ロッタの夢 | kanoneimaのブログ

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私的備忘録

書名:ロッタの夢 オルコット一家に出会った少女
原題:Lotta's Progress (直訳すると『ロッタの進歩』)
著者:ノーマ・ジョンストン(アメリカ作家)
出版:岩波少年文庫
内容:1848年冬、米国ボストン。12歳の少女カルロッタ・ミュラーことロッタは、一家で祖国ドイツからボストンにやってきた。ロッタはアメリカへ渡る船のなかで片言の英語を覚えたが、家族はドイツ語しか話せない。そのため父親は仕事を探してもうまくいかず酒びたりになり、母親は身重のため働けない。ロッタと兄カールは母親が望む教育を受けようと学校を訪れるが、移民には入学資格がないと断られる。失意のロッタは帰宅途中に少年とぶつかる。少年はマイケル・キャラハンというアイルランド移民で、ロッタの住む集合住宅のお隣さん一家の息子だった。マイケルに助言されたロッタは家計の足しにと市場で小遣い稼ぎをするようになる。ある日、父が行方不明になり、兄カールも窃盗で警察に捕まってしまう。困り果てたロッタは貧しい人を支援しているという女性ミセス・ブロンソン・オルコットを訪ねるが……。オルコット家との交流により、ロッタは成長し自らの道を見つけだす。
※主人公ロッタは架空の少女だが、本書の作中でオルコット家に起こった事柄は、実在のオルコット一家に起こった事。オルコット一家はボストンのデッダム通りの家に1848年秋から1849年春まで住んでおり、夏にジェイムズ・サヴィッジ夫人の家へ行った。
※オルコット家の次女ルイザ・メイ・オルコットは『若草物語』の著者。

ロットヒェン:ロッタの愛称

ヨハネス(女の子だったらヨハンナ)

ティルダ:マティルデの愛称

レナ:マグダレーナの愛称

アニー:アンナの愛称

アビー:アビゲイルの愛称