中央区立図書館3館において、新しいサービスを開始するのにあたり
その準備工事期間として13日(金)から来年1月4日(土)まで臨時休館します。
新システムの導入による新たなサービスとは、
①ICタグによる管理システムの効率化
3館収蔵全資料にICタグ約68万点を添付したことにより、利用者自身による貸出・返却処理や予約資料の受け取りが可能
②電子資料閲覧環境の充実
館内に館内無線LAN(WiFi)を設置し利用者が利用するタブレットやモバイル端末に対して、ネット環境を整備
③利用者所有の交通系ICカード、携帯電話の活用
交通系ICカード(Pasmo等)、携帯電話を利用登録カードに変えて用いることが可能
④図書館ホームページのリニューアル
今回の臨時休館は約3週間あります。
ご注意ください。
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11月8日
中央区では2016年に完成予定の,
図書館を中心とした複合施設「本の森ちゅおう」
のサービス向上にむけて、
まずは区立図書館3館収蔵全資料(約68万点)にICタグを添付する作業を進めてきましたが、
これが11月末完了予定との発表がありました。
このことにより、自動貸出機、自動返却機、持ち出し防止ゲートを連携させ、
利用者自身による貸出・返却・予約資料の受け取りが可能となり、
利用者サービスが格段にアップします。
なかでも私が一番期待するのが、
司書さんがいわゆるカウンター業務から解放され
本来の業務である“レファレンス”に集中できること。
と、思っていました・・・
ところが、最近図書館でレファレンスのサービスを利用する人
(“どんなことを知りたいのか”を司書に伝え、それに合った資料や本を探してもらう)が
減っているそうです。
ほとんどがクイックレファランス(読みたい本のタイトルを言って探してもらう)だとか。
これではせっかくの図書館がもったいない。
まずは子ども達に読む楽しさと共に“調べる楽しさ”を知ってもらう。
本の森中央は50万冊の蔵書をほこります。
知の拠点としての図書館をしっかり活用してほしいと思います。
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11月8日
中央区が生涯学習交流館と位置付ける「本の森ちゅうおう」
労働スクエア跡地の4,000㎡の敷地に地下2階地上7階建。
蔵書数は50万冊を誇り、そのうち15万冊が開架となります。
大まかには
5階~6階が敬老館を含む生涯学習施設
3階~4階が図書館
1階~2階が郷土資料館という感じですが、
やはり図書館が核になっており開館時間は基本的に午前9時から午後9時まで
1日いてもあきない滞在型の施設をめざしています。
基本計画の概要についてはHPで見ることができます。
http://www.city.chuo.lg.jp/kusei/paburikku/ikenkaitou/pabukome24/201206120110/files/rousqu.pdf
残念ながらパブリックコメントは昨年終了しています。
こちらがその結果です。
http://www.city.chuo.lg.jp/kusei/paburikku/ikenkaitou/pabukome24/201206120110/files/opinion.pdf
敬老館、保育施設、カフェ、無線LAN、スタジオ、バリアフリー、館内禁煙etcについての御意見がありました。
カフェについては飲食しながら読書や会話を楽しめる空間をめざしています。
平成26年度から工事が始まり
指定管理事業者は26年度から募集し27年度に決定
28年度に竣工開設の予定です。
それは地方都市ならではのものもある。
そのうち中央区でも是非実現してほしい区民価値。
①検索/IT
武雄では現在18万冊の本が開架式。圧倒的な迫力で本が並んでいる。
そこで、利用者の利便性を考えた新しい分類法を採用している。
現在日本では「日本10進分類法」を公共図書館のなんと99%が採用。背表紙に付けられたラベル、アレだ。
しかし、この分類法が発表されたのは1928年。現在のライフスタイルの多様化を反映していない。
例えば、趣味のガーデニングも「産業」に分類されると言う。
武雄では、代官山蔦屋書店で採用している22進法が使われている。
従来の10進法が本の内容で分類されているのに対して
22進法では、読者がどう利用するかで分類されている。
さらには、館内では、固定で13台、貸出し用に17台、合わせて30台のiPadが準備。
これで自由に本の検索ができる。
②セルフカウンター
武雄では、貸出にセルフカウンター(自動貸出機)を導入している。
私も実際使ってみたが、本のバーコードを機械に読みとらせるだけで、簡単だ。
利用者がセルフカウンターを利用することで、図書館業務が効率化される。
つまり、図書館司書が貸出業務に忙殺されることなく、本来の仕事である利用者サービスに集中できる。
③雑誌の充実
武雄では、リニューアルを前に市民アンケートをとったところ、扱いを増やしてほしいジャンルの1位が雑誌だったそうだ。
そこでリニューアル前107タイトルだった雑誌を、600タイトルに増やしたという。
確かに、図書館に入ってすぐの場所から“マガジンストリート”が続く。
これだけ多様な雑誌があれば、確かに買う雑誌と借りて読みたい雑誌がある。
ふと、手に取った雑誌から新しい趣味の世界が広がることもありそうだ。
行ってみたかった武雄市図書館をやっと訪れることができた。
あまりにも期待が大きい場合、期待はずれにおわることも多いが、
武雄市図書館は想像以上だった。
入館してまず感じるいのが、
海外の歴史ある駅のような吹き抜けの解放感
ホテルのような落ち着いた間接照明
目にも優しい木材と木の香り
それらの全てが、本を探すというより、
本を楽しむために“滞在する”ことを前提に作られている。
美味しいコーヒーを飲めるのもその一つ。
樋渡武雄市長と代官山蔦谷を手がけた増田社長の出会いは運命的だ。
今でこそ、全国の自治体から視察が後をたたない武雄図書館だが、
2012年5月、公立図書館の運営を指定管理者として、
TSUTAYAを全国で展開する企画会社CCCに委託するという発表は
センセーショナルだった。つい昨年のことだ。
CCCは書店は経営しているうが、“図書館”の運営実績は全くない。
そんな企業に公立文化施設の運営を任せる・・・
それは、常識に全くとらわれない樋渡市長の着想から生まれた。
市長の次の言葉をかみしめたい。
“今の公共図書館は官営図書館であって、全然公共じゃない。”
公共のための図書館なら午後6時に閉館なんてありえないし、
音楽を聞いたり、飲食しながら本を読むという発想は自然に生まれる。
そう。武雄市図書館は公共のための図書館なのだ。