#あのデートが忘れられない | パドックに魅せられて

パドックに魅せられて

競馬歴45年。
馬ほど美しい動物はいません。

5年ぐらい前でしたか、まえの職場にいた人と、SNSでやり取りし、会うことになりました。彼女は外国人でしたが、日本滞在は長く、日本語も上手でした。そして誰もが認める美人でした。その彼女がデートに応じてくれた。私は有頂天で彼女の家の近くの喫茶店に出掛けました。現れた彼女は、職場のしっとりしたイメージとは違う、フレッシュな若い女性でした。30歳ぐらいだったのでしょうか。結婚も考える年頃だったと思います。

私たちはその喫茶店で長い時間語らいました。彼女は雄弁で私は聞き役になっていました。私は彼女がすでに私の年齢を知っているのだと思っていました。私の職場の事務所にいた人ですから。しかし、どうやら彼女はそれを知らなかったようでした。それはあとから分かることになるのです。なぜなら、そのデートのあとから彼女は私の連絡に一切応じなくなったのです。私は65歳を過ぎていました。その年齢を彼女に言った。それで終わってしまいました。

年が三回りも離れている男と誰が付き合いましょうか。それが分かっていても、私は彼女と付き合いたかった。


儚い夢となった女性との人生。それも私にとっては、結果よかったのかもしれません。その人との結婚は私に不幸をもたらしたかもしれませんからね。

あのデートが忘れられないの

 

 

 

 

 

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