絢ちゃんの腕中が油でも塗ったみたいに、唾でぎとぎと光っている。
それなのに絢ちゃんは平然としている。
気持ち悪い音が耳に粘りつく。
私は耳を押さえた。
気がつけば、紗季は 全 裸 になっていた。
ずっと見ていたはずなのに、私の意識はどこかに飛んでいたのだろうか。
脱いだ過程を思い出せない。
抵抗した様子はないから、たぶん紗季が自分から脱いだのだろう。
そんなもの、見えなくてよかった。
「うわぁ、ほんとだ、すごいね! お ち ん ち ん を食いちぎってやれー!」
絢ちゃんが紗季のTATTOOを見て感嘆した。
これの存在まで、尾波くんたちから教えてもらっていたようだ。
「お金出してもらったんだってね。よかったねー。や り ま ん にはお似合いだ。や り ま ん で レ ズ な、あ、バ イ セ ク シ ャ ル か……とにかく、鞠川さんみたいな最低女にはね」
「や り ま ん 呼ばわりするなよ。紗季は俺たちと暗木さんとしかやらないんだから、真面目なもんだよ」
尾奈くんはそう言い、
「じゃあそろそろ、失礼」
絢ちゃんに目配せして、紗季をベッドの上、絢ちゃんが座っているすぐ横に突き倒して、紗季の 下 半 身 に覆いかぶさった。
これ以上、続けさせたくない。
見たくない。
私はドアを守る二人を蹴倒して、脱出しようとした。
警察でも通行人でも野良猫でも、なんでもいいから呼んで来ようと思ったのだ。
でも、あえなく二人に拘束された。
「恋人の勇姿、ちゃんと見てあげなさい」
穴尻くんが私の耳に口を這わせながら言った。
「お疲れ様。さあ、早く打ち上げ会場に行こう。暗木さんも一緒に」
尾波が手早くラジカセを片づけて、紗季の手を握り、私に目配せした。
放心状態の私も、引っ張られるように連れて行かれた。
向かった先は、古ぼけていて今にも崩れそうな二階建てのアパート。
『家賃五千円』と手書きで書かれた錆だらけの看板が壁に打ちつけてある。
「ここ……何?」
私は紗季に、かろうじてこれだけ聞くことができた。
「みんながお金を出し合って借りてくれてるの」
紗季が当たり前のように答えた。
不必要に大きな音が響く金属の階段をのぼり、いちばん奥の部屋に入った。
入ったとたん、のこのこついてきたことを激しく後悔した。
ワンルームの部屋の奥のパイプベッドに、絢ちゃんが座っていたのだ。
絢ちゃんも制服のまま。
私を一瞥して、すぐに目を逸らした。
私にとってものすごく良くない事態が待っていることがほとんど確定している。
驚いたのは、私だけでない。
紗季も、たじろぎながら、
「篠田さんも……友達になったの?」
絢ちゃんは意地の悪そうな笑みを浮かべて、
「ちがうよ。あたしはただの見学者。尾波くんにここのことを教えてもらって、見せてもらいたくなったの。アイドルな御姫様の日常、誰だって興味あるでしょ」
嫌味ったらしい、棘のある口調。
「でも……どうして私を呼んだの?」
私はやっと口を開けた。
「昨日、美羽ちゃんにここを殴られた後……」
絢ちゃんは股を人差し指でちょんちょんと突いた。
「すごく痛かったけど、頑張って追いかけたの。行き先は覚悟してたけど……頭を撫でられたり、仲良く家に入って一時間も出てこなかったりするのを見てたら許せなくなった。どう考えても、絶対に エ ッ チ なことしてるでしょ。あんな妖しい雰囲気で、何もしてないわけないよね。ものすごく怒れて、鞠川さんの家に火をつけてやろうかとか、学校で変な噂を広めてやろうかとか、いろいろ考えた。でも、家に帰ってお酒を飲みながらじっくり考えて、やっぱり許してあげることにしたんだ。いやな女になりたくないし、いつまでも怒っててもしょうがないよね。早く立ち直って、新しい恋を見つけなきゃ」
絢ちゃんの顔には狂気に似た色がうかがえた。
「ついでにね、あたしなりにあなたたちを応援してあげようと思ったの。鞠川さんには、ほら、こんな秘密があるんだけど、いつかは正体が知られるでしょ。後になってばれて、どうして黙ってたんだ!なんて喧嘩したりして仲が悪くなったらいけないから、美羽ちゃんに早めに正体を見せてあげようと思ったんだ。美羽がもしも鞠川さんを受け入れられないようだったら、当然、あたしが間に入って、うまくいくように尽力してあげるつもりだったんだよ。どうだ! 優しいでしょ、元・親友は♪」
