もし私が産婦人科医だったら | Kanon's diary

Kanon's diary

雑記帳である。

妊娠9ヶ月、1ヶ月ぶりに検診へ。

自動で動くわ喋るわ柔らかいわ錆びて無いわケツ敷き紙が予め用意されてる内診台に軽く会釈してから、座る。
今日は膣エコーだった。カーテン越しにモニター見せてくれて、これが赤ちゃんだよ子宮だよと説明してくれる先生。どうしてこんなに丁寧にしてくれるんだろう。

ロシアでは内診台によじ登り、言われた通り尻を先生に近づけたり、降りるのに足をバタつかせ着地点模索に必死で、こんなこと思ったことなかったけれど、日本の内診台は診察後も自動で患者の足が着地するまで語りかけながらソフトに動いてくれるのです。
内診に使われる器具も小さくて痛くないから、診察中に瞑想できるほど豊かな時間が過ごせます。色々なことを考えます。

もし私が生物学的にこの世に男として産まれ、産婦人科医になっていたら、私は間違いなく同性の男を愛する人間になっていたことだろう。
フランスで挙式かなとか、ハネムーンはヴェルサイユ宮殿かなとか。

受給券がまだたくさん残っていて、日本は本当に素敵だなと今日も日本に感謝することができる。

内診でエコーしたのに、さらに腹の上からエコーもありました、なのに受給券で無料、本当に信じられない。ロシアなら電気代よこせジェル代払え検査コンドーム代払えと騒がれるのに。

どうして日本はこんなに素晴らしいんだろう