ブログに目を通してくださり、ありがとうございます

心の美容』レッスンを全国各地で開催している

『ステキLa.ra』主催の叶羽時です▶︎▶︎♡自己紹介♡

 

 

 

 

タカラジェンヌだった頃。

 

東京公演に来ると、実家を離れて生活していたので

食生活が乱れに乱れて

ハードワークに耐えきれず

体が悲鳴を上げていた私。

 

まだ新人公演( 入団7年目)学年の頃

 

 

東京のお母さんとお父さんの様な存在のご夫婦が

毎日お弁当を作って届けてくれていたり

 

忙しくて季節の行事もすっかり忘れる私に

思い出させてくれる様に

贈り物をくれたり...

 

 

 

とても気遣って下さいました。

 

 

 

 

当たり前の様に頼って

当たり前の様にこれからもずっと一緒にいられる

全て『当たり前』だと思っていました

 

 

 

 

新人公演も卒業して

時間と気持ちに余裕ができた時

奥様の病気を知らされました

 

死を覚悟しておかなければならない程のガン

 

亡くなるには早すぎるお年でした

 

 

 

ある公演のお茶飲み会(ファンミーティング)に出席してくださって

翌朝『実は調子が悪かったから』と病院に行かれたまま

もう、外にお出かけすることはありませんでした

 

 

 

その公演が無事に千秋楽を迎えて

翌日、宝塚へ帰る前にお見舞いに行きました

何故だか...

 

『最後になるのかも』

 

と頭をよぎりました。

 

一度でいいから『お母さん』と言ってみたかったのだけれど

今まで一度も言えたことがない

 

今こそ!と思った時

 

別の方がお見舞いに来られて

『ではまた来ます』と言って病室を後にしました

 

 

 

涙が止まらなくて、お手洗いへ駆け込んで...

 

やっとの思いで、帰ろうとお手洗いを出たら

先ほどお見舞いにいらしていた方が

病室の外へ出てお電話されていました

 

 

 

『神様が、病室へ戻ってお母さん!と言いなさいと言っている』

そう直感で感じました。

 

走って病室へ戻って

『お母さん、ありがとうございます』

と告げました

 

 

 

何も反応はなかったけど

確かに聞いていてくれました。

 

 

 

私が無事に宝塚へ帰ったのを見届けて

亡くなりました

 

 

 

私には、この東京のお母さんには後悔がたくさん残っています

 

もっとあの時優しくしてあげれば良かった

もっとお出かけしていれば良かった

もっと....もっと.....

 

 

 

人は普段当たり前の様に存在しているけど

当たり前の様に『死』を迎える時がある

 

 

 

生まれたからには死が訪れるのは当然だけど

 

そんなことは分かっていても

本当の意味は

分かっていないのかもしれない

 

 

 

私が人生を終える時...

『あの人さー、楽しそうだったし充実してそうだったし。いい人生送ってたよねー』

とあっさり受け入れてもらえると...

いいなあ。

 

 

まずは今日という一日の

当たり前を噛み締めます

 

 

 

 

Hさんが手編みで編んでくれたセーター

お揃いの猫耳のニット帽も

他にもたくさん残してくれていたものが。

全部ずーっと大切にします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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