ということで、VIKINGをノーマル&ハードクリアしたので感想なぞ。
まず、最初にノーマルとハードに体感的な差はないので、初回から
ハードでプレイすることをお勧めします。
ゲーム的には、オーソドックスなサードパーソンのアクションゲーム。
微スニーク要素あり、節目節目に町を攻略する集団戦の合戦的な要素も
あり。
バランスのよい構成でしたが、レッドファクションとかも、そうだけど
こういうタイプのゲームは、各ミッションのパターンが決まっちゃうと
攻略自体が作業っぽくなるのが課題ですな。
アクションは、内部的にロックした目標に対してだけ当たるようなものが
ほとんどなので、タイマン戦はどうということはないけど、1対5とかに
なってくると、かなり苦しくなる‥‥そんなバランス。
足も遅いし、回避手段がガードとガード中に相手の攻撃タイミングをみて
入力するDodgeの2つなので、距離を取ったり、逃げたりが難しいのも、
そういうバランスを生み出している要素になっている感じでしょうか。
その結果、アクションとしての気持ちよさはやや薄い感じ。
特に、中ボス以上の敵との戦闘で顕著になって、攻略パターンに選択肢が
ないのが残念なところ。
使えるようになったスキルを組み合わせて、俺コンボを作ったりとかも
ちょっと難しい。
節目節目のラストを飾る集団戦は、無双と比べて味方と一緒に攻めてる感が
あって楽しいです。
日本の夏の海水浴を思わせる、芋洗い状態で、自分がどこにいるのか、
誰にやられてるのかなど、わけが分からなくなりますがw。
こんな風になるのも、味方の数が無双よりも多いというのもありますが、
無双と違って、主人公キャラが多数の敵に対応する攻撃手段を持っていない
というのもあるでしょう。
集団戦は、拠点にいるボスを潰していくことで進行する感じですが、
自分の攻撃の他に、魔法(自分+周囲の味方の攻撃に属性が付く)、
ドラゴン召喚(シューティングのボムみたいなもの)があり、これらを
駆使して突破していくわけですが、これも選択肢が少なくパターン化しがちで
なんとも惜しい。
とまあ、残念なところも色々とありますが、総合的には十分楽しめる内容かと。
$15で買ったソフトとしては大満足でしたw。
VIKINGでシリーズ化は難しいかもしれないのですが、アクション、剣、魔法、
ドラゴン(特殊攻撃)、簡易CSアタックといった要素は入っているので、
この構成をベースにアクションRPGを出してシリーズ化するようなものが
出れば、ちょっと遊んでみたい気がします。
1000点も取りやすいタイトルでもありますし、値段のわりにお得な
タイトルだと思います。