安保法案:衆院通過 言論規制強める 自民、議員に取材拒否指示/ファッショ政党の体質だね | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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安保関連法案に反対し、プラカードを掲げる男性=国会前で16日午前9時34分、後藤由耶撮影
安保関連法案に反対し、プラカードを掲げる男性=国会前で16日午前9時34分、後藤由耶撮影

 先月下旬の自民党国会議員勉強会で報道機関への圧力発言が出て以降、報道機関の取材を断るよう党本部が所属議員に指示するケースが目立っている。








安全保障関連法案の衆院通過を控え、議員の失言によるイメージダウンを恐れた“言論規制”とみられる。規制は若手だけでなくベテラン議員にも及び、「行き過ぎだ」と批判する声も上がっている。【青島顕】


 「みんな萎縮し、党内が右向け右になっている。いろんな立場があるのが自民党のよさのはずなのに」。自民党の中堅議員は取材にそう打ち明けた。議員は「圧力発言」後、民放の番組に出演しようとしたが、党本部の指示で取りやめた。


 今月9日には、安保関連法案への対応について聞くTBSテレビのアンケートに答えないよう所属国会議員に指示していたことが分かった。


 アンケートは、報道番組「ニュース23」が法案の衆院での採決のタイミングや法案が合憲か違憲か、国民の理解が十分得られているかを文書で尋ねるものだった。


 複数の議員や秘書は取材に、「党幹事長室が『答えないように』と電話してきた」と証言した。党からの電話は、アンケートが届いてすぐにかかったという。


 「ニュース23」は15日夜の放送で、回答した議員が402人中5人にとどまったことを明らかにした。同党の議員秘書は「自分たちの考え方を知ってもらうべきなのに、意見を封じ込めるのはおかしい。勉強会後、党本部はマスコミとの付き合い方がまずくなった」と不満を漏らした。


 日本テレビの報道番組「バンキシャ」は今月初め、自民党若手衆院議員への取材を依頼したが、実現しなかった。同党関係者は「党から『留意するように』という趣旨のことを言われた」と声を潜めて話した。


 こうした経緯について、自民党幹事長室は取材に「把握していない」と回答。谷垣禎一幹事長も10日の記者会見で、こうした指示について「ないと思います」と語った。TBSと日本テレビは取材に「番組制作の経緯については答えられない」とした。


 ◇田原総一朗氏「異常事態だ」


ジャーナリストの田原総一朗氏
ジャーナリストの田原総一朗氏

「明らかに異常事態だ」。テレビ朝日の討論番組「朝まで生テレビ」のキャスター、田原総一朗さんは、自民党本部の“言論規制”にあきれ顔だ。


 勉強会直後の6月27日未明に放送された「朝まで生テレビ」で、与野党の当選1~2回の若手国会議員に安保法案を議論してもらう予定だった。ところが与党議員は一人も出演しなかった。


 田原さんや番組によると、自民党の3人がいったん出演を承諾したが、「地元の日程の都合」などで突然断られ、三十数人に声を掛けた。議員1人がようやく出演を承諾したが、放送の約5時間前の26日午後8時ごろ、「体調不良だ」と断ってきたという。こうした経緯を番組冒頭、担当プロデューサーが画面に登場し説明した。


 田原さんは取材に、「憲法学者の多くが法案は憲法違反だといったうえに、(勉強会の圧力)発言が飛び出して、自民党は心理的に追い詰められていた。上の方は論理的、理性的判断力を失い、言論統制をしなければならないと思ったのだろう」と話した。


 土壇場でキャンセルした東京選出の衆院議員は取材に「『体調不良』とコメントした以上、それ以上でも以下でもない」とし、こう打ち明けた。「普通に出るつもりだった」


「毎日新聞」より転載


自民党の議員など、頭使うな指導部の指示通りに採決だけやっていれば良いのだと、言われているのね。
こんな頭数だけの賛成マシンで自民党の議員諸君は恥ずかしくないのかね。
民主主義を踏みにじって恥じないファッショ政党は、身内にも独裁を押しつける。
安倍内閣打倒のスローガンを高く掲げた運動が必要だ。

この顔ぶれを忘れないでおこう。
戦死者が出たら、お前達が責任を取れ


衆院本会議で安全保障関連法案が賛成多数で可決され、拍手する安倍晋三首相(中央上)=国会内で2015年7月16日午後2時6分、長谷川直亮撮影

衆院本会議で安全保障関連法案が賛成多数で可決され、拍手する安倍晋三首相(中央上)=国会内で2015年7月16日午後2時6分、長谷川直亮撮影   「毎日新聞」より