カナダ永住権への道③ ~ITA発給後 後編~ | 柑橘部屋

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主にカナダの学校や生活などについて書いてます。
カナダ、バンクーバーにあるエミリー・カー美術大学2019年卒。
現在はバンクーバーのオフィスで仕事してます。
どうぞごゆっくり~

*この記事はITA発給後 後半 書類収集・アップロード編になります。

 

パスポート:

パスポートは顔写真のページとスタンプが押されている全ページ、最後のページ、就労ビザをカラーでスキャンしました。

 

警察証明:

まずITA発給後、すぐバンクーバー領事館で警察証明(Police Certificate)の申請をしました。

ほどんどの人は多分該当しないと思いますが、実はカナダ政府の移民申請ガイドラインだと私は日本の警察証明は「要らない」です。

というのも、永住権申請に必要な警察証明はカナダの国以外に18歳以上、6カ月続けて住んだ国の警察証明が必要になります。

私の場合、高校はカナダ、大学はアメリカなので、18歳以降日本に6カ月以上続けて住んでいないのです。

カナダ政府のサイトを見る限り、私はアメリカの警察証明が必要になります。実際のエクスプレス・エントリーのオンライン申請サイトでも“Police Certificate”の部分にはUnited States of Americaしか書いてなかったです。

 

しかし、彼らの言葉を鵜呑みにしてはいけません(笑)

他の人の体験談を読んでみると、自分が所持する国籍の警察証明は6カ月以上住んでいなくても、後に移民局から提出をお願いされる場合があるとのこと。

もちろん、この情報が間違っている可能性もあります。

ただ、日本の警察証明の発行は無料です。

指紋採取のお金だけ払って手に入るなら、後に聞かれたときすぐ出せるように準備に越したことはないと考え申請しました。

多分ですが私は稀なケースですね・・・^^;

 

もう一つ気を付けたほうがいい点としては、日本の警察証明発行は8~10週間ほどかかると言われています。

なので、ITA発給後すぐに行ったほうがいいです。(ちなみに私の場合は10週間かかりました。90日以内に書類を提出しないといけないので、ギリギリ間に合いました・・・期日までに準備ができない場合はLetter of Explanation通称LOEを用意して後から提出もできるらしい?ですが、後々提出は処理が遅れそうで面倒ですね。)

領事館は平日しかやっていないので仕事を休まなければなりませんが、永住権申請の優先度は最上位です。

有休を使って休みました。証明書申請時に領事館の職員の方から指紋採取の用紙を頂くので、それを持ってカナダの警察署に指紋採取をお願いします。

しかし、調べるとカナダの警察署だと下手な人がいるらしく失敗して用紙をだめにするんだとか・・・(噂だとインクでの指紋認証はもうしてないらしい?)

まぁ彼らにとって移民するもしないも関係ないしどうでもいいんでしょうね・・・

なので私は金額が少しかかっても綺麗に指紋採取してくださる個人の企業にお願いしました。

領事館から歩いて15分ぐらいの場所にあるので、事前に予約をすれば、一日で警察証明の申請が終われます!

嬉しいことにアメリカの警察証明もやってくれるとの事。

アメリカは全てオンラインで申請してくれるので楽でした。

通常アメリカ国外の指紋採取は用紙に記録して郵送が通常らしいですが、このオフィスでは採取した指紋のデータもオンラインで送ってもらえました。(日本もオンラインにしてくれないかな・・・)

ルームメイトから勧められたのですが、とても面白いおじ様でした!仕事も早くて助かりました。

 

Global Fingerprinting Services Canada Ltd. (要予約)

住所:470 Granville St suite 830, Vancouver, BC V6C 1V5

電話:(604) 569-3378

値段:インクでの指紋採取 $27

(2021年1月時)

 

