巫女さんに興味が出てきた | パドックに魅せられて

パドックに魅せられて

競馬歴45年。
馬ほど美しい動物はいません。


これは韓国ドラマ「チュモン」に出てくる若い巫女さん。ドラマ自体が紀元前二世紀頃の話だから、シャーマニズム全盛の時代だったことが想像できる。現代では巫女さんは人々の気持ちを整理する存在でしかないが、古代においては政治の政策決定や生き方の進路を導いてくれる存在だったのではないだろうか。しかもそれは女性の役割だった。力や武力に勝る男性に大して、霊感や、占い、神道力に勝った女性。
占いが「嘘」であったとしても、人間がなぜ存在しているのか、この宇宙がなぜ存在しているのか、誰もわからないのだ。その不思議さを古代の人たちは現代の人々以上に感じていたとしたら、私たちは合理的なこと以上に考えることがまだあるはずだ。私たちがどういう存在なのか。この宇宙とはなんなのか。それを考え、感じることに、巫女さんの魅力がある。