ヒートショックのない家を建てる

ヒートショックのない家を建てる

高齢の母のために考えた家を建てた経験を通して、注文住宅全般、特に換気関係について考えます。

 昨年(2024年)スイッチボットから低価格のCO2センサーが発売されました。

 

 

 今まで色んなメーカーからCO2センサーが販売されてきましたが、現在のCO2濃度だけしかわからないものが多く、継続的にCO2濃度を記録できるものはあまりありませんでした。
 特にネットから見られるものは少なかったので、このスイッチボットのCO2センサーは画期的でした。


 このCO2センサーを設置してわかったのは、この家が過換気の可能性があることです。
 換気量は私の拙い机上の計算でしかわかっておらず実測していなかったので、実際にどれくらいの換気量があるのかはわかりませんでした。

 しかし以前から換気量が多すぎるのではないかというのは何となく感じていました。


 ここでスイッチボットのCO2センサーを購入して、CO2濃度を実際に測定したことで換気量が多すぎる可能性のあることが明らかになりました。
 梅雨時の室内の湿度が中々下がらないのも、この過換気が一つの原因である可能性であることが明確になり、ここから湿度を下げるために換気量を少なくする方向性が見えてきました。


これがCO2濃度の測定結果です。



 

 外気のCO2濃度は一般的に400ppm前後であると言われており、この数値が最低CO2濃度になります。
 

 この家のCO2濃度を見ると、ほとんどが500ppm程度で屋外と大して変わりません。
 つまり、もっと換気量を減らしても問題がないことがわかったので、換気量の削減によって屋外の湿気を取り込む量も減らすことができそうです。