家に帰ったヨリ
※ユン・ガプの母が恵民署(ヘミンソ)から持ち帰ってきた衣を洗濯しようとして、中から出てきた小袋を見つける
※小袋の中身は子供時代、村を出て行くユン・ガプにヨリが渡した長命縷(組紐状のもの)→迎えに来るとユン・ガプが約束
※長命縷(チャンミョンヌ):無病息災を祈念する腕輪
※もともとは子どもの無病息災を祈り母親が作るもの
※長命縷を投げ捨て涙ぐむヨリ→遠くから見守るカンチョリ
※翌日寝過ごしたカンチョリは朝ごはんに呼ぶ母親にヨリが出かける時に起こさなかった母親を責める
※母親は木匙でカンチョリの頭を叩き叱るとカンチョリは腹を立てて竜巻を両手に集めるが取り止める
※ヨリの後を追おうとするカンチョリに母はニラチヂミの弁当を渡す
※尚衣院で作業するヨリのもとへ尚膳が現れユン・ガプが居るかと尋ね国王の眼鏡のつるが緩んだと修繕を頼まれる
※ヨリは再び水鬼を呼び出す→復讐の手伝いをするから自分の手を貸してほしい
※甕を抱えて練武場に行くヨリ→球が飛んでくる→邪魔をされたと怒る大君
※大君(テグン)様
※尚衣院でヨリが居ないと言われるカンチョリ→抜け出すヨリに罰を与えるという役人→胸倉を掴んで持ち上げヨリに手を挙げたらお前だけでなく子孫も酷い目にあわすとカンチョリ
※木に隠れて甕の水に水鬼の髪を入れるヨリ
※自害した宮女の幽霊を見た大君は木の側の水甕を覗きこみ水鬼に引きずり込まれる
※手籠めにされた宮女は恨み言を述べ共に逝こうと引きずり込む
※水甕に頭を突っ込んだ姿勢の大君を見つけた周囲が助けようとする→ヨリが枝で甕を壊す
※洗踏房(セダッパン):洗濯を担当する部署
※洗踏房の裏庭に青糸を混ぜて編んだ籠がありそこに王子の衣がある
※悪業を重ねれば悪鬼になる人間に近づくなと水鬼を諫めるヨリ
※王宮の屋根の上からヨリを探すカンチョリ
第6話 開かれた鬼門
カンチョリはガプを殺した兵曹判書のクァク・サンチュンを見て驚くが、王には何も覚えていないとウソをつく。王は人が変わったようなガプに疑念を抱き、警戒する。その頃、ヨリは1人である場所へと向かっていた。
※洗踏房に赴いたヨリの前にカンチョリが現れ怨霊の臭いがすると言う
※ユン・ガプの体を酷使するなとヨリは言い痛めた脚の具合を確かめる→足首が腫れている
※顔を赤らめるカンチョリに熱はないか確かめるヨリ
※ヨリを連れ帰ろうとするカンチョリを追い払うため、ユン検書官(コムソグァン)を探す尚膳(サンソン)の近くで故意にユン・ガプの名を呼ぶ
※尚衣院で待つというヨリに、カンチョリは国王に会いに行くことにするが、不遜な態度で尚膳を怒らせる
※ヨリは洗濯籠の中の王子の衣を持ち去る
※国王は検書官(コムソグァン)が襲われた事件を兵曹判書(ビョンジョバンソ)に調べるように言う
※国王はユン・ガプを襲ったのは武官出身の武芸に長けた者では?という
※カンチョリは女官が運ぶ食物を盗み食いしたり王の御前で転んだり奇行
※龍が描かれた赤い衣を着ている男性を王と判断するカンチョリ
※兵曹判書を見てユン・ガプを殺した男だと察しながら「覚えていない」と国王に答えるカンチョリ
※国王は王命を遂行中に刺されたので余を刺したも同然だと兵曹判書に事件の捜査を命じる
※兵曹判書が退出したあと、御前で絹の座布団に座って揚げ菓子を食べるカンチョリは人間が出世したがる訳を納得する
※公奴婢(くぬひ)制度の改革案が完成した→カンチョリは奴婢制度を止めるなんて無駄だという
※カンチョリは国王に反論して出て行く→無礼な態度に尚膳は怒る
※八尺鬼の恨みの始まりは国王ではなく昔に遡る→なぜ国王は無事なのだろうかとカンチョリは疑問に思う
※尚膳はユン・ガプは記憶ではなく正気を失ったと国王に答える
※万古不易の人間の本性を見抜いておる→気性が変わったユン・ガプを不審に思う国王
※余が成し遂げたい大義はある者にとっては人を殺しても止めたいもの
※公奴婢がなくなれば私奴婢(しぬひ)もなくなるであろう
※ユン・ガプは知り過ぎているので見張っておくように国王が指示
※易者プンサンの祈禱→天地将軍は王子の体に居座ってしまった、王子の命は風前の灯火
※十三年前を最後にお揺らぎになったことはない、不吉でならぬ、王宮に何者かがいるのか
※王子の衣と道具を背負って山に入ったヨリ
※八尺鬼をおびき寄せるため岩々に縄をかけ儀式の支度をするヨリ
※尚衣院では尚膳が眼鏡の玉が無くなったことに気付いて大騒ぎする
※尚衣院に置いてある国王の輿から現れたカンチョリはヨリが居ないと知って騙されたと怒る
※神が欲する主のいない体がここにあります→鈴を振り踊るヨリ
※着替えを拒んで癇癪を起す王子に鈴の音が届く→呼ばれていると外へ飛び出す
※カンチョリは鈴の音を聞いてヨリに気付く
※尚膳は眼鏡の玉を盗まれたと国王に報告して平伏する→よりによってこの水晶玉
※中宮殿(チュングンジョン)の才尚宮(サングン:宮女)が王子が王宮の外へ出たと国王に報告
※舞終わったヨリの前に王子が現れた
※この弟子は神にお仕えすることを切願してきました、私の身を捧げて誠心誠意お仕えします
※ヨリの周囲を回り見定める八尺鬼
※賤しいアグジの霊力より優れている
※八尺鬼と踊るヨリ→隙を見て縄で結界を張ろうとするが気付かれる
※八尺鬼に襲われたヨリを助けるカンチョリ
※カンチョリは八尺鬼を捕まえるが矢で邪魔される→侍衛を連れた国王が放った矢
※ヨリは結界の内部に入らないように言うが国王たちが近寄り、カンチョリが王子を人質に牽制する
※ヨリは眼鏡から外した警鬼石(ギョングィソク)を王子に当て祈祷を唱える
※侍衛が弓でヨリを狙っていることに気付いたカンチョリは王子を放してヨリを庇う
※王子は口から八尺鬼を吐き出したが、地面にしみ込んだ八尺鬼は国王に憑依する
※禁縄が燃えて結界が破れていた
※憑依された国王は剣を抜く
第7話 救いたい理由
八尺鬼が王の体に乗り移ってしまったものの、ヨリたちは何とか危機を脱する。カンチョリは、手当をしてくれるヨリに胸の高鳴りを抑えられず、動揺してしまう。そして、八尺鬼の強さを知り、ヨリに逃げようと話すが...。
※八尺鬼に憑依された国王は剣を抜きカンチョリに襲いかかり、戦闘になる。
※カンチョリが光を発し、国王が気絶。
※国王の体から出た八尺鬼の背中にヨリが短刀を突き刺し、呪いを唱える。
※カンチョリが投げた短刀が胸に当たり、八尺鬼が消える→祈祷を行っていた易者プンサンが吐血
※危機を脱し、王宮に戻った王子は王妃の看病を受け、侍医の診察を受けた国王はユン・ガプのもとへ向かう
※閉じ込められた倉庫でユン・ガプの体に刺さった矢を抜いてヨリが手当てをする
※八尺鬼が深手で動けないうちに都を脱出するようにカンチョリは言うが、若様の言葉で救われたから見捨てられないとヨリは拒む
※倉庫に現れた国王はカンチョリに刃を向けて「お前はユン・ガプではない」と迫る
※カンチョリは「ユン・ガプはクァク・サンチュンに殺された」と告げ、体を借りているだけだと答える
※意識を取り戻した王子が現れ、悪鬼を祓ってくれた命の恩人だと父王に願う
※赦免された二人は夜道を帰るが、カンチョリが倒れ「水」を求める
※川に浸かるカンチョリを見て、ヨリは沼の主の大蛇(イムギ)だと思い出す
※ヨリは身を捧げて主神として仕えるので悪鬼を祓ってほしいと頼むが、カンチョリは怒って去る
※回復した王子を見た大妃は鬼神が去ったと知って、易者プンサンに怒りをぶつける
※易者プンサンは王宮に邪魔する者がいると答える
※鬼神を再び呼んで王子を亡き者にすると言うが、大妃は二度と悪臭を嗅ぎたくないと断る
※ヨンインの衣を渡し、鬼神払いをするように言いつけて去る
第8話 理不尽な試練
主神になってほしいと頼むヨリに、カンチョリはある条件を出す。しかし、その頃、北岳(プガク)山で淫祀(ウムサ)の痕跡が見つかり、ヨリたちは都の外に追放されてしまう。ガプの魂を諦められないヨリは、ある人物のもとへ向かう。
※大妃から預かった衣に火がつき燃える
※寝て過ごすカンチョリに業を煮やして足で押して起こそうとするヨリ
※主神に対して不敬だと怒るカンチョリ、供物一つないと文句を言う、カボチャ飴を食べさせるヨリ
※長命縷(チャンミョンヌ)を望むカンチョリ
※国王に上訴→ユン・ガプとヨリの捕縛命令
※ヨリの所へ水鬼が現れて忠告する
※セルチュク眼鏡:楕円形の女性用眼鏡
※ユン・ガプの母はヨリに作って貰った眼鏡を喜ぶ
※捕縛された二人の前に北岳で見つかった巫具(ふぐ)が放り出される→身に覚えがないと弁明するヨリ
※巫堂(ムーダン)は都に入れぬのが法の定め、国王はユン・ガプを免職し、二人を都から追放する
※ヨリは八尺鬼は王室を深く恨んでおり、王と王子を狙って戻ってくると訴える
※山中で縄を解かれた二人、ヨリは侍衛に国王への伝言を頼む
※眼鏡を放さず持っていれば、警鬼石(ギョングィソク)が八尺鬼から守ってくれる
※北岳で見つかった祭祀はカンチョリの仕業
※ネブル山に行ってカソプ和尚に会うというヨリ
※宗学(チョンハク):王子たちの教育機関
※ヨンインは布団を被って震えている所へ大妃が来て叱責
※大君(テグン)様
※井戸で死んだ宮女が現れたと怖がるヨンインを平手打ちする大妃
※臆病者と叱責されたヨンインは都路を馬で疾駆する、追いかける側仕え
※井戸に落ちて死んだ宮女オギムの家に来たヨンインはオギムの父親に暴行する→側仕えが制止する
※一部始終を庭の隅から見ている水鬼
※山道を歩くヨリ、虎が現れる→カンチョリが雷で追払う
※昇天龍になる望みのためにヨリを以前から守っていた
※カボチャ飴を盗まれたカンチョリは怒って追いかける
※老人から奪い返した所へ現れた僧侶に襲われ、闘うカンチョリ
※落とした飴を拾った老人に食べられたところを目撃したカンチョリに隙ができ、僧侶に殴られて気絶
※そこへ現れたヨリ→僧侶はカソプ和尚だった。老人は和尚の師匠
※祖母の巫具はネブル山の頂に埋めた→明朝掘りに行こう
※ヨンインは酔っ払って王宮に戻り側仕えを追い払う
※易者プンサンの祈禱
※水鬼が現れるとヨンインは悪態を吐くが、八尺鬼に襲われる
第9話 二人の誓い
ヨンイン大君が死に、王はヨリの言葉を思い出す。同じ頃、悪鬼を祓う方法を知ったカンチョリは、悩みつつも主神になる決意をする。一方、怒りに震える大妃に詰め寄られたプンサンは、ヨンイン大君の死が術士のせいだと伝える。
※翌朝、ヨンインの亡骸を側仕えが発見する
※国王が亡骸を確認すると王子の時と同じ悪臭が漂う
※大妃が取り縋って泣きわめく
※朝、カンチョリは和尚と話す
※救病施食で有名な俗僧
※救病施食:憑き人のため鬼神を成仏させること
※悪鬼の恨みを晴らし成仏させる唯一の方法→龍の如意珠、もしくはイムギ(大蛇)の体内にある夜光珠
※カンチョリが身を挺すること→俺に死ねというのか
※祖母の巫具を掘り出したヨリに主神になるというカンチョリ→長命縷(チャンミョンヌ)を貰う
※王宮に運びこまれた易者プンサンはヨンインを守れなかったことを大妃に責められる刃を向けられる。
※易者プンサンは王宮に術士が居るといい、責任転嫁する
※カンチョリを主神に迎える祭祀を行うヨリ→カンチョリに長命縷を結び、ヨリは指輪を嵌めてもらう
※国王は八尺鬼に襲われる悪夢を見る
※出発するヨリに和尚はムレスズメの苗を渡す
※チェ・ウォヌが都に到着→弔問のための上京
※都の城門まで戻ってきたヨリとカンチョリ
※カンチョリが情欲に惑っていると、王の侍衛に見つかる→逃げ出す二人
※輿に酔って嘔吐するお嬢様→ユン・ガプに会うために上京
※逃げてきた二人がお嬢様の輿に逃げ込む
※カンチョリに苗を渡されたお嬢様は嘘を侍衛に伝えるが、輿の屋根を開けられて露見
※都には入っていないと抗弁する二人を、内禁衛(ネグミ)の武官は王宮に案内する
※ヨリはヨンインが亡くなったことを察知し、呪符を見つける。
※カンチョリが水鬼を捕まえ、ヨンインが八尺鬼に殺されたことを知る
※国王が二人を見つけ追放した筈と怒るが、王妃が現れ自分が二人を呼んだという
※王子と王様を失えないから淫祀(ウムサ)を行う不徳な王妃になる
第10話 守りたい人
謎の人物と接触したプンサンは密命を受ける。一方、ヨリとカンチョリは八尺鬼の正体を追う中で、王宮に敵と密通する者がいることに気づく。王子と自らの身に危険が迫っていることを知った王は悪鬼退散のために動きだす。
※易者プンサンは黒衣の武装集団に襲われる。
※集団を率いる人物の配下に一月以内に王子を殺さねば命はないと指示される。
※国王は呪符は火鉢の灰で書いたものと指摘
※八尺鬼は火鬼だとヨリ、焼け死んだ鬼神
※八尺鬼の正体が分かれば祓える
※カンチョリは火の気と相容れないため呪符を熱がって持てない
※王宮に八尺鬼に手を貸す者がいる
※傷を癒すために大君を即座に殺して食った
※国王はユン・ガプを復職させ、ヨリも眼鏡職人として尚衣院に戻し、密命を果たせと命令
※白い喪服姿の大妃は息子の死を嘆き悲しむ
※弔問から帰る家臣を木の上から見る片足の鬼
※クァク・サンチュンはユン・ガプの復職を知って不審に思う
※薬湯を差し出すユン・ガプの母から逃げ回るカンチョリ
※牛の脳と蛇の尻尾と百足を煎じた物
※無理やり飲まされそうになって吹き出すカンチョリ
※ヨリを意識して動揺するカンチョリ
※寝込んだ大妃に牛乳粥を持参して見舞う王妃
※小卓をひっくり返す大妃、吐き気を堪える王妃は退出する
※王妃を探るように命じる大妃
※八尺鬼が丙午(ひのえうま)日に王子を殺めようと現れると国王に告げるヨリ
※火の気が強い日に行動する
※八尺鬼を書庫に誘き出すと進言するヨリ
※霊力の宿る煙月刀をカンチョリに渡すヨリ
※煙月刀:三日月形の刀
※紙の罠で八尺鬼を捕らえるから夜光珠の力を使い刀で刺してほしいと頼むヨリ
※易者プンサンは呪符を書く→王室の書庫に秘かに貼るように側仕えに指示
※天地将軍に祈祷を捧げる易者プンサン
※書庫に忍び込む覆面の者、それを見張る武官
※王子がカンチョリに背負うように頼む
※王子は鬼神は怖くない、悲しいのだと言う
※八尺鬼が現れ、粉の上に足跡がつく
※王子の衣にやってきた八尺鬼に罠を発動させて閉じ込める
※カンチョリが煙月刀で刺して夜光珠の力を使う
※易者プンサンの祈禱で力を得た八尺鬼に跳ね返されるカンチョリ
書名:濃霧は危険
原題:Welcome to Danger
作者:クリスチアナ・ブランド(イギリス作家)
出版:国書刊行会(KITEN BOOKS)
内容:十五歳のビル・レデヴンは、デヴォンシャーの大地主レデヴン家の跡取り息子として過保護に育てられてきた。九月、十四歳の娘がいる名付け親の家で休暇を過ごすよう両親に命じられたビルは、家庭教師とお抱え運転手のブランドンに説得されて霧の漂う中レデヴン館を出発した。シルバーのロールスロイスに乗せられたビルは目的地に向かっていた筈だったが、霧が濃くたちこめた荒れ地の途中で、いきなりブランドンの勝手な都合で車から引っ張り出されて置き去りにされてしまう。其処から一マイル離れたボースタル少年院では、「ナイフ」の通称で呼ばれる二十歳のウィリアム・フィップスが以前からの計画に従って脱走する。此処はダートムアのどこかで今は夜の八時から九時の間ということしか分からないビルは、湿った霧の冷たさをしのぐために歩くうちに道路から外れて完全に迷ってしまう。荒れ地をさまよい歩くビルは、やがて一軒の農家を見つけドアをノックするが、「銃で撃つ」と怒鳴る女性の声が飛んできた。ちょうどラジオで受刑者が脱走して荒れ地を逃げているというニュースが流れたばかりだったのだ。脱獄者の特徴は「平均より身長の低い細身の青年」で、窓からビルを見た女性は勘違いして追い払おうとしたのだ。仕方なくドアから離れたビルは、農家の納屋に忍び込む。ワラの山で横になったビルは夢うつつで学校の課題で出された『マクベス』を暗誦すると、暗がりから「そいつはシェイクスピアだ!」とささやく声が返ってきた。その声の人物の姿は見えず、直ぐに出て行った。翌朝、ビルが目を覚ますと、自分のジャケットの代わりに少年院の制服の上着が残されていた。霧は晴れたが朝の空気は冷たく、しぶしぶ少年院の制服を着たビルは農家の女性に事情を説明することを諦める。農場の周囲には民家がなく荷馬車の小道があったが、人に出会って問答無用で撃たれることを恐れ、ビルは荒れ地に足を進めた。ビルは空腹を抱えて歩くうちに、廃墟から煙が立ち上っていることに気付く。注意しながら近づくとベーコンの匂いが漂ってきた。誤解されないように少年院の制服を脱いだビルは、崩れた壁から足を滑らせて転がり落ちた。ベーコンを焼いていた女の子が気付いてビルに名前を尋ねた。詮索されないようにファーストネームだけ答えたビルが食事を御馳走になっていると、女の子の双子の兄で眼帯をした少年パッチが現れる。妹がポニーに乗っていなくなると、パッチは飼っているシャム猫のサンタクローズを紹介してくれた。ビルが自分の事情を打ち明けようと決心したとき、誰かが廃墟に近づいてきて、パッチに隠れるように指示される。パッチはビルが脱ぎ捨てた少年院の上着を見つけていたのだ。ビルが隠れると、廃墟の戸口にスーツを着た小柄な青年が現れた。パッチが応対すると、にやついた笑顔の青年は「マクベス」と名乗り、少年院から逃げた少年を追っていると説明する。ナイフを持ち歩く危険な少年の行方を聞かれたパッチは、一芝居うって「ビルはタヴィストックに行った」と若者を騙して去らせる。隠れ場所で会話を聞いていたビルは、昨夜の納屋での出来事を思い出し、「マクベス刑事」が悪党の一味だと悟る。隠れ場所から出たビルは、パッチと会話するうちに兄妹も悪党の一人ではないかと疑い、自分を悪党仲間だと思わせたままにしておく。パッチの提案で上着のポケットに入っていたメッセージを読むことにする。封筒に入っていた紙には暗号文が書かれており、二人は解読に取り組む。すると、レデヴン家の家宝であるルビーの宝飾品「レデヴンの花」が狙われていると解る。ビルとパッチは暗号文の指示に従い、待ち合わせ場所に向かう。だが、途中で義足の大男に出会い……。にやついた若者、ヴァイオリン、片手が鉤爪の男との、追いつ追われつの冒険が始まる。荒涼とした大地と海が広がるイギリス南部のダートムアを舞台にしたジュヴナイルの傑作。
※原書初版1949年
※作者クリスチアナ・ブランド(1907~1988年)は、イギリス領マラヤ(現在のマレーシアの一部)で生まれ、イギリス領インド帝国で育つ。イギリス帰国後の十七歳の時に親が破産した為、さまざまな職を転々とする。1941年に作家デビュー。
※巻頭の【炉辺談話(ろへんだんわ)】に、イギリス(英国)という国の成り立ちについて注意書きされている。イギリスという国名は、日本で用いられている通称で、正式な名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」。イギリスというユナイテッド・キングダム(連合王国:略称UK)は、言語も歴史・文化も国旗も異なる四つの国――イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドという四つのカントリー(「国」)が、同君(どうくん:イングランド国王・女王)連合型の単一主権国家を形成している。本作の主人公、イングランド出身の地主の息子ビルがウェールズへ旅立つという事が、大きな冒険であることが理解できるという訳だ。
※邦題について、ブランドの代表作『Green for Danger:緑は危険』と『The Fog of Doubt:疑惑の霧』を結合したもの。
※本作は1949年の英国版を底本としつつ、1950年刊行の改訂米国版(Danger Unlimitedというタイトル)のいいところを訳者(宮脇裕子)が取捨選択したJapanese Editionということになる。
ジュヴナイル:児童文学
ウィル:ウィリアムの愛称
片方の目を覆っている黒い眼帯だ。頭に巻いたゴムで留めてある。パッチ(眼帯)と呼ばれているということは、一時的につけているのではなく、ふだんもずっとしているのだろう。
猫がいる。「名前は何?」
「サンタの爪(クローズ)だよ」
ウィリアムの愛称はビル。
「プリーストホール(司祭隠れ場)に入って。」
「壁と壁のあいだに食器戸棚みたいなのがあって、宗教改革のあとの時代にカトリックの司祭を隠すために使われていたんだ……。」
「『レッド(赤い)デヴォン』なら聞いたことがある。赤土(あかつち)だからね」
「それが、ぼくの名字の由来なんだ。祖先はレッド(赤土の)デヴォンの大地主で、世代が下るうちにスペリングがReddeven(レデヴン)になり、それが名字になった……」
「たぶん、これはRed Devonを意味しているんだ。」
レデヴンの小麦粉(フラワー)。レデヴンの花(フラワー)。
「ブランデーなんて名前の人、聞いたことある?」
「ブランドンなら、知り合いにいるよ」
槙肌(まいはだ):ヒノキやコウヤマキの甘皮を砕いて繊維とした物で、舟や桶などの水漏れを防ぐために合わせ目や継ぎ目に詰めるのに使われる
「金曜日(カトリック教徒が肉を食べない日)に魚を食べる人はおおぜいいる」
ABEMA視聴(3/5~3/10)
花間令(かかんれい)~Lost in Love~(原題:花間令 In Blossom)
第21話 水上の神殿
潘樾(パン・ユエ)たちが遺体で見つかった書生の繆荘(ミャオ・ジュアン)のことを調べていくと、繆荘は裏山で謎の幽霊船を見てしまったがゆえに、陳賦に消されていたということが分かる。潘樾と楊采薇は裏山の地下で倉庫を発見するが、潘樾が幻暝虫に襲われて目が見えなくなってしまう。そこを刺客に襲われ、斬られそうになった楊采薇は坂の下に転がり落ちる。
※一年前、新鄭書院
※夜中に厠に行った繆荘は陳掌院の跡を付けて裏山で水上の神殿に停泊する十数隻の幽霊船を目撃
※水紋の図案が浮かんだ、陳掌院の提燈にも水紋の図案
※翌朝、繆荘は突然死していた
※沈慈は秘かに検視人を呼んだが、すでに陳掌院が伝染病だからと死体を焼き払ってしまっていた
※これがきっかけで沈慈はいじめの対象になったと日記に書き残した
※手記を読んだ潘県令と楊采薇(ヤン・ツァイウェイ)は地下河川を調べに裏山に行く
※地下の入口を見つけ二人で降りる
※地下水路の桟橋で引っかかった布袋の端切れを拾う楊采薇
※地下から出て裏山を行く二人を監視する陳掌院は、潘県令を恨み鬼火事案の死者を増やすと決意する
※助けを求める声が響き、山中に箱を見つけた二人
※潘県令が箱を開けると沈厳の幻瞑虫が飛び出してきた→潘県令が首を嚙まれる
※目に異常が現れ始めた潘県令、武装部隊の襲撃
※シャオシン:用心を
※戦闘中に目が見えなくなった潘県令に楊采薇が敵との距離を教える
※敵に追いかけられた楊采薇は斜面から落ちる、潘県令も後を追って転がり落ちる
※返事をしない上官芷(シャングワン・ジー)に動揺した潘県令は楊采薇の名を叫んで探し回る
※意識を取り戻した楊采薇は泣きながら自分の本名を呼ぶ潘県令に、正体を知られていたことを悟る
※鬼市、小笙と阿江は玉蟾蜍(ぎょくせんじょ)の買い手を待ちかまえていた
※いかさま師と呼びつつも互いを意識する二人
※毎月の客を追って二人は銀雨楼の裏山に、安全のために阿江が一人で行く
※亡父の墓碑が隠し扉→侵入した阿江は車椅子の男と対面
※県署に戻り潘県令に治療を施すが、虫(黒い邪気)ではなく血の涙が出る
※震える楊采薇に失明すれば堂々と頼れると潘県令はいう
※楊采薇は独房の沈厳(シェン・イエン)を訪ねる
※治療効果は個人差があり、三日経って好転しなけらば失明
※入浴中の潘県令は発作の兆候→阿澤(アーゾー)呼ぶが来ない
※楊采薇がやってきて照れる潘県令に口づけた件を持ち出してからかう
※二人が抱擁していると阿澤が衣を届けにくる
※阿澤は「楊さんと再会したからといって」と言って下がる
※潘県令の体を拭く楊采薇は傷痕について尋ね、その経緯を知り、疑ったことを謝る
※楊采薇は目の見えない潘県令と手を繋いで県署内を歩き、歩数を計測して場所を教える
※阿江は牢に監禁され二日の間食事を拒む
※牢にやってきた車椅子の男は、三年ぶりに会う死んだはずの父だった
※三年前、銀雨楼の手助けで都の高官となった男が金水幇を利用して卓山巨(ジュオ・シャンジュー:銀雨楼楼主)を殺そうとした
※大怪我を負った卓山巨は義兄と直談判を望む
※劉将軍一家の暗殺を拒んだ、辺境の駐屯軍の暗殺など出来ぬ
