レコメンド vol.1~翻訳編~ | 湖南省で日本語教師

湖南省で日本語教師

湖南省の某所で日本語教師をやってます。専攻は中国語で、まだまだペーペーですが頑張ってます。

え~中国語ファイターのみなしゃんこんばんは。






今日は一冊の本を紹介したいと思います。






その本とはこれです。


日本人の知らない日本語/蛇蔵&海野凪子



¥924

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日本語学校で教鞭を振るっている海野凪子さんが外国人の教え子から飛び出す、思わず「う~ん」と唸ってしまう日本語の質問。






「袖ビーム」、「グレイビーボード」って何?




トイレの数量詞って?




「差し支えなければ」と「恐れ入りますが」の違いって?




などなど、僕たちが普段使っている何気ない表現の違い、知っているのにわからないモノの名称、外国人から見たとっても不思議な日本語、思わず笑ってしまうエピソードや日本語に関する雑学が入った一冊です。






翻訳大好きな僕にとってこの本はとても面白かったです。日本語の曖昧できめ細やかな表現、日本語の翻訳の限界性について考えさせられた一冊でした。






かつて金田一春彦氏は言いました。「お茶が入りましたよ」には日本語の美徳が込められていると。「お茶を入れましたよ」ではなく、あたかも自然にお茶が入ったかのように表現し、相手に自分の行為への感謝を押し付けない。




日本語の美徳はどこまで中国語に訳せるのでしょうか?