島根県松江市 八重垣神社~意宇六社めぐり~ | 旦那のいぬうちに・・・

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意宇六社めぐり四社めは

縁結びの神社・聖地として有名な八重垣神社です。

出雲大社(いずもたいしゃ、と一般的には呼ばれていますが、実は、いずもおおやしろ、と呼びます)と並んで八重垣神社は縁結びの神社として有名です。

随神門の下に何やら発見!

なんじゃこりゃ?

歯固めってなにさ?

調べてみた。

あらら・・・?

我が家には子供がいないから分からなかったわ。

 

お食い初めの儀式に使うんだね。

 

 

拝殿です

 

八重垣神社の御祭神は

素戔嗚尊(すさのおのみこと)と稲田姫命(いなだひめのみこと、櫛名田比売命という別名もあります)

のご夫妻です。

 

お二人の馴れ初めは、

昔話・神話で有名な八俣の大蛇(ヤマタノオロチ)事件です。

 

高天原を追放されたスサノオは、

鳥髪の地(鳥取県船通山)降り立ちます。

ふと見ると、

川を流れる箸を発見。

スサノオはそれを見て、

上流に人がいるんだな、と思い行ってみると、

老夫婦と娘が泣いています。

 

なぜ泣いているのか?と理由を聞くと、

自分たちには8人の娘がいるが、毎年ヤマタノオロチが襲いにきて、

生贄として娘が食われてしまう。

今年もヤマタノオロチが来る時期となり、最後の娘(イナダヒメ)を差し出さなければならない。

と言う。

 

そこでスサノオは、

ヤマタノオロチを退治するから娘のイナダヒメを妻に欲しいと申し出て、

老夫婦はその条件にOKを出します。

 

オロチの襲撃からイナダヒメを守るために

佐久佐女の森(現八重垣神社境内の奥の院 鏡の池がある森)を中心に

八重の垣を巡らせ、イナダヒメを非難をさせました。

 

退治の部分は長くなるので省略しますが、これだけは知っておいていただきたいので言っておきます。

 

オロチの尻尾を切ったときに出てきたのが、

熱田神宮の御神体となっている天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)です。この太刀は草薙剣(くさなぎのつるぎ)の呼び名のほうが良く知られていますね。

これが天皇が持つ三種の神器の一つです。

 

 

 

そして

ヤマタノオロチを退治したのちに、

夫婦の新居として構えたのがこの地・・・・・・

ではないんだよね~。どうやら・・・

いろいろなサイトや観光のHPでは新居を構えたのはこの地とありますが、

調べると

島根県雲南市の須我神社もそうであることが分かりました。

そうなるとさ、

どっちよ?

と調べたくなるじゃん!!

 

古事記では

オロチ退治ののちに、新婚夫婦の新居を構える土地を探していると、

ある土地で、すがすがしい気分になり、

スサノオが

「ここはすがすがしい場所だなぁ」と言い、

その地を須我と命名して新居の宮を建てました

とあります。

 

そして雲が黙々と湧き立つ景色を見て詠んだのが

日本最古の和歌

 

八雲たつ

八雲八重垣 妻籠いに

八重垣つくる その八重垣を

 

和歌発祥の地であり、新居とされているのが須我神社。

 

では、

なぜ?八重垣神社も新居を建てたといわれているの?

 

もともと、八重垣神社の創建地は須我神社の地に並んでたあったそうです。

後にスサノオの御子が祀られている佐久佐神社の地に遷座並立されて、

明治時代に八重垣神社と一本化されたようです。

八重垣の名は

八雲たつ

八雲八重垣 ・・・の和歌からとったそうです。

 

※八重垣神社 出雲国新仏霊場公式HPには

八俣大蛇を退治された後、須我の里よりさらに稲田姫命の避難地であった当地にも宮造りをされ、ここでご夫婦生活をはじめられた、とあります。

 

う~ん。ごちゃごちゃしますね~。

一本化したからそう言ってるの?

ま、よ~分からんがこんな感じですわ。

 

どっちが?とか遷座並立、一本化なんてことは考えずに

お参りするのがいいね。

八重垣も須我も良縁・夫婦和合・子宝にご利益があるそうですから、

時間があったら両方お参りしてみてください。

 

 

 

 

さて、ではまた八重垣神社に戻りましょう。

 

 

拝殿でお参りを済ませたら

社務所で御朱印を頂きます。

 

こちらでは

御朱印張を預けて、番号札を受けとります。

 

御朱印がいただけるまで時間があるので、

その間に

若い女性たちに人気の

鏡の池で水占いをしに向かいます。

 

鏡の池は拝殿のある所からちょっと離れています。

写真が見にくくてごめんなさいね。

拝殿の裏にあるので「鏡の池」の文字を目を細めて見つけてください。

 

まず、

社務所に置いてある占いの紙を入手します。

お金を箱に入れてタカツキにある紙を取ります。

これが占いの紙。

うっすらと白い文字で何か書いてあります。

この紙を持って鏡の池へ

 

途中あるのが

この山神神社

きゃ~!!

でっかいきのこ~。

そのわきには

根元は2本なのに幹がくっついて1本になっているという椿。

稲田姫命が地面に建てた2本の椿が1本になったと伝えられていて、

枯れても再び2本がくっついた椿が生えてうるという不思議があります。

こういった不思議が

夫婦和合・一心同体・愛の象徴となって八重垣神社の縁結びの御利益につながっているのでしょう。

 

この夫婦椿は現在では3本あります。

探してみてください。

 

 

木が茂る細い道を歩いていくと

ありましたありました。

鏡の池。

この池に先ほどの占いの紙を浮かべます。

 

池の正面に立ち、

 

私も旦那君も紙を広げてお金を乗せます。

奮発して100円。

 

文字がくっきりと浮かんできました。

私たちのは足元で浮かべた場所から動くことなく、

数分で100円と共に沈んでいきましたが、

私たちより前に浮かべた女の子の紙は

遠くへ移動してなかなか沈まなかったんです。

 

この違いを目の当たりにすると

鏡の池の神秘を感じました。

 

以前、京都貴船神社の水占いもやったけど、

あれとはまた違った神秘です。

 

あ!

思い出した!!

そういえば貴船には連理の杉ってのがあったっけ。

あれも和合の意味があったような気がする。

連理の杉の記事は↓

http://ameblo.jp/kanna-purasu1/entry-11044675141.html

 

 

社務所に戻って御朱印張を頂きました。

image1.JPG

 

八重垣神社の前にあるお土産屋さんに

子宝飴という幟があるのを発見!

 

どういうのか気になるじゃん。

 

買ってみた。

image1.JPG

はふ~ん💛

 

きのことあわび~。

 

興味がある方は買ってみてね。

 

 

今回も長いのを最後まで読んでくれてありがとうございます。

 

次は揖屋神社と黄泉の国の入り口 黄泉平坂です。

 

 

個人的ですが、

平成の天愚孔平さん。

眞名井神社の御朱印の情報をありがとうございました。

このお盆休みに無事に御朱印をいただけましたよ。

眞名井の滝にも行けたので、

近いうちに記事を改めて書かせていただきますね。