かんころ2作目の著書「恋トレ

恋トレ恋トレ
1,512円
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叶っちゃうけん気をつけてキラキラ
右矢印【閲覧注意】なぜこんなに愛にこだわるのか
令和元年婚・2作目出版・(株)設立しました!
イラストFREE右矢印【#かんころイラスト使用】

 


「あの日、あれさえ

言わなければ・・・」




「あのとき、私が

我慢さえしていれば・・・」




「あの瞬間、あの人さえ

いなければ・・・」




時間は戻らないなんて

頭ではわかっているけれど、

後悔の念でがんじがらめになって

怖くて、苦しくて、前に進めない。




後悔する過去を乗り越えようと

チャレンジしてはみるものの




「でも、だって、また前みたいに

なるかもしれないし・・・」




でも、だって、が邪魔をして

苦しくなることってありませんか?



そんなときは誰もいないお部屋で

たったの一人、こう呟いてみて。








あの日のそれが

なかったとしても




それはとっくに

壊れてた。




誤解してたよ、

あの日のわたし

本当にごめん。



はい、あの日の自分に

謝ってください。




そうなんです。

そうなんです。




石ころひとつ当てただけで

壊れるようなものならば、

それは自然と壊れているのですよ。




あの日のあなたは悪くないのにさ、

ずっとあなたを責め続けてたでしょ?




それ、ぜーーんぶ誤解だから。




あの日のあなたは今もまだ

あなたの隣に座ってる。




そして、何も言わずに

こっちを見ているよ?




さぁ、あの日のあなたに

必要な言葉をかけてあげて。



後悔は、苦しい。




でも、後悔は、いいものだ。




それだけかけがえのないものと

触れ合えた証拠なのだから。




100年も経たないうちに、

あれも、それも、あの人も

ちゃんと消えて、なくなっていく。




その瞬間に立ち合えた奇跡を

あなたが見逃してはいけない。




後悔くらい、してもいいじゃないか。




美しいじゃない、愛しいじゃない。




混沌とする心のよどみを

目を開いて、よく見てみよ。




後悔という心の色は

重みを帯びて、美しい。




その闇をみつめた瞳は、

どこか儚く、愛を知っている。




その豊かさを、あなたから

取り上げてはいけない。



私たち人間は、これから先

どんなに頭をひねり、体を酷使し

心血注いだ選択をしようとも




必ずやまた、後悔をしていく。




「あのとき、こうすればよかったな」

「あれさえなければよかったのにな」




不器用にも、また、愛していく。




それで、いいんじゃない?




後悔を許すと、

後悔はになる。




そのとき、あの日のあなたは

こっちをみて笑っている。



今日の世界も

主役はあなたキラキラ



かんころより