「エデンの東」とは何か | パドックに魅せられて

パドックに魅せられて

競馬歴45年。
馬ほど美しい動物はいません。

ジョンスタインベック原作。

ジェームス ディーン主演の映画。不朽の名作。優等生の兄と不出来な弟。父は厳格。ところが母は売春婦だった。兄はそれを知り、精神を患ったように兵役へ。厳格な父は脳を患って寝たきりになる。父に嫌われていた弟は献身的に父の看病をする。

このストーリーがキリスト教聖書に則っていると言うのだ。「エデンの東」とは聖書の中の一節。

今観ているのが韓国ドラマの「エデンの東」。長いドラマで、全28巻ある。今、半分観た。だが未だにジョンスタインベックの「エデンの東」との共通点が見つからない。時代背景は韓国が軍事独裁政権の時。暗い時代だった。私は市民運動に没頭していた。韓国の民主化運動を支持する運動をしていた。

あの時代。韓国は暴力に満ちていた。ドラマでは警察、ヤクザによる暴力のオンパレード。韓国人はこれほどまで暴力シーンが好きなのか、と観ていて、途中で嫌になったが、どういうわけか、未だに見続けている。

私は1999年から二年二ヶ月韓国に語学留学した。あの経験が私にとってなんになったのか、未だにその答えを知らない。少なくとも、日本が韓国を長い間 、植民地にしていたという、日本人としての贖罪意識からは解放されたのかもしれない。