※義兄弟の契りを結んだ仲だったが命に背いたと
※敵の油断を誘うために孫震に葬儀を営ませた
※金水楼は隠れ蓑、楊一家の殺害と楊采薇の殺害を手配した
※江児(ジアンアル:江よ)
※医書の記述をもとに野生の幻瞑虫に効く鍼治療を行う
※潘県令に励まされて楊采薇は一回限りの鍼治療を進め、流血と虫が出る→視力回復
※銀雨楼の門前で中を窺う小笙は、出てきた阿福に聞くと阿江は禾陽の外にいると嘘を教えられる
※凌児の袖口に付着した塩水を見て、数日前の衣の汚れを思い出す
※洞窟は塩の保管庫だった→新鄭書院の家宅捜索→帳簿が持ち去られていた→陳掌院の捕縛命令
※県署に帰ると小笙が阿江の危機を知らせに来た
第22話 親と子
倉庫で拾った布袋がヒントになり、塩の件には銀雨楼が関わっていることが判明。潘樾は部下たちに埠頭と水運の調査を命じる。そんな時、安否不明の卓瀾江から宴の招待状が届く。罠だと知りながらも、潘樾は1人で銀雨楼へ。そこで潘樾を待っていたのは卓瀾江の父・卓山巨(ジュオ・シャンジュー)だった。しかし、卓山巨は黒幕については口をつぐむ。
※小笙の報せで阿江が姿を消した銀雨楼の裏山に行く
※楊采薇は地下水路で拾った布切れの模様は「卓(ジュオ)」の文字だったと気付く
※陳掌院は帳簿を持って都に逃げた、県署が銀雨楼の水運を調べている、報告を受ける卓山巨
※阿江を心配する小笙は県署を飛び出そうとして楊采薇に諭される
※銀雨楼の使者が阿江の招待状を潘県令に渡す
※送呈 尊客 潘大人 壹? 見字如晤 暌違數日 銀雨詔宴 務請前來 共謀一醉 忝請 卓瀾江
※敬愛する潘殿へ卓瀾江
※卓瀾江からの手紙でないと知りながら敢えて招待を受ける
※牢の阿江は断食中
※小笙に楊采薇は阿江が好きなのかと尋ねる
※住む世界が違うという小笙に告白を勧める楊采薇
※罠と知りつつ単独で来た潘県令と卓楼主が面談
※隙を見て小笙と楊采薇が忍び込む
※玉蟾蜍(ぎょくせんじょ)は火傷に効く薬なので焼死した楼主が生きていると見破った潘県令
※牢で三日目の阿江、無精ひげ
※阿福は楼主には逆らえないと抗弁する
※阿江はご飯の四つの穴を見て思い出す
※箸で穴を開けながら楊采薇が「東西南北四方順調のおまじない」と説明する、母に教わった、家の外でも身を守れる
※飯椀を箸で探ると鍵が出てくる
※楼主の弱味は阿江
※潘県令が死んでこそ銀雨楼は存続できる
※室内に水滴が落ちてくる→引火性の塗料
※相打ち覚悟、窓は青銅で出来ている、大門の厚さは三尺、厳重に封鎖してある
※脱獄した阿江と再会、小笙の策
※潘県令は大殿、火の回る室内
※駆けつけた阿江に孫大堂主が剣を向ける
※自ら刃を身に受ける阿江に剣を下ろす孫大堂主
※三年前、都で剣を無くした→阿江の剣を出して楼主は脅された
※説得を続ける潘県令は郡主から授かった免死令牌を楼主に見せる
※阿江が大門を叩いて父を呼ぶ
※黒幕の名は明かせない、江児を守ってくれるか
※阿江に罪はない、私の友
※仕掛けを動かし扉を開けて潘県令を押し飛ばす
※飛び込もうとする阿江を小笙が縋って止める
※自分が死んで江児を生かす→楼主は扉を閉める
※銀雨楼が潰れる、危険な商売をしていた楼主が大火で自害と噂になる
※楼主は事前に密書を燃やした、孫震でさえ黒幕を聞かされてない
※役所の間者は黒幕側の手配、伝書鳩で交信するため姿は見ていない
※自室で酒びたりの阿江を止めるが、関係ないと言われてしまう小笙
※阿江を叱咤する潘県令
※夜、汁物を運ぶ小笙
※新しい墓に墓参りする阿江、墓に呼ばれた楊采薇は謝罪を受ける
※楊采薇は地面に酒を撒き、許さないけど死んだ人を恨まない、安らかに眠って
※阿江に父君の罪を背負う必要はない、自分を責めないで、本当に悪いのは黒幕と告げる楊采薇
※卓家の血が体に流れているから無関係ではない
※二人は酒を酌み交わす、明日は毎月恒例の飲み会だと楊采薇
※酒館に阿江は現れず、店員が阿江からの酒を出し、小笙に火傷膏(やけどこう)を渡す
※雨の中、阿江を探す、阿江は船に乗って禾陽を出る、埠頭で呼びかける小笙
※迎えに来た潘県令と酒館に戻ると店員が小笙からの手紙を渡す
※我知道阿江去 哪里你們放心 吧我會照顧好 他的 白小笙
※阿江の行き先を知ってる私に任せて
※銀雨楼は役所によって閉鎖される
※告示 銀雨樓覇行禾陽數十年殺人走私犯案無數罪大悪極 全罪魁卓山巨自戒毒 瘤已除罪不及孥銀雨 樓其余人等改性向 善過往不究 禾陽縣衙
※銀雨楼は禾陽に数十年君臨し殺人や密輸等許しがたい罪を犯した、主犯の卓山巨は自害しその罪は家族には及ばず配下に至っては改心すれば過去は罰さず
※墓を守る孫(スン)大堂主を除き、解散
※たった三月で禾陽を改めた
※黒幕に調査は終了したと思わせるために大々的に知らせた
※阿江の彫った木像を眺め友を心配する楊采薇
※捜査に行き詰まった楊采薇と潘県令の話し合いを立ち聞きする者がいた
第23話 天師復活殺人
潘樾は役人をねぎらう宴を開く。しかし、それは役所に潜む間者を暴くための罠だった。罠にはまった間者は自害するが、その手に握られていた1通の文は楊采薇の父親宛てに送られた告発状だった。更に、その送り主と見られる女性は、9年前の天師復活事案で殺されていた。楊采薇は、その事案の検視をしていた師匠・老姜頭(ラオジアントウ)の所へ向かう。
※銀雨楼の水運事業は地元の商会に引き渡した
※慰労宴の最中に阿澤が運んだ文を二堂に置けと指示
※酔ったふりをした楊采薇を部屋に送る潘県令
※夜更け、潘県令は証拠品が盗まれたと胥吏たちの大部屋を家宅捜索
※寝台から書簡が出た劉捕吏が拘束される
※老齢を理由に主簿が退職を願い出る
※県署を出た主簿は銀雨楼の裏山の墓の隠し扉から中へ入り隠し戸棚から密書を取り出す
※阿澤が天井から降りて主簿を倒す→主簿は服毒自殺
※密書の中身は楊采薇の父宛の密告書だった
※都に到着した陳掌院が帳簿を義兄(黒幕)に渡し、牢の息子を助けてくれと頼む
※牢から解放された劉捕吏は実は主簿を疑っていたと告白
※密告書を読む楊采薇は密告者の情報が一切ないと述べる
※望月橋は物売り達が休む場所で人目が多い、なぜ待ち合わせに選んだのか
※楊采薇と潘県令は現地調査に行き、面会ではなく観察のために選んだ場所と推測
※来鳳客棧(らいほうきゃくさん)、先祖代々の店
※楊采薇は十年前家出した姉の手紙という作り話で店主に話を聞く
※都からきた女性、姓は商(シャン)と名乗り、天の間に一月ほど泊まった、美女だったので覚えている
※毎日二階で茶を飲み望月橋を眺めていた
※その後は向かいの宅を借り、茶房で働いていた
※九年前の大きな事案、有名な天師復活事案で犠牲になった
※楊采薇が禾陽に来て一年目、師父は役所の検視人で一緒に現場に行った
※仙人になるため人を生贄にした、犯人が死んだあとも人が殺され続けた
※四月十三日を最初に八名の女子が八つの方角で死亡した、八卦の八つの要素と一致している
※絞殺死体が加えた符、天為乾=天は乾(けん)なり
※畑を掘ったら死体が出た、胸元に符、地為坤=地は坤(こん)なり
※軒先の物干し竿に死体の手に符、風為巽=風は巽(そん)なり
※酒樽の中に死体、水為坎=水は坎(かん)なり
※柱の根元の死体、雷為震=雷は震(しん)なり
※市場で衆人環視の中焼死、火為离=火は離(り)なり
※水死体、沢為兌=沢は兌(だ)なり
※山の洞窟の死体、山為艮=山は艮(ごん)なり
※三月の間に次々と女子が殺された
※洛雲門(らくうんもん)の門弟が犯人
※民間の門派で、掌教の薛漸離(シュエ・ジエンリー)は人格者で心身修養をしていたのに、今は仙人修行を名目に掲げている
※女弟子の陸哀歌(ルー・アイゴー)は天賦の才で多くの古の修行術を会得
※家宅捜索で秘本が見つかった
※帰蔵(きぞう)回天録、八卦の象(しょう)を利用し、八人の女子を捧げれば仙人になれる
※秘本の内容と八人の死にざまは一致した
※一人目が死ぬ前、陸哀歌は金丹中毒で死んだ、葬儀には信徒たちが参加
※それで復活殺人の伝説が生まれた
※検視した師父は、今郊外の小笙の家にいる
※師父を訪ねた楊采薇と潘県令だが、師父は楊采薇を殺したと潘県令を殴る
※師父は郡主と婚約中の潘県令と一緒に居る楊采薇の評判を心配して諫める
※思い出すのに時間がかかると師父が言い、自分の代わりに潘県令に畑の水やりをさせる
※夕食後、泊まっていけと言われる
※楊采薇の好きな東部屋に泊まれと言われる、目覚めて太陽が見えたら生きてると感じた
※お前の好きな芋の芽の五香炒め
※師父と同じ寝台で休む潘県令
※楊采薇が壁を叩いて合図し、外に出て会う
※盗み食いの濡れ衣を着せられたとき師父が仲裁に現れた
※鯉と甘草(かんぞう)は相克する、共に食すと嘔吐や下痢を引き起こし、重症ならば死亡に至る
※楊采薇を責めた男にも食えという、子供をカモにするなど卑劣極まりない
※詐欺なら上手くやれ、袖に鯉の赤汁が付いてる
※師父の後について行き、弟子入りを願う
※女に検視はできぬと断られる
※楊采薇は反論し、遺体の骨の数をかぞえられたら弟子にすると言われた、206個
※劉記質店、孫震は都の劉記質店に文を送っていた
※阿江は水紋の令牌を質に入れ金千両を要求する
※銀一両の価値もないと断られる、片目が白くなっている男に本当の店主を出せと要求、店の用心棒を倒し、明日また来るといって去る
※阿江の拠点に小笙が現れるが追い出されそうになり愛を告白
※動揺した阿江に追い出され小笙は去る
※潘県令は師父に弟子入れすると言いだし、献茶する
※検視ではなく楊采薇のことを学びたいと答える
※師父は茶を受け取り飲んで返す
第24話 邪悪な方法
洛雲門が陸哀歌(ルー・アイゴー)の復活をうたい文句にして信者を集めていた。陸哀歌が死んだ時、遺体に不審な点はないとされていたが、老姜頭はその墓を掘り返したことで薛漸離(シュエ・ジエンリー)に殺されそうになったという。楊采薇は薛漸離が犯人だろうとにらんで、潘樾と洛雲門に入り込む。すると、隠し部屋から何者かが読経する声が聞こえてくる。
※生き埋め
※八人目が楊采薇の亡父に告発状を送った人物
※茶房(チャーファン)
※商(シャン)は最も悲惨な死に方をした、生きたまま煮え立つ銅を浴びせられた
※洛雲門の裏山に入り陸(ルー)天師の墓をひそかに掘った師父は薛漸離に殺されそうになる
※薛漸離が犯人の可能性
※洛雲門の精進部屋に泊まれば帰り道には三人になっている
※薛漸離に拝礼する二人、楊采薇は変わった匂いを嗅ぐ
※普通の降真香(こうしんこう)や沈香(じんこう)とは違う
※師父に聞いたからと冷え性に効くツボを押す潘県令
※娘子(ニャンヅ:妻よ)
※夜間の外出禁止、薛掌教が読経します、法力が強く凡人には害となる恐れが
※夜更けに忍び込んで調べる潘県令
※夢華香(むかこう)、人を惑わす香
※巻物を調べる、離 詵(リー シェン)の文字
※天地四方にわたり古今に至るまで心身を修養し法を持てば私心なし
※流れは水のごとく自然は無間(むげん)なり、宇宙は律動し万物は流転する
※隠し部屋の中で何者かが読経していた
※朝、父の最期の夢を見て目覚めた阿江が借家の庭に出ると小笙が食事をしていた
※都に商売に来たと言う小笙は借家の東の部屋を借りたという
※留守番の凌児と阿澤が鉢植を運んで並べる、凌児はお嬢様の将来を心配する
※薛掌教は不在でも部屋の前に門番が二人いる
※子が出来ない、姉は六番目の生贄などと作り話で足止めする
※李主事
※隠し部屋に入った潘県令は足枷を嵌められ倒れている女性を発見する
※薛掌教が隠し部屋に入ったので潘県令は隠れる
※床に寝ている女性に体を粗末にするなという薛掌教
※女性は陸哀歌で自分を殺せという
※腕に噛みついた陸哀歌に夢華香から作った丹薬を無理やり飲ませる
※二人で読経を始めるが、火事騒ぎが起きる
※薛掌教が様子を見に出て行くと、潘県令は陸哀歌を連れ出す
※陸哀歌を背負い楊采薇と山道を歩いて逃げていると、陸哀歌が意識を取り戻す
※役所の胥吏たちが合流する
※追いかけてきた薛掌教は胥吏の集団を見送る
※県署に戻り陸哀歌に八人の殺人について聞く
※哀歌を漸離(ぜんり)と歌う傍若無人なり
※陸哀歌は薛掌教と師弟以上の関係
※十六歳のとき一目ぼれして入門
※洛雲門の扁額:天賜百福
※修行で寿命を縮めた師父を救うために古書を研究して帰蔵(きぞう)回天録をまとめたが、生贄は使わない約束
※邪悪な方法に反対する陸哀歌を薬で仮死状態にすると、罪をすべて背負わせた
※薬を盛って監禁したのは仙人になる方法を一緒に研究させるため
※郊外の家に隠れて余生を過ごすと言う陸哀歌が男を恐がるので阿澤ではなく凌児に送らせる
※押収した薛掌教の経文と丹薬を保管庫へ
※詵詵(シェンシェン)、呪符の字と同じ
※この経文の解釈は道理に背いている、二度と考えるなと赤字で注釈
※薛掌教が誰かに書いた→最後に哀歌を漸離(ぜんり)と歌う傍若無人なりの捺印
※陸詵詵は俗名
※離詵は薛と陸のこと→陸哀歌は嘘をついている
※木の根元に陸哀歌によって拘束される凌児
※雷が落ちれば一瞬、指をかみ切り呪符を書く陸哀歌を止める薛掌教
※酒樽に死体を沈める陸哀歌を目撃した薛掌教は、過去三人の犠牲者について問い詰める
※人を殺すために死んだふりをしたのか
※殺人は死刑になる→そのために死んだ、死人は疑われない
※呪符に二人の名を書いた、あと四人捧げれば私たちは不老不死になる
※剣を交える二人→薛掌教は自ら陸哀歌の刃を胸に受ける→絶命
※潘県令と阿澤が駆けつけ、凌児を救出した阿澤と抱き合う
※陸哀歌は潘県令たちの姿を見て師父の剣で首を切って絶命
※凌児について歩く阿澤、守ると約束
※陸哀歌は四人を殺して師父に監禁された、残りの四人は誰かが手口を模倣した
※四人の白骨を検視する楊采薇
※遺体の顎骨から銅銭が出てくる→百花宮と関係がある
※義荘にいたころ見た、百花宮は歌妓(かぎ)を葬る時、口に銅銭を入れる、来世は裕福な家に生まれるように願いを込めて
※青帝は都へ送る歌妓を見ていた、十年前の娘たちを思い出す
※楊采薇と潘県令が訪ねて来て、銅銭を見せる
※今まで潘県令に手がかりを示していたのは青帝
※奥の部屋の隠し扉の向こうに四人の位牌:百花宮雲舒之霊、百花宮雲畫之霊、百花宮雲裳之霊、百花宮雲卿之霊
※墓碑には偽名を書くしかない、これが本当の名、手下の雲雀(ユンチュエ)に情報を集めさせていた、復讐のため
※青帝が育てた娘たち、雲裳(ユンチャン)=八人目の死者・商姑娘(シャンクーニャン)とは姉妹同然だった
※百花宮では毎年優れた娘たちを都の高官に送っている
※半年も経たずにこっそり逃げ帰って来て助けを求めた
※役人が敵国と通じてる文を拾った、禾陽にも仲間がいる、口封じを恐れて逃げてきた
※名前を隠して暮らしていたが、事態を打開しようと告発状を送った
※だが事情が漏れており、望月橋で楊済安を見張っている者たちがいた
※しばらくして楊一家が殺され、敵わないと知って身分を隠して生活するしかなかった
※一年もすれば諦めると思ったのに天師事件で殺された
※茶房の近くで見張らせ異常はなかったが、翌日外出した雲裳は失踪し裏山で変わり果てた姿に
※高官の名は知るだけで危険が及ぶと言わなかった
※歌妓が送られる場所も仲介人を挟むため知らない
第25話 郡主との婚儀
潘樾は歌妓が殺されたことで、黒幕に復讐を誓う青帝と都で合流する約束をする。県令の職を解かれた潘樾は、帰郷すると早速皇宮に呼ばれる。皇后は潘樾の功績をねぎらうが、劉箐との婚儀の日取りが既に決まっており、潘樾は黒幕の手引きではないかと疑う。そんな中、潘樾は父に奸臣の調査から手を引くよう諭される。
※都の黒幕に潘樾の帰京が報告される
※都に送られた歌妓(かぎ)は柳通り三番の邸宅にが滞在する
※仲介人の審査
※都で合流、赤い傘が目印
※皇帝の勅令→県令を離任して帰京、昇進
※県署で送別の宴
※楊采薇は庭に埋めた玉佩を掘り出して潘樾に渡す
※阿江は劉記質店に居座る→店主に伝令→店主は阿江に令牌の買い手がついたと文を渡す
※文に書かれた「洪福酒樓(こうふくしゅろう)」に向かう阿江、後を付ける小笙
※尾行に気づいた阿江は小笙に刃を向ける→群衆に囲まれ糾弾される
※天子のお膝元で悪事を働くとは
※小笙が知り合いだと執り成し解散
※酒楼で待っていた男は阿江が毎日質店で騒いだことを咎める
※父親が一生を捧げた相手が知りたいと言う阿江
※酒楼で昇進を祝う男を殺せば主殿に会えると言われる
※潘樾と楊采薇は馬車で都に入る
※火吹き芸、皿回し芸
※十年前と街並みが違う
※兵を引き連れた武官が馬車を停める→皇宮へお連れする
※上官府へ戻った楊采薇は上官蘭の出迎えを受ける
※哥哥(グーグー:兄上)
※芷児(ジーアル:芷よ)
※抱きしめ親密な態度の上官蘭に遠慮する楊采薇
※手を引かれ連れて行かれた先で愛犬(宝財:バオツァイ)と再会するが、楊采薇は怖がる
※主人である上官芷(シャングワン・ジー)でないと犬は勘づいているのか吠えられる
※怖がる妹を不審がる上官蘭、凌児が調査中に野良犬に吠えられたからではと助け船を出す
※潘樾との関係を聞かれる、二人が常に一緒だと噂を聞いた
※上官蘭が妹の死を知ったら傷つくだろうと心配する楊采薇は欺いていることに負い目を感じる
※皇宮の扁額:雅居春暉
※皇后に拝謁する潘樾、潘樾の父と郡主も同席
※礼部から提案された郡主との婚儀
※来月十五日は縁起がよい
※今年山東(さんとう)は干ばつ、南方は水害、民の励みになる
※郡主の両親は辺境で戦死、残された郡主と姉を養女とした
※突然の婚儀に黒幕の指示を疑う潘樾
※奸臣を調べることから手をひけと父に言われる潘樾
※礼部の孫熙明(スン・シーミン)が挨拶に現れる、皇后の命で婚儀の段取りを担います
※婚儀までの婿殿の段取り→忙しすぎる
※潘樾の肖像画だらけの自室に入った楊采薇は、凌児に知っているのか尋ねる→禾陽にいた時に気づいた
※昏睡から覚めて以来すべてが変わった、気のせいかと思ったが検視道具を慣れた手つきで使っていた
※別人だと気付いたのに何故暴かなかった
※昔は些細な過ちで叩かれ怯えていた、あなたが善人だと分かった、秘密は守る
※これからは姉のように思って欲しいと告げる楊采薇
※若様が作らせたと朝から豪華な食事が並ぶ
※万福礼
※潘樾から風雅苑で逢瀬をと報せが来る
※風雅苑は花を挿し茶を味わう場、行くのは名門の令嬢
※昔流行遅れの髪型で上官芷は嘲笑された
※出かけた先で上官芷を敵視していた吏部尚書の娘・司馬暄(スーマー・シュエン)と遭遇
※強引に茶席に連れて行かれる
※婚書を交わした、郡主との婚儀の話を聞かされる
※新作の白粉だと差し出されるが、この香りは花粉だと見抜く
※企みを察して遠慮するが、押しつけ合ううちに相手が粉を被る→蜂の群れに追われる
※郡主が現れ騒ぎを叱責する
※潘郎(パンラン)のことで話があると呼び出される
※潘郎の盟友だと宣言する郡主は上官芷の正体が楊采薇だと知っていた
※郡主は潘郎を夫にしたいと言い身を引くようにその為に呼んだ
※楊采薇は本人が別れを告げない限り信じないと言う
※郡主は身を引くかこの杯を飲み干せと迫る
第26話 桃の花の思い出
潘樾たちと青帝は都で合流する。青帝は、毎年歌妓が送られている敵の拠点を突き止めるため、腹心の藝児(ユンアル)に協力を求めていた。青帝は藝児ならば歌妓の審査に通過して、拠点に入れると見越していたのだった。一方、上官芷の兄・上官蘭(シャングワン・ラン)は、潘樾が郡主と婚約しておきながら、自分の妹と恋仲になっていることを不快に思っていた。
※杯を飲み干した楊采薇は、偽の毒酒とは考えましたね
※都の雪玉(せつぎょく)酒
※郡主の試しだった、ぜひ私の友になって、二人は酒を酌み交わす
※繍雲樓(しゅううんろう)、仕立屋
※仕立屋から出た孫熙明と潘樾の前に郡主が馬車で現われ、潘樾を連れて行く→その様子を小笙が目撃
※馬車の中で潘樾と楊采薇は互いを気遣う
※郡主に歌妓の件を報告する
※木造の橋、階段状
※馬車から降りた二人は柳通り三番へ→茶肆から立ち上がった女性が楊采薇の紅傘を受け取り導く
※建物の中で青帝と再会
※雲間舞(うんかんぶ)、雲裳(ユンチャン)と青帝が編み出した舞、百花宮の秘儀
※青帝の腹心・藝児(ユンアル)、拠点までの移動中に道しるべを残す
※妙な噂が立たないように上官府に戻るという楊采薇を潘樾は子供の頃の思い出の場所・桃林に連れて行く
※回想シーン、子供の頃から阿澤は潘樾に仕えていた
※短剣で桃の木に潘楊宅と彫り、桃林を別宅にする
※思い出を語り抱擁する二人
※夜、上官府に楊采薇を送り届けた潘樾は上官蘭に「フマイエ:婿殿」と呼びかけられ話があると言われる
※席に着いた三人、目くばせで会話する二人
※出会って十数年の知己
※郡主と婚約していながら妹を弄んだと怒る上官蘭
※楊采薇は禾陽では上下の関係にあり節度を保っていて、吹っ切れた二人を祝うと述べる
※上官蘭は更に怒る
※潘樾は婚約を辞退する、出来なければ殺せと言う
※上官蘭が去ると、すべてが終わったら真実を話して二人で許しを請おうと潘樾
※夜、阿江は官人の馬車を襲い暗殺、官人の幼い息子が敵討ちを誓う
※阿江の帰りを待つ小笙は探しに出かけて酒肆で飲む阿江を見つける
※酔い潰れた小笙を背負って帰宅、阿江の怪我に気づいた小笙が手当て
※阿江は小笙に口づけし、二人は床を共にする
※朝、借家の外に出ると黒幕の使いが阿江を待ちかまえていた
※三日後、劉記質店の前に馬車を迎えによこす
※振り向くと扉口に小笙が立っていた→あんたが悪事の限りを尽くしても私は気にしない→抱擁する二人
※仲介人・万(ワン)女将、こっそりと審査を見る潘樾と楊采薇
※肩幅は一尺三寸、太ももの間は肩幅より二寸狭い、腰は手でひと握りできる、藝児に触れる女将
※眉毛に異色が交ざっている、不吉ね。
※このほくろが眉の間にあれば救いがあった、目尻にあるほくろは災難を呼ぶ、この者を除く
※都では人相占いが流行、客人もその点はこだわる
※三日後正式に迎えに来る、代わりを立てるなら見てやってもいいわ
※尾行は出来ない、対面の茶楼の二階から見渡せるので見つかる
※天意には逆らえない
※楊采薇が幼い頃舞踏を学んでいたと立候補する、皇帝の前でも舞った
※日々の鍛錬なしに芸は保てぬ→青帝の特訓を受ける
※義荘で無縁仏を埋葬していたとき墓荒らしから身を守るために幽霊の演技で爪先歩きをしていた
※潘樾は危険だと反対するが、私の運気に頼ればいいと説得
※一世は無理でも一時なら欺ける→三日間特訓
※藝児は天賦の才があり顔立ちも雲裳と似ていたから伝授した
※藝児を除けばこの世において継承者を失ったも同然
第27話 令牌の模様
蒔蘿苑(しらえん)に入り込んだ楊采薇は、そこが単なる妓楼ではなくて汚い取り引きが交わされる巣窟であると知る。着いてすぐに位の高い客の前で踊ることになった楊采薇は、奥に座っていた何(ホー)が、蒔蘿苑の苑主・左惊飛(ズオ・ジンフェイ)に冊子を渡す場面を目撃する。楊采薇は何を酔わせ、その隙に蒔蘿苑の内部へと入っていき、小さな部屋で祭壇を見つける。
※審査で芷児(ジーアル)と名乗る楊采薇→合格
※黒い鉢巻きで目隠しされる歌妓たち
※馬車で袋から粉をこぼす楊采薇
※巻かれた香粉を辿る藝児と潘樾と阿澤
※蒔蘿苑(しらえん)に私物は持ち込めない、お前たちの銭袋や香嚢(こうのう)、手巾を盆に出させる
※婢の盆に置く時にわざと床に落とし、香粉の跡をつける
※小さな邸宅にたどり着いた潘樾は不審に思う
※邸宅には裏口はなく、空き家→中に入ると香粉の跡が床にある→隠し通路を発見
※左(ズオ)苑主から罰を受けて目が見えず口もきけなくなった女性
※店の看板:典當行、清怡茶樓、飄香酒肆
※隠し通路を出ると外
※妓楼で着替えた楊采薇は舞を披露する
※苑主、何大人(ホーダーレン)
※苑主は黒幕の使い、何殿に頼みごとをする
※朝官から冊子を受け取った苑主は退出→何殿の指名を受けた楊采薇
※朝帽の頂に真珠七粒
※楊采薇を見失った潘樾は郡主と口実(郡主が刺客に襲われた)を設けて禁軍を連れて捜索に出る
※何殿とゲームをして罰杯を飲ませる、酒に薬を混ぜて飲ませ暴れるように仕向ける
※使用人の注意を何殿に向けさせた隙に楊采薇は酒楼を捜索
※羊を祀る祭壇を見つける
※令牌の模様は水紋ではなく羊の角柄の一部だった
※顧雍が死に際に言ったのは姓の「楊(ヤン)」ではなく動物の「羊(ヤン)」
※通關文牒=通関証を見つけ、開くと司塩都尉(しえんとい)→新鄭書院の裏山の密輸塩と関係が?
