消えてしまいたい | Tへ

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ブラックタイガーに濯ぐ .◦☆* 。*◦*~♪

Tの診察の日だった。

この病院は広くて開放感もあり居心地が良い。

いつも診察がおして

予約時間が超えるのはわかっていた。

だから待合室でお茶を飲んで過ごすのも

いつものことだった。

とても眠くてだるくて倦怠感に襲われる。

そのまま横になってしまいたいほど

体調がコントロール出来ずにいた。

呼ばれたら即終えて帰りたかった。

Tの事であっても全てが私に問いかけられ

何かと責められるのは私だった。

きちんとケアしているのに

ちゃんとやってくださいと毎回言われる。

やっていてもやっていないと決めつけられたような口調。

片付かない家のことや多くの不安でいっぱいなのに

ちゃんとやってくださいねって

言われる事が苦痛に感じる。

 

Tの体調不良も救急搬送も全てが私のせいになる。

 

辛うじて頑張っても報われることはゼロだった。

 

彼をケアしていてもマイナスな言葉ばかり投げかけられる。

わたしのやり方は駄目なのかな。

 

むしろヘルパーさんに頼んだ方が安心なのかな。

Tが拒むからそうしないけれど

もう疲れた。

全てを放棄して消えてしまいたい。