私は心底、絢ちゃんが怖くなった。
人気者の顔をした鬼の元から、ダッシュで逃げたかった。
私の気持ちを読み取ったのか、二人の男の子、肛田(こうだ)くんと穴尻(あなじり)くんがドアの前に立ちふさがった。
二人の視線は鋭く私に注がれている。
私を絶対にここから逃がさないようにと言い含められているのだろう。
「まぁ、そういうことだ。篠田さんに鞠川さんと暗木さんのことで相談されて、うっかり口をすべらせてしまって……。悪かったな。ちょっとやりにくいかもしれないけど、篠田さんはただの見物人だから、銅像か生け花が置いてあるんだと思って、あんまり気にするな」
尾波くんが紗季に向かって冷たく言い放った。
ここまで寒々とした声が出せる人だとは知らなかった。
「え……え……篠田さんがいるのに、だめ、そんなの……ん……んぐ……」
尾波くんが紗季を抱きしめ、というより羽交い絞めにして、唇を貪った。
嫌がっているところを無理やりこじ開けて、絵の具のような薄朱色をした舌を突っ込んだ。
キスというより、口の中を粗暴に攪拌している感じだ。
五人の男の子たちが、制服のままたむろしていた。
紗季と私が到着すると、ぱらぱらとした拍手と、口笛が一つ、白々しく鳴った。
「遅くなってごめんなさい。今日もありがとう♪」
紗季の様子が変わった。
跳ねるような足取りを刻み、顔の横で両手を振って応えた。
「……あ、そうですね。み、美羽を紹介しないと……。きょ、今日は特別ゲスト。く、暗木……美羽(くらき・みわ)ちゃんも……呼ばれて……いや……呼んできちゃいましたーっ♪」
半オクターブほどいつもより高い声で、わけのわからないセリフをたどたどしく吐いた。
まばらな拍手。意味ありげな笑みで歪んだ空気。
私はどうしてよいかわからず、立ちすくんだ。
「えーっと、み、みんなも知ってると思うけど、あの、うれしいから、もう一回……もう一回だけ……ほ、報告っ! 私にもですねー、ついに! ついに、女の子のとも……と、友達が、できましたーっ!! 美羽でぇーす! ……キャーッ♪」
紗季は、力が抜けてだらりとしている私の手を握り、高々と上げた。
紗季の口調は明るく元気になりきれていない。
棒読みよりは多少抑揚がある、といった程度で、言わされている感が強い。
それでも、普段の姿からは想像できないほど弾けている。
というより、おかしい。
気が触れている。
私の頭の中は石膏のようなどぎつい白に染まっていった。
「あの……では、今日も……わ、私の歌を……きき、聴いてください♪ あ、み、美羽も一緒に歌ってね。特別ゲストだから。……美羽もよく知ってる歌だから……たぶん大丈夫」
紗季は私の手をパッと離して、しゃがんでカバンの中をごそごそまさぐった。
例のラジカセとマイクが取り出され、音楽が流れた。
雑音混じりのピアノの音。
それなりに上手だけど、素人っぽい演奏。
紗季の部屋にあったピアノを紗季が弾いたものだろう。
ポップじゃない、聞き覚えのある旋律。
テンポは倍くらいの速さになっているけど、これは……校歌だ。
校歌の伴奏だ。
「学びの灯火(ともしび)、溢るる気概。先人の意思を踏みにじり、天文学的大奮闘……♪」
紗季はたぶん自分で録音した伴奏に乗せて、速さが変わって間抜けな感じになった校歌を、怪しい音感で歌い始めた。
けったいな歌詞がいっそう際立つ。
マイクは雰囲気を出すためだけに持っているらしく、ラジカセにもつながれていないし、音量を増す効果をまったく発揮していない。
そんなくだらない小道具を時折私に向けて、
「ほ、ほらぁ、美羽も一緒にぃ!」
そんなこと言われても、歌えるわけがない。
「……鍛錬鍛錬また鍛錬」
結局、紗季一人で歌い通した。
歌い終えた紗季は再び私の手を取り、オーディエンスに向かって掲げて、
「みんなー、あ、ありがとうございました! ま、鞠川紗季と、とも……ともだ、友達の、暗木み、美羽ちゃんでしたー!」
ぱらぱらとした拍手のうちに、歌謡ショーもどきの猿芝居は終わった。
紗季がアイドル気取り?
