ファシズムの始まりとはこう言うことか | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

「原発なくそう ミツバチの会」の活動報告や事務局ノブクンの日々のつぶやきを発信しています。

今この国は民主主義を守り切れるかどうかの瀬戸際にあると思う。

先日の函南平和展で前川喜平さんは「安部政権は既にファシズムの世界に入っている」と話したが、今回のトリエンナーレ補助金取り消し問題などはそれを象徴する出来事だろう。

一国の文化に対して「口は出すけど金は出さない」、政権の気に入らない文化なんかに金なんか出すかと言う態度は、既に文化の検閲の領域だろう。

こんな事を許しておくとこの国の民主主義は窒息する。

 

安倍政権の芸術検閲が始まった!「あいちトリエンナーレ」補助金取り消しを町山智浩、内田樹、平野啓一郎、想田和弘らが批判

 

「この文化庁の“補助金取り消し”に対し、すでにTwitter上では多くの識者や表現者らが懸念や批判の声を上げている。たとえば「表現の不自由展・その後」にも作品を出展したアーティスト集団のChim↑Pomは、補助金不交付の報道に対してこう投稿した。

 

〈あり得ない。日本の公共的文化制度が終わります。こんな前例ありますか。これがまかり通って良いのでしょうか。リフリーダムや不自由展や知事や津田さんとかあいトリ関係者だけじゃなく、日本のアート関係者一丸となって動かないと、文化庁も助成制度も表現の自由も国際文化競走も「終わり」ませんか。〉

 

 また、映画評論家の町山智浩氏は〈政府に都合のいい文化事業にしか補助金が出ない。今後、戦争の歴史的展示にも同じことが起こるぞ〉と警鐘を鳴らし、小説家の平野啓一郎氏は〈こんな前例を作ってはならない。強く抗議します〉と表明。文筆家の内田樹氏は〈愛知の芸術祭への補助金不交付の決定は、文化活動へのすべての補助金は「政権への忠誠度」を基準に採否を決すると文科省が宣言したと僕は解しました〉として〈今後は体制批判と解釈される作品や活動には一切公的資金は支給されないからそのつもりで、という告知だと思います〉などと投稿した。

 

 さらに映像作家の想田和弘監督は〈えっ。安倍政権は「日本には表現の自由はいらない」と決めたようです〉とした上で、この補助金不交付の前例がどれだけ表現を抑圧していくかについて連続でツイートしている。

 

〈トリエンナーレへの補助金を安倍政権が取り消す件、憲法21条に抵触するのを恐れて政府は手続き的な瑕疵を理由としているが、それは単なる言い訳なので細かく検討するに値しない。要は政府が気に食わぬ表現を含む催しには金を出さぬどころか、決まっていた補助金も引き上げる。そう宣言したわけだ。〉
〈これは政府の補助金を織り込んだイベントの主催者にとっては脅威である。すでに決まっていた7千万以上の金すら取り上げられるなら、政府の方針に少しでも反しそうな表現はあらかじめ自己検閲するであろう。今後、補助金のあるイベントでは、自由な表現をすることは多大なリスクとなる。〉
〈これは事実上、税金の拠出が認められる公共性の高いイベントであればあるほど、自由な表現はできなくなるということ。公共の場とは様々な意見や立場が排除されない場のことなので、これは完全な背理である。日本の「公共」は首相の考えにそぐわぬものは許容されぬ場になった。つまり私物化された。〉

 

 想田監督が指摘するとおりだ。このままでは完全に、安倍政権にとって“無害”か、あるいは積極的に利用したい言論、芸術、すべて表現行為だけに私たちの税金からなる補助金を交付し、逆に政権に対する異論や不都合な表現は狙い撃ちされる。公共から自由な表現活動が消えていき、そのまま言論統制国家さながらに突き進んでいくだろう。」   「リテラ」より引用

 

 

「リテラ」の全文は下記から。

 

https://lite-ra.com/2019/09/post-4997.html

 

 

不自由展再開「無条件こそ」

企画実行委が会見

2019年9月27日【社会】

出品作家「解説変更は検閲」

 「国際芸術祭・あいちトリエンナーレ2019の企画展「表現の不自由展・その後」の再開をめぐって企画展の実行委員会は26日、「『条件付き再開』は検閲であり、無条件回復こそ自由の証明である」とする声明を発表し、元の展示のままでの再開を求めました。

 

 企画展は日本軍「慰安婦」を象徴する「平和の少女像」などに抗議が殺到し、開幕から3日で中止されました。愛知県の検証委員会(座長・山梨俊夫国立国際美術館長)は25日にまとめた中間報告で再開の「条件」として「展示方法や解説プログラムの改善・追加」に言及しています。

 

 声明は、不自由展の実行委員会が展示説明文に記載した史実を検証委はねじまげて展示空間に反映しようとしていると指摘。不自由展実行委を排除した形も視野に再開が進められていることに危機感を示しています。

 

 名古屋市内で会見した不自由展実行委員会の岡本有佳氏は、不当な攻撃が中止理由とされたのに、検証委の報告は、不自由展の展示内容や方法が原因かのように書かれていると批判。「事前に展示作品や構成、解説文に至るまでの内容に踏み込んで、改変することを条件とした再開は検閲だと思う」と話しました。

 

 アライ=ヒロユキ氏は、不自由展の実行委は企画展の空間そのものをつくる作家であり「排除されると筋が通らない」と指摘。小倉利丸氏は、現状を維持したままでの再開を強調し、トークイベントなどで議論できる場を設けるなどの対応は考えられると述べました。

 

 企画展「表現の不自由展・その後」の出品作家で、美術家・映画監督の大浦信行さんは「再開は賛成です。しかし、解説文の変更など条件を付けて企画の内容に関与するのであれば検閲になります。企画展実行委としっかり協議してほしい。どういう話し合いになるか慎重に見守りたいです」と話します。」    「しんぶん赤旗」より転載

 

 

 

 

「あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」を再開しても文化庁は補助金を出さない、NHK経営委員会は「かんぽ不正」報道でNHK会長に厳重注意し現場に圧力をかける――表現の自由を踏みにじる行為が相次いでいる。安倍政権の下、日本の劣化は深刻だ。」

                                                       FBより引用

 

日本国憲法第21条

 

第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。

2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

                     

 

ところで、やってる感だけ演出のアベシンゾウの国連演説、相変わらずの惨状だね。

「外交の安倍」なんてものが国内向けの宣伝材料だけでしかないという証明のような聴衆の数。

この男、恥を知らないから、これでも得意満面なのかな。