ヘルシンキの街の中央にあり白くて美しい建物ヘルシンキ大聖堂に行った。
クリスチャンでなく観光目的の人も訪れ、地元の人にも愛されている教会だそうだ。
1917年フィンランドがロシア帝国から独立するまでは、聖ニコラウス教会と呼ばれていた。
今ある建物は、1830年から改築された建物で、元は1727年に建てられた、プロテスタント・ルター派教会。
画面右手は市庁舎の建物がわずかに入っている。
元老院広場にある「アレクサンドル2世像」
フィンランドはロシア革命を機に独立するまで帝政ロシアの領土だった。
その面影は、正面の立派なこの銅像でかっての帝政ロシアの皇帝アレクサンドル2世の像でうかがえる。
ヘルシンキのシンボルとも言えるルター派教会の広場に、ロシア皇帝の銅像がある。だいぶ違和感がある。
しかしながら、
アレクサンドル2世は、西欧の啓蒙専制君主に連なるロマノフ朝では進歩派・改革派であった。
不徹底に終わったとはいえ、1861年に農奴解放令を出している。
それまで農民は、土地に縛り付けられた奴隷であり、土地と共に、あるいは切り離して、
土地所有貴族に自由に売買されていた。
その暮らしは悲惨を極め、西欧の進んだ思潮に触れた貴族出身の知識人は、
農奴解放のための闘争を繰り広げていた。
彼らは自らの恵まれた境遇を恥じ、農奴解放を使命として闘争に身を投じた。
ただし無学で文盲のムジークと呼ばれた農奴は、自己の運命を淡々と受けいれるだけだった。
農奴解放は、革命と闘争の成果ではなく、皇帝による上からの解放であったのだった。
細い路地がたくさんあって、この路地からも大聖堂が見える。
次は、オールド・マーケットへ行く。
オールド・マーケットホール(フィンランド語でVanha Kauppahalli)は、
1889年創業のヘルシンキで最も古い屋内マーケット。
2014年夏にリニューアルオープンした…
たくさんの燻製や缶詰等の保存食。
このパンは、映画「かもめ食堂」は観たことないけれど、そこにあるパンと同じものだそうだ。
カフェやレストランもあって、とても美味しそうだったが、次に行った。「マーケット広場」に行った。
海沿いにある広場は港にもなっていて、
ここから「バルト海クルーズ」もできる、という。チケット売り場が写真の奥。
広場にある塔。
太陽がサンサンと照る5月中旬から9月下旬まで、テント内に旬の野菜、果物、魚介類、民芸品、
木工芸品、絵画、手芸品やパンやお菓子、生花など、様々な露天が軒を連ねる。
中央駅からも20分程度で歩いて来られるから
時間があったら、散歩がてらにこのマーケットを楽しむのもよい。
次は繁華街で昼食をとって解散となり、自由行動 になったので、
日本で、まだ売られていない「マリメッコ」のファブリックを探しに繁華街に行った。
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北欧の旅の思い出 フィンランド編 Pt.5 | Studio Kanons memory スタジオ かのんズ メモリー (ameblo.jp)