太陽光発電はここまで来ていた/一方でメガソーラーの弊害が心配 | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

「原発なくそう ミツバチの会」の活動報告や事務局ノブクンの日々のつぶやきを発信しています。

テスラが半永久的に使用可能な屋根と一体化した太陽光パネル「ソーラールーフ」と家庭用蓄電装置を発表

「再生可能エネルギーの進展がすさまじいことになっています。詳細は以下から。

自動運転車などで話題のテスラが家庭用の屋根と一体化した太陽光パネル「ソーラールーフ」を発表しました。同時に家庭で太陽光発電した電気を蓄電しておける新型の「パワーウォール2」も公開されており、家庭での太陽光発電が新たなステージに突入しました。

これまでの太陽光パネルは屋根の上などに据え付けるものでした。しかしソーラールーフは屋根のタイルと一体化しており、どう見てもただの屋根用のタイルにしか見えません。これによって住宅の外観を気にすることなく太陽光パネルの導入が可能となります。」
 
全文は下記から。
 
 
この記事は2年ほど前のものだから、その後の続報が欲しい所だが、先進企業の技術力の高さに驚く。
日本の大企業は経団連会長の発言を待つまでもなく、時代遅れな原発に固執していて、世界の潮流から大きく遅れそうだ。
東芝の二の舞企業が出て来るのではないかと心配になる。
 
 
日本各地の土壌中の放射線量調査結果をまとめた「原発事故から8年…数値が物語る日本「放射能」汚染の実態」(女性自身)の記事を読むと、まだまだ事故の影響は色濃く残っている。
土壌検査では我が家の雨水が落ちて溜まる所の土が1000ベクレルを超えた所があって、ビックリしたことを憶えている。
 
■青森県の土壌汚染:最高値14.9Bq/kg、中央値3.59Bq/kg
■岩手県の土壌汚染:最高値3,030Bq/kg、中央値103Bq/kg
■秋田県の土壌汚染:最高値180Bq/kg、中央値8.49Bq/kg
■宮城県の土壌汚染:最高値20,493Bq/kg、中央値249Bq/kg
■山形県の土壌汚染:最高値787Bq/kg、中央値44.2Bq/kg
■福島県の土壌汚染:最高値112,759Bq/kg、中央値1,291Bq/kg
■茨城県の土壌汚染:最高値4,219Bq/kg、中央値257Bq/kg
■栃木県の土壌汚染:最高値20,440Bq/kg、中央値335Bq/kg
■群馬県の土壌汚染:最高値2,490Bq/kg、中央値315Bq/kg
■埼玉県の土壌汚染:最高値1,153Bq/kg、中央値82.7Bq/kg
■山梨県の土壌汚染:最高値398Bq/kg、中央値16.2Bq/kg
■長野県の土壌汚染:最高値1,038Bq/kg、中央値3.92Bq/kg
■新潟県の土壌汚染:最高値397Bq/kg、中央値8.48Bq/kg
■千葉県の土壌汚染:最高値4,437Bq/kg、中央値339Bq/kg
■東京都の土壌汚染:最高値1,663Bq/kg、中央値65.3Bq/kg
■神奈川県の土壌汚染:最高値433Bq/kg、中央値46.5Bq/kg
■静岡県の土壌汚染:最高値515Bq/kg、中央値12.6Bq/kg
 

■「汚染土の基準」日本と世界

 

【チェルノブイリ法での基準】
・土壌汚染及び空間線量基準:約23,000Bq/kg以上または年間被ばく5mSv超→強制移住となるゾーン。
・土壌汚染基準:約8,500Bq/kg以上→移住の義務となるゾーン。
・土壌汚染及び空間線量基準:約2,800Bq/kg以上かつ年間被ばく1mSv超→移住の権利が発生するゾーン。

 

【日本の土壌汚染の管理】
・汚染基準:8,000Bq/kg以下→’16年3月、環境省は、除染で出た汚染土を、全国の公共事業などで利用する方針を決定。
・汚染基準:100Bq/kg以上→原発敷地内などでドラム缶に入れ低レベル放射性廃棄物として厳重管理。

 

「だけど日本では、土壌汚染調査もされず、空間の放射線量が年間20ミリシーベルト以下なら避難指示が解除され、補償は打ち切られています」

 

全文は下記から。

 

https://jisin.jp/domestic/1709440/?fbclid=IwAR2G5kU8c_HIGIK-UzZYZ3oq1ggDgPGe2kywg4OI_u0vj41XerH5C0LqslQ

 

 

再生可能エネルギーの活用を多いに進めなくちゃ駄目だけど、テスラの家庭用パネルと違いメガソーラーとなると、これがトンデモない事態になるから簡単ではない。

函南町でも山間部の丹那盆地北側に丹那盆地に匹敵するメガソーラー建設計画が持ち上がっていて、困ったものだ。

大体メガーソーラーなどいうものは、利益は事業者に還元されるだけで、大規模な自然破壊、土石流発生の危険性、自然景観の破壊など地元にとっては良い事なんか何もないと思うけれど、地権者にしてみれば今や何の価値のない先祖伝来の森林が金になるのでありがたいという話になるようだ。

 

下の写真はグーグルマップ。

畑が拡がっているところが丹那盆地で、横に通っているラインは東海道本線と新幹線の丹那トンネル。

その上側(北側)の軽井沢地区の東側山間部に丹那盆地に匹敵するメガソーラー建設が計画されている。

 

 

赤色に囲ったところが開発予定地。

 

その広さ、65万平米余、そのうち施設設置区域は40万平米弱で太陽光パネル10万枚余りが山間部を切り開いて設置される。

雨水が集中すると思われる丹那沢の下流部には丹那小学校があるのも気がかりだ。

丹那盆地の牛さんも、太陽光パネルの反射で乳量が減るんじゃないのかとか、隣接する別荘地にも反射光は届きそうだとか、町中からも見えそうだから景観の問題とか、下流域への異常出水はどうなるのかとか、心配はつきない。

町はメガソーラー条例を制定することにしたが、施工予定は10月1日。

その前に工事が始まったら対抗要件がない。地元の区長は承認印を押したという話が伝わっているが、何とかできないものか。

先日、建設予定地の中を歩いたときの写真は下記から。