1.アンコ椿は恋の花
1.アンコ椿は恋の花
このカタカナ言葉のアンコは辞書には伊豆大島で娘、婦人の
意味とありますが、語源は何でしょう。
周りの人に、このアンコって何だと思う?と聞きますと、
ちょっとためらいながらも、あずきのアンコかしら、と言う人が
殆どです。
絣の着物に赤いたすき掛けのアンコさんたちは、見るからに
明るく健康そうで、頼りになる働き者に見えます。
それでこの好感度の高いアンコさんと、そもそもの好物の
甘い餡子が頭の中ですんなりと溶け合って、アンコは餡子で
何の問題もなく来た訳です。
ところでこのアンコは韓国語です。ハングルでは下の字です。
암 [アン]:雌 (ンの発音は、nではなくmです。)
꽃 [コッ]:花
つまり、アンコは雌花で、「めばな椿は恋の花」ということに
なります。
因みに、ぽっちゃりとした体型のお相撲さんをアンコ型と
呼びますが、これなども胸やお腹、お尻などに女性的な
イメージが多々伴う為でしょう。
試しにアンコ力士を「雌花力士」と書きますと、なんとなく
男の華を感じませんか。
12・04・10