エアコンの24時間付けっ放し時の注意点 | ヒートショックのない家を建てる

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高齢の母のために考えた家を建てた経験を通して、注文住宅全般、特に換気関係について考えます。

 私は家で年中快適に暮らすためにエアコンの24時間運転をお勧めしています。

 今回はその時のエアコン使用の注意点についてのお話です。

 

 

 エアコンのメーカーによって、エアコンを停止する時にしかお掃除機能が働かない設定になっている場合があります。

 この様な場合、24時間運転するようになるとエアコンを止めることがなくなり、お掃除機能が働かない場合があります。

 

 エアコン24時間運転をしていないときには、毎日エアコンを止めるので、この様なことを意識することなく、自動的にお掃除機能が働いています。

 しかし、エアコン24時間運転をするようになると、自動的にお掃除機能が働かなくなり、気づかずに放っておくと大変なことになってしまいます。

 私の場合、気づいたときには、エアコンは埃まみれになっていました。

 

 私がマンションで使っているシャープのエアコンは、お掃除機能を作動させる時刻を設定できるようになっています。今はお昼に作動するようにしています。この設定をしないとエアコンを止めない限り、お掃除運転は永遠に働きません。

 実家のPanasonicのエアコンは24時間運転すると自動的にお掃除運転が始まるようになっています。

 

 エアコン24時間運転を始める時は、エアコンの取扱説明書をよく読んで、お掃除機能がどうなっているか確認することをお勧めします。

 

 最近、このお掃除機能が付いているとエアコンクリーニングの費用が高いから、お掃除機能はない方が良いという記事を見かけます。

 

 お掃除機能がないとフィルターが目詰まりしてしまい空気が流れにくくなって効率が落ちてしまいます。空気がフィルターを通り難くなったらフィルター以外の所を流れる様になり、予想外の所で結露して水漏れが発生したり、熱交換器が埃まみれになったりします。

 もちろん、毎日フィルターを掃除すればお掃除機能がなくても大丈夫ですが、そんなマメな人が居るとは思えません。

 

 毎年クリーニングするのだから汚れてもかまわないという意見もありますが、クリーニングするまでは汚れたままになり、効率が悪いまま運転することになります。

 

 毎日、自動でフィルターを掃除してくれるのは非常にありがたいことです。これで半年はメンテナンスフリーになります。これがどれ程ありがたい事か。

 多少故障が増えても、クリーニング代が高くても、私はお掃除機能付きを選びます。