こんなのは辺境の偶像。虚像。
紗季はどういうつもりなんだろう。
うれしいのかな?
こんなの、男の子たちが欲望のはけ口をさらに魅力的にするために、紗季を自分たちの偶像にでっち上げているだけだ。
*******
私たちがこういう関係になるきっかけを作ってくれた、電車。
紗季は毎日、これに乗って男の子たちのもとに通っているのだ。
がたごとがたごと、揺れるたびに私の気持ちも揺らぐ。
体だけでなく、心まで遠いところに連れて行かれそうで。
もう帰ってこれないような場所へ。
でも……どこに行っても、紗季と一緒なら……。
ふと、疑問が湧いた。
「紗季、どうしてこんなに遠くで会うの? 尾波くんたち、たしか家は学校と近いよね?」
「それは……私の家の近くだと、恥ずかしいから……。近所だとこういうことできないから……」
紗季はそう言って、肩にかけていたカバンを開けた。
中には、古そうなラジカセとマイク。
「何これ!? 歌うの? ストリートミュージシャン?」
「そ、そんな……本格的なものじゃないの。……カラ オケみたいな……ものかな……」
驚くような一面。
紗季という人が、ますますわからなくなる。
昨日の溶け合うような交流でかなり理解したつもりでいたけど、まだまだ紗季の喉元にも達していないのだろう。
他にもいろいろ聞きたいこと、聞くべきことはあったのだけど、混乱した私は言葉を組み立てることができなかった。
紗季もそれきり黙りこくったまま、電車は終着駅に着いた。
*******
学校で積み重ねられた孤独の重荷を取り除くことができるのは、紗季との逢瀬だけ。
体が強く求めているだけでなく、心の安寧のためにも、紗季といちゃいちゃしないといけない。
いったん帰宅して、全身を念入りに洗い、約束をしていたわけではないけど紗季の家に向かった。
紗季は大きなカバンを肩にかけて、ちょうど出かけようとしていた。
昨日のワンピースよりもさらに胸元が大きく開いたキラキラTシャツの上に、もこもこした白いボレロをだらしなく羽織っている。
下は、ほとんどパンツすれすれの黒のミニスカート。
男の子なら喜びそうだけど、紗季には全然似合っていない。
タイプが違いすぎる。
「危なかったね、もうちょっとで出かけるところだった。電話してみる」
紗季は私の目の前で電話をかけた。
「あ、鞠川です。あの……今日も一時間くらい……え、みんな待ってる?……すみません、一時間だけ……・えっ? 美羽さん? ……うん……ここにいますけど……。え……ちょっと待ってください」
紗季は私を見て、携帯の通話口を指で塞いで、
「尾波くんたちが…………美羽も連れて来れないかって……」
「え!? どうして私が!?」
背筋をがーんと打たれたみたいな衝撃が走った。
「昨日、あれから尾波くんたちに話したの。私にも女の子の友達ができたよ、って。友達の友達だから気になるみたい。お話してみたいんだって」
……
ものすごく嫌な予感がした。
心臓に蕁麻疹みたいな鳥肌がびっしり立つみたいな。
だけど、まさか紗季の前で私に妙なことはしないだろうと思い直した。
TATTOOの件とかもあるから、この際、紗季にこれ以上変なことをしないようにと釘を刺しておくべきかもしれない。
あわよくば、紗季と男の子たちを切り離して完全に私のものにする作戦のヒントが見つかるかもしれない。
「うん……。いいよ」
私は男の子たちと会うことに決めた。
*******
すっかりラブラブで い や ら し い 気分に浸りきっていた私は、大切なことを忘れていた。
絢ちゃんだ。
学校が近づくに連れて足取りが重くなって、地面に沈んでゆくようだった。
私より先に登校して座っていた絢ちゃんは、頬杖をついてぼーっと窓の外を見ていた。
横顔に険しいところはなかったけど、もちろん私を完全無視。
