上関原発、山口県が埋め立て免許再延長許可/福島第一原発1号機 格納容器の調査開始遅らせる考え | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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「原発なくそうミツバチの会」は3.11後、原発の問題にもっと目を向けようと、鎌仲ひとみ監督の「ミツバチの羽音と地球の回転」自主上映会を開催したのをきっかけに発足したのだが、その映画の「主人公」が山口県上関に中国電力が建設を予定している上関原発と、建設に反対する対岸の祝島の人たちだった。

その上関原発、埋め立て許可問題が期限切れになるので注目していたのだが、さすがアベシンゾウの地元県知事、不当にも期限延期を認めた。

 

上関原発、山口県が埋め立て免許再延長許可 福島原発事故から中断

 

「中国電力(広島市)の上関原発(山口県上関(かみのせき)町)建設計画を巡り、山口県は26日、同社が申請していた予定地の公有水面埋め立て免許の再延長を許可した。村岡嗣政(つぐまさ)知事は許可理由について「新規制基準に対応するため海上ボーリング調査が必要だという説明には合理性がある」などと説明した。

 

再延長の期間は3年6カ月で、このうち半年間が断層評価に必要なボーリング調査の期間となる。期限は2023年1月6日まで。県は許可に当たり、原子炉など本体着工のめどがたつまで、中断している埋め立て工事を再開しないよう中国電に要請した。

 

 埋め立て工事は09年10月に始まり、東京電力福島第1原発事故後から中断が続く。中国電は免許期限の12年10月に最初の延長を申請。県は16年に延長を許可したが、今月6日の期限切れを前にした今年6月、中国電が再延長を申請していた。

 

 政府は原発の新増設について方針を示していないが、エネルギー基本計画では原発を「重要なベースロード電源」と位置付ける。老朽化した原発の廃炉も決まる中、許可書を受け取った中国電の平野正樹副社長は取材に「中長期的にみれば上関原発の必要性は以前よりも増している」と語った。」         「毎日新聞」より転載

 

 

「中長期的に見れば上関原発の必要性は以前よりも増している」という中国電力副社長の目に、福島第一の惨状はどのように見えているんだろう。

 

福島第一原発1号機 格納容器の調査開始遅らせる考え

 
「メルトダウンを起こした福島第一原子力発電所1号機で、ことし9月までに開始する予定だった原子炉を納める格納容器内部の調査について、東京電力は準備に時間がかかっているとして、開始を遅らせる考えを明らかにしました。
 

メルトダウンを起こした福島第一原発の3つの原子炉のうち、2号機と3号機ではすでに、溶け落ちた核燃料が混ざった「デブリ」とみられる堆積物が格納容器の底部などで確認されていますが、1号機ではまだ確認に至っていません。

このため、東京電力は原子炉を納めた格納容器内部のロボット調査をことし9月までに開始するとしていましたが、先月、格納容器の金属製の扉に高圧の水を噴射して穴を開けていた際、格納容器内側にたまっていたとみられる放射性物質が舞い上がり、配管の一部で濃度が上昇するトラブルが起きました。

その後、東京電力では作業を中断して放射性物質が舞い上がることを抑える切断方法を検討していて、扉に穴を開ける作業の本格的な再開は来月下旬以降になる見通しを示しました。

そして、これに伴い、ことし9月までに開始するとしていた調査についても開始時期を遅らせる考えを明らかにしました。

福島第一廃炉推進カンパニーの小野明代表は、調査の具体的時期はまだ未定としたうえで「安全が大事なので何かあれば立ち止まって検討する」と述べました。

排気筒の解体は8月上旬に

一方、福島第一原子力発電所で、延期されていた高さ120メートルの排気筒の解体について、東京電力は準備に時間がかかっていることから、7月下旬としていた工事の開始時期を8月上旬にすると発表しました。

福島第一原発の1号機と2号機の建物の隣にある高さ120メートルの排気筒は、内部に高い濃度の放射性物質が付着していて、ことし5月から解体が始まる予定でしたが、直前に作業で使うクレーンの高さが1メートル60センチほど足りないことがわかり、延期されていました。

東京電力は、クレーンを排気筒に近づけて高さの不足を補うため、これまでに周辺の路面の強度を高める工事などを終えました。

そして、解体に使う切断装置や遠隔操作のための通信機器の動作確認などを進めていますが、確認に時間がかかっていることや天候不良が続いたことから、東京電力は今月下旬としていた解体工事の開始時期を来月上旬に遅らせると発表しました。

解体が終わる時期は、今年度内の来年3月までとしています。

東京電力福島第一廃炉推進カンパニーの小野明代表は「遠隔操作でこれだけ大型のものを解体するのは初めての経験なので、スケジュールありきではなく、安全第一で進めたい」と話しています。」      「NHKニュース」より転載

 

「ノットアンダーコントロール」そのものじゃないのか。