あけましておめでとうございます。

現役看護教員【はな】です。

 

2020年、令和2年が始まりましたね~

 

第109回看護師国家試験まで

 

あと45日

 

となりました。

 

あと1ヶ月半!

 

あと45日!

 

国試が終わった瞬間、

 

「よし。できた」

 

そんな風に思えるよう45日間、頑張りましょう。

 

新年、最初のブログ。

 

ブログを読んでくださっている方

 

InstagramやTwitterのフォローをしてくださっている方

 

いつもありがとうございます。

 

 

みなさんのフォローや「いいね」が励みになっています。

 

そんなみなさんに、

 

今回、

 

改めて、

 

【はな】の想い

 

をお伝えしようと思います。

 

まずは

 

 

子供の頃から、

 

ぬいぐるみに包帯をぐるぐる巻いて遊んでいました。

コードブルーで藍沢先生が巻いてくれた!

 

湿布を見つけると、自分の足にペタペタ貼って遊んでいました。

 

と~~~ってもおてんば娘で、両膝は擦り傷だらけ。

 

ここぞとばかりに絆創膏をペタペタ。

 

おてんば娘は、小学生になると

 

バレーボールに没頭。

 

 

着地の際にケガをする友達に、いち早く駆け寄り、

 

「大丈夫?」

そう声は掛けるけど、何もできない。

 

泣いている友達に何もできない。

 

家で泣いたこともありました。

 

 

 

この時、初めて

 

「看護婦になりたい」

 

と母に言ったことを今でも覚えています。

(当時はまだ看護師ではなく、看護婦でした)

 

 

中学・高校でもバレーボール中心の生活。

 

将来は

 

高校の体育の先生になってバレーボールを教えたい!

 

看護婦になる夢はどこへやら。

 

 

でもね、そんな時。

 

持久走の最中に転倒。

 

靭帯損傷・半月板損傷

(バレーボールの最中じゃないんかーい!)

 

 

手術をして、バレーボールには復帰したものの、

 

進路決定の際に、

 

大学4年間、バレーボールに膝が耐えられない…

 

ということで、

 

看護師への道を目指すことになりました。

 

看護学生3年間は、

 

辛いこともたくさん。

 

大人なのに、たくさん泣いた(恥)

 

でも、患者さんの回復や笑顔に支えられ

 

仲間と支えあって、国試へ。

 

20数年前のお正月…

 

おそらく、人生で一番勉強したのが、

 

この時期でした。

 

 

 

無事に看護師になり、

 

 

消化器外科や脳神経外科、整形外科など

 

ザ・外科ナースでした。

 

途中、産休・育休を取っては復帰。

 

ずっと看護師としてやっていきたいな~

 

この大学病院で働いていきたいな~

 

と思っていた頃。

 

夫の転勤…

 

この時に、知り合いから教員に誘われ、学校へ飛び込んだのですが。

 

ここからはプロフィール欄に書いてある通りです。

 

泣く学生をたくさん見てきました。

もう、それが辛くて…

 

本気で看護師になりたくて頑張っているのに…

 

なんとかしてあげたい!

 

そんな思いからこのブログを立ち上げました。

 

 

 

今は、ネットで情報がたくさん入ってきます。

 

検索をすれば、知りたい情報がすぐに見つかります。

 

Instagramやブログでも

 

国試に向けた発信をしている方がたくさんいます。

 

勉強の内容をアップしている方、それを無料提供している方、

 

たくさんいます。

 

その一方で、

 

【はな】ブログには、勉強の内容というより

 

「生活リズムを整えよう」

 

とか

 

「学習計画を立てよう」

 

なんて、学校で聞いているよ!

 

って、内容が多いやーん。

 

 

あえてそうしている部分もあります。

 

勉強内容を伝えてもいいです。

 

実際、そういう記事のほうが、アクセス数はいいです。

 

でもね、人それぞれ

 

知りたい部分

 

 

理解していない部分

 

って違うでしょ?

