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ヒートショックのない家を建てる

高齢の母のために考えた家を建てた経験を通して、注文住宅全般、特に換気関係について考えます。

 地中の温度は年間を通して16℃ぐらいと言われています。


 これはその地域の年平均気温を反映しています。

 ですから、北海道と沖縄では地中の温度は違いうし、当然、平野部と山間部でも違います。


 16℃というのは本州の太平洋側の平野部の大体の数値です。
 日本列島は南北に長いので年平均気温も北海道の7℃から沖縄の24℃まで幅が広いようです。


 昔、地下鉄ができた頃、地下は涼しいので冷房は要らないと言われていたそうです。
 しかし、開業から数年経つと暑くなってしまいました。
 これは地下鉄の駅が電車の熱、人の熱、換気による熱などによって年中暖められた結果、地中の温度が高くなってしまったためだと思います。

 今では地下鉄の駅も冷房するのが当たり前になってしまいました。


 この家の基礎スラブの温度は大体22℃です。
 建築当初は16℃ぐらいでしたが、冬は床下暖房、夏は床下に部屋の空気を送り込んで冷却(つまり床下を温める)した結果、今では22℃になってしまいました。




 冬は部屋を22℃ぐらいに暖房するため、床下にエアコンで温めた23℃の空気を送り込んでも、それ程損失にならない。

 夏は部屋を26℃に冷房するため、エアコンで23℃に冷やした空気を床下に送り込むと、22℃のスラブで多少の冷却ができる。

 中間期は部屋の26℃の空気を床下に直接送り込めば、22℃のスラブで冷却できる。

 

 今の基礎スラブの22℃というのは、非常に都合が良い温度です。