決算特別委員会8日目 総括
政治家は「地域の皆様」のご要望に応えて、とか、
「地域の声」に応えて、というフレーズをよく使います。
では、この「地域の声」とは誰の声なのでしょうか?
例えば、公園や学校のことに関してなら、「地域の声」とは、その周辺に住んでいる方や、その施設を利用している方ということになるでしょう。
そこで中央区には、「まちづくり協議会」という会議体があります。区内全域を13カ所に分けて、地域のまちづくりの意見・意向などを聞き、本区のまちづくり施策に反映させている、大変重要な会議体です。
では、築地市場跡地の再開発について考えるとき。
「地域の声」とは、誰の声ですか?
これはもう中央区全体に関わる問題ですから、中央区民全員が地域の声であると思うのです。もちろん区議会にかけることも必要なプロセスです。
そこで中央区が築地市場跡地の再開発について、中央区長と中央区議会議長連名で東京都に要望を出すにあたり、必要なプロセスがとられていなかったことについて、疑問を呈しました。
しかも、その議案が示された、築地地区まちづくり協議会では、コロナを理由に「傍聴自粛(とは名ばかりの、実質禁止)されていたのです。
その時、まちづくり協議会で出された資料がコチラです。
私の9月18日のブログより。
築地市場跡地の交通結節点は、これまで道路、地下鉄、船着場とされていました。そこへ、今回突然「ヘリポート」を加え、築地がMICEとして整備される時に、ヘリポートも併せて整備する。その後、私の一般質問への答弁でヘリコプターがゲストの送迎に使われることもわかりました。
この重要な案件が、区議会では話し合われず、非公開のまちづくり協議会にかけるのみで区民の総意という形をとろうとしたことは、問題だと思います。