 

だから、毎回「お問い合わせ」フォームを載せているのよ。

 

勉強方法だって人それぞれ合う方法は違う。

 

だから、「お問い合わせ」フォームを載せているのよ。

(しつこい!)

 

 

みなさん、実習中に

 

「個別性」

 

「個別性」

 

「個別性」

 

って言われたでしょ?

 

それ!

 

予備校やネット配信もいいと思う。

 

自分で勉強できる人は。

 

でも、結局、

 

成績を上げるためには

 

個々に合った学習方法

 

 

苦手部分の克服

 

が必要だと思う。

 

 

だから

 

個人に合った方法で

 

暗記に頼らない

 

理解する学習方法を身につけ

 

看護師国家試験に合格して、看護師さんになって欲しい。

 

そんな思いでこのブログを立ち上げました。

 

 

ただ、今は国試直前なので、

 

知識の確認のために、

 

お勉強の内容を多く書いていこうと思います。

 

長々と失礼しました。

 

 

 

では、

 

前回の「年末スペシャル」に続いて

 

「年始スペシャル」

 

今回は勉強ノートの公開はありません…

(ノート公開希望の方は、お問い合わせくださいね)

 

講義のようにスライドを使用して

 

今日は、「膝」について。

 

【はな】が昔、膝のケガをしたからね

 

ただ…国試に「靭帯損傷」とか「半月板損傷」は出ない様。

(出題基準にない)

 

と、言うことで、今日は

 

「変形性膝関節症」

 

解剖は大丈夫かな?

 

膝関節は

 

大腿骨・膝蓋骨・脛骨

 

で構成されていますね。

 

そもそも、関節の役割って?

 

骨と骨をつなぎ、運動をスムーズに行う重要な役割がありますね。

 

この、骨と骨が摩擦を起こさないように、

 

骨端には、弾力性のある軟骨があって、

 

これらがある部位が、関節腔ですね。

 

その関節腔には、

 

潤滑油の役割を果たす関節液(=滑液)があります。

 

この関節液(=滑液)には

 

ヒアルロン酸やたんぱく質が含まれています。

 

 

ところで!

 

膝関節の基本肢位は何度ですか?

 

答えは、0度。

 

では、良肢位は?

 

良肢位の意味は大丈夫ですか?

 

良肢位とは、

 

日常生活活動を行う場合に比較的便利で苦痛が少ない肢位のこと。

 

膝関節の良肢位は、

 

膝関節屈曲 10~20度です。

 

これは基礎看護学の範囲ですね。

 

復習でした。

 

では、変形性膝関節症の病態に移ります。

 

加齢に伴い、軟骨に変化を伴います。

 

また、肥満などによる膝関節への負担も原因となっています。

 

よく、

 

膝に注射した(ヒアルロン酸注射)

 

とか

 

グルコサミンを飲んでいる

 

なんていう中高年の女性を見聞きしたことはありませんか?

 

グルコサミンには、軟骨の摩擦を抑えて、関節の動きをスムーズにする作用があるようです。

 

日本人は、膝関節の内側に摩擦を生じやすい。

 

痛みを避けようとするため、

 

だんだん荷重は外側へ…

 

そのため、O脚になります。

 

要注意!

 

外側には、

 

腓骨神経が走っています。

 

術後の合併症として腓骨神経障害出現する可能性があります。

 

腓骨神経が障害されることで起こる症状も合わせて勉強しましょう。

 

 

主な症状は上記を参照にしてください。

 

変形性膝関節症の診断には、

 

X線検査が行われることが多いです。

 

みんな大好き★視覚教材!

