「間違った筋トレが筋バランスを崩し、スキル低下や故障を招く具体例」について、摩季れい子学長の『野球選手の故障予防と投打のバイオメカニクス』第5章「筋収縮を理解して筋トレする」から引用して、シリーズでご紹介しています。
今回は最終回として、カーフレイズとハムストリング筋トレーニングについて、ご紹介いたします。
「⑧カーフレイズで下腿三頭筋を鍛えたが、拮抗筋の前脛骨筋トレーニング量が少ない場合。
下腿三頭筋と後脛骨筋、足指の屈筋群が強くなり、底屈(つま先が下方に向く)、足を内反(足うらが内側を向く)方向に傾かせるアライメントを招いてしまう。
その結果、前脛骨筋が主動筋となる足関節背屈(つま先を上に挙げる)がしにくくなる。
ピッチングの軸足をカカトから着けにくくなる。また、足関節が先足(底屈位)ぎみになったことにより、不安定となり、捻挫を起こしやすくなる。
あるいは、練習でのランやダッシュ量が多い場合、つま先でのケリ動作が下腿の内旋筋(半腱・半膜様筋)を強く活動させるため、大腿二頭筋の作用が弱まれば、O脚(内反)状態になりやすくなる。
この内反ヒザは、ピッチング時の軸足のヒザ折れ状態を作りやすく、移動の際のパワーロスを招く。また、軸足がぶれることで、球速とコントロールも低下する。
⑨ハムストリング筋を強化し過ぎた場合。
ヒザが伸びにくくなり、常にヒザが曲がった状態を招くことがあり、そうなると、腰が落ち、姿勢重心は後方になり、前方や側方への瞬発力が低下。
ハムストリング筋の硬さは背骨のバランスにも大きな影響を与える。」
いかがでしたでしょうか![]()
次回は、ご存知の方も多いと思いますが、「筋力を効果的に高める方法」「トレーニングの原則」などについてご紹介いたします。
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ゲスト 松本幸大 元プロ野球選手
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