【34歳から目指す、保育士への道】 第11話「初!保育所バイト!」 | 今日が雨でも、明日が雨とは限らない

今日が雨でも、明日が雨とは限らない

自分がやってみたいと思うことをやっていき、紹介出来たらと思っています

どーも、僕です。


実は僕、保育所で働いた経験はありませんでした。


その経験が無いまま実習に入るのは怖かったので、夏休みバイトをすることにしました。


実はこれは前々から決めていたことで、担任からも経験しておいた方が実習先での反応が違うと言われていたということもあります。


そろそろ探そうかなというとき、非常勤講師の方からとある区のアルバイトを勧められ、朝からの勤務で午睡明け以外の設定保育を経験出来るという点と、区からの募集だったということもあり、これは好都合とそのままそれに決定し、難なくバイトは決まりました。

※通常の保育所バイトは大抵午睡明けのお迎えまで遊ぶだけのアルバイトが多いので、それ以外の保育は経験し辛い。
また、一概には言えないが公立保育園の方が色々としっかりしていることが多い。


そして、バイトを開始したのが約1ヶ月前……


経験したことや感じたことを簡単にですが、書いていこうと思います。


まず、最初(の週)は保育に慣れることが大変でした。子どもと遊ぶことは上手く出来る自負はそこそこありますが、遊ぶことと保育することは違います。


バイト先の保育園は特に「見守る」ことに重点を置いている保育園で、子どもに「こうしたら?」や「何何しよう!」等の提案は基本ご法度です。


こういった「見守る」保育は、流行っているという言い方は適切ではないかも知れませんが、子どもの主体性や自主性が育ち、海外の実例からも良い結果に繋がると、現在日本の保育で取り入れられるケースが増えている保育です。


見守る保育は是非見てみたい保育でしたので、僕としては幸いだったのですが、保育バイト経験無し、保育園の施設説明はあったものの保育のやり方について説明・レクチャー無しで初日から保育室に放り込まれたので、「声を掛けたほうが良いかの線引き」「やっていいこと、やらない方がいいこと」が分からず、苦労をしました。


今までの他のバイトならもう少し説明があった記憶がありますが、保育園ではほぼありませんでした。間違ったら注意されるという流れです。


他のバイト違い、基本的に正規の先生が必ず1人はいる状態での勤務なので、僕のやり方を概ねチェックが出来、間違えていれば注意出来る環境にあるから、下手に説明の時間をかけるくらいなら、後で注意した方が効率良く仕事が出来るからでしょう。


ただ、僕が担当した年齢が5歳で、基本的に子どもが自分達でやることが多く、手を出すことがほぼ無い年次につかせて貰ったのは、慣れてない&様子見の配慮だったのだろうと感じます。


下手に手を出すと「やらないで下さい」と言われるので、基本的には正規の先生が注意していることをなぞるように注意などすることを心がけました。足跡付いてる所に地雷は無いだろうという目算です。そのおかげか中盤からそういった指摘を受けることはほとんど無くなりました。


特に難しかったのは、子ども同士がケンカした場合の対処です。多少の言い争いであれば放置して口は挟みませんが、手が出たり声が大きくなってきた場合は流石に放置は出来ません。


初めは子どもがケンカで泣いたりすれば、「先生(僕のこと)はいいですか、そのまま子どもと遊んでて下さい」で正規の先生が仲裁してくださっていたのですが、正規の先生がいない時にケンカになったり、「お願いします」と言われることもあり、内心あたふたしながら仲裁しました。


まずやることは「気持ちを受け止める」ことです。どうして悲しかったのか、どうして無理やりオモチャを取ったのか、ケンカに限りませんがその気持ちを受け止めることが、子どもの安心感・信頼感に繋がります。


実際僕もそれまであまり接点の無かった子と別の子の仲裁に入り、気持ちを受け止め少し一緒に遊んだところ、その子から先生見てと声を掛けられることが増え、明らかに前より仲良くなれたなと実感することがありました。


どちらか一方が悪い時はまだいいのですが、どちらも同じくらいに悪いって時は特に難しい気がします。


とは言え、やることは概ね同じです。

1、事情の確認、問題点の発見
2、双方の気持ちの受け止め
3、問題点の注意、または解決策の提示

子どもはどうしても自制や我慢が出来ない、もしくは駄目なことを知らないことが多いので、知らないなら〇〇するんだよと伝える。知っているのにやったなら〇〇するんだよねと、どうした方が良かったのか思い出させる。


地道なことですが、大人と同じで何回も繰り返さないと覚えられないので、少しづつ伝えていかなくてはいけません。



続く……


ではまた