※人が来たため楊采薇が隠れると、中年の男は礼拝する→使用人が新入りの歌妓が酒の中に五石散(ごせきさん)を仕込んだと何殿の件を報告
※男は殺害するように指示して去る
※朱記布坊から捨て水を運ぶ男を呼び止める潘樾→中に入って捜索→客をもてなす妓女の声が聞こえる→隠し扉を発見
※禁軍を連れて踏み込んできた潘樾に此処は私邸だと抗議する万女将
※芷児を探すが見つからず、阿澤から裏口から潘府の馬車が出たと報告される
※実家に乗り込んだ潘樾は父に刃を向けて楊采薇の行方を詰問
※だが父は探しているのは上官芷(シャングワン・ジー)ではなく楊采薇だろうと問い返す
※父は婚儀の件で潘樾を探し、桃林で抱擁している二人を目撃
※同僚に誘われて妓楼にいた、楊采薇を連れ去ったのは巻き添えを恐れたから
※婚儀は郡主との芝居だと悟った父→楊采薇を解放し、今夜お前たちとは会っていないと宣言
※二人が出て行く姿を木陰から見ていた潘樾の弟
※妓楼の隠し部屋に壁掛けの布、水門を組み合わせると羊の角になる
※馬車の中で報告→あの通関証ならどこでも通れる
※黒幕の配下は拠点を暴かれたことを叱責される→今日の来客名簿に潘瑾(パン・ジン)の名がある→潘府を調べよ
※暗殺の報告、令牌を渡す
第28話 父の無念
卓瀾江は父の仇敵を打つために、敵の懐に潜り込もうとしていた。黒幕と対面する当日、卓瀾江は白小笙を街へと誘いだすが、白小笙が縁結びの木に祈っている間に再び姿を消してしまう。楊采薇と白小笙は街中で偶然出くわし、楊采薇は白小笙が持っている香料が、黒幕が祈祷で使っていたものと同じ香りがすることに気づく。
※都の借家で小笙の作った丸鶏の汁物を食べる阿江、男を落とすならまず胃袋を掴め
※阿江は小笙に何故自分を好きか問う→顔が良いから、笑顔が素敵、美男子の潘大人よりあんたのほうが男前
※都に来てから家事ばかりだろう、今日は一緒に出かけようと阿江が誘う
※投壺の遊戯ですべての矢が壺にはいる阿江
※縁結びの木、札に互いの名を書き枝に結んで祈ればずっと一緒にいられる
※目を閉じて縁結びの神に、ずっとそばにいることだけを祈る小笙→阿江は姿を消す
※青帝に都を離れるように告げる潘樾
※蒔蘿苑(しらえん)苑主の左惊飛(ズオ・ジンフェイ)、四十過ぎの男、右目が黄ばんでいる
※苑主の容姿を聞いた青帝は雲裳を殺した男だという
※上官小姐(シャングワンシャオヂエ:上官さん)
※潘樾は蒔蘿苑(しらえん)の家屋権利証を調べるという
※青帝に報告した帰り、街角で小笙と再会する楊采薇
※上官芷(シャングワン・ジー)を敵視する令嬢・司馬暄(スーマー・シュエン)が潘樾と歩く楊采薇を目撃
※小笙から姿を消した阿江の話を聞いた楊采薇たち
※小笙の持ち物に黒幕が祈祷で使っていたのと同じ香りのものがあることに気づく楊采薇
※珍しい香料、入手先は?→姜(ジアン)族の胡楊香(こようこう)
※都の高官や貴人は玉より香料を好むから姜族の女子を通して入手
※小笙に仕入れ先の女性を紹介してもらう
※姜族固有の香料(胡楊香)、都ではうちしか扱っていない
※紙に描いた壁掛けの模様を見せる→羊角雲紋→姜族の刀罕(ダオハン)支族の象徴
※姜族は羊を崇める
※朝廷との争いが長引き刀罕(ダオハン)支族の多くが辺境を越え洛西(らくせい)に定住→それが洛西姜族、今では漢(ハン)族と同化してる
※血筋を忘れぬようこの柄を身に着ける者もいる
※洛西籍の高官を調べる
※洛西の姜族は軍戸に入った、戦力として使われるかも
※朝廷は間者の混入を恐れ「洛西籍の官員に栄転なし」→秘かに本籍を変えた
※雲裳の告発状によれば黒幕は十年前都に栄転してきた高官
※兵役に就いていたのは景昌(けいしょう)十年から二十年の間→兵部で調べる
※太尉夫人・劉(草冠+完:リウ・ワン:賈夫人:ジアフーレン)
※花匠(ホワチャン)が育てた
※富商家の令嬢
※風雅苑で司馬暄は賈夫人に上官芷と潘樾の仲を告げ口する
※陰口は慎み触れ廻らないように
※善児(シャンアル:侍女)
※黒幕の男に面会する阿江
※黒幕の男は卓山巨と義兄弟の契りを結んでいた
※大業の達成を目前
※潘樾を殺せるならと語る阿江、黒幕の男は禾陽での共闘について指摘→女子を奪われた
※潘樾が帰宅すると賈夫人から宴の招待状が届いていた
※賈夫人は郡主の姉で賈荃(ジア・チュエン:太尉)の夫人
※父と別に私だけを自宅に呼ぶのは変だ
※太尉府、手土産を渡し賈夫妻と郡主に会う潘樾
※潘公子(パンゴンヅ)
※賈夫人は支えられて歩く
※妹を母代わりとなって育てた
※上官芷との噂を問われる潘樾は幼馴染みで妹のような存在と答える
※賈太尉と庭園を歩き皇家に婿入りする心得を聞く潘樾、それを屋根から覗く阿江
※賈太尉を庇って刺される潘樾→太医の治療を受けた
※潘樾が刺されたと知らせを受けた楊采薇は太尉府の門を窺う→着替えを取りに出た阿澤に容体を教えてもらう
※楊采薇は無事を確認するために郡主に頼み手引きしてもらう
※阿江が黒幕のそばに盛り込むために刺客になっていると告げる潘樾
※先日暗殺された高官は阿江の仕業だと悟る
※黒幕に何故失敗したのか問われる阿江→部屋に案内される途中で陳掌院を見かける
第29話 見えてきた黒幕
潘樾の弟は楊采薇が上官芷になりすましているという情報を漏らし、それが黒幕に伝わってしまう。黒幕は潘樾と共に楊采薇も始末するよう部下に命じる。一方、潘樾は濡れ衣を着せられて投獄されていた盧(ルー)将軍と対面する。盧将軍のさりげない腕の動きを見た潘樾は、黒幕が誰であるのかを確信する。その頃、劉箐は黒幕に脅迫されていた。
※兵部で西北兵籍編年録を調べる阿澤、西北外軍の全兵簿
※登録は二年ごとに更新、景昌(けいしょう)十二年より前なら話は別
※景昌(けいしょう)十二年に兵簿の整理がされ、管理が厳格化し漏れがなくなった
※十二年より前は兵が自ら登録し、管理が緩かった→旧兵簿
※疏雨院(そういん)、薬膳汁を飲ませる楊采薇
※阿澤は上官芷を楊姑娘呼びが定着してる
※戸籍を変えた官兵を調べたいなら景昌十二年以前の名簿を探せ
※速達を届ける兵を目撃したと報告→辺境で反乱?
※太尉府に伝令→西北外軍が反乱
※ポー(報告)
※酒楼で友と酒を飲む潘檜(パン・フイ)→礼部の孫熙明(スン・シーミン)が挨拶して同席
※孫熙明が潘樾の愚痴をこぼす→潘檜は孫に上官芷が罪臣の娘・楊采薇だから地下妓楼を摘発したと秘密を教える
※配下から上官芷が楊采薇という報告を受けた黒幕は禾陽での上官芷の動きを調べるように命じる
※疏雨院を郡主が訪問→西北の駐屯兵が反乱し、姜(ジアン)族が辺境を越えてきた
※大司馬(だいしば)の盧(ルー)将軍は敵軍を撃退
※ところが盧将軍は元洛西姜(らくせいジアン)族で兵籍を変えていたと判明
※皇帝は将軍を間者ではと疑い重臣と協議→解任して投獄
※大司馬は三公(さんこう)の一つ
※郡主は旧兵簿を探すために賈太尉の書斎へ
※潘樾と楊采薇は将軍のもとへ、後で風雅苑で合流の約束
※廷尉府、楊采薇は人目を避けて馬車に残る
※牢の廊下で潘瑾(パン・ジン)に呼び止められ、養元散(ようげんさん)を渡される
※書房で義兄に見つかった郡主
※万福礼
※西北外軍は軍費不足で反乱を招いた→現地の塩税から軍費を賄っていた
※姜(ジアン)族の安価な密輸塩が出回っていたせいで官許専売の塩は売れず兵の生活が困難に
※軍営の者がある将軍による軍費横領を告発
※大将軍の荀堅(ジュン・ジエン)が次の大司馬候補、荀堅は漢中(かんちゅう)出身で洛西とは無縁
※袖をまくる盧将軍の仕草について聞く潘樾
※洛西人は幼少より馬に乗る習慣から袖の広い衣に不慣れだから食事の際は袖をまくる→賈太尉との食事を思い出す
※旧兵簿を読む郡主に義兄は袖から出した名簿を渡す
※賈荃(ジア・チュエン)幽州(ゆうしゅう)出身と貼られた紙を剝す→尉遅長青(ユーチー・チャンチン)洛西姜族人氏(出身)と書かれてた
※黒幕が判明して郡主の危険を察した潘樾は太尉府へ、楊采薇は風雅苑へ急ぐ
※退出しようとした郡主を呼び止めた賈太尉は庭を歩く夫人の姿を示し護衛に刃を抜かせて脅す
※計画のために姉を娶ったのか問う郡主→十二年前郡主の両親を殺したと告白する賈太尉
※姉君は足を悪くしたが私に嫁ぎ、当時の恩を返した
※皇后を出して牽制する郡主に、事故を装えば良いと答える→見逃す代わりに人殺しを
※風雅苑、雅の間、駆けつけた上官芷に声をかける司馬暄(スーマー・シュエン)
※郡主が短剣をもち謝る→郡主の胸に短剣が→司馬暄が発見
※告示 商賈之女上官芷 為情謀殺長樂郡主 證據確鑿 三日後午時 廷尉府公審判決 以儆効尤 尚書臺
※潘公子列傳=潘公子の経歴
※投獄された楊采薇
※黒幕の配下に見張られた郡主は自害し、楊采薇に義兄の強要について話し姉への遺言を託す
※栖霞嶺(せいかれい)は枕辺にいる人のせい
※雨の中跪く潘樾→父は過去を思い出す
※玉のように色白で福のある赤子だ
※夫子(ふうし)が坊ちゃまの文章を絶賛していました
※父親に似ていない潘樾を疑う噂
※側室(潘樾の母)が首吊り自殺、血で書かれた遺書
※??殺身 ?死明志 ?子何辜 望君珍重
※濡れ衣には死で潔白を示す幼子に罪はない大事に育てて
第30話 信じる心
潘樾は投獄された楊采薇を必ず救うと誓う。味方と偽って黒幕に近づいた卓瀾江も、黒幕を潰す機会をうかがっていた。そんな中、上官蘭は妹が捕まったことで潘樾を責めたてる。潘樾は上官芷が既に死んでいることや、捕まったのは楊采薇であることを明かすが、上官蘭は信じようとしない。一方、黒幕は潘樾に楊采薇の主審を務めさせる。
※廷尉府の牢獄に居る楊采薇に面会する潘樾
※太尉府で賈太尉は郡主を自害させ楊家の娘に罪を着せたという配下の報告を受ける、それを傍で聞く阿江
※賈太尉は囲碁を指しながら潘樾を見張るように命じる
※回廊を歩く賈太尉を暗殺しようと窺う阿江→かつて愛した楊采薇の審問に立ち会いたいと頼み許可される
※司空(しくう)府、風雅苑、潘樾は朝官や司馬暄(スーマー・シュエン)に会って話すが相手にしてもらえない
※夜、潘樾が帰宅すると上官蘭が待っていた
※殺人(シャーレン)
※説明と妹の助命を求める上官蘭に上官芷(シャングワン・ジー)は死んでいると潘樾は言う
※上官蘭は潘樾を殴る
※お前を知己と呼ぶなんて私に見る目がなかった
※潘樾は婚儀の日に起きたことを説明する
※心死(シンスー:心が死んだ)
※姿が入れ替わった、奸臣の罠、信じられないと上官蘭、私が救うと言って去る
※上官蘭は妹の部屋で婚儀の日からの事を思い返す
※牢獄で賈太尉と潘樾が鉢合わせし、賈太尉が楊采薇を拷問したと知った潘樾は激昂して取り押さえられる
※賈太尉は潘樾に主審を務めさせてやろうと言い出す
※公堂へ連行される楊采薇に声をかける潘廷尉
※公堂の扁額:克己奉公=己を律し公に奉仕する
※高(ガオ)宦官が同行し公堂に現れた賈夫人と賈太尉
※群衆に混じって傍聴する阿江
※潘樾は皇后からの審問内容を記した紙を渡される
※郡主殺害案件
※皇后から潘樾との関係を問われる(書類の内容)
※皇后から風雅苑で起きた事は潘樾との共謀かと問われる
※皇后から痴情絡みの犯行かと問われる
※潔白を証明するため検視させてほしいと訴える
※妹の遺体を穢すと賈夫人が反対する
※賈太尉は上官芷を助けるための芝居だと潘樾を非難する
※凌児を連れて上官蘭が公堂に現れる
※凌児が上官芷を殺した楊采薇だと証言する
※妹の姿と身分を奪って殺したと上官蘭が楊采薇を刺す
※刺された楊采薇は「栖霞嶺(せいかれい)は枕辺にいる人のせい」と郡主の遺言を呟いて倒れる
※賈夫人は太医を呼ぶように指示
※担架で運び出される囚人を奪わせるなと賈太尉が指示
※衛兵が剣を抜き公堂で戦闘が起きる
※阿江が群衆を混乱させて潘樾たちの脱出を手助けする
※実は前夜、楊采薇を裁判の場で救出すると計画する潘樾に上官蘭が妹の敵討ちのために手を貸すことに決めた
※裁判直前に声をかけた潘廷尉が「神闕(しんけつ)の左下を刺して場を乱して救出する」旨の文を手渡していた
※小笙が調達した薬
※歌妓を選んだ屋敷に運び込まれた楊采薇→潘樾が来る
※内臓は無事だから問題ない
※上官蘭は都を離れた
第31話 迫る危機
潘樾が予想外の行動を起こしたことで賈荃(ジア・チュエン)は焦りを覚え、潘樾と卓瀾江を見つけたらその場で殺すよう左惊飛に命令する。楊采薇は天師復活事案で殺された歌妓たちの中に、1人だけ足の骨が変形していない者がいたことを思い出す。殺されたうちの1人は歌妓ではないということから、歌妓の雲裳(ユンチャン)が生きている可能性が浮上する。
※妻の所に安神湯(あんじんとう)を運ぶ賈太尉
※賈夫人は楊采薇の言葉を気にする
※両親が洛西で殺され賈夫人も足に負傷した→あの件を「栖霞嶺」と呼ぶのは姉妹の秘め事
※賈太尉は潘樾が知っていて楊采薇と共謀したと妻を言いくるめる
※賈太尉は配下の報告を受け阿江の行動を確認する→大司馬就任を目指す
※隠れ家で養生する楊采薇に裁判の日に廷尉府に阿江が居たことを伝える潘樾
※青帝と藝児が隠れ家を訪問
※目撃証言から柳通り三番へ禁軍が来る→阿澤の報せで潘樾たちは裏口から逃げ、青帝たちが残る
※逃犯(トウファン)
※街角で逃げ隠れする潘樾と楊采薇の所へ覆面姿の阿江が現れる
※二人を隠れ場所の案内して去ろうとする阿江に小笙が帰りを待っていることを伝える
※小笙が待つ家に行き、門の格子戸から中を覗く阿江
※会えなくなって十六日、善人は短命で悪人ほど長生きする
※阿江の無事を神に祈る小笙
※柳通り三番へ戻った二人、くるぶしを気にする楊采薇に雲間舞を踊ったせいではないかと指摘する青帝
※青帝が足首に負担のかかる舞だからという、私も足首が変形したと教える
※熟練の踊り子の足首は変形する→天師復活殺人の白骨は骨が変形していなかったことを思い出す楊采薇
※雲裳は生きているかも?
※都に愛する人がいた雲裳→相手は左苑主
※阿江が隠れ家を訪問→今月十五日に賈荃が大司馬に就任すると知らせる(あと七日)
※阿江に左苑主と雲裳のことを教える
※任命式の前に陳掌院の帳簿を入手すると阿江→三人は茶で乾杯
※笠を被った阿澤は左苑主を尾行する
※寧世居(ねいせいきょ:医館)、鍼治療を受ける左苑主
※南郡の蜜漬けが雲裳の好物、都では珍しい
※誘い出すために太尉府の側で凌児が蜜漬けの屋台を出す
※蜜漬けを買った左苑主は医館を訪れ、出てきたときは蜜漬けは持っていない
※凌児が風邪のふりをして医館に行く
※夫のふりをして付き添った阿澤は医館の中に入り込み、琴を弾く女性を見つける
※阿澤は女性を隠れ家に連れ帰る
※女性は人違いだと答えるが、青帝が現れ雲裳だと判明
※阿姐(アジェ:姉さん)
※左苑主に説得され、仲間三人が殺されるのを黙って見ていた
※青帝は肌身離さず持っていた手巾を投げつけ、雲裳を責める
※太尉府の部屋を調べて隠し戸棚を開け帳簿を入手した阿江→賈太尉に現場を押さえられる
※多勢に無勢で捕まって拷問される阿江
※姜族の犬
※医館から左苑主に報せが届く
※雲裳は香炉に眠り薬を入れて青帝を眠らせ医館に逃げ戻る
※医者を責めていた左苑主に雲裳は潘樾に知られたので都を離れようと言う
※虫の息の阿江に陳掌院が潘樾の居所を吐けという
※父と義兄弟の絆に免じて最期の願いをする阿江
※賈太尉は左苑主の不在を不審に思い医館に配下を向かわせる
※潘樾の居所を吐くといって呼んだ賈太尉の首を絞める阿江は斬り殺される
※左苑主と雲裳は馬車で逃げるが、武装部隊に追いつかれる
※逃げた雲裳を追いかける潘樾と阿澤
※潘樾が追いつくと左苑主は殺され、馬車は炎に包まれていた
最終話 最後の願い
大司馬(だいしば)任命式の最中に潘樾が姿を現す。そこで潘樾は皇后に敵国の間者の正体を暴く機会を求めて、皇后はそれを受け入れる。楊采薇は、10年前に間者を調査していた父が殺されたこと、黒幕が西北の駐屯兵の反乱を誘発して当時の将軍を間者に仕立てたことを話す。更に父が受け取った告発状の指紋で犯人を立証しようとするが...。
※太尉府での任命式、甲冑姿の賈太尉
※劉国老
※潘樾のせいで停職になった潘瑾が給仕をする姿
※皇后の側に賈夫人
※阿江の帰りを待つ小笙のもとに陳掌院が遺体を届け遺言「かつての親友のもとに帰りたい」を伝える
※皇帝万歳、万々歳(ワンスイ)
※金印紫綬(きんいんしじゅ)、虎符(こふ)
※故長樂郡主劉氏之位牌
※任命式の最中に潘樾と郡主の位牌を抱えた楊采薇が乗り込む
※郡主の死には敵国の間者が関わっている
※潘瑾が命懸けで皇后に懇願する
※皇后娘娘(ファンホーニャンニャン)
※礼部の孫熙明(スン・シーミン)が証拠なく高官を侮辱した罪で斬首に処すべきだと奏上する
※証人として雲裳と凌児が現れる
※十年前地下妓楼で役人が敵国と通じている文を拾った
※姜(ジアン)族諸兄へ禾陽の密輸塩で財を成し私が朝廷で権力を得れば中原は姜族のもの尉遅長青(ユーチー・チャンチン)
※指紋は捏造できない、今ここで照合を
※手套(しゅとう)を外しなさい
※先日皇帝の移動中の事故で皇太子を助けた時に手に怪我をした賈荃
※証拠がないなら誣告罪(ぶこくざい)
※喪服姿の小笙が手車を曳いて遺体を運んできた
※劉国老が元同僚楊済安のために検視の許可を皇后に懇願する
※阿江の遺体の傷から帳簿の隠し場所が判明
※賈夫人の申し出で皇后が捜索の許可
※線香が燃え尽きる前に見つからなければ即処刑
※時間切れで処刑命令が出る
※公に誹謗中傷した罪、
※拘束を振りほどいた潘樾が賈荃に剣を突き付ける
※実は証拠を発見していたが故意に嘘を言い、皇后には高宦官が文を渡して知らせる
※罪が露見した賈荃
※私兵集団が現れる、貴人を道連れにすると宣言
※さらに屋根から衛兵が現れ私兵たちを射殺
※潘樾が帳簿を発見したあと援護を呼んでおいた
※皇后が罪を宣告すると、賈夫人が弩で夫を射る
※手枷をされた雲裳が青帝に謝罪、青帝と藝児は去る
※潘府、賈荃通敵案件=賈荃による敵国密通事案をしたためる潘廷尉
※皇帝に禾陽県令への帰任をお願いした
※樾児(ユアル:樾よ)
※潘樾が父親に挨拶、潘廷尉は涙ぐむ
※疏雨院の楊采薇のところへ上官蘭が訪れる
※長い間騙していたことを謝罪する楊采薇
※この世にもう一人の芷(ジー)が生きているだけで満足だ
※禾陽、父親の隣に阿江の墓、喪服姿の小笙と楊采薇と潘樾
※阿江と話したいと言う小笙を残して去る二人→阿江との思い出を振り返る小笙
※墓碑の文字:卓氏瀾江之墓
※信念を貫いてこそ命に意義がある→そなたがいるからこの人生に意義がある
※潘廷尉は部下から賈荃の令牌を受け取る→裏面「二」
※二番だということに驚く潘廷尉は令牌を保管庫に運ばせる
※一番の令牌を持つ手
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花間令(かかんれい)~Lost in Love~(原題:花間令 In Blossom)
第11話 珍しい凶器
灯会事案の再調査に卓瀾江(ジュオ・ランジアン)も加わることになる。卓瀾江は、必ず黒幕を見つけてみせると意気込む。一方、潘樾(パン・ユエ)は灯会事案の犠牲者たちに共通点があることに気づく。皆、日常的に暴力を振るう者たちだった。楊采薇(ヤン・ツァイウェイ)は、1年前の夏至に死んだ八爺(バーイエ)も、子供たちに暴力を振るっていたことを知り、夜にこっそり八爺の遺体を検視することに。
※三姑娘の屋台を連れて役所に現れた阿江
※役所の皆に氷が振る舞われる
※阿江は潘県令に再調査の協力を申し出る
※氷鋪=氷店
※父の名前を削ってある(=恨みがある)ことに気づいた潘県令が事情を聞く
※三姑娘は飢饉で他所から流れてきて働かせるために引き取られ酒飲みの父にぶたれていた霜霜を守った
※被害者に暴力や虐待の過去があることに潘県令が気付く
※貧しい子供を束ねていた八爺は稼ぎの少ない子供をとげ付きの棒で打つ
※八爺に家族はなく、死後子供たちはちりぢり
※水路は銀雨楼の縄張り
※もし偽の蛟を作る→端午節の龍舞と同じ、骨で牙を作り獣の皮か桐油布(とうゆふ)で体を作る
※肉店と大工を調べろ
※盗みを働いている子どもたちは逃げる→質店に聞きこめ
※役所に連行された子供たちの証言で八爺の墓を掘り返す
※雨が止んだので馬の蓑を外す
※馬車から降りて歩く、木の実を食べる、虹を眺める
※夜更けに秘かに検視する楊采薇
※眠る陳三に囁く声→目覚めた陳三は祖師様の声だと思う
※祖師図を飾った祭壇に文が置かれている
※皮肉有傷骨無痕 不是悪蛟乃悪人 若想尋迹査真凶 異形凶器辨偽真
※傷は浅く骨に痕なし蛟にあらず悪人の所業なり真相を知りたくば異形の凶器を見極めよ
※翌朝、陳三が手紙の内容を自分の所見として潘県令に報告
※武器の形状を聞かれて答えられない陳三
※楊采薇が自分の推測を絵に描く
※武器に詳しい者に聞くと言って絵を持って牢に行く
※江湖の無法者
※絵の武器を知っているものは重罪は減刑、微罪は釈放すると潘県令
※囚人の一人が「血剣」と答える
※十五年前、南の山を根城にした強盗で、ある日商隊を襲ったあと街で酒を飲み刺客と出くわした
※血剣で殺される様子を目撃した
※禾陽一の刺客・顧雍(グー・ヨン)
※顧雍は日常の品を外地で買い付ける
※適履坊(てきりぼう)の靴、繡雲楼(しゅううんろう)の衣、全て二つずつ買ってる
※裏で殺しの稼業をし贅沢三昧
※阿江に大工が一人失踪していると報告が入る
※骨の売買記録→肋骨と大腿骨を指定した買い手がいる、しかも牛と馬
※済善堂が買い手、孫震が追及すると厄介だと進言
※劉捕吏と孫捕吏頭に会いに行く楊采薇
※雅客居(がかくきょ)という店の給仕になっていた、前任の捕吏頭・孫方(スン・ファン)
※当時は四大宗族に早期解決を求められていた
※覆面をした黒衣の者が盗みに入って取り逃した、背の低い若い男
※変装した潘県令と阿江が済善堂の前で鉢合わせ
※人捜しの商売は表の顔で裏は殺し
※対聯:生殺与奪皆由我=生殺与奪の権は全て我にあり
※対聯:黄金萬両入門來=黄金万両を迎え入れる
※扁額:聚財平道=集財の道 平らなり
※五百両以上の取引なら堂主に会える
第12話 血剣を使える者
済善堂にやってきた潘樾と卓瀾江。顧雍は、灯会も蛟も自分とは何の関わりもないと言い切る。そして、犯人ではない証拠に右手の傷跡を見せて、剣が使えないことを主張する。犠牲者の遺体の血剣の傷跡は右利きの者が付けたもの。よって潘樾は別の者が犯人だろうと考えるが、顧雍の夫人が“顧雍が犯人だ”と叫んだことが引っかかる。
※現れた顧雍に潘県令殺しを五百両で依頼する
※命を取り恨みを除けば天下は太平
※追加料金五百両を払い血剣での殺しを依頼、灯会事案とは無関係と言う
※潘県令は応対にでた顧雍は偽者だと化けの皮を剥ぐ
※互いの変装を解く
※奥で本物と面会
※血剣は顧(グー)家秘伝の奥義、事案とは無関係という
※十数年前敵に腕の腱(けん)を切られ剣を封じた
※他に血剣を使えるのは一人息子の顧杉(グー・シャン)、五年前に病で死んだ
※依頼された潘県令殺しを遂行しようとするが阿江が庇う
※退去の途中で取り乱した顧夫人が現れ「顧雍が犯人だ」と叫ぶ
※若様が死んだあと夫人は心神喪失でうわ言をいう
※夜、夫人に会うために潘樾と卓瀾江に手伝わせる楊采薇
※裏口の塀の穴から犬が出てきて恐がる楊采薇→犬を飼っていただろうと潘県令
※阿江が顧雍と会って時間を稼ぐ
※夫人は無理矢理薬を飲ませられる→部屋を出た夫人を追う
※文君(ぶんくん)酒
※裏庭で夫人が使用人に連れ戻される
※庭石の仕掛けを見つけ隠し扉を開ける二人→地下牢を発見
※牢の石壁に死者の傷と同じものを発見
※済善堂の稼業は金で命を取ること