赤い丸の部分に注目してください。

 

一番左は、正常な膝関節の画像です。

 

真ん中・右側と、大腿骨と脛骨が触れていることがわかりますね。

 

これが変形性膝関節症の特徴です。

 

治療は下記があります。

薬物療法では、

 

NSAIDsを使用し、痛みを軽減させ、ADL低下を予防していきます。

 

ヒアルロン酸やステロイドの関節内注射も行われます。

 

保存的治療で改善がない場合には、

 

手術療法が選択されます。

 

比較的、実習や国試でお目にかかるのは、

 

人工膝関節全置換術(TKA)

 

ではないでしょうか?

 

治療と画像です。

 

手術後の画像には、ちゃーんと関節腔が見えますね!

 

 

TKAの術後に特に注意すべきこと2つ挙げました。

 

 

 

下肢の手術なので、やはりDVTのリスクは非常に高いです。

 

観察項目や検査項目は大丈夫ですか?

 

以前、「DVTの観察のため、ホーマンズサインを見ます!」

 

と、OPに挙げてきた学生がいました。

 

ホーマンズサインってどうやって見るの?」

 

と、聞いたところ、

 

正しい観察方法を学習してから言いましょうね。

 

DVTを起こさないことはもちろん、

 

その兆候を早期発見・早期対処をすることも大切です。

 

発見・対処が遅れた場合…

 

肺血栓塞栓症(PE)に移行すると、

 

生命の危機に陥ります。

 

 

 

 

また、感染。

 

これも起こしてしまうと大変です。

 

人工物のため、血管は走ってないですよね?

 

感染したからといって、抗生剤などの投与をしたところで、

 

直接は届きません。

 

もう、抜去しかありません。

 

なので、整形外科の手術って

 

 

こんな風に、感染予防対策をして行っています。

 

TKAの術後は、すぐに関節可動域訓練が始まります。

 

「痛そう…」

 

と思うかもしれませんが、

 

創部の痛みはあるものの、

 

関節の痛みはあまり訴えがありませんでした。

 

CPM他動運動をしていきます。

 

毎日「〇〇度まで」

 

と指示が出ている場合があります。

 

それに合わせてCPMをセットしてスタート。

 

 

 

手術翌日からトイレも行きます。

 

歩行器を使用して歩行訓練も意外と早く始まります。

 

 

 

 

人工物を入れているので、

 

数年後、ゆるむ可能性もありますので、

 

その兆候などの生活指導も必要となってきます。

 

在院日数短縮している現在、

 

TKAの場合、1か月ほど入院するケースも。

 

 

 

 

 

 

今回も長くなりました。

 

国試だけでなく、実習のヒントにもなりましたでしょうか。

 

以上、「年始スペシャル」でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

ライン始めました。

お友達追加、よろしくお願いいたします。

 

 

一緒に頑張る仲間が欲しい!

励ましあう仲間が欲しい!

つぶやきだけどだれか聞いて!

 

そのような方はこちらをどうぞ。

 

【はな】がお返事するかも!?

 

 

その他、お問い合わせはこちらまで♪

 

次回は、「熱傷」について取り上げようかと思っています。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

はな

 

 

 

 

前回の解答と解説

前回は

「胸腔穿刺の適応となる疾患はどれか」

という問題でしたね。

 

解答:4.気胸

 

 

もうお分かりですね。

詳細は前回のブログに載っていますのでご覧ください。

 

 

1.心タンポナーデ 

心膜穿刺です。

心膜腔に体液が貯留し、心室の拡張を障害するため、心膜腔に穿刺をする。

2.悪性リンパ腫

確定診断、治療効果の判定のために、骨髄穿刺をします。

3.腹水

腹腔穿刺ですね。

 

胸腔穿刺・腹腔穿刺・心膜穿刺・腰椎穿刺・骨髄穿刺

 

これらの違いをきちんと学習しましょう。

 

今日の1問

変形性膝関節症の患者が障害される可能性が高いのはどれか。

1.腓骨神経

2.大腿神経

3.脛骨神経

4.伏在神経

 

 

答えと解説は次回…