何の変哲もないただのインフルエンザなのに、足の指先が痛くなった。
インフルエンザ特有の関節の痛みに並行しながら指先も痛くなった。
何故か足の指先だけが痛い。
足の指先だけが「ヒュー」と冷たくなっていく。
冷たくなってビリビリ痛い。
冷たくなると自分では温めることが出来ない。熱を発生できないという感じだろうか…。お湯やホカロンなど外部的に外から温めてもとたんに熱は奪われ、そして痛い。
冷たくて、ビリビリして本当になんとも言えない痛みなのだ。
足の指先だけが痛い…。
ビリビリビリビリビリビリビリビリ…
「痛い、痛いよ」私は父に訴えた。
こんなに指先が痛いなんて変だね。父が言った。
ずぐさま病院へ行き、足の指先の事を医師に伝え、触診を受けた。しかし答えは「わからない」だった。
「こんなに痛いのにわからないなんておかしいね」母が言った。
私もこの痛みは一過性のものであると思った。
しかし違った。
運動をした時、お風呂へ入った時…
体が温まり発汗するような際に痛みは発生した。
痛みは幾度も幾度も現れ、その度に耐え忍んだ。
苦しくて辛い…「痛み」の人生が始まった。