※地下牢でつまずいて足をくじいた楊采薇は外れた鉄鎖を発見、床に手の痕、逃げたのは人
※潘県令は子供時代の虐待を思い出し苦しみだす
※お前を恥じて母親は首を吊った、不義の子
※桃林で凧あげの約束、司馬亮(スーマー・リャン)が罵っている所を楊采薇は止めに入る
※激怒した潘樾は司馬亮に馬乗りになって首を絞める
※柱に縛られ父に折檻された→取り残された潘樾が取り乱し楊采薇が助けに行く
※童謡を歌って宥める 金豆鬼(きんとうき)や金豆鬼 風 雨 雷恐ろしや
※子供時代を思い出した楊采薇が童謡を歌って宥める
第13話 逆賊を捕らえよ
潘樾と楊采薇は、顧雍の息子・顧杉(グー・シャン)が5年前に地下牢から出ていたことを知り、灯会事案の犯人は顧杉の可能性が高いと推測する。顧雍は、そんな潘樾たちを牢に閉じ込めるが、2人はどうにか逃げ出す。潘樾は楊采薇を休ませると、ふた月前のことを思い出す。潘樾は長楽郡主・劉箐(リウ・チン)から、朝廷に敵対する勢力を突き止めるよう命を受けていた。
※顧雍と阿江は亡くなった先代の話をする
※地下牢に夫人が現れ二人は隠れて様子を見る
※杉児(シャンアル)
※子供に語りかける夫人、部屋に戻った顧雍が妻の不在に気付く
※地下牢の侵入者に気づいた顧雍が閉じ込めるように命じる
※阿江は約束していた酒館に行き、小笙と相席して嫌味を言い合う
※桂花(けいか)酒
※楊采薇の好物を注文した阿江に小笙は一途な想いに気づく
※小笙は取引して阿江の剣を貰う
※夫人を迎えにきた侍女が若様は五年前に牢を出たと言う
※閉じ込められた地下牢に毒煙が流し込まれる
※潘県令が風の流れに気づく→通気口の石板を発見
※心配した阿江と小笙が役所に駆けつける
※楊采薇を抱えた潘県令が帰ってくる
※生姜湯
※霊廟に赴いた潘県令は回想する
※潘樾が投獄されていた時、郡主(チンチュ)が面会に来た
※朝廷内の権力者が禾陽で反逆勢力を育てている
※楊一家の殺人にも関わっている
※国の逆賊を突き止める条件で獄から出すと郡主
※上官芷(シャングワン・ジー)を気にかける自分を後ろめたく思う潘県令
※車椅子の男に責められた顧雍は卓少主のせいだと述べる
※顧杉は令牌を持っている、潘県令よりも先に見つける必要
※鬼市で卓の銘が入った剣を示して少主のふりをする小笙→それを監視していた男
※翌朝、ぎこちない潘県令の体調を案じて楊采薇は安神薬を勧めるが断られる
※顧杉(グー・シャン)を誘き出すために灯会でわざと暴力事案を起こすと潘県令
※夏至まであと三日で用意が間に合わない
※阿江が現れ助力を申し出る
※灯会に人を呼ぶため名高い人を山車に乗せるような催しをしようと楊采薇が提案
※蛟を退治したと告示、催し物の告示→その様子を眺める顧杉と男
※天灯
※阿江のもとに鬼市で少主を騙り銀子を騙し取る者がいると報告が入る
※林で金を隠していた小笙を捕まえて騙りを問い詰める阿江
※武装集団に襲われる
※小笙を助ける阿江→二人で逃げ出し、迎えの馬車に乗って逃げる
第14話 灯会の夜
楊采薇たちが顧杉をおびき寄せる芝居を練習している頃、潘樾は楊采薇の前に姿を見せなくなっていた。潘樾は楊采薇を愛していながら、心のどこかで上官芷にひかれていることで悩んでいたのだ。一方、金水幇の残党の動きを探っている卓瀾江は、銀雨楼に間者が潜んでいることに気づく。そんな中、5年ぶりに灯会が催される。
※凌児と阿澤に暴力事案の演技をさせるが上手くいかない
※楊采薇は自分を棒叩きした劉捕吏が適役だと思い、銀子で買収する
※襲われた阿江は小笙を連れて隠れ家に逃げ込む
※刺客は金水幇、遺体に金尾魚龍(きんびぎょりゅう)の紋様があった
※発見された書き付けを見たことで銀雨楼に間者がいることが判明
※孫震(スン・ジェン)に刃を突き付けられた小笙を阿江は庇う
※潘県令が自室で食事を摂るようになる、見なければ悩まなくて済む
※楊采薇に阿江の文が届く
※太学に入る日に放火されて父親が殺された
※二月前残党が突然現れた、糸口は江南を示していた、後を追うと跡形もなく消えた
※灯会
※火吹き芸
※山車に乗った潘県令が練り歩く、それを眺める顧杉
※阿江は腹心と示し合わせて隠れ家から小笙を連れて抜け出す
※間者が部屋に来るがもぬけの殻
※現れた金水幇の武装集団を逆に襲う部隊が現れる
※小笙は竹林に隠れて戦う阿江を眺める
※人質にとられた小笙は阿江と一芝居して窮地を逃れる
※遅れて到着した孫震、捕まった間者
※店の幟:衡泰首飾
※四大宗族の三人が会合、本物の顧雍が出席
※楼閣と楼閣を繋ぐ飛橋から彩球を投げる潘県令
※彩球を取った女性と火入れをする
※劉捕吏が腹を壊したため楊采薇が鞭を振り回して演技する
※わざと人気のない所を歩く楊采薇
※襲われた楊采薇を阿江が助ける
※犯人の所持していた血剣は顧雍の見せた血剣と形状が違う
※今夜想いを伝えたい人がいる橋の真ん中に燈籠をかけるから見てくれと阿江が楊采薇に告げる
第15話 悲しい殺人鬼
楊采薇の友人・白小笙(バイ・シアオション)は、卓瀾江に特別な感情を抱き始めていた。人々が願いを書いた灯籠を飛ばす夜、卓瀾江の想い人が楊采薇だと知った白小笙は、切ない気持ちになる。一方、潘樾は捕まえた顧杉の供述に不自然な点が多いことに着目し、目の前にいる顧杉が身代わりではないかと疑う。ちょうどその時、楊采薇に危険が迫っていて...。
※そぞろ歩く楊采薇と小笙は十年前初めて灯会に来たときの思い出を語る
※貰った燈籠に願い事を書こうと誘う小笙に、これは想い人に書くのだと楊采薇が教える
※小笙は未来の想い人として理想の殿方について書き、楊采薇は「除了潘樾無論是誰=潘樾以外なら誰でもいい」と書く
※騙され続けた小笙は銭だけが自分を守ると答える
※氷売りの姉妹に声をかけられる、甘党の楊采薇には蜂蜜を多めに
※食べてるところをみる浮浪児たちに霜霜が氷をおごってあげる
※阿江の言っていた木造の橋に着くと小笙と別れる
※潘県令は無地の灯籠を飛ばす→それに気を取られた楊采薇は阿江の灯籠を見ないで通り過ぎる
※後から橋に行った小笙は阿江の灯籠を見つける(女性の姿の影絵:阿江が彫っていた木像が入っている?)
※離れた所で橋を見守る阿江
※急な腹痛に襲われる楊采薇
※厠(かわや)は行列
※華寿堂(かしょうどう)、薬屋
※拘束した殺人犯を尋問する、所持していた血剣では過去の殺人事件の被害者の傷口にはならない
※捕まったのは身代わり?、上官芷(シャングワン・ジー)=楊采薇が危ないと気付く潘県令
※川辺で用を足した楊采薇は、灯会事案の状況を思い出す
※楊采薇の前に刺客が現れる→三姑娘が助けに入り殺す、武器が血剣を模した短剣(氷で作ってある)
※三姑娘の正体は顧杉
※追い詰められた楊采薇は時間稼ぎをする
※潘県令は阿江たちと合流して楊采薇を探し歩き、氷売りの霜霜と話して真相に気づく
※三姑娘を父親と同類になってると指摘
※男装を強要され家業を継ぐことを強制された、父親に鞭打たれた
※香嚢(こうのう)、色鮮やかな飾り提灯
※潘県令が危機一髪で助ける→気が付くと阿江たちがいた
※身代わりが見破られ顧杉が捕まったことを知った顧雍
※連行される顧杉のところに現れた顧雍
※三姑娘が顧雍の娘だと民衆に知られる
※令牌の秘密を口封じにきたと三姑娘、潘県令に話そうとする
※配下に妻を連れて来させ刃で脅す
※一番の宝物と言い残して顧夫人は自ら刃で首を切って死ぬ
※三姑娘は拘束を振り払い胥吏の剣を奪って父親と戦う
※自ら血剣に飛び込み刃を握って父親に刃を浴びせる
※顧雍に潘県令と阿江が刃を向けて拘束
※血を流し倒れた三姑娘のもとへ楊采薇が駆け寄ると秘かに令牌を渡される
※遅れて霜霜がたどり着くと楊采薇は霜霜を引き受けると約束し、三姑娘は息を引き取る
※顧雍を連行しようとすると刺客が屋根から手裏剣を放つ
※矢を防いだ潘県令が後を追うも振り切られる
※刺客の凶器を拾った阿江は金水幇と水紋の組織のつながりを疑う
第16話 黒幕の手がかり
潘樾は顧雍の取り調べを始める。顧雍は、十年前に楊采薇の一家を襲ったことを認めるが、楊采薇の婚儀の事案については犯行を否定する。潘樾が正直に話せば命は助けてやると言うと、顧雍はその前に身の安全を確保しろと条件をつける。しかし、顧雍は毒を盛られてしまう。後日、潘樾は上官芷に身の安全を守れないという理由で帰京を促す。
※銀雨楼に戻った阿江は金水幇の残党を閉じ込めた牢が破られているのを発見、まだ間者がいることを知る
※県署に報せが入り、楊采薇と潘県令は霜霜のところへ駆けつける
※葬儀の場で霜霜(シュアンシュアン)は殺人鬼の妹と責められる
※亡き姉顧杉(グー・シャン)の位牌
※今日からここを役所の氷提供の場にすると潘県令が宣言→群衆が去る
※楊采薇は棺に納められた三姑娘の遺体を整える
※泣く霜霜に自分の体験を話し金豆鬼の童謡を歌って慰める楊采薇
※県署に戻った潘県令は牢の顧雍に尋問する
※顧雍の令牌は四、まだ上に三人いる
※顧雍暗殺失敗の報告が車椅子の男に→伝書鳩で口封じの指示
※主簿が牢に入ろうとして許可がないと看守に阻まれる、それを見ている劉捕吏
※禾陽の外の安全な場所で匿われることを条件に話すと顧雍
※移送中に水紋の組織が狙う筈、影武者を用意する
※顧雍は喀血して死亡、書類に拇印を押したときに?
※墓参りする阿江
※墓碑の文字:先考卓山巨之墓 孝子卓瀾江立=亡き父卓山巨(ジュオ・シャンジュー)の墓
※阿江が銀雨楼に戻ると顧雍が死んだ報せが届く
※潘県令は朱肉に毒が塗られていたと報告を受ける
※潘県令に帰京を勧められた楊采薇は県署を出て引っ越すことにする
※阿江に銀雨楼に誘われるが断る
※出発の時、阿澤が凌児に好物を渡す
※曦園(ぎえん)に戻った楊采薇は引っ越し祝いに阿江と飲む
※謎々を出す楊采薇、答える阿江
※この世で一番早い人→噂をすれば影の曹操
※同じ穴にまた落ちたと嘆く楊采薇
※自分の正体は他人の殻に住む盗人
※鬼市で描かせた肖像画を眺め悩む潘県令
※明日顧杉の埋葬
※潘県令が馬車で出向くと楊采薇と阿江が来ていた
※墓碑の文字:先姉顧杉之墓 妹霜霜立=亡き姉顧杉の墓
第17話 山林の幽霊
卓瀾江は楊采薇に愛を告白するが、楊采薇にとって卓瀾江はあくまでも親友だった。一方、潘樾は四大宗族に逆賊が残っていると推測していた。潘樾は役所の牢から出る煙に誘われて、ある死刑囚の部屋に行きつく。その死刑囚は牢の壁に水紋の図を描いていており、潘樾は死刑囚が関わったとされる1年前の鬼火事案を調べることに。
※貴重な墨香(ぼっこう)玉蘭、上官蘭が都から運んできた
※禾陽における上官家の店舗から水紋の模様のついた物を運ばせる
※書店で禾陽の博物誌や地方誌を買ってきて
※小笙の言伝てを漁師がもってきて埠頭に呼び出される
※船頭を買収して船荷を横流ししたことが露見し、川に飛び込むよう迫られる小笙
※朱(ジュー)堂主が銀雨楼の掟だと迫る
※楊采薇と阿江が現れて庇う
※配下に楊采薇を少主夫人と紹介する
※二人を見ていられない小笙は去る
※楊采薇は県署を出たので偽装の必要はなくなったから少主夫人と言わないでと阿江に言い告白されるが親友だと答える
※ぬか喜びは失望よりも辛いから一番の親友にそんな思いはさせたくない
※済善堂の商売は殺しだけ
※なぜ禾陽なのか何かを見逃している
※手巾の刺繍を眺める青帝、九年経った
※潘県令が来て僅か二カ月
※死刑囚の牢で付け火が起きる
※火元は無人の房
※鬼火事案の囚人の房の壁に水紋が描かれている
※禾陽の新鄭(しんてい)書院は山と川のほとりに建つ裏山に幽霊の噂あり度々人が消えている
※当事者によると一年前新鄭書院の同窓陳賦(チェン・フー)、周歌(ジョウ・ゴー)、柳史(リウ・シー)、沈慈(シェン・ツー)の四人が肝試ししようと裏山に入った
※新鄭書院書生
※幽霊に捕まった沈慈を皆で捜したが見つからなかった
※後日、傷だらけで戻ってきた沈慈は目が見えなくなっていた
※さらに後日、授業中に三人の書生の目が見えなくなる
※掌院である陳賦の父親が名医を招いたが原因が分からず林の幽霊の所業だと噂された
※そして夜中に起きた書生が目撃、夜中に書院を出る三人は林を抜け崖から落ちた
※新鄭書院陳(チェン)掌院
※皆で捜しに行くと三人が倒れており陳賦は「沈慈」と言い気絶
※二人が死、一人が重傷
※沈慈は捕まり裁判で妖術を使ったと訴えられる
※秀才を証拠もなく殺せば大衆は納得せぬ
※唯一の容疑者で審理前に勾留しました
※当初は他の者と一緒の房にいれたが凶悪な賊どもが房を換えろと騒ぎ独房になりました
※観察すると一日中何やら唱えてます、鼠と話している
※二個しかない饅頭(マントウ)をなぜ鼠に与える→私には友
※壁の紋様を尋ねると、この事案を解決すればおのずと分かる
※猫の鳴き声、栗餅売り
※花雕(かちょう)酒
※楊采薇の勘が当たり阿江の仕業だった→酒を酌み交わす二人
※考え事をしながら木の葉を千切る潘県令(以前の楊采薇と同じ)
※霜霜と子供たちが歌う金豆鬼の童謡を聞いた潘県令は誰に教えてもらったか尋ねる→上官芷(シャングワン・ジー)
※使ってない傘を色があせぬよう濡れ布巾で拭きます
※曦園(ぎえん)に駆けつけた潘県令
第18話 奇妙な書院
潘樾は目の前にいる上官芷(シャングワン・ジー)が楊采薇であることにようやく気づく。しかし、楊采薇の身を案じ、正体に気づいたことを本人に伝えるのを思い留まる。一方、楊采薇は水紋につながる事案があったと聞いて役所へ戻ってくる。楊采薇と潘樾は、共に新鄭書院を訪ねていく。2人は陳掌院の様子や書生たちの言葉に違和感を覚える。
※楊采薇に正体に気付いたことを告げる代わりに水紋につながる事案があったと伝えて去る潘県令
※棺に納めた遺体は上官芷だと知った潘県令
※県署でそわそわと楊采薇を待つ潘県令
※韓信も股をくぐった、捜査のため→胥吏たちに歓迎される楊采薇
※潘県令は二堂
※会話が嚙み合わない二人
※新鄭書院は官学
※黒い布で覆った部屋、
※巫術(ふじゅつ)に詳しい、楊采薇が陳賦を診察
※書生たちが読んでいたのは「過秦論」、天下の士は聞くだけで口を閉ざすという内容だ
※銀雨楼の扁額:維風及雨=維(こ)れ風及び雨
※阿江のところへ脱獄者を見つけた報告、林の中の死体
※孫震、右肩をすくめる癖
※孫震は楼主の養子
※孫大堂主を疑う阿江、見張るように指示
※書院の裏山に登った楊采薇と潘県令
※楊采薇は木に印をつける
※幽霊が出る
※髪紐で互いの手首を繋ぐ二人
※縄で引きずられ首を吊られそうになる楊采薇を助けた潘県令
※染料、麻縄
※幽霊の仕掛けに剣を突き立てる潘県令
※林の中に一か所だけ花が咲いている場所を見つける
※骸骨を掘り出す、新鄭書院の院章を身に着けていた
※県署に運び込む→検視
※死後一年以上が経っている、致命傷は首筋、絞殺
※この一年新鄭書院で失踪の届けはない
※姓は繆(ミャオ)、繆荘(ミャオ・ジュアン)
※潘県令は新鄭書院の名簿を持ち帰っていた
※検視する楊采薇と外から見守る潘県令
※潘県令が酒と料理でねぎらおうとすると阿江が凌児に作らせた料理を運んでくる
※阿江と楊采薇の様子にやきもちをやく
※楊采薇の帰りを隠れて見送る潘県令、楊采薇の髪紐を眺める
※楊采薇を送り届けたあと一人酒を飲む阿江を通りがかりに見つけた小笙が声をかけ一緒に飲む
※屋台で団子を買おうとした小笙は過去の知人に絡まれ阿江に助けられる
※父は幼い頃に亡くなり、母は博徒、毎日借金取りに囲まれていた
※禾陽を離れて金持ちの従兄を頼ると連れて行かれて十両で売られた、十歳のとき
※隙を見て逃げ出した、何でもやって金を貯め十倍の値で身売り証文を買い戻した
※辛い時は甘いものを食べろと菓子を渡す阿江
※翌日、臼歯の治療の跡が報告され、歯医者で聞き込み指示
※治療記録には二年半前に沈慈
※遺体が沈慈ならば牢にいるのは誰か?
第19話 小旅行
潘樾と楊采薇(ヤン・ツァイウェイ)は、囚人の正体を探るために南郡に遠出することに。そのことは役所の者たちの間で噂になると同時に、黒幕組織にも伝わっていた。そんな中、潘樾と楊采薇は祭りの夜を楽しむ。ところが、そこへ卓瀾江もやってきて、潘樾を手助けするためにわざわざ出向いてきたと言う。ほどなくして、予想していたとおり宿に刺客が現れる。
※死刑囚と面会した楊采薇は正体を尋ねるが幽霊かもと返事
※沈慈(シェン・ツー)南郡沈鎮(なんぐんのしんちん)出身
※南郡は美食の地、胡麻の焼き餅、汁だく小籠包(ショーロンポー)、桂花(けいか)の米菓子
※主簿は子がなく役所に住み込み
※小旅行、遇仙湖(ぐうせんこ)の宿
※栗餅、杏花(きょうか)酒、新鮮な果物、楊采薇の好物を用意させる
※小旅行は間者対策
※留守番の凌児と見つめ合う御者席の阿澤
※馬車に呪術医書を持ちこんだ楊采薇、鬼市で調達した
※呪術を試せと、自分の髪を切る潘県令
※車椅子の男が役所からの伝書鳩の報せを孫震と配下に告げる
※遇仙湖への小旅行は嘘だと見破る、暗殺を命じる
※鬼林の秘密が知られれば我々は悲惨な最期を迎える
※車椅子の男は病か?
※今日は返朴(へんぼく)節、都の庶民の伝統的な遊びや軽食もある
※屋台の吹き飴を見て子供時代を思い出す楊采薇→気付いて購入する潘県令
※子供のときは上手く吹けなくて悔しがっていたと思い出す潘県令→飴が丸く膨らむ
※食堂に入った二人のところに阿江が現れる
※阿江と張り合う潘県令
※郡主の婿になる立場を考えろ、楊采薇を巻きこむなと阿江が釘をさす
※阿江は潘県令と同室で泊まると言い、楊采薇と別れる
※部屋に入ると刃を突き付ける潘県令
※阿江は刺客が来ると忠告、助太刀に来たと言う
※武装部隊を引き連れた孫震のところに宿に阿江がいると報告が入る
※自分の父の願いは自分が産まれてこなかったことだと語る潘県令
※阿江に楊采薇の正体に気付いていると匂わせる潘県令
※宿が襲われ、阿江に二人で逃げろと言われる潘県令
※潘県令は楊采薇を逃がして戦う
※戦闘の最中に覆面を弾き飛ばされ孫震の正体が露見する→逃げる
※楊采薇は隠れていた箱から潘県令に助け出される
※翌日、馬車で移動中に熱を出した楊采薇を荒れ寺に運んで看病する潘県令
※翌朝、潘県令は楊采薇の頬に口づけする→実は目覚めていた楊采薇は混乱する
※阿澤に揶揄われた潘県令は上官芷(シャングワン・ジー)に惚れていると肯定する
※外で立ち聞きした楊采薇は潘県令が上官芷を好きだと誤解する
※妻が死んで一月で郡主と婚約し、今度は上官芷を好きになった潘県令に腹を立てる楊采薇
※楊采薇は郡主の婿と言って潘県令によそよそしく振る舞う
※潘郎親啓、長楽(ちょうらく)郡主=親愛なる潘郎という文が荷物から覗く
※手紙を気にする楊采薇に開けて読み上げてくれという潘県令
※中身は白紙で郡主との婚約は偽りだと述べる潘県令
第20話 正義のために
潘樾と楊采薇は沈慈(シェン・ツー)の家にたどり着くが、そこは空き家になっていた。家の中には子供用のものが2つずつあり、潘樾は沈慈が双子だったのではないかと考える。産婆の話を聞いて沈家の秘密が明らかになると、潘樾は囚人に水紋について質問をする。すると囚人は、林で襲われた書生たちの生き残りである陳賦(チェン・フー)を殺せば教えてやると条件を出す。
※二月前、郡主に絵の手ほどきを頼まれた潘県令は許嫁がいると答え、会に参加した事情を話して無礼を詫びる
※ドウシエ、チンチュ:感謝します
※郡主は楊采薇のことを知っており、もう死んでいるかも婚約を解消したいなら皇帝に口添えすると申し出る
※妻が死んだあと投獄された潘県令は郡主と取引する
※事情を説明された楊采薇だが、上官芷に惚れているという誤解はそのまま
※衛家飯荘(えいかはんそう)、魚の甘酢あんかけ、甘酒団子、
※店員に沈慈の家を訪ねると空き家になっており不吉だと言われる
※沈宅、子供用の物が二組ずつある→双子の子供
※柴(しば)置き小屋に見えて人が住んでた形跡が
※家を出て近所のおばさんに尋ねる
※ダーニャン:おばさん
※兄は沈慈、弟は沈厳(シェン・イエン)、私は産婆だった
※弟のほうは不吉な子で生まれつき目が見えなかった
※さまざまな珍しい虫を呼ぶ力があった
※育てていた毒虫が両親を死に至らしめた
※兄が禾陽に行くと弟も姿を消した
※県署に戻って沈厳と対面するが、陳賦を殺せば水紋の秘密を教えるという
※楊采薇の素っ気ない態度に悩む潘県令は婚礼に現れたのは上官芷(シャングワン・ジー)だと気付き、楊采薇に嫌われているのかもと思う。
※孫震の家宅捜索する阿江
※玉蟾蜍(ぎょくせんじょ)という貴重な薬、肉体の再生にきく
※露天商をしている小笙のもとに阿江からの伝言、申の刻に鬼市の川辺
※嬉しくて商売をおろそかにする小笙
※小笙はおめかしして現れるが、飾り提灯みたいと阿江
※鬼市で薬について客が誰か探ってほしいと頼む
※小笙の心は銀子と俺がいる→照れる二人、護衛は見ぬふり
※呪術医書で記述を見つける楊采薇
※幻瞑虫(げんめいちゅう)の起源は南(王意)にあり元は死体の寄生虫だったが呪術師に飼われ人をかむ虫になる
※傷口から人の血液に寄生すると宿主は意識が朦朧とし視力を失う、虫は光を好み故にその宿主も光を追うようになる
※虫は雪蓮花(せつれんか)の水で融化
※新鄭書院で陳賦に治療を試みる
※銀針で魚上(ぎょじょう)と魚腰(ぎょよう)を刺す、健明(けんめい)、絲竹空(しちくくう)、四百(しはく)、晴明(せいめい)の計六つの経穴
※温めた雪蓮花の水で虫を取り除く、機会は一度きり
※半時後にもう一度鍼を施せば目覚めます
※自分といるのが苦痛なら事案解決後に解放しようと潘県令は決心する
※時間まで散歩に出た楊采薇は書生に殴られ部屋に閉じ込められる
※殴られた頭に塗り薬が塗ってあることに楊采薇は気付く
※腹痛を訴えると書生(楊万名:ヤン・ワンミン)が様子を見に入ってくる
※楊采薇は書生を問い詰める→イジメの記録を渡される
※陳賦と周歌と柳史は書院の暴君
※貧しい苦学生が被害に遭う
※陳掌院が脅して口止めした
※葛藤の末に鍼治療を行った楊采薇→陳賦は回復する
※県署に戻った楊采薇は潘県令に事情を説明する
※裁判
※楊采薇が学生を説得
※陳賦による沈慈殺しを告発する楊采薇→陳賦の記録を読み上げる
※書院の書生たちが現れ証言する
※楊万名・王彬(ワン・ビン)・牛強(ニウ・チアン)・応征(イン・ジョン)
※沈慈の遺体を公堂に運び込み検視結果を読み上げさせる
※誕生祝の長寿麵
※過失殺人及び傷害の罪は赦免なし、直ちに入獄、辺境に流刑とする
※沈厳は殺人の罪で秋の終わりに死刑
※潘県令はやはり手放せないと思う
ABEMA視聴
花間令(かかんれい)~Lost in Love~(原題:花間令 In Blossom)
10年前、父が流刑となり、その道中で強盗に襲われ両親を失った楊采薇は、一人生き延びたものの顔に深い傷を負ってしまう。醜い外見のせいで周囲から虐げられ、遺体収容人として暮らしていたある日、不審死を遂げた一家の事件現場を訪れると、そこで鉢合わせた県令に容疑者として捕らわれてしまう。そこへ、朝廷に仕える御史、潘樾が現れ、楊采薇の疑いを晴らす。幼馴染である楊采薇のことを長年探し続けていた潘樾は、彼女を助け、「生涯で娶りたいのはそなただけ」と永遠の愛を誓う。
潘樾と楊采薇の婚儀を控えたある日、潘樾に想いを寄せる上官府の令嬢の上官芷に誘拐され、身体を入れ替えられてしまう。自らの美貌を捨ててまで楊采薇の姿を手に入れた上官芷だったが、その婚儀当夜に不審な死を遂げる。自害として事件が闇に葬られる中、上官芷の姿で目覚めた楊采薇は、県令へと出世した潘樾を疑い、独自に捜査を始めるが...。
※時代設定は不明、架空の王朝か?
