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●首周りの筋肉の柔軟性チェックの結果は?
前回の首の筋肉の柔軟性チェックで可動域を見ていただきました。その結果はいかがでしたでしょうか?
前に動きにくい方は、首の後ろ側の筋肉がかなり硬くなっていませんか?首の後方面の筋肉、僧帽筋の柔軟性低下が考えられます。
左や右へ首が回りにくかった人は、反対側の胸鎖乳突筋が硬くなっているか、筋力が弱っています。
●頭部を支える首周りの筋肉の重要性
野球やゴルフなどの回転スポーツにとって、体幹軸は命ですが、その体幹軸は頭を支える首から背骨の土台である骨盤まで、クギを刺したように直線的に構成していると考えます。
頭部を支える首周りの筋肉には、後頭から頚椎、そして、肩甲骨や胸椎に付着する後方の筋群と、側頭の乳様突起から鎖骨・胸骨に付着する胸鎖乳突筋をはじめとする前方の筋肉があります。
日々の生活や野球やゴルフなどの練習の繰り返しの動きによって、首の筋肉の緊張度に変化が生まれます。
頭を支える首周りの筋肉は肩甲骨にもつながっていますから、前方に傾きにくくなっている場合、肩運動の円滑さが失われるなどの影響が出ていると考えられます。
また、首の回旋力に左右差がある場合も、鎖骨に付着する筋群の緊張の表れです。これは肩を支点として腕を振る時に、重要な肩甲骨の動きの基本となる鎖骨運動に支障が表れていることを示しています。
背中が丸まっている猫背の選手は、首の回旋に制限が見られるケースもあります。
頭部を支える頚椎後方の筋群は、運動の反射能力を高める働きもしています。首の筋肉に硬さや張りがあれば、ボールに対する瞬時の反応力も鈍くなりますから、しっかり血行を促進して、柔軟性をキープしておくことが大切です。
●僧帽筋の働き
僧帽筋は上部線維、中部線維、下部線維とあって、上部線維は両手を上に持ち上げる時に働き、中部線維は両腕を肩の高さにセットして、その腕を肘から後ろに引く時に働きます。
僧帽筋中部線維は、ピッチングの命とも言える投球腕ポジションをゼロポジション近位置に導く重要な筋肉です。
僧帽筋の下部線維は、肩の高さ辺りにおいた両腕を肘関節からワキを締める方向に引く動作で収縮します。
僧帽筋の図
●僧帽筋上部トレーニングの注意点
首を支える筋肉を鍛える時、首に直接ストレスを与える方法は専門の知識を持った指導者の下で、取り組まれることをお勧めします。
今回は、首を支えるアウター筋のトレーニング方法を紹介します。
首のエクササイズを実施するにあたっては、必ず大筋群から運動を開始することが大切です。
ストレッチにしても、いきなり短筋群(回旋筋)を使っての首を回す運動から入らないようにご注意ください。
背骨を支える筋群を鍛える時は、全て大筋群から入りましょう!
●運動の管理ポイント
1)筋肉を効果的に鍛えるためには、鍛えようとする筋肉を意識し、運動時の電気刺激を送りやすくすることが大切です。
2)筋肉を鍛える場合、呼吸を自然にすることも大切です。決して域を止めず、筋肉を収縮させるときは息を吐きながらが基本です。
●注意点
頚椎に器質的な故障(頚椎ヘルニア、頚椎椎間関節症まど)がある場合は、医師に相談されてから開始してください。
では、次回に首周りの筋肉の具体的なトレーニング法やストレッチを紹介しますね。