全国のパン屋さん、団結せよ!!こんなお馬鹿文科省にNO!!を突きつけよう!! | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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来年4月から、小学校に入ったとたん、ピカピカの1年生から卒業する6年生まで、特別の教科と位置づけた「道徳」のお勉強をさせられる。

 

その道徳教科書を検定する文科省が、申請のあった8社・66冊への検定結果を公表した。244件の検定意見がついたが、出版社は全て修正に応じた。「節度・節制」「規則の尊重」「感謝」「礼儀」などの項目を学ばせる記述が、不十分かつ不適切との指摘が目立ったという。

 

たとえば「伝統と文化の尊重、国や郷土の文化と生活を愛する態度」の記述が不十分として、パン屋のイラストを和菓子屋にし、アスレチックの遊具で遊ぶ公園を、琴や三味線などの和楽器を売る店に差し替えたという。高齢者への「感謝」については、「しょうぼうだんのおじさん」を、敬老の意味をこめて「しょうぼうだんのおじいさん」に、ネームもイラストも変えたという。

 

 「家族愛、家族生活の充実」も、ひとり親家庭の増加、虐待を受けている子など、子どもを取り巻く家庭環境は複雑だ。そういう子どもにとって、父母・兄弟や祖父母がいる家庭を前提にされれば、「あなたの家庭はダメなんだよ」と、教科書を通して決めつけられている気持ちになるのは、当然ではないか。

 

学ばせる内容を22項目にもわたって、こと細かく定めた結果、教科書の内容が画一的で、まさに国が良いと判断した道徳観を、教科書を通して押しつけるものとなっている。まさに政府の考える道徳理念のマニュアル化でしかない。(2017/3/26)

 

日本ジャーナリスト会議「今週の風考計」より転載

 

 

パン屋は日本の伝統に適切ではないなどと誰が決めることが出来るのか。

 

「日本で小麦の栽培がはじまったのは弥生時代。その後、小麦粉を練った生地で作る「蒸餅」「焼餅」という食べ方が中国から伝わりました。しかし、生地を発酵させた西洋風パンが伝わったのは1543年(天文12年)の鉄砲伝来からになります。」

http://www.oishii-pan.net/knowledge/history_japan.html  より転載

 

文科省の頭でっかちの小役人には、こうした歴史的知見はゼロだったようだ。

消防団のおじいさんにも、笑っちゃう。

教科書検定なんてものを偉そうにやっている連中が如何に現実を知らないかの見本だろう。

総務省消防庁の調査結果では、高齢化が進んでいるとはいえ平成28年度調査で、消防団員の平均年齢は40.5歳。

39歳未満が5割で60歳以上(60以上がおじいさんとは思えないけど。今おじいさんと言うと70歳以上くらいのイメージだけどなぁ)は僅か5.4%でしかない。

消防団の圧倒的多数は青年やおじさんなのだ。

自分たちの狭窄的視野に無理矢理入れようとするから、こんな馬鹿な事態になる。

 

僕は全国のパン屋さんは抗議の声を上げるべきだと思う。

僕はパン(我が家は自家製パンだけど)もご飯も、和食も中華も洋食もカレーも、タイやベトナム料理も、蕎麦も寿司も韓国焼き肉もみんな好きだし、どれが伝統なんか言えるわけがないと思うけど、文科省のお馬鹿役人たちは自分たちの価値観に会わないと気にくわないらしい。

そんな道徳を押しつけられる子供たちに早期英語教育だというから笑わせる。

権力者の思惑は存分に忖度するくせに、凝り固まった価値観には異常なまでに固執する日本の官僚とは何なんだろうか。