キャスト
上官芷:ジュー・ジンイー
潘樾:リウ・シュエイー
楊采薇:ジョン・ホーフイズー
白小笙:ウー・ジアイー
第1話(=第一集) 10年ぶりの再会
楊采薇(ヤン・ツァイウェイ)は、傷のある顔のために人々から怪女と蔑まれ、遺体運びをしながら暮らしている。李(リー)宅に遺体を運びに来た楊采薇は、李一家の死に不審な点があることに気づくが、現場にやってきた県令に一家殺害の濡れ衣を着せられてしまう。そんな楊采薇のピンチを御史・潘樾(パン・ユエ)が救う。楊采薇と潘樾は、10年ぶりの再会だったが...。
※曲水の宴?
※絵を通じて上巳(じょうし)の節句を祝う
※郡主が気に入った絵は宮中に納められ万世に伝わる
※長楽(ちょうらく)郡主・劉箐(リウ・チン)
※潘檜(パン・フイ:藩廷尉(パンていい)嫡次子)
※潘檜は自分の絵を入れ替え、他者の絵(郡主の絵姿)を見せる
※大富豪の上官蘭(シャングワン・ラン:京城首富=都の富豪)を御者扱い
※藩公子(パンゴンヅ:藩の若様)
※勝者(藩檜)を判定を止める潘樾(パン・ユエ:藩廷尉庶長子、藩檜の兄、先月御史に昇進、都で指折りの風流人)
※遅刻を詫び、残り時間で絵を描く
※線香で時間を計る
※山水画と見せかけて人物画(目には山と川、耳ぎわの髪には晩霞(ばんか)が映る)
※藩府
※阿澤(アーゾー:潘樾侍衛=潘樾の護衛)
※潘瑾(パン・ジン:廷尉)
※爹(ディエ:父上)
※檜児(フイアル:檜よ)
※潘檜の計画(婚姻)を邪魔したことを咎められる
※探している人の居場所を聞き出す→教えるが縁切りされる
※疏雨院(そういん)
※無縁墓地、翠雲楼(すいうんろう)の名妓(めいぎ)が死んだ、副葬品を狙う
※楊采薇(ヤン・ツァイウェイ:義庄収尸人=義荘(ぎそう)の遺体運び)がお化けのふりをして追い払う
※禾陽(フーヤン:かよう:地名)
※屋台の幟:包子鋪
※子供たちに草(野菜?)を投げつけられる
※笠を被った女性
※長命鎖をつけた子供
※義荘、
※老姜頭(ラオジアントウ:県衙前仵作=役所の元検視人、楊采薇の師父(シファ))
※死亡時刻は寅申巳亥(いんしんしがい)の間、
※銀針の黒ずみは口内に毒がある証拠、だが胃に毒の痕跡がない
※口内の毒が真のの死因を隠している、死斑が下肢に、毒殺ではなく首を吊られた
※師父が調べていたのは青蛙
※伝令→城東の李(リー)宅に入ると一家が殺された状態で放置されている
※遺体の様子を確認し、自害だと推測
※禾陽には悪霊の言い伝え、豆太鼓を鳴らし命を取りに来る
※悪霊の仕業だと説明する役人、県令が調べに来た
※李宅の家主は銀雨楼(インユロウ:ぎんうろう:禾陽を牛耳っている)の堂主
※不本意だが(孫(スン)大堂主)の言いつけで調べにきた
※県令に一家皆殺しではなく自害だと述べたことで県令の機嫌をそこね不審な言動は事件と関係があると捕縛される
※李家九人
※大人(ターレン:県令殿)
※公堂で裁判
※無実を訴える楊采薇は胥吏に棒叩きされる
※供述書に拇印を押せ
※潘御史に助けられた楊采薇は幼馴染みとは人違いと答えるが、玉佩で当人だと知られる
※拾った物だといい藩御史に渡そうとするが拒否されたので庭の池に投げ捨てる
※薬の代金を置いて義荘に帰る
※夜、李宅で検屍を行う
※毒物反応、食卓の料理を調べるが無毒
※寝台の下に隠れた楊采薇を見つけたのは潘御史
※朝官として民に尽くす責務
※解剖で食卓になかった牛肉のかけらが出る
※潘御史が吐く
※豆太鼓の音が響き、悪霊の言い伝えを思い出す
※天井に鼠を閉じ込めた箱があった
※覆面の刺客部隊に襲撃を受けて逃げる、襲撃者は銀雨楼の令牌を持っていた
※潘御史は手助けの条件に池の玉佩を見つけるよう言う
※二つ目の条件は真相究明が先
※李家が霊堂を設け、銀雨楼の幹部が参列
※店の看板:?記布坊
※道端の女性達が果物を藩御史の馬車に投げ込む
第2話 2つ目の条件
楊采薇と潘樾は、李家惨殺の犯人をあぶりだすために協力する。楊采薇は遺体を検視して、犯人とおぼしき人物が自ら証拠を示すように仕向け、見事に事件を解決する。山に遺体を埋葬しにきた楊采薇は、桃林を指差しながら、潘樾に思わず幼い頃の話をしてしまう。潘樾は、楊采薇を守る上での2つ目の条件を明かすのだった。
※陳(チェン)香主は楊采薇に斬りかかるが藩御史が庇う
※堂主(タンジュ)
※霊前で芝居をする二人
※孫震(スン・ジェン:銀雨楼大堂主)が現れる
※(中央)位牌の文字:禾陽李府君諱山江之霊(禾陽李(かようリー)氏の位牌)
※(右後ろ)位牌の文字:禾陽李府君妻趙氏之霊
※(左後ろ)位牌の文字:禾陽李府君子李郎??
※解剖、一家惨死の元凶、夏鐘草(かしょうそう)
※天井裏に豆太鼓と鼠が仕込まれていた
※葬儀のあと陳香主は堂主に昇格する
※李堂主の私宅が数件、陳名義に変わっている
※毒のついた手は水につけると黒ずむ
※銅盆の水に漬けるが変化なし
※腕の傷を指摘、先程の話は嘘、傷こそが証拠
※服毒していない使用人は共犯者で口封じに絞殺された
※爪に入った皮膚の墨(刺青)は組織特有の物
※真相を暴かれた陳は道連れにしようとして孫大堂主に斬り捨てられる
※埋葬の場で楊采薇は口を滑らし、桃花が好きなことを肯定してしまう
※十年前、父が流刑、道中盗賊に襲われ両親が死亡、逃げ落ちた禾陽で姜(ジアン)検視人に拾われ、八年前助手になる、五年前姜の病が重くなり任を解かれ、遺体運びになる
※潘御史は輪形の玉佩に楊采薇の玉佩を嵌め、先帝は私たちを許嫁と定めたという
※二つ目の条件として楊采薇を娶ると告げる
※上官芷(シャングワン・ジー:上官府千金=上官府の令嬢)、美を求めるあまり健康を害した
※潘郎(パンラン)の絵姿を描いた屛風
※上官府帳簿を確認する上官蘭
※哥哥(グーグー:兄上)
※楊采薇の絵姿に三日後潘樾が禾陽で成婚という手紙
※船上で盗賊に襲われ、両親が斬り殺され、顔に斬りつけられて水面に落ちる夢
※夫人(フーレン:奥方)
※娘(ニャン:母上)
※楊済安(ヤン・ジーアン:楊采薇の父)
※傷を負った楊采薇は潘府に行き、潘樾と会おうとするが、守衛に追い払われた過去
※おまえは罪臣の子
※楊姑娘(ヤンクーニャン:楊様)
※曦園(ぎえん)、扁額:珠璧聯輝、光風霄月
※婚儀の会場、美しく整った庭園
※婚約の解消を申し出るが、両親も仲人も居ないので口先では出来ない
※あなたは幼少期の友にすぎない、男女の情はないと別れを告げるが、条件を守るように言われる
※五日後が当時約束していた婚姻の日
※師父の病が悪化している
※毎月十三日は鬼市の日
※夜、義荘を出た楊采薇を藩御史と護衛が馬車をひいて待ちかまえていた
※仙斑霊蛇(せんはんれいじゃ:師父の薬)を買いに行く
※変装した藩御史と船で移動、洞窟へ
※鬼市は貴人と官人は禁制、鬼市は不潔
※ここはかつて禾陽の権力者の拠点で罠で官府の侵入を防いだ、今は皆足を洗いまともな商売をしている
※ここが荒廃したあと、身分の低い者たちが闇市を開いた
※屋台の幟:賭棺=賭け棺、南越(なんえつ)王の墓から出た棺だ、損はさせない
※屋台の幟:(扌+草冠+日+六:摸)骨畫像=触骨似顔絵
※盲目の絵師に肖像画を描いてもらう
※白小笙(バイ・シアオション:鬼市小販=鬼市の商人)
※男装し笠を被った娘、同じ釜の飯を食べた仲
※楊姐姐(ヤンジエジエ:楊姉さん)
※上官芷が曦園を訪問
※小姐(シャオヂエ:お嬢様)
※食器をひっくり返し、婚姻の準備をする婢を追い払う
※霊蛇売りのおじさん、凍傷でもう雪山に行けない十貫→五十貫
※潘御史の正体が露見、鬼市は朝官禁制、品物を置いて去れ
※もみあいで霊蛇が川に逃げる
※刀の罠が仕掛けられた川に藩御史が飛び込む
※傷つきながらも蛇を捕まえて戻ってきた藩御史
※潘御史が帰宅すると上官芷が部屋を荒らしていた
※妹妹(メイメイ:妹)
※先帝の賜婚(しこん)ゆえしかたなく娶るのだわ
※上官芷を拒否
※師父の薬を煎じた後、花嫁衣装を着る楊采薇
※門前に棺が置かれ、死んだ女の埋葬を依頼される→依頼者は上官芷
※廃坑(岩場)で柱に拘束された楊采薇は上官芷に驚く
※あんたの金魚のフンだった肥満娘よ、あんたに代わり藩夫人に
※楊采薇が上官芷を太っちょだったと言い幼馴染みの間柄
※仮面の道士
※縄を解いた楊采薇は上官芷を人質に取る
※吉時がまもなく過ぎます、今日の婚儀は無理
※楊采薇が現れる
※新婦が門をくぐり、新郎を招く、天の定めた二人が玉堂で祝福を願う、可憐な娘と立派な殿方が結ばれ、尊前で美しい言葉を交わす、優雅な笛の音が鳳凰を引き寄せる、手を洗い清め…
※赤い花を二人で持って歩み、手を洗い、赤い糸で結ばれた瓢箪を縦半分に割った器で酒を飲む
※夫婦で互いに一拝、これにて婚儀を結ぶ
※崖下に倒れた三人の姿
第3話 婚儀の夜の事件
潘樾(パン・ユエ)を慕う令嬢・上官芷(シャングワン・ジー)の姿に変えられた楊采薇(ヤン・ツァイウェイ)は、曦園へ急ぐ。しかし婚儀は終わっていた。その夜、楊采薇は自分の顔になった上官芷が転落死するのを目撃し、逃げ出した先で気を失う。ひと月後、楊采薇は目を覚ます。上官芷と顔を入れ替えなければ死んだのは自分だったかもしれないと危険を感じた楊采薇は、正体を伏せることに。
※崖下で意識を取り戻した楊采薇は自分と姿が入れ替わった上官芷に突き落とされた事を思い出す
※落ちていた玉佩を拾い怪我した体を引きずって婚儀を止めようと向かう楊采薇
※新郎に一献、互いを思いやり末永くお幸せに
※上官蘭の元へ妹の遺書が届く
※哥哥 妹妹今日痛失死愛?藩子我已無意趣哥?念 妹芷筆
※あの方の愛を失った今生きてても無意味さよなら
※驚いた上官蘭は妹を探すように命じる
※夜、傷付いた姿で曦園に侵入した楊采薇は紙窓に映る二つの影を目撃、建物から潘樾が出て行く
※建物に入ろうとした楊采薇の側に自分の体の上官芷が転落してきて絶命
※花嫁が飛び降りたと大騒ぎのなか逃げ出した楊采薇は玉佩を道端に埋めて隠し昏倒
※車椅子の人物が手紙を読む、楊家孤女已死=楊(ヤン)家の娘は死んだ
※墓場で潘樾に刺殺される夢を見た楊采薇
※一月后(後)、上官家で目覚めた楊采薇は上官蘭が誰か分からず警戒し混乱する
※凌児(リンアル:侍女)
※洗面の時間、銅盆に花びらを浮かべた湯が運ばれる
※妹の看病のために潘樾の屋敷を上官蘭が買い取った
※潘樾は一月前に帰京
※私は万死に値します、どうか罰を
※笑っているのは激怒の証、笑い終ると罰を与える
※藩夫人としての重圧に負けて命を絶ったのだと周囲は考えている
※はやばやと埋葬した潘樾を疑う
※巫医(ふい)の処方薬、ヤギの胎盤の水煮は美容に効果絶大
※お嬢様は毎晩裸でないと寝つけませんでしたよね
※うまく振る舞えず正体がバレると心配する、師父のことも心配、明日こそ抜け出そう
※櫃を運ぶ使用人、ともに帰京すると上官蘭がいう
※逃げ出せないまま馬車に乗せられ、途中腹痛を訴え馬車を停めさせる
※晟喜樓(せいきろう)に入った楊采薇は耳飾りを落としたと嘘を言い侍女に探させている隙に裏口から出る
※店の幟:萬順雑貨、春來客棧、禾陽湯餅
※義荘に帰った楊采薇は荒らされた室内を見て回り、師父の姿を探すが、床の血痕を見つけただけだった
※市場に戻ると郡主と婚約した新任の県令として潘樾が戻ってきた
※潘樾の髪に白髪が混じっている
※郡主の口利きで亡き妻を偲ぶ名目で禾陽県令に着任
※先帝の賜婚を清算し出世に利用するために娶って殺したと考える
※上官蘭に見つかった楊采薇は禾陽に残ると言い、許可される
※殺人犯を突き止めると決意して上官芷に成り済ますため室内を調べる
※生花が好き、派手に着飾る、占いに傾倒、美容が趣味
※市場で装飾品を売っていた小笙を馬車に呼んで来させる
※翡翠の腕輪を落として割る→石を染めた偽物
※石は南山で掘り出し染料は鬼市で購入、火に入れたら必ず色落ちする
※自分の正体を告げ、師父探しを依頼する
※弁償の名目でお金を渡す
※禾陽は悪名高い、志のある県令は短期間で辞任
※上官蘭に会いに来た潘樾のところへ楊采薇が詫びを言い手伝いたいと申し出る
※貪戀男色、任性妄為、無才無徳、人生空空(色恋に溺れた空っぽの人生)
※而今(日文)遇、重計做人、懲悪揚善、不?此生(今、心を入れ替え悪を罰し善を広める)
※血書をしたためた
※潘樾は楊采薇の申し出を拒否して去るが、後を追いかけた楊采薇と口論になる
※潘樾が柱を殴った拍子に燈籠が落ち、楊采薇の頭部に当たる
※上官蘭が駆けつけてきて潘樾を責めたことで楊采薇に機会を与えることになる
※潘樾は楊采薇(=上官芷)の落とした匂い袋を拾う
※それは死んだ楊采薇の現場に落ちていた匂い袋と同じもので、上官芷を犯人だと思い込む
第4話 新たな県令
潘樾が禾陽の新たな県令となり、楊采薇(ヤン・ツァイウェイ)は潘樾を補佐する役人となる。上官芷(シャングワン・ジー)の顔になった楊采薇は、潘樾を調べるつもりで仕えることにしたのだが、潘樾から婚儀の夜の上官芷の行動について質問され、作り話をしてしまう。監視されているような気分になる楊采薇。潘樾は楊采薇に、裁判の記録を取り、判決を言い渡す役目を与える。
※上官蘭は銀子と使用人を残して帰京した、妹想いの蘭に気が咎める楊采薇
※禾陽縣署=禾陽県署
※上官姑娘(=上官殿)
※楊采薇は曦園(ぎえん)から役所に引っ越す
※公堂では胥吏たちが賭け事をしていた(着任は明日)
※胥吏の一人(劉捕吏)は裁判で楊采薇を棒叩きし、鬼市で密告した人物
※禾陽には守り神がいる→地図を広げ「官位を保ちたくば四大宗族に留意せよ」
※銀雨は禾陽を覆い:銀雨楼
※妓楼は百花を避ける:百花宮(ひゃっかぐう)
※財のため生死を駆け:生死坊(せいしぼう)
※善を施し万家を司る:済善堂(さいぜんどう)
※禾陽では役所は飾り、四大宗族こそが支配者
※役人の贈収賄は不正行為で盗人と同罪、死刑・流刑・鞭打ち・杖刑(じょうけい)に処され赦免はない
※汚職指南をした劉捕吏(=捕快)は見せしめにニ十回の杖刑と三カ月の減給
※潘県令は楊采薇に叩かせる
※凌児(リンアル)が用意したツギハギの衣装で出仕
※盗賊に襲われ馬車から崖下に飛び降り九死に一生を得るという嘘
※老齢の主簿の補佐を命じられる、県令の側を離れないように、逆に監視される
※県令執務室の扁額:鳴琴
※馬車で着任宣言に向かう潘県令に付き従う楊采薇
※店の幟:瑰珎苑
※「悪徳役人」と罵る女性が現れる
※役人を侮辱すれば杖打ち三十回、入獄半年の刑
※娘子(ニャンヅ:奥方)
※女性を追って現れた男性:孫万財(スン・ワンツァイ:四大宗族の者)
※夫が現れると女性は怯えさらに悪罵するが、腕に傷痕を目撃した楊采薇
※法律上、心神を喪失した者は罰を免れる
※家に帰されることになった女性は取り乱し「妻と側室を殴り殺した男」だと叫ぶ
※心神喪失の妻の責任は夫が負う
※着任宣言を代読する楊采薇
※甘俊才(ガン・ジュンツァイ)が夜光真珠の献上を申し出る
※黄彦斌(ホアン・イエンビン)が書籍二箱を贈ると申し出る
※宋明軒(ソン・ミンシュエン)が玉如意(ぎょくにょい)の献上を申し出る
※阿澤(アーゾー)に献上品の記録をとらせる
※県署に戻ると潘県令が来客と酒を酌み交わしている間に死んだ楊采薇の記録を調べる
※保管室での師父と前県令のやり取りを回想する
※主簿に記録は県令が持っていると言われる
※県令の私室に忍び込んで調べるが、潘が戻ってくる、隠れる楊采薇
※着替える潘県令の腹に新しい傷痕
※晟喜樓(せいきろう)の会合、銀雨楼の卓(ジュオ)少主の代理人
※顧雍(グー・ヨン:済善堂堂主)
※蔡昇(ツァイ・ション:生死坊坊主)
※青帝(チン・ディー:百花宮宮主:女性)
※内人(ナイレン:妻)
※代理人が去ると逮捕された孫万財のことで話し合う
※県署を出た楊采薇を尾行する阿澤、それを目撃する露天商の小笙(シアオション)
※楊采薇は花容店(かようてん)に入る
※店員に銭を渡して阿澤に顔剃りをさせている間に店を出て小笙に会う
※百里香(バイリーシャン:びゃくりこう)→百歩香(バイブーシャン:びゃくぶこう)が正しい、飲んだら泥酔する強い酒
※師父のことを薬鋪で聞いた
※酒などを買って県署に戻ると四大宗族の顧雍が県令を訪ねてきた
※楊采薇は立ち聞きすると、孫万財の件を話し合っていた、金を出すと言われ四十万両を請求
※酒の銘柄を杜康(とこう)の酒に貼りかえる
※酔い止め薬を服用する楊采薇
※県令の初手柄を祝う名目で御馳走と酒を用意する、劉捕吏に誘わせる
※皆が酔いつぶれて眠ると、楊采薇は県令を部屋へ連れて行き鍵を取る
※鍵で箱を開けると、鬼市の肖像画を見つける、楊采薇の事案の巻物を読む
※遺体の側に奇妙な水の染みがあった
※鍵を戻し楊采薇が部屋を去ると、県令は起き上がった
※突き出し窓
※潘県令に馬車で連れ出された楊采薇は盗賊の面通しだと言われる
※頼(ライ)の三男が質入れしたのは上官家の馬車特有の飾り
※逃げようとした三男は、婚儀の日に家に忍び込んで盗みを働いたと白状する
※盗まれた馬車を調べる潘県令
第5話 7日の約束
潘樾(パン・ユエ)は楊采薇(ヤン・ツァイウェイ)を廃坑に連れてきて、婚儀の夜に曦園で妻を突き落としただろうと問い詰める。楊采薇は機転を利かせてその場をうまく切り抜ける。一方、銀雨楼の少主・卓瀾江(ジュオ・ランジアン)は、潘樾を禾陽から追い出すつもりでいた。大堂主・孫震(スン・ジェン)を役所へよこし、潘樾が己の妻を殺したとして告発。潘樾は7日以内に事実を明らかにすると約束する。
※廃坑は上官芷(シャングワン・ジー)に楊采薇が拘束された岩場
※潘樾は楊采薇が攫われたことを知っていた
※潘樾は現場に落ちていた匂い袋を突付け命で償えと問い詰める
※楊采薇は崖下の遺体二つを示す
※御者の遺体は「上(シャン)宮」の印の入った長靴をはいている
※盗賊に襲われ崖から落ちた、二人の絆を知って諦め、楊采薇を行かせたと作り話
※鞠を蹴って遊ぶ少年
※少主が帰還
※夜、楊采薇は県署を抜け出し小笙(シアオション)の手引きで師父と再会
※子午卯酉(しごぼうゆう)は指結び、辰戌丑未(しんじゅつちゅうび)は手を開き、寅申巳亥(いんしんしがい)は拳を握る、死者の手で時を見極めよ
※教えを暗誦することで互いを確認
※師父は婚儀の日に覆面の者に襲われた、新郎の衣装を着ていた
※検視の道具を渡される
※帰り道、道端の木の根に埋めた玉佩を取り出す
※役所の太鼓を鳴らし、孫震(スン・ジェン)が銀雨楼の少主に代わり告発する
※御史の権限を濫用して前県令の捜査を妨害して有耶無耶にした
※陳三(チェン・サン)役所の胥吏
※竹簡の巻子
※楊采薇の公開検視を提案する
※硯で墨をする楊采薇
※潘県令は百花宮の文を読むと火をつけて香炉に捨てる、それを盗み読む楊采薇
※百花宮に潜り込み楽師に変装した楊采薇は宮主と県令の面談を盗み聞き
※眉目秀麗な風流才子
※卓瀾江(ジュオ・ランジアン)は卓山巨(ジュオ・シャンジー)の一人息子、都の書生
※三年前禾陽に金水幇(きんすいほう)という勢力が現れ銀雨楼と争い卓幇主が命を落とした
※少主が戻ると金水幇の全員の頭が城門に掛かっていた
※助力を申し出る宮主
※青姑娘(チンクーニャン)、宿願を果たすために潘県令を選んだ
※楊采薇は誤った音を出し、潘県令に正体が露見、助け舟を出される
※千丈の堤も蟻の一穴より崩れる
※店の幟:焼餅、○の中に賭の字、骰子(さいころ)の模造品がぶら下がる
※賭場に帷帽を被った楊采薇が現れ少主に賭け、小笙と芝居をして去る
※賭場の対聯:日進鬥金、贏(貝ではなく員)、一本萬利
※小笙は客の一人に少主は潘夫人の墓を見つけたと囁く
※雨宿りした楊采薇は酒肆で酔って女性に絡む阿江(アージアン)を目撃
※楊采薇と毎月ここで飲む約束、楊采薇の死を悲しんで暴れる
※死体の山の中で怪我をした阿江を手当てする楊采薇の回想
※怪我をして酔い潰れた阿江を介抱し、小笙に友人だと紹介して手伝わせて運ぶ
※捕吏が墓の噂をしているのを潘県令が聞く
※胡瓜の花粉を詰めた袋を馬の鞍の下に仕掛け、針で穴を開けておく
※夜、潘県令が騎馬で出かけると夜道に光る花粉の跡を追う
※楊采薇がかつて語った桃林にたどり着く、潘県令が帰ると中に入る
※位牌の文字:亡妻楊采薇之霊=亡き妻 楊采薇の位牌
第6話 金の針
楊采薇(ヤン・ツァイウェイ)は、自分と顔の入れ替わった上官芷(シャングワン・ジー)を検視する。上官芷の頭には金の針が刺さっていた。楊采薇は、婚儀の夜に何者かが上官芷の頭に手を伸ばしていた光景を思い出す。楊采薇が金針の出処を探っていると潘樾に怪しまれるが、結局、楊采薇は潘樾と共に金針について調べることに。2人は、禾陽一の職人・金六郎(ジン・リウラン)の家を訪ねていく。
※桃林の中の霊廟にある氷の棺を開けると花嫁衣装を着た遺骸が納められていた
※頭部の経絡(けいらく)に傷がつくと目の筋肉が麻痺しまぶたは閉じない
※頭頂の傷から鉗子で針を抜く
※霊廟に戻ってきた潘県令に見つかる楊采薇
※事故死だと言う潘県令に自分が疑われたので潔白を証明したいと主張
※金の針は治療用の鍼(はり)より細い
※役所の料理人・李胖(リー・パン)
※捕吏たちと食事をした楊采薇は劉捕吏に珍しい凶器の話を聞く
※富豪の妻が辱めに耐えられず大きな金子を飲んで死んだ
※金の簪で少年を執拗に刺した奴
※南風(なんふう)街の華勝(かしょう)は禾陽で最大の宝飾店
※話を立ち聞きした潘県令は着替えて出かける楊采薇に声をかける
※目覚めた阿江は手当てされた腕の包帯の結び(蘭花結び)を見て楊采薇を思い出す
※雅春店の店員に自分を介抱した女性について聞き出す
※華勝店にきた楊采薇は店員に心付けを渡し一番上等の金飾りを見せてもらう
※潘県令が店に現れる
※海棠(かいどう)の珠かんざし
※海棠の別名は断腸花、いささか不吉だな
※店の幟:墨芳?
