中央区議会議員(無所属)の青木かのです。

 

今日、市場移転について、都の担当者からの中央区議会での説明会&質疑応答が行われました。
築地地元区でありながら、やっと2回目の開催です。

スケジュールはすでに発表されている通り。

 

引っ越し期間は10月7~10日までの4日間。

この4日間で900事業者が一斉に引っ越します。どれくらいの量かというと、都の見積もりでは2トン車で5710台分。う~ん、見当もつきません。

引っ越しでは築地⇔豊洲の環状2号線を活用。これから民間のマネージメント業者と協力してスケジュール調整を行いますが、4日間の引っ越し後も調整機関として1週間とるそうです。

各会派から一人ずつ質問に立ちましたが、まず

〇市場移転後の解体工事について。廃材の運び出しが不安。築地市場の建物にはアスベストが使われています。できるだけ、船を使っての運び出しが要望として出されました。

環状2号線の大会前の取り組み

①まずは市場移転の完了後、速やかに暫定迂回道路を開通(築地川に沿った部分)

②築地大橋からほぼ真っすぐつながる暫定地上部道路の整備でオリパラにギリギリ間に合う。
③オリパラ後、本線(地下)の工事開始。

 

で、質問が集中したのは、①も②も片側一車線であること。これでは、当初の目的である晴海通りの渋滞が緩和されるどころか、渋滞が悪化することは容易に想像できます。

 

〇築地再整備について

小池都知事の昨年6月20日の記者会見資料をもとに、築地市場を5年後を目途に再開発し、「食のテーマパーク」をつくる、ことについての質問も出ましたが、これは築地再開発検討会議の内容をみても、すでに都の案の中にないことは明らか。

 

築地市場跡地に「国際仲裁拠点」って何?

築地再開発案その②

 

と、いうことで、新しい情報はほとんど得られず。都の職員の答弁には誠意が感じられず、議長から答弁もれの注意が度々あり。地上道路の片側一車線による晴海通りの渋滞や、4日間での引っ越し等、区議会側の不安が解消どころか、増すばかりの説明会でした。

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