前回投稿記事
の続きです。
第2章 西欧を経験するー藤島武二、藤田嗣治、小杉未醒
○ 藤島武二(1867-1943)
ヴェルサイユ風景 1906-07年
油彩 カンヴァス
黒扇 1908-09年 重要文化財
油彩 カンヴァス
青木繁の「海の幸」とともに「黒扇」は
アーティゾン美術館を代表する所蔵品の二枚看板
であるだけでなく、日本の近代洋画の傑作として、
共に数少ない重要文化財に指定されている。
国の重要文化財に指定されている油彩画は20点ほど
しかない。
東洋振り 1924年 油彩 カンヴァス
○藤田嗣治 (1886-1968)
巴里風景 1918年
油彩 カンヴァス
猫のいる静物 1939-40年 油彩 カンヴァス
○小杉未醒(1881-1964)
洋画家・日本画家・歌人・随筆家。
山幸彦 1917年 油彩 カンヴァス 194.6×300.5 cm
日本画も描くようになってからの油彩作品。
画題は日本神話からとっているものの、
描き方はナビ派風の穏やかな風合いになっている。
もっとも、ナビ自体がジャポニズムの影響を受けていたので
逆輸入とも言える。
絵画表現に地域の隔たりはなく、
普遍的なものであることを感じさせる。
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