病院に行ってからも特に体調に変化はなく、体のだるさは続いていました。

そんな中でもしなければならないことは多く、だるさを押し切りながら日々を過ごさなければなりませんでした。

週末には実家に置いてきたバイクをいとこにフェリーで送ってもらい取りに行かなければなりませんでした。

神奈川の久里浜にあるフェリー乗り場まで行かなければいけません。

行くのが授業終わりの夕方、帰宅ラッシュの時間になってしまい電車はとても混んでおり乗っているうちに体調が悪化していきました。

東京の住んでいるとこからは何度か乗り換えないと久里浜までは行けません。

横浜駅で乗り換えようとホームを歩いているときです。

急に息がつまったようになり吸っても空気が入ってこないような感じになってしまいました。

すぐその症状は収まりましたが、そのことが恐怖心に変わり動けなくなりました。

しかし、バイクは取りに行かなければならないので少し休んで次の電車に乗ったのですが、とてもバイクを運転できる気分ではありませんでした。

何駅かあとの駅で降り鎌倉にいるおじさんにムリを言ってバイクを取りに行ってもらい、自分は東京に引き返しました。

その後も体調は良くならなかったのでバイクは親戚の家に預けっぱなしになってしまいました。

家にある風邪薬だけではいっこうに良くならず、病院に


行くことにしました。


たまたま、じいちゃんの親戚が近くに住んでいたので


病院を紹介してもらい連れて行ってもらいました。


おじさんとおばさんにはこのあともとてもお世話に


なりました。


病院へ行き一通り診察してもらいましたが、特に原因は


わからず、夏バテでも起こしているのだろうとのことでした。


病院に行くまでの数日あまり食事を取っていなかったので


人生初の点滴をすることになりました。


点滴をする部屋に案内され打たれるまで待っている間のことです。


昔から、体が相当きつくなるとなぜか顔がにやけてしまうという


くせがありました。感情が崩壊してしまうのかわかりませんが・・・


そのときも顔が少しにやけていたのでしょう。看護婦さんに”点滴打つような


体調なの?打たなくていいんじゃない?”


と若干切れ気味に言われ、腹は立つやらイラつくやら断って帰ろうかとも


おもいましたが、体はしんどかったので打ってもらうことにしました。


しかし、点滴の間中ずっとイライラしてしまい違う意味で気分が悪くなって


しまい病院に来たことを少し後悔しました。

東京へ戻った次の日には、大学の授業が始まりました。

1日目、2日目は体の異変は全く無くなり、もう治ったのだと


思っていました。


しかし、この2日間が一時的に良くなったように感じた最後の日


となってしまいます。


3日目、朝起きると体がしんどく起き上がりたくないような状態でした。


授業は昼からだったので、少し寝てから大学に行くことにしました。


大学へ行き授業を受けていると1時間ほど経った頃から座っているのも


しんどくなるような状態になってしまい早退させてもらうことにしました。


”夏バテでもおこして風邪をひいたのだろう。<風邪をひく前だったから


あんなに体がフラフラしていたんだ。”


と思い風邪を治せばすべてよくなると考え、家に帰り風邪薬を飲み安静に


しておくことにしました。


僕は飛行機が苦手なようで、東京に戻る飛行機では



ほとんどの場合気分が悪くなっていました。


この時もいつもと同じように離陸する瞬間くらいから


気分が悪くなり目をつぶって我慢していました。


我慢していると隣にいた同い年くらいの女の子が話し


かけてきてくれました。


いろいろ話しているうちに気がまぎれたのか、少し気分が


良くなってきました。


その子は看護婦で千葉にいる友達に会いに行くのだと


言っていました。


残念ながら僕が一人暮らししている方向とは逆で空港で


お互いの行く方向に別れました。


学生の間何度も飛行機を利用しましたが、機内で仲良く


なれたのはそのときが最初で最後、もう少し仲良くなっておけば


よかったと、あとで後悔しました。


いつもは飛行機を降り電車に乗る頃には気分が治って


いるのですが、この日は電車に乗ってからもずっと治り


ませんでした。


体がおかしいなと思いながらこの時もも深く気にすることは


ありませんでした。

大学4年の夏、就職も決まり単位も卒業研究さえ取れれば

卒業できるという気楽な時期でした。

特に悩みもなく、東京での一人暮らしを順調に過ごしていました。

周りの友達も就職が決まったので、学生最後の夏休みに

みんなでバイクで旅行に行こうという計画になっていました。

東京からそれぞれの実家がある九州までのいろいろな場所を

観光しながら帰ろうというものでした。

この旅行に風邪をひいたまま出掛けたのが、その後の体調に

大きく影響を与えたのかもしれません。

旅行中は真夏の炎天下の中でのバイクの運転で体力は大きく奪われ、

熱と脱水症状で食事を取れず体重が一気に減ってしまいました。

あまりにも体調が悪くなり、自分だけ途中で大阪からフェリーで実家に

戻ることにしました。

実家に戻り体を休めたことでは体調は良くなり普段どおりの生活を

送ってていました。

しかし、体の受けていたダメージは大きかったのか2週間経った頃から

歩いていると体がフラフラするような感じがしはじめました。

そのときは、すぐ治るだろうと気にも止めずにいました。

そうこうしているうちに夏休みもおわり、大学の授業が始まる時期になったので

東京に戻ることにしました。