紗季は……いつもとだいたい同じ。
男の子たちに囲まれていて、近寄る隙がない。
いつもと少しだけ違うのは、顔に艶があることかな。
私の目にそう映るだけかもしれないけど。
とりあえず、私は一人……。
学校にいる間は紗季に近づくチャンスはなさそう。
他に友達のいない私。
ここまで深く一人になったのは初めてだ。
今まで絢ちゃんのおかげでどれだけ助かっていたかを思い知らされた。
ごめんね、絢ちゃん。
いい思いをさせてあげることなく役目を終わらせてしまって。
これからの私は……放課後の紗季だけをよりどころにして生きてゆくのだろう。
それからは、激しいけど穏やかな、キスの時間。
指の時間。
向き合って横臥して、敏感な部分をゆるやかに、さざ波のように 愛 撫 しあった。
永遠にこれだけが続けばいいのに……。
夢幻のような一時間は、あっという間に過ぎた。
名残惜しんでいる私を尻目に、紗季はどんどん身づくろいをしていった。
寂しいけど、紗季には用事があるのだからしかたない。
私も服を着た。
淫 ら な楽園の跡地は悲惨な状況。
「うふ、紗季ってば、私のベッドをよくも び し ょ び し ょ にしてくれたなー。エ ッ チ なジュースがすごいんだから」
「ごめん……」
「紗季のだから許す。その代わり、今度は私が紗季のベッドを濡らしに行くぞ♪」
「えー! うちはお母さんがけっこう鋭いから、ばれちゃうよー」
「だったら、お母さんも混ぜて三人でしようか♪」
「うええ、吐きそう!!」
体を交わすのは、すごいことだ。
紗季の口から冗談を引き出せるまでに、一気に関係が深まった。
「夜……紗季を妄想して オ ナ ニ ー……するからね」
……言っちゃった……。
「うれしい! 私もそうする!」
もう一度、しっかりとキスをして、まだまだ火照りのおさまらない体を引きずるように帰途についた。
突然、紗季が言った。
「え?……きゃっ! 何!?」
私の答えを待たずに、紗季が本当に変なことを始めた。
変というより、変 態。
私は太腿の後ろ側をお腹のほうにぐいっと倒されて……
お尻の穴が真上に向けられた。
恥ずかしくて熱くて、お尻が発火寸前。
カーテンの隙間から差し込む夕暮れ前の弱い陽光にさえ、肛 門 がじりじりと焦がされそう。
「ここ舐めるの……気持ちいいんだって。尾波くんたちに見せてもらった エ ッ チ なDVDで女優さんが男優さんにやってたんだけど、男優さん、すごく気持ちいいって……泣きながらくねくねして悶えてたの。今まで見た中でいちばん気持ちよさそうだった。だから……美羽にもあれくらい気持ちよくなってもらいたいの」
紗季のとんでもない言葉が終わった後……
「う……わ、あ! あ、あぁぁ、あぁぁ……」
びっくりした。
体が分解してしまうかと思った。
この気持ちよさ、私の語彙力ではとても表現しきれない。
こんなの、今までに感じたことがない。
体中の気持ちよくないものが抜け出て、空いたところに気持ちのいいものだけが流れ込んでくる。
肉体すべてが 快 感 に染まる。そんな感じ。
だけど、だらしなく身悶えながらも、かすかに残っていた冷静な部分はかなり凹んでいた。
恋しい乙女がこんなにも男の子たちに毒されているのが悔しかった。
でも、基本的に 快 感 にだらしない私は、押し寄せる気持ちよさの渦に滅茶苦茶にされ、次第にわけがわからなくなっていった。
「美羽の反応見てたら、私も変な気分になってきたよぉ……。さっき言ってくれたみたいに、私を好きって、もっと言って! 言って! ずーっと言って!」
甘えるような声で懇願された。
もちろん大好きだから言ってあげたいけど……お尻の穴を舐められながらそんなことを言うなんて……恥ずかしいというか、間抜けだというか……
でも、言っちゃう!
