「安倍チルドレンがまたも暴言で炎上だ。
自民党の杉田水脈衆院議員(比例中国ブロック)が月刊誌「新潮45」8月号への寄稿で、性的少数者(LGBT)について「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がない」「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか」と主張。ネット上などで「ナチスの優生思想と同じ」「独身者や子供がいない夫婦にも税金を使うなということか」などといった批判を浴びている。
杉田議員は22日、自身のツイッターで先輩議員から「間違ったことは言っていない。胸をはってればいい」と擁護する声をかけられたと反論。「自民党の懐の深さを感じる」と投稿した。毎日新聞が擁護した議員名を聞いたところ、杉田議員側は「期限内での返答は難しい」と回答したという。
杉田議員は安倍首相の出身派閥の細田派に所属する2回生。先月も英BBCの番組で、アベ友の山口敬之氏にレイプされたとして訴えているジャーナリストの伊藤詩織さんについて「女として落ち度があった」と発言した“前科”も。まさか、擁護したのは安倍首相か?」 (日刊ゲンダイ)
この発言に対して、何人かの反論・批判を転載したい。
馬鹿丸出しと批判するのは簡単だが、こういう人物にお墨付きを与え比例候補として擁立し、国会議員の座を与えたのが、安倍自民党なのだという言う事を忘れないようにしたい。
「殺したことは認めるが、彼らは人ではないので殺人ではないと訴えたい。みんな分かってくれるはずだ」と答えた相模原市の障害者殺傷事件犯人に共通する非人間性を見て取れる。
【選挙ウォッチャー】自民党・杉田水脈議員は今すぐ辞職するべきである。
「戦前思考停止オバサン」を擁護する自民党の議員たち
「「LGBTは生産性がない」・・・。こんなことを堂々と発言してしまう劣悪な国会議員がいました。はっきり申し上げて、その感覚があまりに時代遅れすぎて、現代にまったくフィットしていないので、戦前ならともかく、平成ラストイヤーの国会議員としては相応しくありません。今すぐ議員を辞職した方がいいレベルです。もはや国会議員としての資質どころか、人間的にもどうかと思いますので、ここまで「人権」を考えられない人間は、社会の端っこを細々と生きていっていただきたいです。杉田水脈さんが国会議員という立場で時代錯誤を極めたクソ言論を撒き散らすのは社会衛生上、良くありません。悪いことは言わないので、とっとと議員を辞めていただき、そこらへんのオバサンとして生きていただければ幸いです。もうこれ以上、日本の恥を世界に晒すのは勘弁してください。」
全文は下記から。
https://note.mu/chidaism/n/nd68c34777bd3
安倍首相は、LGBT差別、女性差別発言を繰り返す杉田水脈を「素晴らしい!」とスカウト
「杉田議員は昨年の衆院選で自民党から出馬し比例で当選を果たしたが、その舞台裏について、櫻井よしこがネット番組『言論テレビ』のなかでこう語っていた。
「安倍さんがやっぱりね、『杉田さんは素晴らしい!』って言うので、萩生田(光一・自民党幹事長代行)さんが一生懸命になってお誘いして、もうちゃんと話をして、(杉田氏は)『自民党、このしっかりした政党から出たい』と」
極右思想はもちろんのこと、今回のような女性や性的少数者に対する差別発言を繰り出すことを看板にする杉田議員を、安倍首相は「素晴らしい!」と称賛して、自民党に引き入れたのである。これは、総理という立場では口にできない“本音”を、杉田議員には広めてほしいという役割を期待してのことだろう。」
全文は下記から
http://lite-ra.com/2018/07/post-4144.html
共産党の小池晃書記局長は以下のように批判した。
「自民党、基本的人権語る資格ない政党に」
「(自民党の杉田水脈〈みお〉衆院議員が、同性カップルを念頭に「子どもを作らない、『生産性がない』」と行政支援を疑問視した寄稿をしたことについて)無知、無理解、悪意に満ちた偏見で、あまりに悪質な発言。
生産性がないというのは、個人の尊厳を根本から否定する妄言だ。議員の資質に関わる重大な発言だ。
杉田議員個人の問題ではない。比例代表として公認し、国会議員にした自民党の責任が問われる。杉田議員は、(ツイッターの)ツイートで、大臣クラスの自民党議員からも、「間違ったことを言っていない」と言われたと。誰なのか明らかにする必要がある。
発言の全面的な撤回と謝罪を求めたい。こういうことを放置していたら、自民党は基本的人権、LGBTの尊厳について語る資格のない政党だとなる。(記者会見で)」 (朝日新聞デジタル)
永田浩三武蔵大学教授・元NHKプロデューサー・ジャーナリスト
「自民党の杉田水脈議員は子どもを産むかどうかでひとを区別し、産まないひとに予算を使うべきではないと、冷笑を交えて語る。
これは差別以外何物でもない。
いつの時代を生きているのか。歴史から学ぶということを放棄したのか。
...こういう政治家が、与党で旗を振り、法律や予算を決める権力を濫用することは許されざることだ。
どっちもどっちの世界ではないのだ。」 (FBより)
しかしそんな人間差別を平然と公言するような自民党議員の政権の評価は10代20代で圧倒的だと言うから、この国の行く末が案じられる。
10~20代の安倍政権評価突出 景気・雇用環境改善影響か
「産経新聞社とFNNの合同世論調査では、安倍晋三首相の政権運営を「評価する」と回答したのは10~20代で男性が73・2%、女性が61・2%と多数を占めた。大卒の就職率が過去最高になるなど「アベノミクス」を背景に雇用の改善や景気回復が進んでいることが影響しているとみられる。逆に60代以上では安倍政権への評価が厳しく、世代間の差がはっきりと出た。
首相の政権運営を評価すると回答したのは世代別では男女ともに10~20代が最も多かった。10~20代は具体的な政策のうち「景気・経済対策」を男性の67・6%、女性の49・3%が評価した。
文部科学省などによると、今春卒業の大学生の就職率は98・0%と過去最高で、高校生も98・1%と高水準だった。若者はこうした現状が続くことを期待している可能性がある。
一方、世論調査で政権運営を評価すると答えた60代以上は男性が40・7%、女性が37・7%にとどまった。「評価しない」としたのは男女とも60代以上が最多だった。」 【産経・FNN合同世論調査】