前回お茶に使った「はと麦」についてもう少し詳しくお話ししよう
はと麦は、イボをとる民間薬としてよく知られており、
「薏苡仁(ヨクイニン)」の名で漢方薬としても使われる
生薬です
脾(胃腸)の働きをよくし、水分代謝をアップして、
体の余分な水を排出して浮腫みをとったり、
身体の中の余分な熱を冷まして、肌を潤し、
イボをとってくれる。
特に水イボには効果的で、シミも薄くすると言われています
また、薏苡仁は湿を除いて関節痛を治す働きがあり、
麻杏薏甘湯(マキョウヨクカントウ)や
薏苡仁湯(ヨクイニントウ)という関節痛やリウマチに
よく使われる漢方薬に配合されています。
販売されているヨクイニンにはいくつか種類があり、
しっかり煎じて飲める方は、白い粒のヨクイニンを
500ml~600mlのお水に10~20gを入れて、
30~40分コトコト煎じて、水が半分程度になった煮汁を
1日3回に分けて飲むと効果的です
煎じ終わったヨクイニンは、食べることもできます
わたくしは煎じ終わった薏苡仁を、アスパラ・トウモロコシ・トマト・レタスなどと混ぜてサラダにしたり、オクラ・梅肉と混ぜて食べるのもお気に入り
ミックスベジタブルに混ぜて簡単に食べるのもオススメ
お茶として手軽に飲むには、ヨクイニンを炮じて茶色になった炮じはとむぎを使うのがおススメです。
もっと手軽にとりたい人には、ヨクイニンをすり潰して粉末にしたものや錠剤になったものもあるのでお試しあれ
福岡は梅雨入りして、更に寒暖差が増したように感じます。
湿気と寒暖差のダブルパンチで体調を崩すことのないよう気を付けていきましょ~