場面緘黙症を伴う
社会不安障がいだった
過去のことを書いています。




学校を休みがちだったKさんですが
珍しく登校していたある日
一緒にいた帰り道


「この前、母親に
精神病院連れて行かれてん」


今でこそ
精神科や心療内科は
数も増えたし
敷居も低くなったと思いますが
(実際、私も通院していますし)

その頃のイメージといえば
何か特殊な
怖い場所という感じで

現代のように
ちょっとした鬱や不眠などで
通うような病院ではありませんでしたアセアセ


どういう経緯で
そんな怖い場所
連れて行かれることになったのかは
分かりませんが

なんだか深刻な話のようで
まだ、かんもくの名残りがある私は
どのような相槌をうったのかすら
覚えてはおらず
恐らく
しっかりとした返事も
出来ていなかったのではないかと思いますタラー


「精神分裂症やって」
(今でいうところの統合失調症)


その病名に関しても
その頃の私は
聞いたこともなく
ちゃんとした受け答えをした覚えもないので

その後の記憶は
家に帰って
医学辞典で
その病名を調べてみた所でしたアセアセ

お祖父ちゃん辺りが読んでいた
とても古いもので
書いてあった症状や治療法も
今のものとは
恐らくかけ離れているのではないかと
思いますが

その頃の私にとっては
とても難しく
そして怖い病気でしたアセアセ



それによって
彼女に対する偏見や恐れが
生じた訳ではなかったのですが
かんもく後遺症状態の私には
どんな言葉
(慰め?励まし?)を
掛けて良いのかも分からず

その後
不登校が酷くなったKさんとは
益々疎遠になり

中学卒業の頃には
(ものすごく頭が良かったKさんですが)
極めて偏差値の低い公立高校に
進学した(その後中退)という情報しか
分からないままでしたアセアセ

今から思えば
(当時の精神医学の発達から見ても)
本当にその病名が正しかったのか
怪しいところですが

大人になってから
一度Kさんに会ったときも
その話題に触れることは
出来なかった
かんもく(後遺症)な私でしたタラー



以前のKさんに関する記事下矢印