アメリカの外食が高い理由って?どうして自炊しないの? | 環境スペースと海外留学

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環境スペースが海外留学の魅力について紹介します。

アメリカは外食率が高いことで知られています。
でも決して物価が安いわけではなく、むしろ高い傾向にあります。
物価が高いのに外食率が高いというのはどういうことなのでしょうか?
環境スペースが解説します。
 

■アメリカは外食が高いって本当?

SNSなどで「アメリカのレストランの値段が高くてビックリ!」みたいな投稿が話題になることがありますね。
ハンバーガーに付け合わせのポテトとドリンクだけで3,000円以上になった・・・といった内容です。
添えられた写真を見ても特別量が多いというわけでもないため、度々話題になりがちです。
しかしこれは悪質なお店に入ってしまったとか、レジを間違えてしまったとかいうわけではありません。
アメリカは元々、外食が高い傾向にあるのです。
ある調査によれば、アメリカのランチ代の平均は15ドル(約2,100円)という結果が出たそうです。
平均ということは、それを上回る金額を出している人も多いということ。


■高くても成り立つ理由とは

外食文化の発達したアメリカでは「値段の割にあまり美味しくないな・・・」と感じるようなお店でも営業が続けられます。
日本であれば早々に淘汰されてしまうようなお店でもやっていける理由としては、自炊する習慣がほとんどないためだと考えられるでしょう。
ランチは基本的に外食で、カフェや屋台でファストフードを買って済ませることがほとんど。
夕食も外食やデリバリー率が高く、自宅で作るとしてもオーブンで焼くだけといった簡単なものが多いです。
そのため、アメリカでは収入に対する食費の割合がかなり高いです。
 

■なぜ自炊する習慣が根付かないの?

日本で節約をしようと考えた場合、真っ先に取り掛かるのが食費の見直しです。
外食費を減らして、自炊を増やすだけでかなりの節約になりますね。
しかし、アメリカではそういった節約をする人はほとんどいません。
理由はキッチンの換気扇にあります。
アメリカの一般的な住宅のキッチンの換気扇は、日本とはまったく性質が異なります。
日本の換気扇は空気を外に排出してくれますが、アメリカの換気扇は室内の空気を循環させることしかできません。
ダクトがないので、外に排出できないのです。
そのため、コンロを使って焼いたり炒めたりといった料理ができず、オーブンを使うか外食することになるのですね。


アメリカのキッチンは、換気扇が機能しません。
これが外食率の高さの原因の一端と考えられます。
アメリカ留学を検討していて、なおかつ自炊メインで過ごそうと考えている場合は、コンロの取り扱いには十分注意した方がいいでしょう。
逃げ場のない排気によって、警報機が作動してしまうおそれがあります。