※帰りの馬車で潘県令に金針について指摘される
※証拠を隠し公務を妨害すれば罪に問える→金針を渡す
※美しくなるために骨格や経絡の書を読んだので気付いた
※絶版古書を高価買い入れ、新鄭(しんてい)書院
※阿江が昨日の酒肆に行き、店員を脅して自分を送った人間について聞き出す
※女が払ったのは都でしか手に入らない銀子
※県署の外で上官家の令嬢の帰りを待つ阿江
※楊采薇は江南茶室で潘県令を待たせ、郡主(チンチュ)への贈り物の名目で禾陽中の宝飾店に金の簪を持ってこさせる
※告示 縣令潘大人特為郡主 厳選首飾需金制長簪 歩揺要求微工精細質 地堅靭一經選中可受 邀進京参加皇族婚禮=金の髪飾りを求む、皇族の婚儀に招待
※禾陽一の職人、金六郎(ジン・リウラン)は先月死んだ(婚儀の前日)
※金家を訪れると目の悪い老婆が応対に出る
※一年は暮らせる銀子の額の依頼の品を届けに行った
※翌日川の漁師が溺死した六郎を見つけた
※墓碑の文字:愛子金六郎之墓
※潘県令が検視人を呼びに行くと、老婆が打ち明ける
※依頼主の男が家にきて銀子百両で明日までに作るよう言った
※潘県令と依頼人の声が同じ
※墓掘り中に戻ってきた潘県令を恐がる楊采薇は問い詰められる
※楊采薇は人殺しだと言い返し口論になる
※検視人・陳三(チェン・サン)では不安なので都から検視人を招いたが毒にあたり解毒中
※美顔術に夢中の令嬢
※喉に泥がなく水中でもがいた跡もなく死後に捨てられた
※楊采薇が下腹部の膨張を指摘して潘県令が解剖させる
※金六郎の腹の中から銀子が出る→大量の銀子を呑み込まされたために内臓が破裂し出血多量で死亡
※生死坊の硬貨(千両)が混じっていた
※高額の硬貨を持つ者は生死坊の常連客
※店員に上官家の令嬢の確認をさせた阿江は何故自分を助けたのか不思議に思う
第7話 あの夜の真相
ふた月前。潘樾(パン・ユエ)は楊采薇(ヤン・ツァイウェイ)の死を悲しみ、やけ酒をあおっていたところを兵士に斬られる。だが自分を取り戻した今は、死んだ金六郎の腹に隠されていた貨幣を頼りに生死坊へと向かう。生死坊は、四大宗族の中の1人、蔡昇(ツァイ・ション)が仕切る賭場で、そう簡単に中には入れない。そこで、潘樾と楊采薇は夫婦と偽って生死坊の内部に入り込む。
※二月前、楊采薇の死を告げ、父親を問い詰めた潘樾。
※父は十年前、楊済安(ヤン・ジーアン)が廷尉で自分が補佐官だった頃の話をする。
※告発状を受け取り朝廷内の反逆勢力を知った楊廷尉は禾陽のつながりを知って口実を設けて調べに行ったが、帰京後に何者かに陥れられて一家流刑になった。
※反逆組織は潘府を見張っていて潘樾が捜し出したせいで楊采薇が殺された、おまえが死なせたと父に言われる
※皇帝の召喚を無視したため兵士たちがやってきたが、酔っ払って暴れ、兵士に斬られる。
※船で生死坊に向かう潘県令、その様子を見張っていた男が車椅子の人物に報告
※主人(チューレン:主(あるじ)殿)
※名帖(めいじょう)のない部外者は入れぬ
※上官芷(シャングワン・ジー)=楊采薇の姿を見つける潘県令
※江南の富商の娘 陳卿卿(チェン・チンチン)
※カップルを脅して名帖と衣服を手に入れる
※卓少主のもとに県令と上官家令嬢が生死坊に行った報告が入る
※生死を賭けはかない富を手中に
※籌碼兌換=換金所
※見世物が始まり、六名の美女が万福礼
※番号札を提げた美女たちが狼と闘う
※二番が蔡坊主の寵愛する女性
※茶を飲んだ楊采薇は全身が熱くなる
※換金に行った楊采薇は硬貨が半分なので無効と言われて騒ぐ
※硬貨の半分を持つ男が騒ぎを見ていた
※楊采薇が蝶の幻覚を見る
※楊采薇の異変に気付いた潘県令が茶を運ぶ婢に声をかける
※五石散(ごせきさん)と幻草(げんそう)です一番人気の飲料ですよ
※水を飲ませる、幻覚を見せる茶だった
※楊采薇は襲われ硬貨を渡せと迫られる
※見世物の中に落ちた楊采薇
※襲った男を倒した潘県令は楊采薇を助け狼を殺す
※客の間から狼に刺さった短剣を抜く男の手が
※見物客は巻き添えを恐れて逃げる
※襲った男を起こした県令は婚儀の夜にすれ違った楽師だと言及
※殺人犯の首を絞める潘県令を止める楊采薇
※ずっと生死坊に隠れていた
※殺害の指示を出したのは銀雨楼ではない、口内の毒で自害
※二番の女性が殺された、凶器の短剣は潘県令が狼を殺した時のもの
※客が逃げたあと蔡坊主が現れ、現場を吟味、二人の成りすましが露見
※報告した部下が蔡坊主に殺される、二人を見つけるように指示
※その様子をカーテンの影から阿江が見ていた
※殺人犯の死体を調べている二人のもとに阿江が現れ、殺人の濡れ衣を着せられ居場所も知られていると忠告
※巻きこまないように阿江に先に行くようにと別れる
※楊采薇は部屋に戻り死体の胸元の傷を調べ解剖する→中から令牌が出てくる
※潘県令は死んだ楊采薇の検屍風景を思い出す
※令牌の水紋を見て、亡父との思い出が蘇る
※この水紋はある悪の組織を表す模様だ、奴らの正体は謎
※爹爹(ディエディエ:父上)
※武装部隊に部屋を包囲される
※弩の矢が楊采薇の腹部に命中
第8話 謎の水紋
蔡昇(ツァイ・ション)に追い詰められた楊采薇(ヤン・ツァイウェイ)と潘樾(パン・ユエ)。潘樾は精錬部屋で何種類かの粉を混ぜ合わせ、敵が攻めてきた瞬間にそれを炎の中に投げ込む。楊采薇は、上官芷(シャングワン・ジー)を転落させたのが潘樾ではなかったことが明らかになっても、正体を隠しておくことに。一方、潘樾は百花宮の宮主・青帝(チン・ディー)を訪ねて犯人の体に隠されていた令牌のことを聞きだそうとする。
※帯に挟んでいた生死坊の令牌が矢を止めたおかげで楊采薇は助かる
※蔡坊主と話し合おうとする
※蔡坊主の部下が潘県令だと注進する
※蔡坊主は脱走奴隷、猛獣の檻の中命懸けで戦った、生き抜いて自由と大金を手に入れた
※潘県令は蔡坊主と命を懸けた賭けを一局
※潘県令が時間を稼ぐ間に楊采薇が書斎で鍵を取ってくる作戦
※武装部隊と乱闘する潘県令
※蔡坊主の部下が楊采薇の姿が消えたことを注進し、手下たちが向かう、潘県令も追う
※鍵を見つけた楊采薇と潘県令が合流し、上階の部屋に入る
※五石散(ごせきさん)の精錬部屋、煙っぽい
※扉が破られ蔡坊主たちが踏み込んでくると、潘県令は粉を詰めた壺を炉に投げ込む
※爆発が起きた隙に窓から川に飛びおりた二人
※小舟から挨拶する潘県令を見た部下は追いかけるように注進するが、蔡坊主は生死坊の掟を守り負けを認める
※潘殿と出会って早二十年
※死んだ殺人犯・阿成(アーチョン)は黒幕組織の主の元へ運ばれ、令牌を取られたことを知る
※主(車椅子の男)は役所の間者に指示を出す
※亡父と上官芷(シャングワン・ジー)の死は黒幕組織が真犯人と考える楊采薇
※潘県令に打ち明けるか悩む楊采薇は薬を運ぶ阿澤に声をかける
※狼の爪の傷は生肌散(しょうきさん)じゃないと根本的には治らない
※上官芷の化粧箱の中にあった薬を届ける
※背を向けて傷を拭こうとしている潘県令は阿澤と思って頼む
※黙って手当てする楊采薇、傷が化膿してる
※楊采薇だと気付いた潘県令ともつれあって転ぶ
※そこへ阿澤が郡主の文を届けにくる
※潘県令には郡主がいると思い出した楊采薇は部屋をでて廊下を歩く
※井戸端で喋る凌児と阿澤の話を立ち聞きする
※自分のために潘県令が勘当されたと知った楊采薇は庭の木の根元に玉佩を埋め、死んだままにして迷惑をかけないことに決める
※上官芷に楊采薇が重なって思い悩む潘県令は凌児と阿澤の話を立ち聞きし上官芷が楊采薇を真似していると知って納得する
※失ったものに執着せずに真犯人探しを決意する楊采薇
※令牌を見た青帝の配下の女性が目を見開く
※明日が裁判
※鬼市で小笙(シアオション)に会う楊采薇
※紙に押した令牌の模様について聞き、情報収集を頼む、師父の安否を聞く
※二人の様子を高所で眺める阿江
※小笙を捕まえて話を聞こうとした阿江は女子だと知ってうろたえる
※上官芷の話を聞きたいと言われ、金を返して去ろうとするが刀を突き付けられる
※蘭花結びは友人独特の結び方
※楊采薇は姉同然だったと小笙は言い、楊采薇の友人だと思って助けたと答える
※楊采薇を敵視していた令嬢といることを指摘されるとお得意様だと答える
※すべて潘県令が悪いと言い捨てて小笙は去る
※賭場で男女が裁判の結果を賭けて対立
※今日の裁判を考えて小役人たちは悩む
※主簿は棺桶代まで潘県令に賭けた
※四大宗族の三人が縣署に来た
※犯人が連れて来られ、陳(チェン)香主の仇討ちに怪女を殺したと自白
※百花宮の会合で言っていた青帝の贈り物(身代わりの犯人)と楊采薇は推測
※青帝が手打ちにしようとしたとき少主が到着する
※卓(ジュオ)少主の正体は阿江
第9話 銀雨楼の少主
刀を向け合う卓瀾江(ジュオ・ランジアン)と潘樾(パン・ユエ)。卓瀾江は、止めに入った上官芷(シャングワン・ジー)の言葉や表情から、上官芷が楊采薇(ヤン・ツァイウェイ)であることに気づく。卓瀾江すなわち阿江(アージアン)は、潘樾との7日の約束を白紙に戻すことに。潘樾は、黒幕は四大宗族の中にいると見当をつける。可能性があるのは、青帝(チン・ディー)と済善堂の堂主・顧雍(グー・ヨン)。潘樾は、護衛の阿澤(アーゾー)に顧雍を見張るよう命じる。
※卓瀾江(ジュオ・ランジアン:銀雨楼少主=銀雨楼の少主)、読書人
※犯人の肩に刃を刺し、拷問して問い詰める阿江
※青帝は阿江が宗法大会に現れなかったから仕方ないと弁明
※二人が出会った時に楊采薇が口にした台詞を言って阿江を止める
※孫震が上官芷は潘県令と通じているというが、上官芷を信じると言って裁判を白紙に戻し阿江は去る
※公堂を去る顧雍(グー・ヨン)は足を引きずっている?
※楊采薇に分を弁えるように叱って去った潘県令は阿澤に見張りを付けるように指示する
※県署料理人・李胖(リー・パン)が仕入れの金を持って逃げたことが判明
※代わりに作った凌児の料理が美味くて皆が喜ぶ
※今日は四月六日→六日は阿江と飲む約束の日だと気付く楊采薇
※十年ものの黄封(こうほう)の酒、当店で一番上等の酒
※私が酒を飲むのはあなたともう一人だけよ、と語っていた楊采薇を思い出す阿江
※阿江はお前しか飲む相手はいないと返し、田舎から出世しようと出てきた貧乏人という見立てをされる
※毎月飲める親友
※配下が報告にきたため去る阿江
※この酒は友人が飲みに来ると店員に告げる、あいつは冷たい酒を好む
※入れ替わりで酒肆に現れた楊采薇は残された酒を飲む
※阿江が行くと四大宗族の三人が待っていた
※生死坊は干渉しないという
※蔡坊主は顧雍に銭のために実の母親を殺したという
※阿江が役所を警護すると言い、青帝が上官姑娘と目くばせしていたと指摘する
※阿江は青帝が潘県令と仲が良いと言い返す
※死んだ刺客(殺人犯)は四大宗族の者に違いないと潘県令は考える
※刺客は生死坊の者ではない、銀雨楼と百花宮の可能性は低い、済美堂を見張るように阿澤(アーゾー)に命令する
※令牌の「六」という数字の意味を考える楊采薇
※水紋の組織は禾陽で十年活動してる→保管庫で痕跡を調べよう
※保管庫で楊采薇と潘県令が鉢合わせ
※宮中の月餅は嫦娥(じょうが)仙女の手作りなんだって
※幼い頃宮中で月餅を盗み食いしたことをくしゃみで思い出す、皇帝に罪を告白した
※竹馬の友は天下の良縁である、二人に婚姻を与える
※皇上(フォンシャン:陛下)
※未解決の事案が沢山でてくる
※阿江は自分の留守に何があったのか思案する
※阿福(アーフー:配下)
※金百両、銀五百両、緞子(どんす)百表裏 絹四十匹、栗(くり)餅
※燈會案 巻六(灯会の事案)に水紋の令牌の図が記録されていた
※未解決の灯会殺人事案を劉捕吏に尋ねると現場で発見された令牌は盗まれた
※当時劉捕吏は下っ端で捕吏頭は孫方(スン・ファン)でした、証拠紛失の責任を問われ免職に
※潘県令は孫方の行方を捜すように命じる
※役所に結納の品を運び込んだ阿江は楊采薇に求婚する
※出会ったばかりでお受けできない友達から始めましょう
※禾陽名物の栗餅を渡されて喜んで食べる楊采薇はおすそ分けを潘県令に渡す
※江湖の組織
※楊采薇は真実を求める人、黒幕を知りたいに違いない
※事案について協議
※あと半月で夏至、禾陽ではこの日に灯会を催していた
※五年前の未解決事件のせいで開催されなくなった
※劉捕吏は蛟(みずち)の所業が結論だと述べる
※水に囲まれた禾陽には蛟の伝説がある
※龍になれなかった蛟は体は蛇で顔は虎、長さは数丈ある
※岸辺に遊ぶ人を水に引き込みその血を吸い尽くす
※そこで毎年夏至に盛大な灯会を催し蛟が龍となって天に昇るよう祈祷した
※遺体は川辺で見つかり喀血による窒息死とされた、現場に争った跡はない
※天突(てんとつ:鎖骨のあたり)深さ三寸ほどの傷は獣の歯形に似ている
※翌年また同じ死体が出た、三年目は県令が対策をしたが同じ死者がでた
※去年は灯会を中止した
※楊采薇は最初の死者・強叔(チアンシュー)の娘を訪ねる
※娘は銀雨街で商売をしている
※県署を出ると阿江が待ちかまえていて馬車で送ってもらう
※馬車内で再会を喜ぶ二人、潘県令の命令で阿澤が尾行中
※阿江の求婚は楊采薇の後ろ盾宣言の芝居だと思われている
※姿の入れ替わった訳を説明する
※三年前に知り合った荒くれ者が少主
※役所の間者が伝書鳩を飛ばす
※顧雍が車椅子の男に会う
第10話 蛟の伝説
楊采薇(ヤン・ツァイウェイ)と卓瀾江(ジュオ・ランジアン)は、灯会で起きた事件の最初の犠牲者、強叔(チアンシュー)の死について探る。強叔の娘によれば、強叔の墓で動物の死体が見つかり、動物には強叔と同じく、獣の歯形のような傷があったという。その後も犠牲者が出て墓で同様のことが起こり、蛟が人を襲うという話が広まった。一方、潘樾(パン・ユエ)は、川で蛟らしきものが舟を襲うのを目撃し...。
※どうして三年も騙したの
※父親が殺されて跡を継ぐために都から帰ってきた人生最悪の時期、お前だけが友達だった
※二人で酒を飲みながら愚痴を言い合った思い出、おかげでまた笑えるようになった、一番の友達
※酒館でしらんぷりしたと責められる、巻きこみたくないと言われてお前のためなら死んでも構わないという
※花容(かよう)店に劉捕吏と騎馬で訪れた潘県令
※灯会での最後の死者・田華(ティエン・ホワ)は花容店の若旦那でした
※銀雨街に着くと人っ子ひとり居なくなっている
※銀雨街堂主・趙乾(ジャオ・チェン)が挨拶に現れる
※屋台の商売人たちを縄で縛って建物に押し込めていた
※香主に格下げする
※蔀戸?
※氷売りの三姑娘(サンクーニャン)
※私たちは冬に取った氷を夏に売ります、地味な暮らし、灯会の前が一番忙しい
※霜霜(シュアンシュアン)はまだ五歳で子守りと仕事に追われていた
※残ったのは氷車一台と姉妹二人だけ
※強叔の遺体を調べたいと言うと無いという返事
※埋葬したあと墓の周りで動物の死体を見つけた、父と同じ傷があった
※蛟が人を襲うと噂が広がったので県令の命令で墓を掘り返し蛟供養のため川に流した
※花容店で店員(小翠:シアオツイ)に聞き取り、田華はいい人だった
※劉捕吏が糸を使ったムダ毛処理をされる
※田華と小翠は男女の仲、本当は怒りっぽく殴る男だった
※楊采薇を心配した小笙が現れ、三人で飲むことに
※潘県令と劉捕吏が現場の川原に行くと、騒ぐ声が聞こえ駆けつける
※小舟が大蛇のようなものに襲われるのを目撃
※潘県令を監視する人物
※鬼市で商売するために銀雨楼にみかじめ料を払ってる
※上官小姐=上官殿
※報告の場に楊采薇が居ない
※阿澤が姿を見失ったと報告
※県署に川辺で見つかった死体が運び込まれる
※灯会の死者と同じ状態、蛟神の仕業、検視人・陳三(チェン・サン)の様子が変
※酔った楊采薇が阿江に送られて帰ってくる
※剣を投げた潘県令の傷口が開き阿澤が手当てをする
※阿澤が楊采薇を庇い、嫌っていた筈なのに何時の間にか目障りでなくなり親しみを感じるという
※短期間で人が変わったことに疑問に思う潘県令
※役所が再調査したせいで蛟が現れたと噂になる
※傷が痛む潘県令の代わりに筆記する楊采薇
※県署の表に民衆が跪き「蛟神様に触れると祟りがある」と再調査の中止を請願する
※陳三の検視結果があてにならないので、楊采薇と潘県令で死体を確認する
※過去の死体と異なる点がある→偽装
※役所の前庭で胥吏たちが蛟神に祈りを捧げている
※陳三を咎める
※潘県令は天意に問うと言い、銅銭百枚を用意させる
※天の神、地の神よ、禾陽県令潘樾が蛟事案の調査につき天意を伺います
※もし全ての銅銭の表が出たら調査を続け真犯人を捕らえる
※笊に入った銅銭を放り投げる→全て表
※天意は明らかなり 今後蛟を理由に士気を乱す者は減俸ひと月、杖(つえ)打ち三十回だ
※解決したら願解きする
※潘県令は死者の共通点を探せという
※楊采薇は川辺と天突だと指摘、去年の夏至の事案も調べる
※料理する凌児を手伝う阿澤
※事件は九件あったが、前県令の命令で手抜き調査だったせいで詳細不明
ABEMA視聴(2/23~2/27)
第25話 追ってきた怨恨
官職を辞した許清嘉と共に阿嬌が雲莱鎮に戻ったところ、実家の肉店はごろつきの一団に荒らされ、父と兄が負傷していた。襲撃は韓文芳の差し金だったことが判明。襄州で商いを潰されて全てを失った恨みの矛先を、阿嬌の実家に向けたのだった。居合わせた林翠が韓文芳と直接話すうち、韓文芳の心の奥底が次第に明らかになっていく。阿嬌は肉店を手伝いつつも自身の新しい事業を手がけたいとの思いが募り、方向性を模索し始める。
※阿嬌が薬局で儲けた百両(イーバイリャン)を兄に渡して大工を雇うように言う
※ごろつきは余所者、襄州府の豪商に雇われた
※雲莱鎮の旅館は二軒、忘塵(ぼうじん)旅館に襄州府の客(韓文芳)が宿泊
※清嘉は韓文芳を諭すが拒否される
※壊された店の片付けをする阿嬌と手伝う林翠
※梅の砂糖漬け
※東坡肉(トンポーロー)
※ラオバン:店主
※店を片づける阿嬌のもとへ韓文芳が来て、林翠に諭される
※永寿の報せで清嘉が店に戻る途中、出会った韓文芳に雲莱鎮を出ると別れを告げられる
※力仕事や大工が苦手な清嘉、林翠は悩んでいることに気づき声をかけるが、これ以上阿嬌に迷惑をかけたくないという返事
※屋台の幟:王記 包子
※牌門の扁額:千祥雲集=千の瑞雲集る
※林翠は阿嬌に夫の悩みを聞くように助言し、清嘉の好物の角煮を作る
※肉店再開、爆竹で祝う
※桂花糕(けいかこう)、梅生姜
※ハオチー:美味しい
※小花(しょうか:シャオホワ)
※腰を痛めた阿牛に、吸角(きゅうかく)療法、血流がよくなり冷えが取れる
※鬆鬆坊(しょうしょうぼう:ソンソンファン)
※開店資金百両必要
※楚辞、先秦時代の古書を質入れしようとする清嘉→3両
※怪我した父に鍼灸治療する阿嬌、老後と葬儀用に貯めた銀票(ぎんぴょう)を渡す
※同興質庫=同興(どうこう)質店
第26話 新しい商売
阿嬌は襄州府で培った薬の知識を生かし、美容と健康の店で「鬆鬆坊」を開店する。だが、開店から数日が経っても店には1人の客も訪れない。困り果てた阿嬌は、なんとか店に客を呼ぼうと、親友の林翠の力を借りつつ、あの手この手の作戦を実行する。店が少しずつ軌道に乗っていく中、許清嘉は、自分が何の役にも立てていないことを情けなく思い、消沈していた。そんな折、雲莱鎮に現れた謎の大富豪が、店を次々に買収していき...。
※大老爺(ダーラオイエ:大旦那様)
※店の扁額:風日(女吴)懐
※財源廣迎?、招財進富?