「あ、あん、紗季ぃ、大好き! 大好きだよー! あ ぁ ん、紗季だけが好き!」
無我夢中で悶え叫び続けていたけど、ふと、気づいた。
私も紗季のを舐めるべきだよね?
私だって、自分よりも紗季のほうがもっと気持ちよくなってほしい。
でも……お尻の穴だよね……
いくら愛する紗季のだからといっても……
「私も……舐めたほうがいいんだろうけど……まだ……」
私の声は震えていた。
私の レ ズ 心はまだつぼみみたいなもの。
もう少し解きほぐされたら、きっと舐めたくなるから……
それまで待ってね。
「あ、いいよ別に。抵抗あるよね、普通。その代わり」
紗季が私から下りて、悪戯っぽい顔をした。
そして、おもむろに、私にキスした!!
ぐいぐい舌を突っ込んできた!!
「!!!!」
うええええ、私の 肛 門 を舐めまくった舌を、私の口の中に……!!
自分のでも、いやだよ!!
「あははは、ごめんね♪ でも、美味しいでしょ?」
「……うん……美味しい……」
紗季の舌は、たしかに美味しかった。
そしてこれは、勇気がなくて舐めてあげられなかった私の申し訳ないという気持ちをやわらげてくれる、紗季の心づかいだ。
こんな優しい人とつき合えるなんて、自分が誇らしい。
「ん、んんっ……あぁ……んん……」
抑え気味だけど、紗季の口からかわいい声が漏れ始めた。
それに比例して、紗季が私に与えてくれる舌の 愛 撫 にも力と荒さが増し、快感がいっそう募る。
私も負けずに、オ ナ ニ ー で知った気持ちのよさそうなポイントに重点を絞る。
「ん、く、くぅ、んん、くぅぅ……」
紗季の喘ぎが小動物を思わせる音に変わった。
かわいすぎて、我慢ができない!
「紗季、大好き! 大好き! 紗季が大好きっ! 愛してるっ!」
私はうわ言のように臆面もない言葉を発した。
「私も! 美羽が大好き!!」
叫びにも似た、紗季の声。
それと同時に、一瞬わずかな痛みを感じ、それからすぐに奔流のような 快 感 が加わった。
紗季が指を入れたのだ。
私たちみたいな関係の者にとっては、指も舌も 性 器 と同じ。
私は紗季に、二度目の 処 女 を捧げた。
一度目のよりこっちのほうが遥かにうれしいと思った。
それにしても……
的確な指使い。
舌使いも。
ふと、疑問がわいた。
「あ、あん、ねぇ、さ、あ ぁ ん、紗季、あ、あっ……こ、こういうの、慣れてるの? あ、あっ、前にも、したことあるの?……」
喘ぎ喘ぎ、紗季に聞いてみた。
「えぇぇ? 初めてだよお! 美羽が初めてできた女の子の友達なんだもん」
「そ、そうなの……すごく上手……というか……あ、あ ぁ ん、すごく気持ちいいから……」
「美羽のちょっとした反応を確かめながらいじってるから。美羽だって舐めるの上手じゃない。怪しいな♪」
紗季は私を気持ちよくさせてくれるためにものすごく頑張ってるんだ!
愛の力を感じ、泣きそうになった。