出産記録@日本 | Kanon's diary

Kanon's diary

雑記帳である。

夢の国 ハードオフにも勝るものが日本にはありました、病院です。
ナースコールがある事実、看護師が夜なのに院内にいる事実、色々凄すぎて
人間を産んだことが頭から跳んでいる。


今、大学病院に硬膜穿刺後頭痛で入院中なんですけど、やっぱ検尿カップ日本ではどこでも無料みたいで、もう一人声をあげて嘆いてるんだか感傷に浸ってるんだかです。
ロシアにいたら喉から手が出るほど欲しかった検尿カップ。主食のパンよりも公共バス代よりも高い検尿カップが、ああ日本では無料だなんてそして今、私には必要じゃないなんて人生なんて皮肉なの、うまくいかないの


さて、男を産みました。

帝王切開室に運ばれるのも、パンツ履いてたし手術服着ていきました。
ロシアで全裸に頭巾だった私はよ。

産んだあと胎盤を出してくれました。
ロシアで忘れられた胎盤さんよ。

麻酔で動けない私にコルセット、寝巻を着せてくれた看護師。
術後室へ運ばれると、夢のリクライニングベッドに降ろされ、痛み止を打ってくれました。

帝王切開のあとに痛み止を打ってくれるなんて夢にも思っていなかった。
ロシアで産後に痛み止だなんてもらってる人いませんでした。
おかげで腹の傷の痛みはあまり感じることなく
トイレにも翌日からすぐ行けて、水も飲めた、食事も出来た。

日本みたいに痛み止があれば、世界は変わる。


少なくとも二年前ロシアで胎盤が自発的に下から出てくるのを待ったり、腹の上に看護師に乗られて胎盤出し苦しんだ私は居なかった。


ごはん凄い、そしてこれを帝切後翌日に食べた私の回復力、これが日本の医療の力なのね
痛み止の偉大さを知った

さて、二年前と比べないわけにいかない



日本はベッドがとても清潔です、しかも上下に動きます近くにナースコールがある
私はお金がないので室料無料の大部屋でこれです。

ロシアで近くにいたのは巨漢とその鼾


こんな可愛い洗面台ロシアにあったら盗まれる


帝王切開後の麻酔後遺症で硬膜穿刺後頭痛になり大学病院に搬送になったけど、そこでもナースコールは当然のようにありました、ベッド清潔ふかふか、テレビも冷蔵庫もついてた。ホテルに来たみたいだよ。

点滴が自動!ハイテク医療器具なんだこれドラえもんの道具かよ


しかしすごい飛躍である、わたしは二年前から今日までの間にとてつもない文明の進化と発展に己の身を置き真っ向から感じている。
パンツとコルセットを履いているから、腹の傷が痛くないだけではないよこれは、もう環境や医療の力なんだよ、パンツ履いてるから布を股に挟んで腰丸めて歩かなくていいのも、十分影響してるけれど。


トイレの蓋が自動であがって水が流れることに声をあげて喜んでる私は入院ライフを謳歌しています。

ところで硬膜穿刺後頭痛の経験をしました、
麻酔によって、宝くじに当たるか当たらないかくらいの確率で起こるものだと医者に言われました、そんなとんでもねーえババを引いてしまったけど、日本の病院で治療受けられるのでハッピーです。
仰向けで寝ていれば全く痛くなくて、起き上がると激痛なのです、数日立てばおさまるものらしいです。