※開店して三日、客は一人もこない
※店を知ってもらうためのサクラ
※赤豆糕(せきとうこう)
※開店記念にお菓子を進呈
※鏢頭(ひょうとう)
※膏薬作りを担う清嘉
※和盛(わせい)酒樓
※甄富貴(しん・ふうき)、本名は賈継笙(か・けいしょうい)
※従者・賈義(か・ぎ)
※蟹の酒蒸し、胡瓜の和え物、白菜
※「銀碗菊(ぎんわんきく)」文大郎という人物が出るお話(書物・人気小説)
第27話 大資本の競合店
阿嬌が蠟梅を連れて買い付けの旅に出ている間、向かいに大富貴という店が開業した。店主は甄富貴という大富豪で、店の業態は鬆鬆坊の模倣だが、割安な料金設定にしている。留守を預かる許清嘉に効果的な策がないまま顧客は取られてゆき、鬆鬆坊は休業に追い込まれる。戻った阿嬌は打開策を考えるため、まずは胡家を総動員して大富貴の偵察を試みるが、扮装を見破られて失敗に終わる。どうしても内情を探りたい阿嬌は次の手を打つのだが......。
※原料が地元で買えなくなった
※爆竹を鳴らして開店を祝う
※江南の龍井茶(ロンジンティ)を使った顔の保湿
※阿嬌に頼まれた林翠が大富貴の客になり、鬆鬆坊より劣る点を指摘する
※甄富貴の食事は質素
第28話 商売敵の正体
鬆鬆坊の業績に大きく貢献しているのが客に出される菓子だと気づいた甄富貴は林家菓子店を訪れる。だが、林翠は親友の阿嬌を裏切れないと取引を拒否。それを知った阿嬌は、いつまでも甘えていられないからと林翠に店の株の一部を渡し、菓子店の利益のため大富貴との取引を勧める。林家の菓子で女性客の人気を得た大富貴は、次に男性客を呼び込もうと秘策を打ち出す。再び客足が鈍り始めた原因を探ろうと、阿嬌は林翠に無謀な任務を...。
※賈義(か・ぎ)は落花生が好き
※字の読めない年配の女性が何も頼まずに帰ろうとしたところを見た清嘉は、店で待つ客に字を教えようと考える
※施術師の腕は鬆鬆坊が上
※大富貴は男性の客寄せに施術師を女性にする
※甄富貴は客を奪われたら店を閉めると林翠に約束する
※贄婿居録=よき婿の心得
※御夫術=夫の操縦術という書を清嘉が書いて店に置き、女性客に受ける
※永寿を使って阿嬌に隠れて本を売る→バレる
※大富貴は妻を亡くした老人しか来なくなる、閉店
※寧王と阿嬌の仲を疑った王妃(姉)の差し金だと賈継笙はいい、大富貴を譲るという
※賈継笙に5割の株で阿嬌は申し出を受ける
※京城(けいじょう)、玉満樓(ぎょくまんろう)
※第一茶姫(ちゃき)=玉娘
※季剛(き・ごう)
※開封府の軍巡使(ぐんじゅんし)・高正
※軍巡使:都の警備を担う
第29話 都へ
上庸で収監中の費勁が不審死したとの連絡が高正に届く。死に至るまでの状況から、費勁が若柒や許清嘉の父の死に関係している可能性が浮上。賈丞相は、背後にいるのは朝廷の大物官僚、傅温だと確信していた。傅温による長年のさまざまな悪行を把握していた丞相は寧王と協議し、証拠集めのため、傅温がかつて所属していた戸部に許清嘉を配属させることを決める。阿嬌は鬆鬆坊を永寿と臘梅に任せ、再び官職に就く許清嘉とともに都へ。
※上庸の莫慶(ばく・けい)から報せ
※寧王が戦に出ていた間に死亡
※費勁(ペイジン)は南江盗門の者で毒を巧みに使う
※南江盗門の残党を集めて再編したのは傅太師(ふ・たいし:フー・タイシ)
※高正と崔五郎が使者として雲莱鎮に来る
※東宮(トンゴン)、太子は病弱(寧王の弟)
※劉青(りゅう・せい:太子つき宦官)
※張太監(ちょう・たいかん)
※太監:宦官の呼称
※○公公(○ゴンゴン:宦官につける敬称)
※潘華(はん・か:パンファ)、小藩子(しょうはんし)とお呼びください
※太子が喀血(かっけつ)する、服薬
※殿下(デンシャー)
※病を隠すため薬代は太師が負担
※喀血を目撃した宦官を次々と交代させる
※戦中に戸部が失策して兵糧が途絶えた
※皇帝は病身
※船で旅立つ清嘉と阿嬌たち、見送りの中に何故か賈継笙が林翠の隣に
※寧王妃に弟の手紙が届く、不倫ではないので嫌がらせを止め、想い人(林翠)の元に留まる
※寧王府
※鶏の汁物
※仕事が忙しいから書斎に泊まる
※小貝に阿嬌と会わせると約束する寧王
※賈継芳(チーファン)は酒楼で劉尚書の息子二人を殴った
※尚書(しょうしょ):中央行政官庁の長官
※賈継芳(賈昌の次女:賈府三小姐)、投壺で遊ぶ、男装
※県丞から通判に二年で昇進した
※監察御史にして調査→制限がある、戸部の帳簿を見るには証拠が必要
※戸部に配属させれば金や物の流れを把握できる、傅太師の古巣でもある
※職位が侍郎(じろう)や尚書ならば就くのは困難ですが、五品(ごほん)の主簿郎中の職
※主簿郎中(しゅぼろうちゅう):戸部(こぶ)内の部署の長
※ニュウフターレン:岳父殿
※寧王妃は妹をたきつけて阿嬌と争わせようとする
※上庸も襄州も傅太師が民の財貨を奪取していた、賈丞相は知っていた?
※十五日後、京城に馬車で到着した清嘉と阿嬌、崔五郎と別れる
※賈家の別邸で第二執事・賈権と使用人たちの出迎え
※命の恩人・祝言の前日、狼から助ける
※傅府の部屋の扁額:望重者英
※傅太師は関係書類の破棄を命じる
※湯澤は口封じされている?
第30話 因縁の顔合わせ
都での住居として賈家の別院に落ち着いた許清嘉と阿嬌。許清嘉は賈丞相が亡き父の親友だったと知り、朝政を正すために働くことを誓う。一方、阿嬌は玉娘が都で開店した茶楼「玉満楼」の共同経営者となり奇抜な趣向で店を繁盛させるが、噂を聞いた賈丞相の次女・賈継芳が取り巻きを引き連れてやってきた。かつて自分との縁談を断った許清嘉の妻である阿嬌を、茶楼の客たちの前で「学のない田舎者」と侮辱。阿嬌は傷つき、意気消沈する。
※御史(ぎょし):官吏の監察官
※突き出し窓
※寧王は爵位で官職じゃない、一緒にしてはダメだ
※太子以外の皇子には政権はない
※寧王は軍人としての官職がある
※丞相と太師はともに一品(いっぽん)の高官
※傅太師は陛下の恩師
※賈府の部屋の扁額:萬流仰鏡
※清嘉の父と丞相は同窓生、友人
※銭荘(せんそう)で店と土地の権利書を担保にして銀子を借りる
※阿嬌が出資を申し出る
※若柒(じゃくしち)の側仕え、首筋が赤くなりかゆい、雨上がりの草の匂い
※盗門(とうもん)に伝わる枯草散(こそうさん)は燃やすと無臭の毒煙を出す
※毒で首筋にかゆみがでて他に症状もないまま七日後に死亡する
※一カ月後
※玉満樓で曲水の宴を再現
※度支司(たくしし)の劉猛(りゅう・もう)が上司
※度支司:戸部の部署の一つ
※大富貴(だいふうき)酒楼
※大劉子(だいりゅうし)、小劉子(しょうりゅうし)賈継芳の子分?
※戸部の仕事は戸籍と財務の管理、土地に対する税から軍の糧秣まで
※戸部の部屋の扁額:仁(樸?)(融?)弘
※郎中(ろうちゅう):六部(りくぶ)内の各部署の長
※玉満樓で阿嬌と賈継芳が詩作対決
※戸部の書庫に入るには役人三名の押印がいる
※兵糧輸送の記録、亡父が万民傘に残した命令書の記録がでてくる
※この記録の一カ月後に亡父は左遷
※銭成羽(せん・せいう)、兵糧調達に失敗して斬首
※高正と崔五郎が協力して調べる
※玉満樓で予約キャンセル
※密談のために玉満樓に訪れた三人、清嘉は賈継芳の嫌がらせを知る
※賈継芳は親の威を借りてやりたい放題だと噂
第31話 一目惚れ
落ち込んでいた阿嬌だったが、許清嘉に優しく慰められ、励まされて気を取り直す。客を呼ぶ新たな方法を編み出し、玉満楼は再び活気に溢れていた。その頃、阿嬌と寧王の関係を怪しんでいる寧王妃が思いついたのは、妹の賈継芳の取り巻きたちを使った嫌がらせだ。ある日、大勢の男たちが店でやりたい放題しているところへ崔五郎が兵を引き連れて現れた。崔五郎の颯爽とした様子に一目惚れした賈継芳は、阿嬌への態度をがらりと変える。
※玉葉金柯佩(ぎょくようきんかはい)、銀十両、この札を買うと上客扱い、期間は三十日
※宋徳福(客)
※寧王府の扁額:浩氣行天
※阿嬌を褒める継笙(兄)の手紙を受け取って不機嫌な継芳
※ペットの兎を追って寧王妃と妹の話を聞いた小貝
※風雅を好む文人墨客(ぶんじんぼっかく)が常連客
※小貝が聞いたと気付いた寧王妃は屋敷から出さないように命じる
※梁王府(りょうおうふ)
※小貝は家庭教師に崔五郎(ツイウーラン)へ伝言させる
※雲莱の梅生姜、上庸の肉煮込み、襄州の山芋汁
※継芳は気乗りしないが姉の交換条件を飲み、取り巻きに嫌がらせをさせる
※どんな野蛮なアバズレかと思ったが可愛い丸顔の女の子と崔五郎
※小貝が崔五郎に頼み、助けに行かせた
※継芳は阿嬌を五郎の従兄だと思って態度を変える
※高正が銭成羽の事件の調査結果を清嘉に報告、刑部から借りた
※刑部:司法を司る官庁
※寧王妃の手下が店の様子を知らせる、告げ口を知った寧王妃は小貝を部屋に軟禁
※賈丞相は娘を叱る、一カ月の禁足
※育て方を間違えた、一人は名を変えて家出、一人は都で騒動を起こしてばかり
※賈丞相は中立を保っていたが、継笙は寧王を褒めたたえた、兄を竹鞭で叩いた
※清嘉たちの動向を監視する傅太師
第32話 家族の和解
茶楼を訪れた寧王妃が阿嬌を席に呼びつけた。阿嬌は王妃に対し、寧王との関係についての誤解を解くと同時に、小貝と良好な関係を築くための進言をする。自分が犯してきた過ちに気づいた王妃は小貝と心を通わせようと、少しずつ歩み寄る努力を始め、寧王にも複雑な胸の内を率直に打ち明けて、今後は小貝のよき母親を目指すと誓うのだった。そんな折、阿嬌と玉娘は男に追われて飛び込んできた革桑という女性を茶楼で雇うことにする。
※双井白芽(そうせいはくが)の新茶
※小龍鳳団茶(しょうりゅうほうだんちゃ)がうまい、献上品にもなるお茶で滅多に手に入りません
※小龍鳳団茶の塊は一個につき金子三両、銀子では買えない
※国子監の長官
※国子監(こくしかん):最高学府の行政を司る役職
※善哉善哉(シェンザイシェンザイ:善きかな、善きかな)
※天涯孤独の革桑(かく・そう:クーサン)という娘、家族を亡くし埋葬費のため町で物乞いをしていた
※金を払い妾にしてやると無理矢理連れ去られそうになり、金は返したが追いかけられる
※父は各地で品物を売る商人、家で雇った小使に父と弟が殺され、金銭も奪われた
※寝室で足を洗う清嘉
※息子は財を呼び、娘は福を呼ぶという
※銭成羽が斬首後、数人の役人が重罪で流刑や死刑に、
※郁中良(いく・ちゅうりょう)、銭成羽の直属の部下、流刑先で病死
※南江盗門が滅んだ原因、掌門(しょうもん)だった父の恩情を受け命拾いした裏切り者が毒を放ち、367人中350人が死亡
※傅太師の配下を義父と呼ぶ娘=革桑は、師兄の費勁に救われた
※寧王府の扁額:鳳池(扌?)選
※木耳(きくらげ)の汁物
※許宅に寧王が訪問
※寧王の母は一介の女官だった、寧王は庶子
※「寧」の字を与えられたのも邪念を抱くなと言う警告
※寧王が平民の女を妻に迎えることを許さなかった
※寧王の結婚を悲しみ若柒が体調を崩す、彼女の死は結婚が原因、王妃に心を許せなかった
※阿嬌が吐き気?
※清嘉が扉を開けて寧王を見送る
※医者、おめでた
第33話 遺された手紙
高正は、玉娘が罪を着せられた戸部の幹部・郁中良の娘であり、玉娘自身もいわれなき罪で指名手配中であることをつきとめた。父親から渡された手かがりにより2人が旧宅で見つけた手紙には、当時、戸部が確保していた寧王の兵糧を太師府側の意向で別の被災地に回さざるを得なかった経緯が記されていた。理由は、命令書に押されていた太子の私印だ。太師府はその決定的な証拠が寧王・丞相側に渡る前に盗み出すよう、手下の革桑に命じる。
※阿嬌のおめでたは内緒→林翠と玉娘だけに打ち明ける
※林翠の手紙、蠟梅は永寿と結婚を相談中
※禁足中の賈継芳が賈丞相に崔五郎(ツイウーラン)のことを打ち明ける
※三十を過ぎても嫁をもらえないような奴
※閉鎖された郁宅=郁(いく)邸を調べる高正
※革桑に違和感を覚える阿嬌、昔の自分に重ねて信頼する玉娘
※いきなり小吏に攻撃された高正は「開封府軍巡使」の令牌を見せる
※罪人となったもと官吏の家、一男一女がおり娘は窃盗で指名手配中、命令を受けて監視中の公務
※娘の名は郁秀(いく・しゅう:イーショウ)
※雨期は茶葉が値上げする
※白キクラゲと蓮の実のおやつ
※高正と清嘉は玉満楼で話す、革桑は立ち聞き
※銭成羽(せん・せいう)尚書の件に巻きこまれた
※尚書(しょうしょ):中央行政官庁の長官
※巾着の中、球の中の手紙:蘭(在?)架下一尺=蘭の支柱の下一尺
※阿嬌が革桑の盗み聞きに気づく
※革桑が客に密書を手渡す
※夜、旧宅で高正と玉娘は箱を掘り出す、襲撃に遭う
※南江(ナンジャン)の戦の兵糧と滄州(そうしゅう)の災害支援についての記録、
※傅太師の要請、中書省から戸部に命令書を出させろ
※中書省(ちゅうしょしょう):詔勅を立案起草する機関
※「瑞民(ずいみん)」の印章が押された文書→太子
※周鳴安(しゅう・めいあん)、太師府の者
※許監察御史、官職でもない者がなぜ戸部にはいれるか?説明がないなら尚書を弾劾するよう上奏します
※乱は寧王が平定した
※傅太師が銭尚書を免職し家を差し押さえた
※革桑が疑わしいことを阿嬌が告げ、お茶を運んできた革桑に罠をしかける
※イフー:義父上
※妊娠すると頭が鈍くなるというが逆
※朱庭仙は七品(しちほん)の県令
※傅太師は一品(いっぽん)
※子供の頃に彫った私印、寧王は「瑞祥」、太師は「瑞紫:ずいし」
※のちに太子は「皇家は民を思うべきだ」と「瑞民」と彫り直した
※皇子や側室の支出のうち内庫(ないこ)から出しづらいものは戸部に借りている
※私費なので借用書には私印を押す
※革桑→周→傅太師
※事態を知った傅太師は寧王と太子を見張るように東宮の者に指示するように言いつける
第34話 太子の病
寧王が太子を訪ね、兵糧調達の件で傅太師が不正を働いていたという疑念を伝える。だが、実の祖父である傅太師に対する疑いに、太子は耳を貸そうとしない。去り際、寧王は咳き込んだ太子が血を吐くのを目撃。太子は重病を患っており、太子の交代を恐れる傅太師がそれを隠蔽していると考えた許清嘉らは、太子の病状を確かめるべく調べを進める。一方、革桑を傅太師の手先と疑う阿嬌と玉娘は、革桑の正体を暴くため、ある作戦を...。
※手紙を奪ったら高正と清嘉を始末するように傅太師が指示
※咳きこむ太子、服薬
※タイヅデンシャ:太子殿下
※南江の動乱、馬肉で飢えをしのぐ、敵の食糧庫を襲う、終戦のとき生き残りは十人に一人
※君主を欺く重罪
※中書省を通さず戸部に直接命じる
※証拠がない、忠臣に罪を着せる、傅太師は私腹を肥やしている
※寧王、賈丞相、高正、清嘉で話し合い
※侍医は東宮へ呼ばれていない、太子の病を隠している
※玉娘の窃盗事件を賈丞相が調べ通報者が金銭を受け取り偽証したと認めた、手配書の取り消し
※扁額:凛然正氣
※仙凌閣(せんりょうかく)、最高級の生地
※手紙を探す革桑
※西域(さいいき)の商人が市場に特産品を売りに来てる
※封筒の宛名:愛女秀娘?=愛娘 郁秀へ
※留守中に盗んだ手紙を周に渡す、燃やさず隠し戸棚へ保管
※銭尚書が命令書を手放さなかったのは家族を守るため、手放していたら一族皆殺し
※手紙は我らの命綱、傅太師には手紙を燃やしたと言え
※革桑に枯草散を渡す
※寧王が崔五郎に指示
※毎月一日と十五日の酉の刻、皇宮の門が閉まる頃、太師府の者が張(ちょう:チャン)太監に何か渡している
※明日は一日、運び込まれる物を突き止めろ
※太師府の馬車の跡を追う五郎
※蚊取り線香状のお香に薬を振りかける革桑
※玉娘の誕生日、四人で祝う
※高正が父が母に贈った櫛(鹿角製)を渡して求婚する
※首がかゆくなる
※太師府の馬車から降りた人物の家に忍び込む五郎
※家屋から薬の匂い
※玄丹(げんたん)の効果が弱い、龍骨も人参も不足なのだから薬効が劣るのは仕方ない
※薬について話し合う師弟、肺病は治療が困難
※百年物の亀甲(きっこう)や朱牡丹(しゅぼたん)などの入手は不可能に等しい
※長白山(ちょうはくさん)の黄精(おうせい)は雪山の絶壁で採取
※宮中にいた頃は太医院に貴重な生薬の在庫がそろっていた
※太医院(たいいいん):中央の医療行政組織
※シェンション:先生
※一粒の玄丹を作るのに数百両の費用、医学書には載ってない、黄という太医が残した処方
※皇室の世継ぎが大病を患えば皇位継承権を失うのが常
第35話 毒薬
阿嬌たちは郁中良の手紙を盗んだ革桑の拘束に成功するも、自分たちが毒に侵されていることを知る。その毒を吸い込むと7日で死ぬという。一方、高正と崔五郎は太子の薬を作っていた医師が口封じで殺されそうになっていたところを間一髪で保護。医師曰く、その毒を消すには極めて希少で高額な生薬が大量に必要だという。その頃、寧王は再び太子と会い、膝と膝を突き合わせて傅太師を厳しく批判するが、立腹した太子に軟禁されてしまう。
※許宅に呼ばれた革桑は盗みを咎められ高正と闘って逃げようとして失敗
※軍巡使の高正に刃(やいば)を向けた者は死罪
※盗ませたのは偽の手紙
※革桑以外の店員は清嘉たちが都に来る前から働いている
※許宅の部屋の扁額:居賢雅清
※首のかゆみを示す四人に、もうすぐ死ぬだろうと仄めかす革桑
※革桑は五郎の兵営に移し、玉満楼に居る偽装
※寧王が太子と面会、張太監がやってきて外から立ち聞き→傅太師に伝令
※太子の病は三年前から
※寧王にそのつもりがなくても、皇帝にはあると太子は考えている
※肺病が全快するまで東宮の西院に寧王を軟禁すると太子が指示
※伝令→周→傅太師、医師の口封じを指示
※許宅の門の扁額:毓秀坤元
※呼ばれた五郎が四人が毒にあたっていることに気づく
※費勁が口封じされたことを革桑が悟る
※枯草散は八種の毒を使い毒消しにも希少な生薬八種が必要
※百年物の亀甲、黄精、肉霊芝(にくれいし)など高額
※助けた黄(こう)医師に解毒剤を求める
※薬の運び役・楊方(よう・ほう)は始末できた
※手元には三種の生薬しかない、残りを揃えるには三万両かかる
※丞相にも寧王にも無理な金額
※算盤
※今夜夫婦になろう→三拝する高正と玉娘
※子供の服を縫う阿嬌と清嘉
※寧王府が包囲されている
※利用されただけの革桑を道連れにできないと解放する玉娘、残ると訴える革桑
※死を覚悟して太子に拝謁すると決める清嘉は諫言書をしたためる
最終話 太平の世のために
阿嬌懐妊のめでたい報告を受けて上京した林翠と、甄富貴こと賈継笙が聞かされたのは、皆の窮状だった。賈継笙は妹(と取り巻き連中)にも協力させて毒消しの原料調達に奔走、崔五郎らも尽力し大量の生薬が玉満楼に集められた。毒消し作りが進む中、許清嘉は賈昌と共に、傅太師が犯してきた悪事をいかに太子に知らせるかを話し合っていた。覚悟を決めて太子に拝謁すべく東宮へと向かった許清嘉を待ち受けていたのは太子ではなく、傅太師その人であった...。
※百濟藥鋪=百済(ひゃくせい)薬局
※葫蘆葯鋪=葫蘆(ころ)薬局、十千脚店(=支店?)
※休業の玉満楼に集めた薬を運び込み、調合する
※自ら服毒した革桑が薬の実験台に志願する→解毒成功
※革桑の証言で清嘉の渡した命令書が保管されていることを知る
※革桑に協力してもらい、清嘉の拝謁の情報を太師側に知らせる
※福建から届いた新茶、好茶(ハオチャ)
※革桑が傅太師に密告→隠匿書類が露見→周は毒茶、刺殺
※太師府の部屋の扁額:綸音寵錫
※東宮の居室に太子不在、太師が待ちかまえており兵士に扉を閉められる
※清嘉が女官目当てで東宮に押し入り禁軍に討たれたことにして謀殺すると太師
※秘かに太師に従う兵を殺し太子と寧王が部屋の外で立ち聞き
※清嘉が太子の私印を悪用した件を話す
※兵権を持つ者は無能でなければ安心できぬと答える太師
※寧王暗殺、銀鉱の私掘、生薬市場の独占を責める
※清嘉の処刑を兵に命じる太師
※太子と寧王が姿を現す
※提刑司(ていけいし):監察官
※大理寺(だいりじ):最高裁判所
※太平(タイピン)
※傅太師は罪を認め処刑された、皇帝が退位し、太子が即位
※三カ月後、賈府を窺う賈継笙、妹を迎えにきた、賈丞相が声をかける
※賈権が取りなす、部屋はそのまま、旅籠の荷物を部屋に運べ
※継芳がおめかし、丞相が驚く
※玉満楼で高正と玉娘の結婚式
※吉時となりました
※花嫁は団扇で顔を隠したままの所作
※天地に一礼、親御様(おやごさま:賈丞相が着席している)に一礼、互いに一礼
※新郎新婦より敬茶の儀
※婚姻成立
※全(居刂)終=完
書名:カトリと夜の底の主
作者:東曜太郎(ひがしようたろう)
出版:講談社
内容:リズことエリザベス・オールデンは法律家の娘で、スコットランドの都市エディンバラの寄宿女学校の生徒。現在の生活を窮屈に感じているリズは、エディンバラで「眠り病事件」と「博物館失踪事件」を経験したことで魔法の存在を知った。リズは事件の騒動に乗じて「ネブラ年代記」と年代記の所有者だったバージェス男爵の資料を秘匿した。博物館来場者が行方不明となる原因になった不思議な力をもつ「ネブラ年代記」を秘かに研究したリズは、宇宙から飛来した星獣の力と事件の裏で糸を引くマッセルバラの教区牧師に注目する。1887年11月初日、これからは足を使った調査が必要だと判断したリズは、無二の友人カトリに手紙を書く。カトリことカトリオナ・マクラウドは、エディンバラの旧市街・王城通りの金物屋『マクラウズ』の養女だ。カトリは二年前の十三歳のときからエディンバラ博物館で働いており、将来は研究者になりたいという夢を叶えるために大学進学を目指して学芸員から学んでいる。学芸員に頼まれた調べもののために資料保管室で管理簿を探していたカトリは、無理やり棚に押し込まれていた書類の山を落としてしまう。散らばった物を拾い集めていたカトリは、1776年に記録された17世紀後半のマッセルバラの昔話と布に刺繡された天体図を見つける。興味を惹かれて手記を読んでいたカトリのところへ博物館の館長ハミルトン博士がやって来る。ハミルトンはカトリの好奇心を後押しし、手記の民話を調べてレポートを書くように勧める。出来上がったレポートは博物館のパンフレットに掲載してくれるという。博物館唯一の女性研究者ダニエラ・スペンサーの指導を受け、カトリはレポートに挑戦することになった。カトリは民話を調べるために現地調査に向かうことになる。手記に書かれていたマッセルバラは、エディンバラから東に馬車で一時間ほどの小さな海辺の町だ。同じ頃、疎遠になっていた友人リズの手紙を受け取ったカトリは、初めて自宅に招待される。約束の日、カトリは迎えに来た御者から家族と不仲のリズが心配だと聞かされる。半年ぶりに会ったリズは過去の事件を起こした黒幕らしき牧師を調べたいと言い、マッセルバラの調査を手伝って欲しいとカトリに頼む。奇しくも自分の現地調査と同じ町だった事もあり、リズの強引さに戸惑いながらもカトリは誘いを受けた。マッセルバラに向かう乗合馬車の中で、カトリが調査している手記の写しを呼んだリズは興味を示す。マッセルバラの停車場で降車した二人は、道を尋ねようと地元の子どもたちに声をかける。アルファベットの書かれた板でお告げを聞いていたという子どもたちは、教会は丘の上だと教えて去った。二人は教区教会の牧師を訪ねるが、牧師は数年前に着任したよそ者で昔話は知らないという。リズが前任のイムラック牧師について尋ねると、教会墓地の墓石を見せてくれた。二人は町の古い書類が保管されているという役場に向かう。カトリは資料室で調査をしている間、リズは町で聞き込みをすると言って出て行く。天体図は何のためのものなのか? 手記にあるふしぎな赤ん坊「イードリン」とは?町の人に「イードリン」について尋ねると、住民の目つきがおかしくなり……。すべての怪異の謎が明らかになる第三巻!
