こんなに違うの?アメリカと日本の学校文化を比べてみよう | 環境スペースと海外留学

環境スペースと海外留学

環境スペースが海外留学の魅力について紹介します。

アメリカと日本では文化や習慣も大きく違いますね。
右側通行であることやマイル表記であることなどは有名ですが、なかにはパッと見てもわからないものもあります。
そこで今回は学校の制度や考え方の違いについて環境スペースが解説しましょう。



■地域によって学校の区分が異なる

日本では小学校は6年間で、中学高校はそれぞれ3年間と統一されていますね。
国内のどこに住んでいても同じです。
しかしアメリカではこういった区分も地域によって異なります。
小学校が5年間だけ、高校が4年ある、などといったところも。
これは、学校の在り方が日本と違うためだとか。
アメリカではまず学校へ上がる前にキンダークラスに1年通います。
その後、1年生となり12年間学ぶことになります。
トータルで12年学んでいればOKなので、区分がマチマチなのでしょう。
そのため学年の呼び方も日本とは異なります。
6年生の次は中学1年生ではなく、7年生です。
12年生を終えると高校卒業となります。

■「掃除の時間」は存在しない

日本の学校では必ず掃除の時間があり、生徒は割り当てられた場所の掃除をする決まりがありますね。
しかしアメリカの学校には清掃スタッフがいるため、生徒が掃除をすることはありません。
アメリカでは子どもに掃除を強制させることは虐待だとの認識が一般的です。
また、子どもが掃除をすると清掃スタッフの仕事がなくなってしまうという考えもあるようですよ。


■予習してあることを前提に授業が進む

アメリカでは「予習すること」が宿題となるケースが多く、授業は予習内容の確認や復習の意味合いが強い傾向があります。
日本ではどちらかというと宿題によって授業内容を復習するというやり方が多いため、留学の際は切り替えが必要になるでしょう。
ただでさえ言葉の壁があるのに予習してあることを前提として授業が進んでしまえばすぐについていけなくなってしまいます。


■アメリカでは○×表記が通じない

日本のテストでは採点の際、正解なら○・不正解なら×がつけられますね。
この○×表記、実はアメリカでは通じません。
アメリカで正解を表すマークは「レ点」、つまりチェックマークです。
不正解のマークは日本と同じ×です。
留学中のテストの採点ではチェックか×がつくことになるでしょう。
さらに日本には半分正解を意味する△マークがありますが、アメリカには「半分正解」という概念がありません。
○△×は世界共通だと思いがちですが、正反対の意味に取られてしまうこともあるので注意が必要です。




文化の違いとして有名なのは土足生活やチップなどですね。
しかし学校生活においても日本との違いは多くあります。
場合によっては相手に失礼な発言をしてしまうこともあるため、少しでも違和感を覚えたらすぐに確認するといいでしょう。