①印象派からその先へ―世界に誇る吉野石膏コレクション展の続きです。

 

第2章 フォーブから抽象へーモダン・アートの諸相

 

19世紀後半から印象派が登場して以来、絵画は外界の忠実な再現ではなく、

独自の世界を作り出そうと歩みはじめた。

絵画の革新を試みた画家たちの作品を鑑賞した。

 

作品撮影は美術館より特別許可を得ております。

アンリ・マティス

 《緑と白のストライプのブラウスを着た読書する若い女》
1924年 油彩/カンヴァス

 

アンリ・マティス

静物、花とコーヒーカップ  1924年 油彩 カンバス

 

マティスはフォーヴィスム(野獣派)のリーダー的存在であり、

野獣派の活動が短期間で終わった後も20世紀を代表する芸術家の一人である。

 

フォーヴィスムとしての活動は1905年から3年ほどの間だけで、

それ以降は比較的静かで心地の良い作品を描くようになる。

(そのころのマティスの言葉:『私は人々を癒す肘掛け椅子のような絵を描きたい』)

本人は、フォーヴィスムと呼ばれ見なされることをひどく嫌った、という。

 

アルベール・マルケ

コンフラン=サントノりーヌの川船  1911年  油彩 カンバス

 

アルベール・マルケ  ロルボワーズ

制作年不詳  油彩 カンバス

 

アンリ・ルソー 工場のある町

1906年 油彩 カンバス

 

ピエール・ボナール  靴下をはく若い女

1908~10年 油彩 カンバス

 

ワシリー・カンディンスキー

適度なヴァリエーション 1941年 油彩 カードボード

 

ルオー、ヴラマンク、ブラック、ミロ、ピカソ、ヴァン・ドンゲン、

これらの作品は著作権有効期間内のため、撮影禁止であった。

 

どの画家も革新的であるとはいえ、試行錯誤を繰り返しながら自分らしさを表現していった。

    

☆     ☆     ☆     ☆

 

第3章 エコール・ド・パリ~前衛と伝統のはざまで~

 

第2章で区分された作家と同時期に活動したが、前衛と伝統の間で揺れ動きながら、

独自の個性を生み出した。

 

ユトリロ

モンマルトルのミュレ通り  1911年 油彩 厚紙

 

マリー・ローランサン  5人の奏者

1935年 油彩 カンバス

パステルカラーに彩られた甘美な女性像が特徴。

 

マリー・ローランサン 羽扇を持つ女

1930年  油彩 カンバス

 

モイーズ・キスリング 背中を向けた裸婦

  1949年 油彩 カンバス

美しい背中の女性、目は切れ長のような、なまめかしい。

 

シャガールの作品は、著作権有効期間内のため、

撮影禁止であった。

 

吉野石膏コレクションは、

とても質の高いコレクションであることを思い知らされた。

学ぶことが多かった。

 

キャッチフレーズの”優しくなれる”おススメの展覧会です。

 

これさえ押さえればあなたもアート通

             美術館でいただいたリーフレットより

 

そして、三菱1号館に来ると、毎回、必ず観る常設展示のルドンの"グラン・ブーケ”のひとつ

 

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