「こんなに日の出がおそくて薄暗い(略)ここに来る前はフランスにいたもんだから、高緯度地域の暗い冬には慣れなくてね」
「チェンジリング、取り替え子の話だな。」
「ケルト文化圏を中心に、さまざまな国でつたえられる民話だよ。小さな子どもが『ふつうではない』様子をしめすとき、つまり、体が弱かったり、ふしぎな言動をしたり、年に比べて賢すぎる場合、昔の人々は我が子が妖精の子とすりかえられたと信じ、あるいはそう説明したんだ」
「文字を入れかえて別の単語を作ることをアナグラムというんだよ。」
エプロンドレスとヘアバンドを見るに、この家の使用人のようだ。
「教会税を取っていたのなんて百年以上も前の話だし」
「『教区登録簿』って読むの?」
「うん。昔の住民登録票みたいなもの。その教区の中で生まれた赤ん坊とか、結婚式を挙げた人とか、亡くなった人なんかが書いてあるんだ」
ページをめくると、書類は罫線が引かれ、その年にあった生誕と洗礼、結婚、死亡と埋葬の日付と、当事者の名前と生年、年齢が書きこまれていた。
「見つかった徴税記録は三つ。炉税(ろぜい)、地税、それから人頭税(じんとうぜい)。」
「ここにある税金はどれも、家長か、少なくとも十七歳以上の大人が課されるものなんだよね」
ABEMA視聴(2/18~2/22)
第13話 裏帳簿を捜せ
阿嬌は親しげにしている許清嘉と玉娘の様子を目撃し、2人が結婚するつもりだと勘違いして家を飛び出した。そんな阿嬌に許清嘉は、真心のこもった贈り物とともに想いを伝える。後日、許清嘉は、役所の帳簿は楊主簿が所持していること、楊主簿が特定の日に玉春楼で誰かと密会していることを把握し、帳簿入手のための計画を立て、阿嬌、崔五郎や高正の協力も得ながら実行に移す。だが事前にその動きを察知していた朱県令の一行が...。
※七、八歳の阿嬌がいじめっ子を倒して清嘉を担いで逃げた
※店の幟:糖糕
※玉娘に母の形見の簪を作り直してもらい阿嬌に贈ろうとする
※今日は七夕、ランタンを飛ばす
※高正が玉娘を窓から訪ねて問いただす
※主簿は毎月一日と十五日に玉春楼で小紅(しょうこう:シャオホン)と会ってる
※楊宅=楊邸
※楊(よう:ヤン)夫人:私は緑萍(りょくへい)、名に紅の字がつく女は嫌い
※結婚して間もないのに離婚すれば品行が悪いと上奏できる
※偽装結婚は詐欺、発覚すれば地位も名誉も失う
※黒塗り男は県令の配下?許家に盗みに入る、高正と争う
※小紅は男
※知府(ちふ):府の長官
※高正が毒刃を受け、玉娘の元へ
※離縁状の箱を手に入れた朱(チュ)県令は清嘉を捕縛しようとするが、中身は阿嬌の書いた胡家の掟(胡家夫訓)
第14話 軍営の王
朱庭仙らの目を欺き、ついに本物の帳簿を手に入れた許清嘉。万一の事態に備え帳簿を書き写す様子を見ていた阿嬌が、帳簿の記載が詳細すぎることに気づく。銀鉱の主は他にいて、朱庭仙は主に代わって銀鉱を切り盛りしていただけではないかと言うのだ。翌日、許清嘉に一杯食わされたことに気づいた朱庭仙が家に乗り込んできて、不正を働いた罪で許清嘉を連れ去る。助けを求めて向かった崔泰の兵営で阿嬌が出会ったのは、意外な人物だった。
※盗門(とうもん)の浸衣毒(しんいどく)は吸えば体が蝕まれる
※南江(なんこう)の(戦いの)毒、軍医なら治せる
※開墾の人件費を着服、村民を強制的に銀鉱へ送り採掘
※武官は政治に関わらないのが常
※父親(フーチン:父上)
※帳簿の写しを崔五郎に渡す
※寧王
※峡州府(きょうしゅうふ)知府
※武将に県令を捕らえる権限はない、朝廷の事件は文官が対処する
※派遣された官は重罪を犯しても朝廷の同意なしに処刑できない
※上庸県の事件は峡州府庁に届け出る規則
※県令を捕縛する権限は峡州府知府
※寧王の礼牌
※崔将軍は三品(サンピン)
※銀鉱の捜査は戸部が引き継ぐ
※王爺(ワンイエ:殿下)
第15話 殿下の想い人
高正はかつて丞相府の護衛を務めていて、賈丞相の意向で許清嘉を守るために上庸に派遣されたことが明らかに。一方、寧王の正室である賈丞相の長女 賈継栄は、寧王が一向に自分に関心を示さないことに業を煮やし、事態打開のため丞相の力を借りるべく実家へ。寧王は、惹かれ合って子をなすも結婚が認められなかった恋人のことを、他界した今も愛しているのだった。許清嘉は後任者が来るまで上庸県令を代行することになった。
※黒塗り男(盗門の一味?)が陳相談役を殺して口封じを行う
※黒幕を知っていたのは陳相談役だけ、役人でない陳は見逃していた
※孤児だった高正は十五年前に保護されなければ餓死していた
※賈府、賈昌(か・しょう:丞相)
※御史(ぎょし):官吏の監察官
※清嘉の父・許御史
※賈昌の娘・継芳(けいほう)
※寧王妃・賈継栄(か・けいえい)、嫁いで三年一度も寝間に来ない
※寧王の恋人・若柒(じゃくしち)、息子が産まれた
※小貝(しょうばい:シャオベイ:若柒が産んだ子)
※娘親(ニャンチン)
※吏部(りぶ):文官の人事を司る官庁
※次の県令の着任まで五カ月
※襄州府(じょうしゅうふ)の通判(つうはん)に空き
※通判(つうはん):地方行政の監督官
※聴月楼(ちょうげつろう)の甕(かめ)酒
※学堂を新設、食費を寄付
※寧王と五郎が許家に宿泊
※寧王が歯を磨く:柳の枝と茯苓(ぶくりょう)の歯磨き粉
※歯磨きは岩塩で
※他界した若柒と阿嬌が似ている
※寧王が妻を御する心得を教える
※妻が逆らったら籐のつるで叩く、部屋の壁につるをかけて妻の戒めにする
※五郎の回想では実際は逆
※恐妻家三十六計
※阿嬌に前髪を斬られ、帰営
※裁判:地元民の方言が聞き取れない、うやむやで結審
※床に寝る時に使っていた筵(むしろ)を阿嬌が捨てる
第16話 県庁改革
県令代理となった許清嘉は、地元の方言も話せる莫慶(ばく・けい:モー・チン)を主簿として任用する。県庁の古い慣習を改め、地元民との意思疎通を深めることで、県政を建て直したいとの思いからだった。一方、許清嘉との床入りを果たしたい阿嬌は、玉娘の指導のもと、あの手この手で許清嘉を誘うが、思うようにいかない。そんな時、許清嘉が学堂新設のための寄付金集めに苦戦していることを知った阿嬌は、夫の力になろうと、思いがけない策を実行に移す。
※標準語も方言も話せる人
※客に言い寄られた玉娘を高正が助けるが、店をたためと咎める
※茶葉ではなく売るのは茶芸
※段押司(だん・おうし)、
※莫慶、石羊寨(せきようさい)出身
※過去三十年、県庁の役人に方言を話せる者が一人もいなかった
※西地区は困窮、戻ってきた民の大半が体を壊している
※店の看板:李記糖糕
※阿嬌は床入りを玉娘に相談する
※七日後、玉春楼で催し
※対聯:樂善好施、喜結良縁(善行と喜捨が良縁を結ぶ)
※興學募捐、佳人招親(寄付者および花婿募集)
※傾城傾国(けいせいけいこく)
※玉娘の主治医が代理で参加、一位となる
第17話 学堂開校
阿嬌は玉娘の協力を得て学堂新設のための寄付金獲得計画を成功させ、無事開校にこぎつける。そして、ある生徒の家を許清嘉と共に訪れるが、満足な食事もできない一家の貧しさに衝撃を受ける。しかも子供の父親は銀鉱での重労働がたたって脚を痛めており、歩けない状態だった。阿嬌は予算が苦しい中、栄養たっぷりの食事を学堂で提供し始める。脚を痛めていた父親は、阿嬌が郷里の処方で作った薬でたちまち歩けるようになった。
※玉娘を止めようとした高正は詫びる
※小姑娘(シャオクーニャン:お嬢ちゃん)
※李火樂(り・しゃく)、火樂火樂(しゃくしゃく)は弟です
※以前は庭師だったが、一年前銀鉱に連行、その間に妻が病死
※姉の名:芍薬
※上庸書院(学堂)
※李は生薬が効いて回復
※シュバ:師匠
※玉娘に料理を習う阿嬌
※阿嬌は生薬が値上がりしたため胥吏を連れて山に採取に行く
※永安藥鋪=永安薬局
※店の看板:功堪百病
※膏薬を売って学堂の費用に、30文で卸して50文で販売
※李がお礼に地元料理と芍薬の花を贈る
※今が芍薬の時期
※学堂の対聯:學而不思則?、?恭儉讓、仁義禮智信、思而不学則始
※兵営に王妃(ワンフェイ)がおしかける
※公子(ゴンズ)
第18話 王族の悪ガキ
寧王の息子の小貝が許清嘉の家に預けられることに。甘やかされて育った小貝はわがまま放題。教育係を任された阿嬌には何かにつけ反抗し、学堂では武芸の稽古中に同級生を本気で蹴ってケガをさせる。堪忍袋の緒が切れた阿嬌は、罰として小貝の尻を叩いて厳しく叱る。それを聞いた許清嘉は、阿嬌に面倒な役目を任せたことを詫びつつ、まだ子供なのに見知らぬ家に預けられた小貝の気持ちも考えてやってほしいと、優しく諭す。
※阿武(あぶ:従者)
※でんでん太鼓
※タンフルー(山査子飴)
※王妃は帰宅するように言われる
※八角流星錐(はっかくりゅうせいすい:武器)
※小貝は八歳
※阿黄(あこう:蹴られた子供)
※王妃の命で様子を見に来た阿武が折檻を受ける小貝を目撃、寧王に報告
※芍薬に親切にされた小貝は気をひこうとする
※暗号の落書き:蕙質蘭心(けいしつらんしん:麗しの美女の意)
※蒼西街(そうせいがい)、出涸らしの葉を道端で拾う老婆
※この家に肺病の娘がいる、息子も同じ病だが薬が高いので煎じ薬の出涸らしをもう一度煮て飲ませる
※小貝は芍薬に謝り紙を弁償する
※店の看板:?肴美味君莫醉
第19話 次の赴任地
誘拐されそうになった小貝を、阿嬌と高正が無事に救う。知らせを聞いて駆けつけた寧王の前で強がっていた小貝は、阿嬌の言葉を聞き、素直に泣くことができた。寧王は阿嬌が小貝を生まれ変わらせてくれたと感謝し、許清嘉を襄州府の通判に推挙、後ろ盾になることを約束する。高正と玉娘に見送られ、許清嘉と阿嬌は転任先の襄州府へ。府庁へ赴任すると、通判がもう1人いると聞かされる許清嘉。それは許清嘉の旧友だった。
※夜、学堂を燃やそうとする黒塗り男
※夜、学堂に忍び込んで小貝を拉致する阿武
※火付けの現場に鉢合わせた阿武と黒塗り男が争う
※黒塗り男:費勁(ひ・けい:南江盗門(なんこうとうもん))
※捕まった阿武を五郎が連行
※三カ月後
※清嘉は揖礼、阿嬌は万福礼
※上庸県城門の壁に指名手配犯の貼紙
※御者は永寿、御者席に蠟梅も同乗
※襄州府・通判(五品:ごほん:臙脂色)、八品(はちほん)の県丞から出世
※二品(にほん)の御史大夫(ぎょしたいふ)
※身投げを止める、襄州の薬採り・華拓(か・たく)、
※町で生薬が買い叩かれるため他所で売ろうとしたが、荷車が倒れ荷物の大半が川に流れてしまう
※鶏血藤(けいけっとう)
※濡れた荷を阿嬌が買い取る
※上庸で聞いた薬の値段と齟齬がある
※録事(ろくじ):記録・文書を司る官職
※役所の敷地内に屋敷を用意してくれた
※劉録事と胥吏たちが出迎え
※襄州知府・韓南盛(かん・なんせい)
※襄州府庁の段功曹
※功曹(こうそう):人事を担当する官職、緑衣
※襄州の名産品は生薬
※店の看板:風韻酒樓
※当帰(とうき:生薬)、八角連(はっかくれん:生薬)
※昨日の薬採りは車一台分を銀三両で売った(安価)
※瀟湘藝館(しょうしょげいかん)
※通判・湯澤(とう・たく)、半年前の着任、同窓生
※許府=許邸
※今年は三年に一度の戸籍調べの年
※家屋敷税
※生薬の値段、卸値と売値が10倍違う
第20話 生薬の商売
許清嘉が去った上庸では、高正(ガオ・ジュン)が昇進するも有名無実の閑職に追いやられていた。玉春楼を訪ねてきた高正に、玉娘はそれとなく自分の好意をほのめかすが、なぜかはぐらかされてしまう。その頃、襄州府で生薬の店を出そうと考えた阿嬌は、故郷から訪ねて来た兄に生薬の買い付けを託すが、兄は土地のごろつきに袋叩きにされてしまう。兄を殴った連中を率いる男(かしら)が役所(府庁)の腰牌を持っていたと聞いた許清嘉は、単なるケンカではないと推測する。
※県尉(青衣)みたいな小役人が昇進できれば御の字でしょ
※豆腐汁
※襄州府の食糧生産量と耕作地の面積が合わない
※ここ二年は華州府(かしゅうふ)から買い入れている
※天候不順で収穫量が減った、よくあること
※役所対聯:堂外四時春和風甘両
※府庁の会計担当の孫(そん)殿、天候不順ではなかった
※頭は役所の人間
※玉春楼の玉娘の私室の箪笥の奥に隠し扉、隠し部屋で眠る子供(阿麟:ありん:アーリン:弟)
※弟は病気
※林翠も一緒に訪ねてきた
※役人の副業は違法ではない
※知府の甥が生薬の商売
※南封斎(なんふうさい:薬局)、韓店主
※一日千里を走る汗血馬(かんけつば)
※花朝節(かちょうせつ)が近い、新しい茶の準備、花見に誘われている
※襄州府、卯の刻に出勤(早い)
※高官の身内が無断で名義を使うのはよくあること
※捕えても数日で釈放で、恨まれるだけ
※査辟(さ・へき:湯澤の配下、胥吏)
※役所の者が民を殴れば罪は重いはず
※澤郎(ツーラン:澤様)
※燗につけた酒瓶(陶製のボウルに陶器の酒瓶)
※韓店主は女性
第21話 花朝節の告白
許清嘉を助けるため、職を辞して単身襄州府へ行くことを決めた高正。玉娘は最後に本当の自分を知ってほしいと、自らの身の上話を語る。優雅に暮らしているかに見えた玉娘が、病身の弟を養う苦労人だったことを知った高正は、己の偏狭さを恥じ、一緒に来てほしいと玉娘に申し出る。一方、襄州の生薬市場を牛耳る南封斎のやり口に疑問を持った胡嬌は、薬採りの農民たちに詳しい話を聞こうと訪ねた村で、思いがけない人物と再会する。
※南封斎(なんふうさい:薬局)の本当の店主は、韓文芳(かん・ぶんほう:ハンウェンファン)、湯澤と結託
※花朝節の西市
※花朝蜜茶(かちょうみつちゃ)、花の蒸留水で入れた風味豊かなお茶
※屋台で接客する玉娘に声をかける高正、二人で散策
※獅子舞、お面、花を贈って髪に挿す
※侍郎(じろう):中央行政官庁の次官
※玉娘の父は戸部の侍郎に抜擢された翌年に投獄、流刑の道中で死亡
※母は病死、弟は病弱で体中に原因不明のできもの、高価な薬が必要
※財産は役所に没収され家を失う
※玉娘はお尋ね者なので、弟を隠した、日光に当たると悪化する
※指名手配の窃盗事件は濡れ衣
※胡記藥鋪=胡記(こき)薬局
※三七(さんしち)に茯苓(ぶくりょう)
※店舗と在庫の生薬を合わせても相場は300両、350両払った
※薬局対聯:醫王始祖徳配天地、藥聖先賢道貫古今
※阿嬌に兄が実家の援助を渡す
※汝の俸禄は民の膏血(こうけつ)なり、?俸爾禄民脂民膏、襄州府(役所)内の石碑
※下民は虐げやすきも天は欺きがたし、下民易虐上天??、襄州府(役所)内の石碑
※知府は隠れ蓑、黒幕は「あの方」?
※襄州の薬採り・華拓(か・たく)と再会、事情を聞く
※襄州の大手薬局はすべて南封斎
※外地の買い付けも来ない、山賊が出る、畑作も田地を売ってもらえない
※生薬市場の独占は違法ではない
※寧王は辺境で前線指揮
第22話 黒幕判明
南封斎の経営者の正体を調べていた許清嘉に、襄州府知府の韓南盛は、店を仕切っているのは許清嘉と同期の湯澤であり、湯澤には有力な後ろ盾がいること、利益は朝廷や皇家の一部にも流れていることを明かす。許清嘉は湯澤を訪ねて宣戦布告をするが、具体的な手段に悩んでいた。そんな夫に阿嬌は、市場を正常化すべく自分が先陣を切るという決意を告げ、薬採りから適正価格での生薬の買い付けを開始。それを知った南封斎も妨害工作を...。
※襄州府の生薬業は南封斎が独占(法の範囲内)
※知府の甥は脚が悪くて子供の頃から寝たきり、名義を貸しているだけ
※湯澤(タンツー)の真の任務は南封斎を仕切ること
※内庫(ないこ)は皇家の戸部みたいなもの
※湯生(タンション:湯殿)と口論
※龍骨(りゅうこつ:漢方薬)、採掘が難しく運次第
※胡記薬局は5割増しで薬採りから仕入れ、相場が上がると湯澤たちは懸念
※薬局カウンター看板:道地藥材、貨真價實
※黒幕は傅(ふ)太師、皇后の実父、太子の祖父、外戚
※太師(たいし):天子の師で補佐役
※世の民は太子の赤子(せきし)
※湯澤と決裂
※仕入れの帰路、山賊を装った襲撃を高正が追い払う
※老三、老七、襲撃者は南封斎の店員
※高正に蹴られて怪我した老三を査辟(さ・へき)が殺す→濡れ衣を着せる
※薬局入口扁額:樂善好施
※法では出くわした山賊を殺害しても罪には問われない
※段功曹の判断で高正の収監のみ、老三の死体は検死人に渡した、死罪では怨みを買う
※抗議させるために老三の母親に金は渡さない
第23話 閉店の危機
南封斎の罠によって殺人容疑で投獄された高正の釈放を韓南盛に直談判する許清嘉だったが、力になれないと断られてしまった。一方、阿嬌は南封斎の店主・韓文芳から傘下入りを打診されるも、きっぱりとはねつけ、農民らとの約束どおり借金して生薬を買い取る。そのため嫌がらせは続き、店は閉店の危機に。そこで林翠が出した、薬を南封斎の力が及ばない土地で売るという提案を受け入れ、生薬の在庫を故郷の雲莱鎮へと運ぶ決心を。
※許家に手紙:閉店放人=閉店、釈放
※玉娘が閉店に反対
※襄州府獄=襄州府監獄
※玉娘が差し入れを持って面会、痛めつけられた高正に手ずから食べさせる
※南封斎から使い、瀟湘藝館で一席設ける
※許夫人
※湯夫人ではない、近々そうなる
※韓(ハン)家の先祖は貧しい薬採りだった、南封斎を守るためなら権力者の犬になる
※黄連(おうれん:生薬)
※許府の建物の扁額:信簡謙廉
※長生庫(ちょうせいこ)で金を借りる、店舗を担保(店の権利書)
※南封斎は長生庫に出資しており、借用証書を手に入れる
※林阿牛(りん・あぎゅう:雲莱鎮の迎風鏢局の頭)が輸送に協力
※鏢師(ひょうし)が生薬を各地に運ぶ
※湯澤が雲莱鎮の胡家に嫌がらせを指示
※王福(おう・ふく:南封斎の使い走り)、老三の殺害を目撃
※共犯の劉文(りゅう・ぶん)と張翼(ちょう・よく)は自白
第24話 万民傘の秘密
殺人の疑いが晴れ、高正は釈放された。窮地に追い込まれた湯澤は最後の手段として太師・傅温に力添えを頼み、その結果、襄州府周辺の道は封鎖され、雲莱鎮ヘ生薬を運ぶことができなくなってしまった。翌日、太師府の家令・周鳴安が許清嘉のもとを訪れ、封鎖を解く条件を2つ挙げる。1つは許清嘉が官職を辞すこと、もう1つは「例の物」を渡すことだった。重大な秘密が隠された「例の物」とは? そして許清嘉が下した決断は...
※監獄の査辟(さ・へき)に会う湯澤、命は守るが流刑→暴露すると言われる
※花売りの寡婦劉氏に男女の双子が生まれた、雨が少ないので火事になるかも→命乞い
※生薬が塩や鉄のように官営化したら甘い汁が吸えない
※太師府、部屋の扁額:望重者英
※傅温(ふ・おん)
※周鳴安(しゅう・めいあん:太師府管家(家令))
※寧王は戦で勝利
※湯澤が持参した太師の書状を読んだ知府が許可、盗賊対策のため襄州府の周囲三十里を封鎖、府庁の令牌を持たぬ者は通れない
※令牌は湯澤が授ける、知府は罷免を恐れ言いなり
※寧王は朝政に口を出せる立場にない
※賈(か)丞相は寧王の岳父、傅太師に対して取る立場は同じ、寧王の意向ととられる
※父の遺言、傘の秘密を知られてはならない
※滄州(そうしゅう)の災害支援のため食糧九十万石を調達せよ、という書状
※戸部に食糧調達を命じる文書
※父はかつて都で監察御史(かんさつぎょし)の座にあった
※監察御史:百官の非行を検察、弾劾する官吏
※役人によって南封斎は閉鎖、以後太師府の名を使って生薬市場を独占することは出来ない
※湯澤も太師の命令で辞職・帰京、湯澤が費勁(ひ・けい)を使って陳相談役を始末させた
※襄州府衙 封緘と書かれた紙札で戸口を×印に封じる
※高正は玉娘を伴って丞相府へ戻る
書名:プリンセス物語 フロリナ姫と青い鳥
作者:オーノワ夫人(フランス作家)
再話:愛日(あいのひ)まみ
挿絵:Maai・Aika(愛日まみ)
出版:メディア・ケアプラス
内容:妖精ベルボアが語る物語。昔、ある王国の王様とお后様には可愛い一人娘フロリナがいました。王国は平和で、みんな幸せでしたが、お后が病に倒れて亡くなってしまいました。数カ月後、嘆き悲しむ王様をとある美しい未亡人が叱咤します。このおかげで王様は立ち直り、未亡人と再婚しました。新しいお后にも一人娘がいました。妖精スーシオに育てられた娘は「トリュトンヌ」と呼ばれていました。フロリナ姫の姉となったトリュトンヌ姫は、いつもぶうぶうと不平ばかりの意地の悪い娘でした。他人を妬んでばかりのトリュトンヌ姫の顔は醜く歪んでいました。実は、この嫉妬深い性格は母親のお后ゆずりでした。美しく賢く優しいフロリナ姫が目障りなお后は、事あるごとに嫌がらせをしました。ある日、王様は年頃になった娘たちを結婚させようと思いました。お后は姉であるトリュトンヌの結婚が先だと言い、王様は同意しました。そして、隣国から優れた容姿で才気あふれるシャルマン王がやって来ました。お后は豪華なドレスと宝石でトリュトンヌを着飾らせました。しかし、フロリナには粗末な服を与えて、王様には「外遊びで帰りが遅くなったフロリナは、お召し替えの時間がありませんでした」と嘘を言いました。シャルマン王は大歓迎を受け、早速トリュトンヌを紹介されました。きらびやかな姿のトリュトンヌは、ぎらついた目をして生意気な表情でした。シャルマン王は思わず顔をそむけてしまいました。続いて部屋の隅にいたフロリナが紹介されると、恥ずかしそうに進み出てカーテシーをしました。顔を赤らめたフロリナは愛らしく、シャルマン王は運命の恋に落ちました。それを見ていたお后は悔しくてたまらず、フロリナを塔のてっぺんに閉じ込めるように命じました。想い人が閉じ込められたと知ったシャルマン王は、夜になると塔へ会いに行きました。ところが、お后の指図で塔の扉口にはフロリナに変装したトリュトンヌが待ち伏せしていました。真っ暗闇の中、ベールを被ったトリュトンヌをフロリナ姫と勘違いしたシャルマン王は、自分の指輪を贈って永遠の愛を誓いました。次の夜、シャルマン王は魔法使いからプレゼントされた翼のある馬が引く馬車に乗って姫を迎えに行きました。黒いベールを被った姫に会うと、シャルマン王は婚約を報告しようと言いました。トリュトンヌは名付け親の妖精スーシオの所へ行きましょうと答え、空飛ぶ馬車で移動しました。ところが妖精の館でベールを外したトリュトンヌを見て、シャルマン王は驚愕しました。騙されたと悟ったシャルマン王は、妖精の提案する結婚式を拒否しました。すると、怒った妖精は罰として七年間青い鳥なれと叫びました。みるみるうちに鳥の姿に変化したシャルマン王は、悲しげな泣き声を上げながら飛び去っていきました。その鳥の頭には王冠のような形の毛が生えていました。シャルマン王が変化した青い鳥は、フロリナが閉じ込められている塔の窓の向かいにある木に止まって様子見をしていました。日没後、塔の窓が開いてフロリナの嘆き悲しむ声が聞こえてきました。シャルマン王は慰めの声をかけると、窓に飛んでいきました。人の言葉をしゃべる青い鳥を見て、フロリナは目を丸くしました。シャルマン王は鳥の姿になるまでに起きた出来事をすべて話しました。それからというもの、青い鳥は夜になると塔に飛んできてフロリナと過ごし、二人は愛を育みました。こうして二年の月日が過ぎた頃、トリュトンヌの縁談が調わないことに腹を立てたお后が塔にやってきて、フロリナの所へ訪れる存在に気づいてしまい……。
※本書の物語の原作を書いたのは、フランスの作家オーノワ夫人(ドーノワ伯爵夫人としても知られるマリー=カトリーヌ・ル・ジュメル・ド・バルヌヴィル:1650年~1705年)。貴族のオーノワ夫人は、「妖精物語」という語を生み出し、数多くの妖精物語を書いた。その中のひとつ「青い鳥」は1697年に世に出たとされている。当時の貴族や民衆はこぞって本を楽しみ、字の読めない人々の間では口承(口伝えの伝承)が流行した。この口承によって昔話はさまざまに推敲や添削を繰り返し、その本は何度も版を重ねて現在に残されている。オーノワ夫人の物語は、比較的原文に近いまま残されていると考えられているが、原作を忠実に復元するのは不可能とされている。
※チャイコフスキー作曲のバレエ組曲「眠れる森の美女」では、オーロラ姫と王子の結婚式に青い鳥とフロリナ媛が招待され、二人で踊りを披露する場面(第三幕・パ・ド・カトル 青い鳥とフロリナ王女のグラン・パ・ド・ドゥ)があり、クラシック音楽界やクラシックバレエ界では「青い鳥とフロリナ王女のグラン・パ・ド・ドゥ」はとても有名な曲である。
名はフロリナ。花の女神フローラに似ていたため、お花を思わせる名前が付けられたのでした。
あなたの名前は『花』(フロリナ)。
娘の顔は、マス(魚の鱒)の模様のようなそばかすがいっぱいあったので、トリュトンヌ(マス)というあだ名で呼ばれていました。
トリュイ(雌ぶた)