今朝も変わらずダルくて目が開けられない。
浅い夢を見て疲れる。
多分、目覚めて1時間以上は横になっていたと思う。
動けず鉛のような身体に鞭を打って
何とか起きても気分は優れなかった。
寝室を覗くとTがいない。
倒れていないか心配で慌てて2階へ行く。
クーラーもかけていない暑い部屋で
Tは横になっていた。
彼は身体が萎んだから体温が低くなりがちで
クーラーがない方が良い時もあるようだった。
壁の方を向いて爆睡しているので
起さないようにそっと部屋を出た。
万が一のために扉は開けたままにした。
階下に降りて愛犬の世話をする。
未だに病院でフィラリアの薬を処方してもらわず
愛犬を外に出すことが恐い。
だからサークルから出して
リビングとダイニングの部屋を自由に遊ばせる時間を持つ。
私はTの買った居酒屋関係の本が面白くて
その間に読んでいる。
遊びたくて私の足元に
愛犬が次々とオモチャを持ってきてなすりつけてくる。
時々構いながら本を読み進めて
今日で5冊を読み終えた。
目を休めて愛犬の動きを見ていると
結構面白い。
純粋で垂れ目の可愛らしい目をして
何度も見上げてくるものだから嬉しくなる。
今日はいつもより長く一緒に過ごした。
2階へ行くと寝ていたはずのTがいなかった。
パソコンの部屋に行くと
ぼんやりと座っていたから安心したけど
彼の顔を見たらゾッとした。
目がパンパンに腫れている。
大きくて綺麗だったはずのTの瞳が
糸のように小さくなって
瞼の上がパンパンに腫れていた。
昨夜、飲んで倒れて流血して
また顔面を打ってしまったせいかもしれない。
「今日は家で安静にしてね。
家にある物ですまそう。
飲み物は私が買ってくるから。」
これ以上ひどくなって欲しくない。
懇々とTに伝えても
彼はただうなずくだけで
私の言葉は素通りかもしれない。
一昨日買った鰹のたたきと
今朝煮た獅子唐の煮浸しを食べると言うから
持っていったら完食してくれた。
その後
私が柿ピーを食べていたら
食べると言うので
お盆に乗せたら次々につまんでいる。
何気なく何度も追い柿ピーを出したら
相当の量を食べていた。
「ご飯食べる?」
問いかけると首を横に振るけど
柿ピーを食べる量が半端なかった。
出せば出すだけ食べてしまう。
しかも逆流する事も無く手が止まらない様子だった。
彼の萎んだ身体が元に戻ろうとしているのかな。
冷蔵庫にある物で
Tにお弁当を作った。
一眠りして起きてきたら食べられると良いけれど。(ピーマンの肉詰めフライ弁当) ↙