アメリカの警察証明申請と日本の指紋採取を終えて、再び領事館に戻って日本の警察証明を申請してきました。疲れたーw

警察証明をITA発給前に申請する人もいるので、ご自身の判断にお任せいたします。

早めにもらえれば提出期限を心配する必要もないですし。

ただ警察証明には期限があり、いつITAがもらえるか分からない状況で、警察証明の期限が過ぎてしまったら勿体ないので私はITA発給後に申請しました。後、期限内に提出できない場合はLetter of Explanation(通称LOE)を書いて提出すれば、警察証明が届いてから後々提出できるらしいです。(とはいっても、それで申請が滞ってしまうと困るので期限前に欲しいところですね。)

 

健康診断:

健康診断は別日でまた仕事を休んで行きました。

本当は週末が良かったのですが、週末はレントゲン料金が少し高くなるので平日にしました。

健康診断は政府承認の移民専用検査クリニックでしか対応していないので、オンラインで事前予約します。

(検索サイト:https://secure.cic.gc.ca/pp-md/pp-list.aspx)

いくつかのクリニックの中で私はDwyer Immigration Clinicを選びました。

予約当日オフィスに行って病歴を記入後、顔写真を撮って診察代を払います。

その後尿検査から始まり、血液採取、視力検査、身長体重測定、血圧、聴診器で呼吸のチェックなどをしました。

看護婦さん、お医者さんに言われるがまま、とてもスムーズで1時間もかかりませんでした。すべて終わると受付の方に紙を渡されて、「この証明書をアップロードしてね」と言われます。

実際の検査結果はクリニックが直接移民局に送付してくれるのだそうです。

そして、何が問題があった場合のみ10営業日以内に連絡しますと言われました。

「何も連絡がなければ大丈夫って事だから!」だそうです。

その後、レントゲンは別の場所で撮るとの事だったので、歩いて5分ぐらいのクリニックで受けました。

レントゲンを撮ったら全て終了!

 

学歴証明:

学歴証明はIELTSのテストの結果、ECA、アメリカの大学卒業証明書、カナダの大学卒業証明書の順でカラーでアップロードしました。

 

成績表:

成績表は学歴証明と重なる部分もありますが、IELTSのテストの結果、ECA、アメリカの大学成績表、カナダの大学成績表の順でカラーでアップロードしました。

 

写真:

写真はポスグラ申請の時にもお世話になったCrystal Mall内の写真屋さん(Rainbow Photo Studio)で撮りました。

サイズ規定があるので、正確に撮ってくれる写真屋さんの方が楽なのと、ここの写真屋さんは印刷ではなくデータでくれるのでそのままアップロードできるのがよかったです。(もちろん両方も選択できますよ。)

いつも証明写真を撮ると思うのですが、どうして犯罪者みたいな顔になるんだろう・・・

 

雇用主からのリファレンスレター:

これは、「この人がちゃんとここで働いていますよ」という証明になるのでとても重要です。

前に記述しましたが、エクスプレス・エントリーの場合、職種(NOC)が0,A,かBでないと申請ができません。

この雇用主からもらうレターに仕事内容を記載してもらい、自分が申請した職種と照らし合わせて本当に合っているのか調べるらしいです。私は今回Administrative Assistant(NOC B)で申請したので、仕事内容も政府のサイトに記載がある説明文を参考に書いていただきました。

雇用主にお願いしたら快く承諾してくださったのでありがたかったです。

(雇用主によっては書いてくれない人もいると聞いたので・・・)

後は給与明細、T4(源泉徴収書)、内定時にもらった労働条件・雇用契約書もまとめてアップロードしました。

 

最後にお金を払って終了~お疲れ様でした。

やっぱりITA発給後の準備はいろいろ大変でした。

調べたりする時間も大分取られましたがこれでひと段落。

 

後は結果を待つのみです。

これでダメだったら悲しい・・・

いくつかエクスプレス・エントリー プロフィール作成時にミスってるので不安ですが、ダメだったらしょうがない。

自己責任。

 

結果が来たらお伝えします~

 

注意:カナダ移民の申請方法、必要書類等は頻繁に変更するので、常に最新の情報をご自身やビザコンサルタントと確認してください。私の情報はあくまで「1つの参考」という形で読んでいただければ幸いです。申請方法は個人によっても変わるので、私の申請方法が必ず正しいとは限りません。ビザ、申請に関する責任は一切負いませんのでご留意ください。