渋谷スクランブルスクエアを立ち寄った後、
好評により12月26日まで開催延長した
Bunkamuraで開かれている『リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展』に行った。


リヒテンシュタイン侯国は、
スイスとオーストリアの間にはさまれた山あいにある小さな国。
現在世界で唯一、家名が国名になっている。
今年建国300年を迎え、かつて神聖ローマ皇帝に仕えたリヒテンシュタイン侯爵家が統治している。
この国は現在金融業などが盛んで、小さいながら世界屈指の豊かさを誇り、
昔から侯爵家は代々領地経営に成功して富をたくわえ、皇帝にも貸し付けを行うほどであった。
その財力から長年にわたり収集した美術コレクションはおよそ3万点。
今回の展覧会は、宗教画や風景画といった油彩画やウィーン窯の磁器をはじめとした
きらびやかな作品,約130点の展示だった。
(構成)
第1章 リヒテンシュタイン侯爵家の歴史と貴族の生活
第2章 宗教画
第3章 神話画・歴史画
第4章 磁器-西洋と東洋の出会い
第5章 ウィーンの磁器製作所
第6章 風景画
第1章から第6章までの撮影不可の芸術品はこちらで概略を観られます。
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/19_liechtenstein/chapters.html
中にはルーベンスの絵画《ペルセウスとアンドロメダ》がありました。
第7章 花の静物画 ←こちらは撮影可!




ひとつの花瓶にぎっしりと詰められた感じの植物画
こんなにたくさん、生けられるものではない感じがする。
しかし、植物のひとつひとつはリアル。


ティーカップ&ソーサー


《金地花文ティーセット》
絵具の色彩が豊か。統一が取れたデザイン。

よく見ると1つ1つディテールが違っていて、こんもりと描かれている。
絵付けの絵の具が違うのかもしれない。
これらは鑑賞用とみるが、実際に使用して暮らしたかは疑問である。

しかし、ゴージャスな雰囲気で満ち溢れた展示室内だった。


リヒテンシュタイン

 

国土面積は160平方Km。小豆島とほぼ同じ大きさで、

世界6番目の小さい国の芸術のコレクションの中身は濃かった。

 

スイス・オーストリアへの旅行ついでに行ってみるのも、よいかもしれない。


展示室出口にあったリヒテンシュタイン侯爵家の宮殿や城のパネル写真

ミュージアムショップで売られていたファイル。
ヨーゼフ・ノイゲバウアー 《リヒテンシュタイン侯フランツ1世、8歳の肖像》1861年
概して、ご幼少の砌は、みんな可愛いけど、可愛すぎる。

今後「建国300年 ヨーロッパの宝石箱リヒテンシュタイン 侯爵家の至宝展」は、
来年(2020年)11月まで全国5か所を巡回します。
 宇都宮美術館  2020年1月12日(日)~2月24日(月・振休)
 大分県立美術館 2020年3月6日(金)~4月19日(日)
 東京富士美術館 2020年5月2日(土)~7月5日(日)
 宮城県美術館  2020年7月14日(火)~9月6日(日)
 広島県立美術館 2020年9月18日(火)~11月29日(日) 

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