この衆議院本会議での質問自体は
10月31日まで遡りますが、
国の政策としての「女性の活用」を考えるにあたり、
彼女の質問について改めて考えてみました。

彼女とは杉田水脈議員(次世代の党)。
女性活躍推進法案についての質問のなかで、
"日本の女性が輝けなくなったのは、ナンセンスな男女平等を目指したことに起因する"
"男女平等は絶対実現し得ない反道徳の妄想"
そして、
"男女共同参画基本法という悪法を廃止し、それに係る役職、部署の全廃が輝く日本を取り戻す第一歩"と、続きます。

先輩方が一歩一歩進めてきた女性の社会進出を
全てナンセンスな男女平等とし、
男女共同参画基本法を悪法と一蹴する。


実は、東京都議会のいわゆるセクハラ野次が問題になった時も私は
この問題を取り上げました。


セクハラ野次について考える。
2014年06月23日(月) 
テーマ:

今回の都議会におけるいわゆるセクハラヤジ事件
単に、一(あるいは複数)議員による女性議員への言葉によるセクハラ
で終わらせてはいけません。

このヤジを飛ばした議員は
選挙公約に子育て支援を上げていました。
日本においてなぜ子育て支援が進まないか
なぜ、男女共同参画が進まないか
ここに本質的問題が隠れています。

今年の1月、安倍政権から送り込まれたNHK経営委員、長谷川三千子氏が産経新聞に寄せたコラムが物議を醸しました。
日本の少子化問題の解決策として、
「女性が家で子を産み育て、男性が妻と子を養うのが合理的」と主張したのです。

女性の社会進出を促す男女雇用機会均等法は
個人の生き方への干渉だと批判し、
政府に対し゛方法を転ずべき″とも言っています。
この野次議員も、ホンネは同じでしょう
・・・・


長谷川氏と杉田議員、見事に主張が一致しています。
このような女性を「名誉男性」というそうです。
逆に、男女共同参画社会の実現に真剣に取り組んでいる男性議員も数多く存在します。
聞こえの良い公約だけではなく、日頃の活動や質疑もしっかりチェックする必要がありますね。

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