様々な値上げが続く日本ですが、それでも海外に比べるとまだまだ物価は安いといえます。
物価が高いことで知られる国の一つがオーストラリアです。
今回はオーストラリアの物価の高さについて環境スペースが解説しましょう。
■オーストラリアの物価が高いって本当？
結論から言うと、オーストラリアは物価が高いです。
しかも年々上がり続けていて、授業料や家賃などにも大きな影響を与えています。
オーストラリアの物価が高い理由をみてみましょう。
・物流コストがかかる
オーストラリアは海岸線上に都市が集中している国です。
国土の大半が厳しい乾燥地帯なために内陸部に人が住めないのです。
その結果、交通網が最適でなく、物流がスムーズではありません。
物流コストが上がればそれは商品の価格に転嫁せざるを得ず、物価が高くなってしまいます。
・人口密度が低い
オーストラリアは日本の約20倍もの国土を有しています。
しかし人口は2,500万人と、日本の6分の1程度です。
きわめて人口密度が低いためにお店自体があまりありません。
そのため価格競争が起きにくく、「値段が高くても他にお店がないから買うしかない」というのが現状です。
物流コストを転嫁しやすいという状況も大きく影響しているといえるでしょう。
■オーストラリアで留学生活を送るポイント
現地の物価事情は留学生にも無関係ではありません。
外食しようとすると、ファストフードでも1,000円以上します。
観光地になるとさらに高価格に。
かといって自炊しようにも肉や魚などの生鮮食品も高いために、食べられるものが限られてしまいます。
オーストラリアでも比較的安価で入手できるのがパンや乳製品です。
農業が盛んなので価格が抑えられているのでしょう。
野菜に関してもパック売りのタマネギやジャガイモなどは安く購入できます。
しかしこれらはいずれもかなりの大容量なので傷まないような工夫が必要になるでしょう。
■物価が高くても留学生に人気の理由とは
海外留学では現地での生活が大きなウェイトを占めます。
そのため物価が高いというのはマイナスポイントになりがちですが、オーストラリアは留学先として人気が高い国の一つです。
その理由はゆったりのんびり過ごせるライフスタイルが確立されているところ。
家族揃って夕食を取るのが当たり前なので、ほとんどのお店が夕方には閉まります。
また、物価に合わせて給料も高めなので現地の人はそれほど苦になっていない様子。
留学中の生活費が心許ない場合は現地でアルバイトをするのもいいかもしれません。
自然と都市のバランスがよく、のどかで過ごしやすいといわれているオーストラリアは留学先としても人気が高いです。
しかし物価はかなり高く、その問題は根深いものがあります。
しかし大容量パックを購入してシェアしたり、アルバイトをしたりして上手に生活してみましょう。