ヒートショックのない家を建てる

ヒートショックのない家を建てる

高齢の母のために考えた家を建てた経験を通して、注文住宅全般、特に換気関係について考えます。

 前回の記事では、床下で作業をすると気分が悪くなるというお話をしました。

 今回はその続きです。

 

 

 気分が悪くなる原因として思いついたのは、床下の空気環境です。

 床下の掃除は完ぺきではなく、床下で作業するとセメント粉が舞います。

 この粉塵を吸い込んで気分が悪くなっているのだと思っていました。

 

 今回はちゃんとマスクをし、粉塵を吸い込まない様にして床下に入りました。

 それでも気分が悪くなりました。

 どうやらセメント粉が原因ではないようです。

 

 粉塵が舞わなくても特有のセメント臭はします。

 マスクでは臭いまでは捕らえられないので、これが原因の可能性もあります。

 しかし、この家は基礎断熱で床下も十分に換気していて、居室とほぼ同じ空気環境です。

 これが原因ならこの家に住んでいる母も気分が悪くなるはずです。

 また、コンクリート打ちっ放しの家もありますから、そんなことは無いはずです。

 

 今回、床下に入って、気分が悪くなるという症状が乗り物酔いに似ているのに気が付きました。

 私は乗り物酔いがひどく、乗り物に乗ると毎回少なからず吐き気がします。

 

 私は床下には台車で仰向けに乗って入るのですが、この状態で作業するのはとても特殊な体勢です。

 これで三半規管がおかしくなって酔ってしまうのではないでしょうか。

 

 最近は素人が床下に潜る動画がYouTubeに上がる様になりました。

 以前よりは特殊な事ではなくなったのかもしれません。

 

 先日、タームガードの5年目薬剤再注入をする前にシロアリ駆除業者の方が床下の点検をされました。

 外周基礎周りの点検のため床下を一周されましたが、息が上がることもなく出てこられました。

 さすがプロ!